演劇企画「ある」、今期のワークショップのテーマは「声を伴ったことば」。昔の小劇場(今もかもしれませんが)にありがちな、テンションマックスな早口の気合を入れた「ことば」では無い。新劇の伝統的な丁寧で滑舌の良い、心情と意図を表現するための「ことば」でも無い。アニメに多い、独特のキャラクターと約束事で成立している「ことば」でも無い(当然ながら)。自然(と言う名の日常性)が一番といった、気の抜けた独り言みたいな「ことば」でも無い。テレビでよく見る、本人は誇張して演じているつもりの繊細さの無い押しすぎの「ことば」でも無い(誇張は表現には必要ですが)。
このワークショップで探る言葉は、相手に働きかけることば。イメージを広げることば。自分と相手のからだを揺さぶる「ことば」です。
テーマ 〜ことばとイマジネーション vol.4 今、ある、ことば〜
2018年
4月29日(日)18:30〜22:00まで (18時00分開場。18時30分開始)(学習室A)
4月30日(月)18:30〜22:00まで (18時00分開場。18時30分開始)(学習室B)
場所 両日ともに新宿区北新宿生涯学習館 http://www.city.shinjuku.lg.jp/shisetsu/map5-2.html
ワークショップ代 二日間で3000円。1日だと2500円 なるたけ二日間の参加が望ましいためこのような設定になっています。ですが、1日だけの参加でも構いません。
内容
言葉そのものの持つ意味、明示性に頼らない表現を探るワークショップです。表現者だけでなく聞き手の訓練も含まれています。気合を入れた声や感情を込めた声ではありません!表現者には感受性豊かな身体は必要ですが、感情を込めることや気合をいれることとは別です。「心を込める」や「気持ちがある」こととは違います。「心」込められないし、一般に言う「心を込める」ことは気合をいれること。または、過去の感情を思い出すことでしかありません。過去の感情は舞台の「今、ここにあること」とは相いれません。言葉が「今ある」こと、その表現を探っていきます。
初日 からだのゆすり。
言葉の音の持つイメージ
ジブリッシュによる、エチュード。
ジブリッシュを使って、同じ言語を共有しているもの同士の対話と違う言語間の対話。
2日目 からだのゆすり。
声と言葉による、場所・時・キャラクターの表現
言葉による。歌による働きかけ。
言葉の働きかけの機能に追加して、言葉のメロディ、リズムを含めて働きかけるレッスンをします。
細かいエクササイズについては、参加者に合わせて計画をしていきたいと思います。
持ち物は、初日は動きやすい服でお願いします。持ち物に関しては、お申込いただいたときに、詳しくお伝えします。
詳しくは ホームページまで。https://engekikikaku-aru.jimdo.com
申し込みはホームページのお問い合わせからか、下記まで。全角@を半角@にしてご利用ください。
engekikikaku.aru@gmail.com
*申し込みの際、お名前、連絡先(メールアドレス[日中も連絡が取れるもの])、演劇経験者かどうかは必ずお知らせください。なお、よろしければ、性別、年齢(20代など大体で構いません)も教えてくだされば、細かいワークショップの計画を立てるのに役に立ちます。
何卒宜しくお願いします。