甘利経済再生相と太田国土交通相が5日、宮城県庁を相次いで訪れ、東日本大震災からの復興について村井嘉浩知事と会談した。
<a href="http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130105-OYT1T00483.htm?from=ylist" target="_blank">甘利経済再生相</a>は、被災した中小企業などの再建を支援する「グループ補助金」について、2013年度以降も継続することを、前向きに検討する考えを示した。
安倍政権発足後、両大臣が被災3県の知事と会談したのは初めて。被災地の実情を視察し、今後編成する12年度補正予算案や13年度予算案に反映させる狙いがある。
会談後、甘利経済再生相は報道陣に対し、「予算の量もさることながら、使いやすさを工夫していくべきだ」と述べ、被災地の実情に沿った経済対策を打ち出す考えを示した。
また、太田国交相は、執行が遅れている補正予算の繰り越しについて、「弾力的に運用できるよう、財務省と調整をする。来年度も使えるようにしたい」と述べた。