初めまして。ソラニエと申します。
2017年4月に、真っ白い部屋で、公演をやります。
「当たると記憶が消える『雨』が降る街」の、お話です。
その為の出演者を募集します。
オーディション、と言ってますが、
そんな仰々しいものではなく、みんなでおしゃべりする会を開こうと思ってます。
みんなで話して、で、少し本を読んで、少し動いてみる、
といった感じです。
色々な人と知り合ってみたいです。
内容が気になったよって方だけじゃなく、
WSだけ参加したいよ、って方も、もちろん大歓迎です!
●WS詳細●
○日程○
2016年11月17日(木)、19日(土)
両日とも19時~21時
○場所○
新宿近郊
○条件○
2017年1月から始まる稽古(中野・新宿)、及び2017年4月19日(水)~23日(日)の公演に参加出来る方
(稽古スケジュールは相談可能です)
ノルマ、バックあり
※WSだけ受けたいよーという方も歓迎します!
○応募締切○
それぞれ前日24:00
○応募方法○
タイトルに、「WS希望」と書いていただき、
下記の情報をお送りください。
追って詳細をご連絡させて頂きます。
①お名前(あればご所属も)、②電話番号、③メールアドレス、
④希望日時、⑤オーディション希望か
【宛先】postnokai@gmail.com
●作品内容●
ソラニエ + ポストの会
「雨の街(仮)」
作 ソラニエ
演出 尾崎レミ(ソラニエ)
場所 恵比寿site
日程 2017年4月19日(水)~23日(日)
「いつもの三番線ホームにいて、
いつものアナウンスを聞いていた私は、
気づいたら電車に乗ってバスに乗って、
見た事のない街に来ていました。
街に人は全然いなくて、はじめ私は
記憶を持っているのは自分一人なんじゃないかと思いました」
世界の外れにある、小さな街。
この街にはある不思議な噂があった。
それは「この街の雨に当たると記憶が消える」というものだった。
噂を聞いて、フラフラと私はこの街にやってきた。
しかし雨を浴びても何も起こらない。
街に留まってる人々は私に言った。
「この雨じゃない。光る雨が降るんだよ」
私は光る雨を待つことにした。
そこにいる人達は少し変わり者だったけど、
似た者同士の私たちは、いつからか少しずつ心を通わせて行った、
いつか忘れることを、頭の隅に追いやって。
そして大雨予報、土砂降りの夜を超え、
やっとお互いのことを語って
笑って別れた次の日、一人がこう言った。
「昨日のことが、よく思い出せない…」
しいんと静まる部屋、
よく頭が働かない。
ポタ、ポタ。
耳の奥から雨音が聞こえる。
私たちは同じことを考えていた……全部、分かっていた筈なのに。
忘れたいこと。忘れたくないこと。
忘れられないこと。忘れちゃいけないと、思ったこと。
全てはポタポタと、スルスルと、こぼれ落ちて行く。
目の前の彼らを、自分を、忘れて生きていくのか。
傷を引きずって悲鳴をあげて生きていくのか。
これは本当の「絶望」と、「希望」の話。
雨は、すぐそこまで来ている。
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○ソラニエとは○
情緒と狂気が好きな尾崎レミと、不条理が好きな水辺樹からなる作家ユニット。
通常の世界から少しずれた「あるかもしれないもう一つの世界」を空想し、
そこに不条理な設定とリズムのあるセリフ、仕上げに皮肉を散りばめて、
見る人の傷をえぐる作品作りを目指す。
基本的に、一つの作品を作家二人で作り上げるという、少し変なユニット。
(作歴)
演劇台本 長編2本、中・短編5本
リーディング台本3本
ダンス公演の構成台本2本
(このうち3本が尾崎による演出で上演。他は他演出家による上演)
○ポストの会とは○
作家・尾崎レミと、役者である小島望、日野柚莉が立ち上げた工作ユニット。
ソラニエと共に、今作の企画立ち上げを行う。
悲しくって切なくって愛おしくって。
そんな風景を、一緒に作ってみませんか。
参加、お待ちしています。
ソラニエ