ワークショップのご感想を初めての方からいただきましたのでご紹介します。

昔は「○曜映画劇場」というTV番組を毎晩やっていて、吹替で野沢那智さんや池田昌子さんらの声で育ちました。
だから「一生に一度は、声優気分を味わいたい」と思って申し込みました。

しかし、見るとやるでは大違い、アテレコってとんでもなく難しい！　声優気分どころか まったく歯が立たず、「身の程知らずだった、もう帰りたい」と思ったのですが、佐藤先生が「必ず楽しくなりますから、頑張りましょう」と優しく励ましてくださいました。

そしたら不思議なことに、ほんとうに楽しくなってきて、最後はスクリーンの外国人俳優が（おぼつかないなりに）私の声で喋っていることに、震えるほどの感動を覚えました。

もうひとつ、現役の役者さんでもある佐藤先生の指導が、とても分かりやすくて、びっくりするくらい理論的だったこと。
あの濃厚な3時間がこの授業料で受けられるというのは、コスパ的には無茶苦茶お得だと思います。
特に若い人で、お芝居をやってみたいと思っている人は早いうちに一度体験すべきだと思いました。
実は… 若い人だけでなく、（懲りずに）私ももう一度やってみたいと思っております。



私からの返信です。

熱心なご参加とご感想をありがとうございます。
最初に映像チャックを行った際、困ったお顔をされていらっしゃいましたが、
アフレコ演技というものは演技表現の中でも特殊な作業で、
私自身も含め初めは皆さん、こんなこと出来ないと思われるものです。
シングルキャストで丁寧に何度もリハーサルすることで、
はじめは早口大会のように感じていた映像の原音でも
アフレコの間合いに余裕が出てくるのを感じていただけ、
ハンドルの遊びのように、演技にニュアンスが増していったのを
感じていただけて、こちらも大変嬉しかったです。
アフレコ演技はやるほどに自分を開放出来、感情表現について
深みと面白味を感じていただけると確信しています。
次回はもっともっと楽しめることをお約束出来ます。
よろしければまたぜひご参加いただけたらと存じます。
お待ちしております。

ヴォイス＆アクターズ道場
佐藤祐一