最新の観てきた!クチコミ一覧

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人狼TLPT S「トランスミッション」

人狼TLPT S「トランスミッション」

ピウス

萬劇場(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この舞台は、それぞれの人生を歩んだ人物達が生き残りをかけて、人狼探しに挑む物語。観客はもちろん、役者も人狼が誰か知らないので、毎回、物語は違う。人狼が誰なのか予想するのも良し、舞台でのやり取りの中に、その人物の生きて来た人生が見え隠れするので、純粋に物語としても堪能できる。悲しい人生を歩み悪にそまったもの、みずから悪の世界に見を置いたもの。色々な登場人物がいるので、予想を楽しみつつ、感動も出来ます。

みんなのご機嫌よかれが肝心かなめ

みんなのご機嫌よかれが肝心かなめ

劇団やりたかった

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2021/06/16 (水) ~ 2021/06/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 弥次さんの放ったラストの長台詞が見事だったので、この評価にした。華3つ☆

ネタバレBOX

 芝居自体は大したものでは無かったが原因は主催者の独りよがりにあろう。17回目の公演でこれでは矢張り力不足・勉強不足だ。唯一、凄いと思ったのは「東海道中膝栗毛」にかなり忠実な本質的雰囲気を醸し出すべく演技しえた今公演にあって唯二人・役者らしい演技をしていた弥次・喜多を演じた二人のうち、終盤の弥次さんが放った啖呵売の長台詞。いがみ合いをしているういろう屋のいがみ合いを街道の登りと下りで二分して客を自然に各々の店へ誘導する解決策迄織り込んでまとまりの無かった舞台を一挙に纏めて見せる手際も見事であった。この長台詞、寿限無の三倍程度はあろうという代物、これを立て板に水の五七調の江戸弁でやるんだから粋である。戯作文学の傑作・「東海道中膝栗毛」の弥次・喜多の会話は語呂の良く回った江戸弁が多用されるが、他の出演者の言葉にはそれが無いので、上演中この齟齬にしっくり来ない感じがずっとついて回った。
 また、現代流に言えば日本フェミニズム界初の女性闘士となった冷奴に対する差別的アナウンスが多用されたのは、ジョークを越えて単なるグロである。更に、演出家が演出に力を入れているということを表現しようと思ったのか(見切れがあったのでハッキリは分からないものの)本番中にダメだしをしたような恰好で同じシーンを2度演じさせたが、カントールのように実際、舞台の端に上がって劇上演中にも演出するという手法を確立するような意図を観客が感じる訳でもなく、終盤までずっと中途半端な展開だったことも頂けない。冒頭主催者の独りよがりを指摘したのはこのような勉強不足を含む。プロとして演劇に関わるつもりなら、役者の質も弥次喜多を演じた役者さんのレベルで統一したい。言語表現、所作、間の取り方、脚本・演出に対する役者からの批評意識、役を生きるという発想の欠如等欠点が多すぎる。主催者ならば劇団名に表れているような決意一般ではまともな演劇は創れないことを知るべきである。Covid-19に関する考え方も途中まで読ませて貰ったが、根本的に自分とは見解を異にする。非科学的な立場から一歩も抜けられない政府や、地方自治体の対応。その根本的問題を指摘することすらできないマスゴミを相手に意見を言う事自体ナンセンスだ。もう少し頭を使って科学的な立場を採るべきであろう。
別役実短篇集  わたしはあなたを待っていました

別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2021/06/25 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

