〜物語を生きるための即興芝居ワークショップ〜
物語を生きるための即興芝居、通称ナラティブインプロは、ロサンゼルスの即興劇団「インプロシアター」が提唱するインプロ(即興芝居)です。
彼らは、その日のお客さんからもらった1アイデアから即興で2時間近くの作品を創り上げます。
そこで生まれた作品は最早脚本を超越しており、劇場でのメイン公演として扱われる程、アメリカの演劇界で高い評価を受けています。
私は2015年にインプロシアターのディレクターであるダン・オーコナーのワークショップを受け、2017年にはインプロシアターのパフォーマンスをこの目で直接見ることが出来ました。
どちらも衝撃的で、彼らが俳優としてとても高い能力を持っていることがよくわかりました。
日本のインプロは、まだ「脚本を超える」所までは到達していません。
しかし、インプロシアターのそれは、間違いなくその可能性を示唆するものでした。
僕は彼らの考えを持ち帰り、日本に広めていくことを決意しました。
即興が脚本を超える、その日を夢見て…
【ナラティブインプロとは】
ロサンゼルスのインプロカンパニー「インプロシアター」が提唱する、物語を生きるためのインプロです。
ここでいう物語とは、出来事の羅列(プロット)ではなく、キャラクターの感情の流れを指します。
つまり、想像の世界を信じて相手と共に生き、感情の流れに乗って行動していった結果が物語となるのです。
頭で考えるのではなく、心で感じたものを使う。それがナラティブインプロなのです。
【ワークショップの内容・目的】
よく誤解されるのですが、物語を生きることと、キャラクターとして生きることはイコールではありません。
物語にはCOREと呼ばれる基礎があります。
①強い目的(Object)を持ったキャラクター(Character)
②お互いが大切である関係性(Relationship)
③明確で明瞭な状況・環境・空間(Environment)
シーンを演じる中で、この3つを見つけていくことが、物語を生きることに繋がります。
そのためには、今この瞬間起きていることに気付くこと、「聞く」のではなく「聴く」こと、想像の世界を信じること…など、様々な能力が必要になります。
このワークショップでは、3時間の内の前半をエクササイズ、後半をペアによるシーンワークに費やします。
【対象】
上記の考えに共感して頂いた全ての人達。
ここでは、様々なキャリアの人達が「物語を生きること」を目標に訓練をします。
同じ志を持った仲間ですので、お互いに愛と敬意を持ってください。
【講師プロフィール】
忍翔(おしょう)
インプロバイザー、インプロ&演技指導、演出家、俳優
国際的に活躍するインプロ指導者・今井純、NYアクターズスタジオ生涯会員・ボビー中西に師事し、インプロとマイズナーテクニックを学ぶ。
20歳で日本初の学生インプロ団体「劇団しおむすび」を立ち上げ、現在はプロデュースと指導を行っている。
インプロの国際組織「International Theatresports Institute(通称iTi/国際シアタースポーツ協会)」の日本人メンバーでもあり、2015年にミラノ、2017年にドバイで行われたiTi主催のインプロフェスに参加。世界で活躍するインプロバイザー達から最先端のインプロを学び、iTi発行のインプロマニュアルの翻訳も行うなど、日本でのインプロの普及と発展に尽力している。
また、一人芝居役者として、インプロ、ミュージカル、ストレートプレイも行い、「役者は1人でも生きていける」ことを自ら体現している。
Twitter→@osho_jam
HP→https://peraichi.com/landing_pages/view/playerosho
【日時】
毎週火曜日の19:00〜22:00
1月9、16、23、30日
2月6、13、20、27日
3月6、13、20日(27日は休み)
※各回定員は12名です。
【場所】
兎亭地下二階スタジオ
※江古田駅から徒歩7分、新江古田駅から徒歩15分
【料金】
1回3000円
月2回以上受講される場合は1回2000円
※単発での受講も可ですが、定期の受講をおすすめします。
【参加連絡】
playerosho☆gmail.com(☆→@)宛に
件名「ワークショップ」として
本文に名前、年齢、所属、参加希望日を明記の上、お送りください。