今年度のキンダースペースワークショップも、コロナ状況がまだ予断を許さない中、モノドラマワークショップを開催しております。
ぜひご参加のご検討、またご興味のある方にご推薦を頂けましたら幸いです。
ここで扱うのは我が国の近代文学の「言語」です。「テクノロジー」が「人間」を追い越しだしたのが近代とすれば、その違和感の中で作家たちはどう「文学の言語」を紡いだのか、それは私たちのどこにどのように響くのか、一緒に探していきたいと思います。
「俳優」は空間に立ち「台詞」を口にしたときに初めて「俳優」となります。その「瞬間」は生まれては消えていくものです。
「演技」の「稽古」とはこの瞬間の「再現」のためにあるのではなく、毎回「生きる」ためにあるものです。
今年度のワークショップでは特にこの「一回性」を意識しつつ進めたいと考えています。
講師は演出家 原田一樹
キンダースペーススタッフがアシスタントを務めます。
7/19(火)・20(水)・22(金)・23(土)・26(火)・27(水)・29(金)・30(土)
「モノドラマ」は「一人芝居」ではありません。
「一人芝居」では俳優は、戯曲によって定められた設定の中で一つの「役」を演じます。
「モノドラマ」の場合はその設定自体を俳優が作り上げ、登場する何人かの「役」も一人で演じ分けます。
また「文学」を題材としますが「朗読」とも異なるものです。
「朗読」は「活字」を前提とし「解釈」によってフィクションを立ち上げる、その瞬間をみせるものですが、
「モノドラマ」では「俳優」自身が「活字」となってフィクションを「生きる」ことが求められます。
「解釈」ではなく「存在」が求められます。
時間/19:00~22:00
費用/24,000円
定員/8名 あと1名様承ります。
一年以上あるいは複数回の舞台経験者対象
ご質問がありましたらどうぞお気軽にお問合せください。
post@kinder-space.com
詳細は
http://www.kinder-space.com/index/WS2022.html
【ハラスメント防止のための取り組み】
私たちは1995年より毎年、キンダースペースワークショップを行って参りました実績がございます。
私たちはあらゆる差別と暴力を容認しません。
誰もが心身ともに安全で、安心できる、「演劇」を目的とした環境づくりに努めております。
ワークショップは、劇団員8名と参加者様8名様が、同時に同じ会場で活動を行います。
ワークショップ指導者と参加者が2人きりになることはありません。
どうぞ安心してご参加ください。