別役実戯曲の新しい発見のある公演だ。
戯曲そのものは手を入れていないというから、かつても同じような本からいくつもの別役作品を見てきたのだが、早稲田小劇場でも、文学座でも、円でも、木山事務所でも、ケラでもない、いままでになかった上演である。それが、燐光群風社会ドラマと言うのではなく、戯曲に寄った新しい舞台になっているところがいい。
今回は四作品の上演でその二作を見た。
「いかけしごむ」と「眠っちゃいけない子守唄」は登場人物が二人づつ。
「いかけしごむ」は町はずれの行き止まりの路地の奥の小さい広場。“ここに座らないで下さい”と張札を付けたスタンドの前にベンチ。上手に運命鑑定の行灯のあるテーブル。その上からいのちの電話につながる黒電話がぶら下がっている。
女性(鬼頭典子)が現れ、そのベンチに座る。何事も起きない。そこへ平凡なサラリーマン(萩野貴継)がごみ袋を手に現れ、追われているという。女に問われ、追われている理由は彼がいかけしごむを開発してその秘密を東欧の秘密結社に狙われているからだ、と答えるが、女に追及されて、実は妻に逃げられ、原料と称して持っているごみ袋の中の「いか」は実は捨て場を探している殺した子供の死体だ、という事が分かってくる。
別役作品についてよく言われる不条理演劇(と言う翻訳は適訳とは思えないが)風ではなく、原語で言えばabsurdな展開である。しかし、ヘンテコながら物語はコントのような、ホラーのような、小市民ドラマのような、論理的な筋を追って進み、別役作品ならではの世界になっていく。
、緻密に計算された本を、坂手演出は本に忠実に演出していて、いままでのように演出者があらかじめ決めた世界(多くはいかにもの不条理な世界)に作りこんでいないので戯曲の魅力がはっきり出ている。そこが新しい。面白く見られる。
「眠っちゃいけない子守唄」では眠れない男(さとうこうじ)が派遣サービスから話し相手の男(大西孝洋)を呼ぶ。男は、自分が何者かも知らず、知ろうともせず、眠ることで最後が来るのを避けるために派遣の男を呼んだのだ。解説によれば、眠らない男はナチ迫害下のユダヤ人であり、派遣の男は現代人という事になるが、そのような寓話的解釈によらずとも、
雪の降る夜に、自らも何者か知らず、理解できない他者を話相手にせざるを得ない(そのために会話は常に方向を失う)人間の孤独と滑稽は切々と伝わってくる。
ここでも、男が記憶している過去は「よっちゃん」と呼ばれていたこと、自分に寝るなと命じた人は「としこ」という名だったと日常的な言葉がポイントに使われていること、通じない言葉で会話をすることを夢想するなど、日常の中にある人間関係を言葉から効果的にドラマに仕組んでいる。別役作品ならではの面白さだ。
俳優はそれぞれ、演出の意図を心得て好演。余計なものを見事に切り落としている。
かつて、坂手洋二が「マッチ売りの少女」を新国立で再演した時、鈴木忠志演出で見ていた筆者は非常に違和感を覚えた。それから、20年たって今見る坂手演出はまた変わって、意外にしっくりした。今なら白石加代子は70年代の「時代」の舞台だったと言い切れるかもしれない。観客もまた変わっているのを実感する。
他の芸術と違って、演劇の戯曲は時代とともに様々な衣装を着けることができる。そして新しい観客に触れる。一期一会、演劇の面白さの一端に触れる公演でもあった。

ネタバレBOX

「いかけしごむ」の男が、クモの糸のようにぶら下がったいのちの電話に裏切られて死ぬという結末は残酷だが、この物語の結末としては秀逸だと思った。
別役実短篇集  わたしはあなたを待っていました

別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2021/06/25 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4つの作品のどれも奥深く素晴らしかったが、個人的には特に『眠っちゃいけない子守歌』の孤独感というか何とも言えない寂しさのようなものに感じ入った。あらためて別役実は凄い作家だと再認識した。これらの作品を取り上げてくれた燐光群に感謝したい。

HATTORI半蔵Ⅳ

HATTORI半蔵Ⅳ

SPIRAL CHARIOTS

六行会ホール(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

客層が女性が多くてーイケメン演劇かなぁと思ってたんだが
殺陣がSEとかも入れて頑張ってた作品でした
続きものという事でもあり
今までの話の流れを知ってる方には
ニヤリな台詞とかも入れてきてファンサービスは上手だったなー と

小道具や衣装なども凝ってて見応えがあったが
話の見せ方が 今一つだった感ありました

ネタバレBOX

どうもRX-78の武装に拘る方がいたようで・・・・
ハイパーハンマーとビームジャベリンが出てきて
作中そのまま殺陣で用いてたのは笑えたけどね(^ー^;)
(まぁ丁度BSイレブンで再放送もしてるし タイムリー?な武装だったかなぁ・・)

