無藝会×遊藝集団音色コラボ企画
群読公演『雪月』

●企画意図
ひとりで何役も演じ分け、語りのほかは身振り・手振りのみで、道具も扇子や手拭など最小限のもののみ使ってあらゆるものを表現する伝統芸能である『落語』
視覚的なイメージを固定してしまう演劇と比べて、複数の俳優と地の文を語るナレーターが協力しシンプルに声のみで物語の世界観を表現する『群読』

『落語』も『群読』も舞台演劇と比べるとシンプルな舞台セットでおこなうので
お客様に身近に感じていただきやすく、シンプルな表現だからこそ観客の想像力を掻き立て笑ったり、泣いたりなど共感しながら楽しんでいただける演劇のジャンルだと思います。
そんな共通点のある 2 つのジャンルを同時に公演することによって、
『落語』が好きな方には『群読』というジャンルを知っていただき
『群読』が好きな方には『落語』の面白さを知っていただき
お互いの相乗効果を生み出せればと考えています。

〇公演概要
日程：2023 年 1月20日、27日　 2 日間で 4 公演の予定（19日、26日にゲネプロ予定）
落語の演目は公演毎に異なります。　落語演出：春空亭一二三師匠 　
群読の演目は　『金五十両』　原作：山本周五郎　脚本・演出：西藤東生
上演時間：落語 60 分 群読 50分　途中休憩10分込みで 約 120 分程度
劇場：お江戸両国亭
チケット代金：当日/前売3000円　アーカイブ配信：2500円

●稽古スケジュール：
12月から1月中旬まで中野区新宿区中心に都内で8回程度の予定
稽古NG日などスケジュールは相談可能です。
ゲネプロ、本番のスケジュール日程に関しては基本的に優先していただきます。

〇費用や報酬について
チケットノルマはありません。チケットバック制：１枚目～500円　21枚目～1000円
※全体の集客状況によっては別途ギャラも支給予定。
稽古や本番の際の食費や交通費は自己負担となります。
●あらすじ
梅雨時のある暮れ方のこと、宗吉という一人のみすぼらしい旅人が遠江のくに浜松の町はずれにある宿「柏屋」を訪れた。お滝という女中がしらが彼を受け持ったが、三日目の晩に宗吉は身の上を話し出した。

彼は幼くして両親を亡くし、伯父夫婦に引き取られて、太物問屋に十年間勤めた。やがて伯父は亡くなり、宗吉の十年の勤めも終わったが、彼が十年貯めたはずの金はたったの三両ぽっちだった。それは何かと理由を付けて伯母のお鈴が持って行ったためだった。その後も彼は必死に働いたが、今度は番頭に抜け商いの濡れ衣を着せられ、身ぐるみを剥がされた上に、店から追い出されたのだった。恋仲だったはずのおたまさえも、信頼していた同僚の清吉に奪われ、何もかも失った宗吉は、野垂れ死にするまでの旅に出たのだという。自棄を起こして、あとは死ぬばかりという宗吉に、お滝は心づけを渡し、明日には宿賃を払ってここを出て行くように言った。

ところが、彼が馬郡という小さな宿まで来た時、一人の武士に呼び止められて、五十両という大金を渡され、それを膳所城下の藤巻という家まで届けて欲しいと言伝をされたのだった。すぐに武士が走り去るのを見て、彼の心はざわつく。そして、彼は膳所に金を届けずに、柏屋へと戻ることにしたのだった……

〇募集キャスト　
全キャスト募集してます。（男性4-5人程度　女性2-3人程度）
※公演毎に役を入れ替えるシャッフルキャストで上演予定。

宗吉
本作の主人公。悲惨な過去を持つ貧相な見た目の商人育ちの男。

お滝
柏屋の女中頭。ふところの温かい女。

藤巻
源之丞の父親。50歳くらの中老の武士。

源之丞
藤巻の息子。決闘に向かう若い侍。

ナレーション
お客様へ物語の世界観を伝えるために大事な語り手。
●募集要項
年齢不問。
舞台経験者や朗読経験者、演じるのが好きな方、朗読が好きな方歓迎。
未経験でも役のイメージに合う方は歓迎します。
事務所や劇団所属で必要な方はご自身で所属先に許可を得た上でご参加ください。
稽古スケジュールは相談可能ですがゲネプロ、本番のスケジュールは優先できる方。

〇オーディションスケジュール
1次選考：書類審査
2次選考：実技審査
11月中旬頃に都内にて行う予定です。
合格者のみに日時などお知らせします。

●応募方法
1， 名前（かな）
2， 電話番号
3， メールアドレス
4， 年齢
5， 性別
6， 芸歴
7， 志望動機
8， 希望する役
以上を
yuugeishudan.neiro@gmail.com
まで送ってください。

応募期限
2022年10月31日まで
たくさんのご応募お待ちしてます。

企画主催：遊芸集団～音色～

楽しく遊ぶように藝を磨くことを目的としているため、あらゆる差別と暴力を容認せず、誰もが心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。
もし気になる点がございましたら主催側に言ってください。