下鴨車窓の新たなレパートリー
劇作家・演出家の田辺剛が主宰し京都を拠点に創作・公演をしている現代演劇のユニット「下鴨車窓」は、演劇作品『微熱ガーデン』を2018年11月頃から京都をはじめ国内数都市で上演いたします。この作品は2016年12月に京都にて初演された作品で、2018年度からは下鴨車窓のレパートリー作品として以降数年にわたり全国を巡演する予定です。下鴨車窓はすでに『渇いた蜃気楼(旧題「わたしの焦げた眼球/遠視」)』を初めてのレパートリー作品として2014年度から巡演し2017年度までに11都市12会場で上演してまいりました(今後も上演予定)。このたびはレパートリー作品を新たに増やすことで下鴨車窓としての公演活動をより多岐にわたって展開するきっかけにしたいと思っています。
「不気味な美しさと哀しさを湛えた舞台」(演劇雑誌「テアトロ」2017年3月号の劇評より)
『微熱ガーデン』は、もともと下鴨車窓が主催する若手育成のためのプロシェクト「fullsize」に参加した俳優志望の若者とつくった作品でした。登場人物は二人の女子大生と一人の同じ世代の男です。20代の若者を取り巻く閉塞感を描写しようとした作品でした。その舞台は演劇雑誌に取り上げられるなど好評を得ることができ、また戯曲としましては2017年12月18日現在で第24回OMS戯曲賞最終候補に選ばれています。
新たなクリエイションで質の高い作品へ
『微熱ガーデン』をレバートリー化するにあたり出演者は初演のメンバーではなく、このたびオーディションを開催し募ることにいたしました。もう一度じっくりと舞台の創作に取り組むことでこの作品の可能性をさらに押し広げ多くの観客を魅了できるよう目指したいと思います。創作(稽古)は京都で行い向こう数年にわたって各地への巡演を始めます。ご興味ある方、どうぞ奮ってご応募ください。お待ちしています。
詳しい募集要項と応募フォームは
http://blog.tana2yo.under.jp/?eid=765168
にございます。ぜひご覧ください。