近藤隊長さんがアフタートークで
地というか作中とは離れた所作してて
笑わしてもらいました~♪

プロジェクションマッピングでの背景描写にて
シーン分けしてたのは上手だったデス

ミ・フェアリオ各語りき みたいな感じで
(まーこれもタイムリーに放映があるし(^ー^:)
作中に狂言回し的なキャラやナレーションの多様での
ストーリー理解の手助けする方とか入れてくれると嬉しいかなぁ
とか思えたデス
世界観とか忍術とかは
解説して説明されて なんぼのもんだ とか思うのデス

今作中の術は「印」と背景に投影された漢字が出るのだが
対象を操る傀儡の術だったら
台詞で イン と言って 背景に「操」の字を出すとかした方がー
とかも思った・・・・イメージは某GSの助手の能力・・・かな
いまさらキスシーン

いまさらキスシーン

松永企画

イカロスの森(兵庫県)

2021/06/12 (土) ~ 2021/06/26 (土)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

小山栄華さん回は生観劇できたが、松永和真さん回は後日、配信にて観劇。

小山栄華さんは美少女感のある演技でしたが、松永和真さんはよりストレートでダイナミックな感じ。
観せ方違って、面白かった。
なので、違いを堪能すべく、柿喰う客さんの公演も観劇三昧さんで配信観劇、なるほど三人三様面白い!

いまさらキスシーン

いまさらキスシーン

松永企画

イカロスの森(兵庫県)

2021/06/12 (土) ~ 2021/06/26 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

小山栄華さんの回の初日を観劇。

この演目、女高生じゃ…と思いつつ来場。
その通りでした。

「柿喰う客」さんらしいマシンガン台詞を連写し、女高生を美?少年が好演。
高校3年間をギュギュっと30分に圧縮。軽快な1人芝居でした。

松永さんの回も気になったので、予定が合わず生観劇はできませんが、配信の方を予約。

フェイクスピア

フェイクスピア

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/05/24 (月) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

良い感想が多かったので急遽観に行ったけど、たいして良くなかった。。。

ネタバレBOX

野田秀樹は、そんなに舞台に出たいのか??
役者としてはまったく魅力がない。
演出に専念して、他の役者に任せたほうがいい舞台になると思う。。
バクで、あらんことを

バクで、あらんことを

くによし組

王子小劇場(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/07/03 (土) 16:00

ストーリー構成が難解な部分があったが、観劇後に心に残る話であった。
舞台と客席の線引きが面白かった。

チケットに記載の整理番号とは無関係に入場だったのは、感染症対策の急遽の対応だったのだろうか?

りぼん,うまれかわる

りぼん,うまれかわる

ナッポス・ユナイテッド

六本木トリコロールシアター(東京都)

2021/06/18 (金) ~ 2021/06/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

■120分強■
容姿やキャラクターが似すぎているあまり、冒頭の20分ほど、ヒロイン役の深川麻衣さんのことを、共演女優の中西柚貴さんだと信じて疑わずに鑑賞。そのうち、同じ舞台上に中西さんもいることに気づき、ようやく錯誤を覚った次第(爆)。
それはそれとして、輪廻かもしれない事象の真相をミステリー仕立てで炙り出していくストーリーの面白さたるや!
ヒロインの鞄をプチ悲劇が襲うシーンはヒロインの持ち前の可愛さと演技力を音効、照明が強力バックアップして鉄板の笑いを生んでおり、山崎彬の演出家としての才気をあらためて思い知らされた。

ネタバレBOX

ラスト、キレイにまとめようとしているが、肌篠天が放つ一言、「私たち、普通に出会ってても友達になれたよね」に違和感。共感できず、腑に落ちなかった。
そこまで波長の合う三人には見えなかった。
ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン

ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン

Kawai Project

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

■約90分■
初演にかなり手を加えての上演。シェイクスピア諸作品のセリフを組み合わせてオリジナル劇をこしらえるという試みは初演よりも上手くいっていた印象。ただ、結末は初演のほうが締まっていたような…。

ネタバレBOX

駅前劇場もそうなったようだが、アゴラも舞台上は火気厳禁となったのか、シェイクスピア役者二人が舞台上で鍋を食べつつ思い出話に耽るシーンは、エア鍋になっていて、少し味気なかった。
盲人達

