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ジェノサイド
演劇サムライナンバーナイン(東京都)
公演に携わっているメンバー:6人
- 団体紹介
- 今の日本人に足りないものはなんだろう。努力?根性?プライド?義理人情?
でもそれって必要なことなの?無くしちゃったから日本はダメになったの?
どうしてなくしちゃったの?戦争に負けたから?
僕たちサムライナンバーナインのスタートは、こんな素朴な疑問からでした。
サムライ魂って言うけど、それってなんなのでしょうね。
たぶんきっと、上に書いてあるようなものじゃないのだと思います。だって、それが無くても人間生きていけますから。だから失ったのは努力でも根性でもない。でも何か足りない気がするんです。
だから、僕らはそれを見つけに冒険の旅に出ることにしたのです。
それが舞台の上にあるかはわかりませんが、倒れても倒れても立ち上がり、僕らは舞台に立ち続けたいと思います。
観て頂いたすべての人が立ち止まって考える芝居。
この世界の有り様を見て聞いて感じて、自分が生きていることに感動できる物語。
人の心の奥深さを感じ取れる舞台を創りたいと願っています。
- 応募公演への意気込み
- 14年という短い間に花開き散っていった幻の国、満州国を舞台に、サムライスピリットは無いかも知れないが、誰にも負けないハートを持った、暑い…、あ、いや、熱い役者たちが繰り広げる、一大叙事詩。
それが「ジェノサイド」です。
ある兄と、ある妹が、人には言えない秘密を持ってしまった時、二人は兄妹の関係を超えてひとつの悲しい結末に向けて走り出します。それはロミオとジュリエットより悲しく、切ない、禁断の物語。だからこそ美しく儚い、まるで夢の国の物語。
一方、覇者の夢を見た日本というひとつの国家は、重大な岐路に立たされます。
「軍神」に置きかえられた天皇や「神風」という戯言など、ゆがんだ偶像を無理やり飲み込み、第二次世界大戦へと向かうのか。
それとも満州を「五族協和・王道楽土」と称し、つかの間の平和を楽しむのか。
人の夢と国家の夢。二つの欲望が交わる時、満州国に激震が走ります。
- 将来のビジョン
公演に携わっているメンバー(6)