「もし即興で音楽を奏でなかったら、音楽のことはわからない」ステファン・ナフマノヴィチ

　即興は表現者に自由あたえますが、表現者には従わなければならないものがあります。俳優には台本が、ダンサーには振り付けが、音楽家には楽譜があり、明確な形式があります。20世紀を代表とする俳優マイケルチェーホフは、連日の公演をセリフも同じ、動きも同じ、役ももちろん同じでありながらすべて即興で行っていたといいます。
　彼は「俳優が即興する機会がなかったら、他者の表現の奴隷となる。」、「俳優の芸術、つまり強い願望や高い志は即興の手段のみでしか成し遂げられない。」（「To the Actor」より）と言っています。
　それでは一体表現者が求める即興とはどういったものなのでしょうか？
また即興は実戦で使うだけではなく、脚本読解（アクティブアナリシス）で使われたり、台本を即興で作ったり、役作りで使われたりもされます。
　それではどのように表現者は表現活動や制作過程の中で即興を役立てていけるのでしょうか？
　今回はマイケルチェーホフシカゴの芸術監督、俳優、監督であるドーンアーノルド氏に即興について話してもらい、「即興は形式に自由を与える」をテーマに話をしてもらいます。

【日時】
12月29日（火）10：00～11：30

【開催方法】
Zoomを使用してのオンラインで行います。
あらかじめアプリをダウンロードしておいてください。

【料金】
1000円
※支払いは銀行振り込みかPayPalになります。
※2021年1月17日から行うドーンアーノルド氏のオンラインレッスンへの受講予定の方は無料となります

【申し込み】
HPの「APPLICATION」よりお申込みください
https://www.michael-chekhov-tokyo.com/

【講師：ドーン・アーノルド】
女優、演出家、教える専門としたアーティスト
“The Moving Dock Theatre Company” と“チェーホフスタジオシカゴ”の創設者であり、芸術監督である。また『Unsung Stars』『 Celestial Mechanics- or the Questionable Attraction of Entities』『 Savage/Love』『The Anton Chekhov Book Club』を演出する。また『Galway Bay, Einstein’s Dreams』『Ocean Sea』『The Quiltmaker’s Gift』『Shakespeare's Notebook』を共同制作・演出を行う。
また女優として“The Moving Dockシアター”と共に 『The Anton Chekhov Book Club』『 Galway Bay』『Undercurrents』『OceanSea』 『WEleemosynary』に出演。“Alchymiaシアター”と共に 『Flood』でや、『桜の園』のラネーフスカヤを含む数多くの役を演じ、『Heartbreak House』 『Mud』 『リチャード三世』。 また“Chicago's Boitsovバレエ”のために『Spirit of the Dance』 一人芝居『The Lydia Etudes - AboutLoving Anton Chekhov』を出演・製作。またムーブメントディレクターやリハーサル中の演技講師として、“Vitalistシアター”“Porchlight Musicシアター”“Houseシアター”“Janus シアター”と共に制作を手掛ける。“シカゴシェイクスピアシアター“や”Lookingglassシアター”“Goodmanシアター”“Court Theatreシアター”などの俳優や“Lyricオペラシカゴ”のオペラ歌手に向けて演技指導を行う。
マイケルチェーホフ協会（MICHA）でトレーニングを受けた、チェーホフテクニックのこうしであり。マイケルチェーホフのマスタークラスのドキュメンタリーにも登場する。また彼女はマイケルチェーホフ協会、マイケルチェーホフアクティングニューヨークスタジオ、“Lyric Opera of Chicago's Patrick G“、”Shirley W. Ryan オペラセンター“”マイケルチェーホフスタジオシカゴ“の講師の一人である。またマイケルチェーホフヨーロッパにも招聘を受け国際的に活躍する講師である。
ドーン・アーノルドが書いた記事
https://perform.ink/actor-discovering-michael-chekhov.../