盲人達

錬肉工房

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2021/06/24 (木) ~ 2021/06/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 演劇という表現形式に於いて最も難しい事とは何か? それは、公演が常に新古に於いて斬新でなければならないことである。

ネタバレBOX

人は生まれ幼少期を経て子供になり思春期を過ぎて若者に成長し大人の仲間入りをする。其の後、大人としてかなり長い時を過ごし老いて死ぬ。この何れの時期に於いても芸事を発表するプロとして生きる場合に要求されるのは、その時々に於ける華である。子役として舞台に立つ年齢は、業界によって異なるが、歌舞伎等は3歳位から舞台に立つこともあるようだ。何れにせよ歌舞伎役者が映画に出演したりすると一目でそれと分かる程質の高い立ち居振る舞いをするのは、演劇好きなら誰でも気付くことだろう。基本的に舞台俳優は単なるTVタレント等より遥かに演技の質が高い。映画にしろ、TVドラマにしろ、映像でしか仕事をしていないタレントの演技は極めて例外的に豊かな才能を持つ俳優を除いてレベルが低い。それをフォローしているのがカチンコによるカット撮影であり編集やエフェクトである。これに対して演劇は舞台上で上演回毎に異なる一回こっきりの勝負である。無論、本番の公演までに役者陣は台詞を仕込み、役と格闘し、他の役との関係を考え、己の役の意味を深く考え己の身体を調整しつつ役作りをする。  
一方、稽古の時と実際の上演時とは矢張り大きく異なるのが、観客の反応による演者たちへの影響である。台詞そのものは変わらないにせよ、間の取り方や声調の差によって観客の受け取るものも随分違ってくる。このようなことが実際の舞台上演では毎回起こっているので、何が絶対に正解か等ということは無い。だが、スタンディングオベーションを受けるような作品に共通しているのは、演者と観客が当に一体となったか否かにある。演ずる側の方向性が同化を狙うか異化を狙うかの差があっても上に挙げたことは変わらない。
 さて、今作は原作がメーテルリンクである。今作のタイトル作品は初めての人でも「青い鳥」は大抵の人が知っていよう。あの童話の原作者であり、ノーベル文学賞受賞作家でもあった。今作の日本上演は自分の知る限り、静岡で活躍する極めて優れた文化事業集団・SPACが上演したことがある。自分自身は今作のSPAC公演を拝見していないが、かつて何度か拝見したSPAC作品からは極めて知的でシャープな演出に感銘を受けた。
 この演出という観点に関して、今回の公演は、エッジが利いているとか、差異化すべき点をキチンと差異化しているといった作品のメリハリをつけるような創意は感じられなかった。(一、二例を挙げておくと、出演役には1人耳の不自由な役があり、他の役は目の不自由な人々役なのだが、この差がキチンと表現されていなかったし、照明のトーンも殆ど変らず現代の時代状況からは冗長に感じられる台詞と相俟って淀んだようなトーンだった為、鵺的だった等)これらの点が残念である。出演している演者にご高齢の方々が多かった点でプロンプターの役割が多かった点も惜しまれる。以上挙げたような点が災いして今回の上演には斬新さが欠けていたように思う。
あの日見た夢のつづき【LIVE配信】

あの日見た夢のつづき【LIVE配信】

劇団WAO!

SPACE9(大阪府)

2021/06/12 (土) ~ 2021/06/13 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

観ましたー!
共感する部分が多々あり、グッときました。
また、機会があれば是非会場でみたいです!

あの日見た夢のつづき【LIVE配信】

あの日見た夢のつづき【LIVE配信】

劇団WAO!

SPACE9(大阪府)

2021/06/12 (土) ~ 2021/06/13 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

生ライブ配信で観させていただきました!
映像からも役者さんの熱が伝わり、
次はぜひ生で観たいと思いました!
心に響くたくさんのメッセージ、ありがとうございます!

銀の骨

銀の骨

やみ・あがりシアター

王子スタジオ1(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/03 (土) 11:00

やみ☆あがりシアター「銀の骨」笠浦静花さんの傑作脚本を、突き抜けてる俳優久保磨介さんが疾走する一人芝居。面白かった!

