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演技教師 宮崎 壽一 はこう考えます。シリーズ1

俳優になりたい人は多いですね。

俳優を職業にしている人も多いですね。

「俳優が職業である」という考えはあたり前ですが、

「俳優が会社である」という考えはどうでしょう?

ほとんど受け入れられていないようです。

確かに周りを見てもあまり儲かっていないようです。


では、成功している俳優の収入を見てみましょう。

「俳優ギャラ」で検索すると、いろんな情報が見られます。

ドラマ1話の主演ギャラが300~500万(ゴールデン帯)とか
CMが若手で1000万とか、ベテランで5000万とか書いてあります。

ハリウッドでは映画俳優のギャラは10億とか20億とか言われています。

この金額をサッカー選手や野球選手のように、ほとんど一人で作り出すのです。
(実際は事務所{エージェント}のバックアップや関係者との共同作業ですが。)

俳優の芸名はルイ・ビトンやエルメス等のブランド名に似ています。
(ドラマや映画を見る時、出演俳優は重要ですよね?)

俳優は事務所に所属していますが、事務所が変わっても見せる「演技」は同じです。

これは、ブランド品の代理店が変わるのに似ています。

客は代理店をほとんど気にしません、そのブランドの製品が重要なのです。

俳優はこのブランドの商法に似ています。

そして、ブランドは会社なのです。

俳優が関わっている、映画、演劇、ドラマを「ショービジネス(show-business)」

と言います。

ですから、俳優はビジネスや経営の事を理解していなければなりません。

自分が社長なのだという自覚が必要です。

俳優と言う会社を経営しているのだという責任が必要です。

その上で演技を考える必要があるのです。


この考えがあると「お客が感動する事」がなぜ重要なのかがわかります。

また見てくれるからです。

お客が感動すれば、「良かったよ」と宣伝してくれるからです。

良い社長になってください。

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