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【公演中止】ソニックユース
かもめマシーン(東京都)
公演に携わっているメンバー:4人
- 団体紹介
- そこに人間が存在することが唯一にして究極の演劇なのではないか。
ここにおいて「人間」とは、いわゆる「自然」であることや「リアル」であることをさすものではありません。もちろん、美しい立ち姿や、正しい発声方法によって導かれるものでもありません。
もっといびつで不可解でよくわからないものです。
だから、かもめマシーンは新しい方法を探しています。
様式というには一見するとあまりにささやかで、どこが新しいんだと思われるかもしれません。その方法は「アティチュード」と暫定的に呼ばれています。
人と人との間に相互理解など成立する訳はなく、目の前にいる相手の話す意図など分かるわけもありません。なぜなら話す本人すらもその意図を意識してすらいないのですから。その姿勢(アティチュード)によって、コミュニケーションと呼ばれるものは綱渡りのように危うく成立しています。そんな理解し合えない者同士の「間主観的な空間」が演劇なんじゃないだろうかと思うのです。そして、「相互理解」がもし可能だとするんなら、そんな場所なんじゃないだろうか、と。
なお、カンパニーとしての当面の目標はヨーロッパ公演とフジロックフェスティバルの出演です。
- 応募公演への意気込み
- 「オルタナ3部作」の第1弾。
日常を送っているならば、誰だって多かれ少なかれ日常に不満があるでしょう。
しかし、抜本的な変化でも起こらなければ、あなたの日常は変わることはありません。大げさにいえば、革命とかそういうものです。
けれども、さすがにそれは面倒だし、危険かもれないし、変革が起こったところで快適な日常が約束されているとも思えないので、あなたはささやかな不満に目をつぶっていられるのでしょう。「夢」とか「希望」とか「演劇」とか、そういうものを用いているのかもしれません。
そうやって、きっと僕らは生きているのでしょう。
ジャスコとホームセンターと電機量販店に囲まれた新興住宅街のコンビニの裏。
革命を目指し、そして失敗を迎える人々の物語。
※同名のバンドとは全く関係ない物語です。
- 将来のビジョン
- オルタナ3部作
第2弾
「プライマル・スクリーム」
2010年上演予定
雑木林は切り開かれて、住宅地が生まれようとしていた。
ベッドタウンとして発展を続けるこの街には、ファミリータイプの戸建て住宅が必要とされていた。住宅メーカーと自治体によって建てられた計画では、住宅戸数500棟、2000人以上の人々がその住宅地に移り住む計画だった。その団地のために病院や、学校の建設も計画された。
造成され、四角く土の盛られた宅地予定地。2台分の駐車用スペース。
昼の間、工事車両はせわしなく動き回り、土ぼこりは覆いたてのアスファルトを白く汚している。
かつて、そこには桜の園が広がっていた。没落した貴族はそれを切り倒し、そのあとは雑木林になった。そして、その雑木林に、ケシの花が群生していたことは、あまり知られていない。
※同名のバンドとは全く関係ない物語です
公演に携わっているメンバー(4)