演劇企画「ある」の主宰、堀益和枝によるワークショップです。
今年のテーマは「ことばとイマジネーション」です。声によることばは、情報伝達だけではありません。実体を伴ってからだに触れてきます。本当に腸を掴まれた感じがするときもあります。声を伴う言葉は、頭脳というより身体全体を揺さぶりイマジネーションを広げます。意味内容を頭の中で思い浮かべるのとは違います。からだ全体がイマジネーションの世界に浸かっているのです。
現代は情報社会だからこそ、こういった声を伴う言葉の復権、特に録音できない直の言葉の素晴らしさを伝えるのが、舞台であると堀益和枝は思います。スマートフォンや携帯電話の発達により、電話さえあまり使われなくなり、手書きではない意味だけの文字になってきました。かといって様々な凝った言葉の表現が発達するというより、絵文字、そして今では写真や映像でのコミュニケーションが増えてきています。ブログで面白い記事を書くことよりインスタグラムで素敵な写真をアップする方が多くの人の目につくようになりつつある。だからこそ、ことばの大もとに戻ってみませんか。原始時代からのことばを探って表現していきませんか。他者のからだを揺り動かす、想像力を羽ばたかせることばを見つけていくワークショップです。全部で5回のワークショップです。毎回テーマは違います。少しずつレベルアップしたテーマにしたいと思っています。
テーマ 〜ことばとイマジネーション vol.1 自分のからだを取り戻す〜
2018年
2月7日(水)18:30〜22:00まで (18時00分開場。18時30分開始)(教養室A)
2月8日(木)18:30〜22:00まで (18時00分開場。18時30分開始)(講習室)
場所 両日ともに新宿区の西戸山生涯学習館 http://www.city.shinjuku.lg.jp/shisetsu/map5-5.html
ワークショップ代 二日間で3000円。1日だと2500円 なるたけ二日間の参加が望ましいためこのような設定になっています。ですが、1日だけの参加でも構いません。
内容
ことばを発する前に、まずことばを支えるからだを耕していきます。日常生活では自分の精神と肉体を守るため、様々な防衛機能が働いています。作られた鎧がからだに固着して、からだそのものの感覚や動きや想像力が抑えられています。第一回のワークショップでは、からだのゆすりから、相手への働きかけ、音声を発することなどをして、自分のからだを取り戻していきたいと思います。いろいろなエクササイズ(ジブリッシュも含め)をしていきますが、からだの感受性の開拓に重点を置きます。
初日 からだのゆすり。相手に触れるということ。様々な話しかけのレッスン。
2日目 からだのゆすり。音としてのことばで遊ぶ。詩をよむ。音具を使って働きかける。など。
細かいエクササイズについては、参加者に合わせて計画をしていきたいと思います。
持ち物は、初日は動きやすい服でお願いします。持ち物に関しては、お申込いただいたときに、詳しくお話します。
お申し込みは engekikikaku.aru@gmail.com まで。@を半角@に変えて連絡をください。
また、詳しくはホームページをご覧になってくださればありがたいです。演劇企画「ある」や堀益和枝について書いてあります。
ホームページ: https://engekikikaku-aru.jimdo.com
*申し込みの際、お名前、連絡先(メールアドレス[日中も連絡が取れるもの])、演劇経験者かどうかは必ずお知らせください。なお、よろしければ、性別、年齢(20代など大体で構いません)も教えてくだされば、細かいワークショップの計画を立てるのに役に立ちます。