日本演出者協会 理事 演出家・篠本賢一氏をお迎えしての
役者として言葉に強くなる特別ワークショップ!!
言葉を観客に届けるといのは俳優にとっての任務です。
言葉を理解することで、セリフは友達になり、武器にもなり得ます。
古典や現代劇に精通し、俳優として身に付けておきたい日本語の全てを知っている篠本氏の特別ワークショップを通して俳優・役者として言葉に磨きをかけましょう!!
【日時】
2014年6月19日(木)、26日(木)の2日間
両日とも13:00~17:00まで。
【定員】
8名
(1人1人をじっくり丁寧に指導するため、少人数制を取らせて頂きます。
先着順ですので、定員になり次第、締め切らせて頂きます。)
【場所】
都内スタジオ
(場所の詳細はお申込み完了時にお伝えいたします。)
【受講料】
¥6000
【応募先】
toristudio_office@yahoo.co.jp
(タイトルに『篠本賢一 特別ワークショップ参加希望』と書いて、
氏名、連絡先を明記の上、ご応募下さい。)
【主催】
tori studio
http://toristudio.jimdo.com/
【講師紹介】
篠本 賢一
1961年東京生まれ。「遊戯空間」主宰。俳優、演出家。日本演出者協会理事。映画甲子園審査委員、杉並演劇祭審査委員。
円演劇研究所専攻科を経て、1988年遊戯空間を旗揚げ、1991年より故観世榮夫に師事、「ヒデオゼミ」で能のメソードを学びながら、古典芸能を視野に据えた現代劇創作を展開する。2001年、遊戯空間+江古田ストアハウス提携公演「曾根崎心中」が、第4回日韓アートフェスティバルに招聘され、ソウルにて「徳兵衛」を演じた。
2005年より詩人・和合亮一の現代詩による「詩×劇」の創作をはじめる。 演劇の他にも、モダンダンス(現代舞踊協会、葉桐次裕創作舞踊研究所、萩谷京子現代舞踊研究所)、クラシックバレエ(牧阿佐美バレエ団)などの公演に参加。また、全国各地の学校、福祉施設などで朗読コンサートなども行っている。
演出歴・出演歴は「遊戯空間」ホームページをご覧ください。
http://www.yugikukan.com/
【篠本賢一氏から】
「外郎売」というとたいてい、早口言葉のあれでしょ、という反応が多いのです が、「外郎売」は意外に深いんです。
バレリーナが毎日、バーレッスンで体を点検し、鍛錬するように、ピアニストが 日々鍵盤に向かうように、俳優はもっと外郎売を活用して、日々言葉に磨きをかけるべきだと思っています。
「外郎売」は、日本語の台詞をしゃべるときに必要なテクニックをトレーニング するのに最適なツールです。
一般的に言われる滑舌や発声の訓練だけではなく、如何に構造を理解し組み立て て内容を伝えるか、しゃべりながら聞き手の反応を感じるかなどなど、
セリフのさまざまな問題が約7分間に凝縮されています。
論理性と音楽性の両面を兼ね備えた「外郎売」。
世界中を見渡してもこんなに効率よく総合的に言葉のトレーニングができるテキ ストはありません。
しかし、ツールは使いこなしてはじめてその価値が出てきます。
かつて古典芸能を学び、現代演劇と古典劇能の接点を求めて演出作品を作っている経験から、「外郎売」を丁寧に紐解き、俳優の日常訓練のツールとして使いこなす方法をお伝えしたいと思います。