第13回公演 「匂衣(におい)」ご来場ありがとうございました!
劇団印象-indian elephant-(東京都)
公演に携わっているメンバー:8人
- 団体紹介
- 能、狂言、人形浄瑠璃、歌舞伎、落語等の伝統演劇のストーリーや技法を現代を舞台とした演劇の中に取り入れ、現代の観客に受け取りやすいものに作りかえることによって、型や様式だけでなく、祖先から今の我々につながる日本人の感性を広く伝えていけるカンパニーになりたいと考えています。また、自分たちが創作した作品を東京だけではなく日本全国へ、また海外公演も視野に入れながら、発表・発信していきます。
具体的には、昨年、作・演出の鈴木アツトがAAF戯曲賞の最終選考に残ったことで得た、愛知の演劇界とのつながりをベースに、3年以内に愛知公演を実現します。また、韓国・ミリャンの国際演劇祭に3年以内に招聘されるように努力すると共に、今、縁のある韓国の演劇人との交流を絶えず行っていきます。
- 応募公演への意気込み
- 韓国はソウルの演劇界で活躍する女優ベク・ソヌ氏を招き、当劇団としては初の約2週間のロングラン公演、そして、初の「日韓国際交流公演」に挑戦します。2007年、2008年と2年連続で「アリスフェスティバル」に招聘されたことにより、アジアの演劇界との交流が徐々に始まり、とりわけ、2009年春の韓国人俳優:金世一氏との出会いは、我々に「言葉も文化も違う国の人々へ自分たちの言葉と文化を発信する」ことの面白さを発見する契機を与えてくれました。同年12月に、主宰の鈴木アツトが韓国に単身渡り、イ・ユンテク氏のワークショップに参加。その経験を経て、今回の「日韓国際交流公演」企画が立ち上がりました。ベク・ソヌ氏は初来日。しかも日本語で上演される公演にも初めて挑みます。また約2ヶ月間、共同生活をしながら作品を創作します。しかしそのことによって、生活の中で文化と文化がぶつかり合いながら混じる、単なる文化交流ではない、生の表現を生み出したいと考えています。
- 将来のビジョン
- 次回は、4月のロングラン公演を終えてすぐ3ヶ月後の2010年7月に、劇団としては2度目となる吉祥寺シアターで公演を行います。新作書き下ろしです。
「星の王子さまがオジサマになっても(仮)」
あの星の王子さまが中年になって登場する物語。
王子さまに歳をとられると困ってしまう「永遠の若さを求める」人々からの逃走劇です。
劇団印象-indian elephant-では、毎回プロデュース公演として公演を行っています。
キャスティングにもかなりこだわっておりますが、この作品の上演を決定するにあたっては、どうしてもお願いしたい俳優のスケジュール確保が焦点となりました。
稽古を通じて脚本も演出も貪欲に進化していく創作過程の為、魅惑的な俳優をさらに魅力的にみせて行くことが我々の使命だと考えています。オファーしたい俳優の出演が決まるまでは困難ですが、作品の完成度を上げる為に、今後も果敢にトライしていきます。