HATTORI半蔵Ⅳ

HATTORI半蔵Ⅳ

SPIRAL CHARIOTS

六行会ホール(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

効果的な照明、圧倒される音響が素晴らしい。殺陣シーンに感動。
素敵なホールで、イケメンの役者さんのオンパレード!!!
役者さんの衣装も、ひとりひとり個性があり楽しませてもらった。
観てスカッとしました。とてもよかった。

バクで、あらんことを

バクで、あらんことを

くによし組

王子小劇場(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/07/02 (金) 16:00

Aチームを観た。
面白い、と言っていいのか分からないけど、面白い80分。観て損はない。
 近年の國吉は、自身がそうだったような生きづらそうな人々を描いてて、結果として随分と社会性のある芝居を書くようになったと思う。本作もその一つ。シュールで、筋を追おうとすると難しいのだが、観終わると言いたいことは分かる。「面白い」という表現が適切とは思えないのだが、ほかに言いようがないのが國吉の作風とも言える。くによし組を観始めた時の「○○あるある」的な作品とはちょっと違うテイストが出てきているが、國吉の中では同じ物を書いているのだろうな、とも思う。

レイジーミッドナイト

レイジーミッドナイト

水木英昭プロデュース

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!
某国営テレビ放送局という設定ですがロゴがそのまんまで大丈夫か?(笑)
テレビ局のディレクターやプロデューサーがあんなにダンスや歌がうまかったら、本当に自分が出ればいいんですよね。皆さん個性的で素敵でした。特に君沢さんのあんなお姿が見られるなんて、普段はあまり買わないパンフレットも買ってしまいました。

解体青茶婆【7月8日19:00公演中止】

解体青茶婆【7月8日19:00公演中止】

劇団扉座

座・高円寺1(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

かなり久々の扉座である。コロナを経て以前と何か変わったような・・という気配が見えるとつい覗いてしまう。「解体青茶婆」なんだこの題名は・・医学にまつわる芝居らしい・・成る程コロナ騒ぎから何かを嗅ぎ取ったかエンタメ寄りな横内氏も・・と、観に行った(実は急遽予定に穴が開いたため観劇できた)。
戯曲の印象はシンプルで飾り気なく、線が太い。ただ、終幕の場の直前、戯曲としてはお膳立て整って漸く迎えた緊張の場で、我が体力持たず寝落ちと相成り、(その場が戯曲上果たす役割はシンプル故に凡そ推察できるが)どんな話をその人物にさせたかが聞けぬとは・・ここが肝心ではないか、恨めしや、と独り言ちて帰路についた。
時代物とは言え女役が一人はいささか淋しかった。男女同権とは程遠い時代の無念を担わせる意図は理解できたが一様に収まらない側面も見えたかった(芝居自体は長くなるだろうが)。ドラマの本筋では、「医学の道」を志す者が研鑽を積む場で、旧弊を乗り超え「人の命を救う」真の使命に従うべき理想が語られる。その言葉は、江戸の時代を軽々とワープして今現在に届けられる。「扉座らしさ」を思い出す。らしさ、と言えば涙に訴えるシーンの多いのも私てきには扉座らしさであり、「そこはドライで通したい」と思ってしまう感覚の差があるが..、徒手空拳で物申す姿勢だけは、端から愚直に見えようとも頑固親父らしく堅持し抜いてほしいと思う(主宰の人となりは殆ど知らないのだが頑固に違いないと勝手に想像している)。

時空幕末歌舞綺 ISINなんDaZe!

時空幕末歌舞綺 ISINなんDaZe!

さくらさくらカンパニー

KAVCシアター(兵庫県)

2021/06/05 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽日2st目、宝塚歌劇好きの奥様と2人で観劇。

この劇団さん、幕末×時空的な話がお得意で…
ただコロナで対面稽古等は殆どできなかったとの事で、あたふた感もご愛敬。
でも役者さんの懐の深さでしょうか、安心感は有りました。

そして、終演後、最後のご挨拶、感極まった長州勢に感動。拝見できて良かった。
一方、クールな新撰組勢と、場を仕切る龍馬…

千秋楽の挨拶はどうなったのか、気になる…

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