連続ワークショップは、演出家・原田一樹と共に、古今の様々な戯曲の中からテーマにそって選ばれたシーンを題材に、俳優としての「問いかけ」を深めていきます。キンダースペースの俳優が相手役を演じさせていただきます。
■Vol.55 「いくつものわたし」
6/26(火)・27(水)・29(金)・30(土)・7/3(火)・4(水)・6(金)・7(土)
時間:19:00~22:00
費用:21,000円
定員:12名
例えばシェイクスピアは、こうすればいいということの前で悩む人間、矛盾を生きてしまう人間を描きました。ハムレットが父の亡霊に出会ってしたことは、その言葉を疑い、抵抗したことです。マクベスは魔女の占いを信じたくせに、自らの手で殺人を犯しました。これが、彼の作品が現代にも通用する所以です。つまり私たちは「私」のことが一番わからないということに気づいていないのです。ほとんどの現代演劇は、シェイクスピアの影響下にあります。テキストは広く取り、「様々な私」を描いた作品に当たります。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。