私が米で「演劇英語」を学んでいた時、教師の方に「台本を本当に身にし見込ませるために母国語でも読むのは良いと思いますか?」と質問したところ「原語での演劇と翻訳されたものとはジャンルの違うものなので答えようがない。」という回答を頂きました。日本人の方達に「原語である英語を通してオリジナリティに触れるのは大切です。」という話をすると、経験のある無しにかかわらずたいていの方々がほとんど賛成のようです。それに反して英語圏の方々に同じ質問をするとほとんどの方がさきほどの「演劇英語」の先生と同じ様な答え方をします。
ただし、米大学の英詩の先生は生徒達に日本語に限らず母国語でも朗読・演技させるのを好みました。-言葉の裏にある心を大事にしていたのです。
英語の勉強と演技の勉強には大変共通性があります。その即時性ー言葉と共にすぐにイメージに結びつくこと、ある側面からすると聞くことの方が話すことよりも勉強するのに優先されること、目的意識ー目的をはっきり持つことによって、言葉は話相手、観客にとってより
わかり易いものとなります。アクションからセリフが生まれると言う事とゼスチャーをつけて英語を話すと言葉は身に付きやすいということにも深い関連性があります。
今回はシンプルで、やや繰り返しが多めのアクティング・ゲームとシーンを中心に、はじめての方にも良くわかるような日本語の説明がとりいれられております。聞く人にとっての英語を整えながら心の流れを失わないようにトライしましょう。
母国語で経験した「心」を持って英語と演技双方を互いに磨き合っていきますと自分の殻をもう1つぬけることができますし、自分なりのペースで楽しく1歩1歩演劇と英語に近づいていきましょう!
トライアル・クラス
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