最新の観てきた!クチコミ一覧

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さらっていってよピーターパン

さらっていってよピーターパン

(公財)北区文化振興財団

北とぴあ つつじホール(東京都)

2021/09/25 (土) ~ 2021/09/25 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/09/25 (土)

何度も観ている作品だけど、そのたびに子供たちの反応が違って面白い。子供たちの笑い声が最高の演出にもなってとても楽しく、思い出し笑いしちゃいます。

ズベズダー荒野より宙へ‐

ズベズダー荒野より宙へ‐

劇団青年座

シアタートラム(東京都)

2021/09/10 (金) ~ 2021/09/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/09/10 (金)

野木萌葱作品だ!!が観劇後の第一印象。壮大な宇宙への道をぎゅっと詰め込んで、でこちらの想像力を乗せて動かしてくれる。考えてみれば、ロケットって恐ろしいですね。舞台美術も好き。

『砂の女』

『砂の女』

キューブ

シアタートラム(東京都)

2021/08/22 (日) ~ 2021/09/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/08/24 (火)

わぁ怖い。恐ろしい。いつの時代にもあるであろう閉塞感。舞台全体がいや、客席までも砂まみれな体感を感じてしまった。あぁ、ねっとりだわ。

「ホクロ・ソーセーヂ」「ヂオロオグ・プランタニエ」

「ホクロ・ソーセーヂ」「ヂオロオグ・プランタニエ」

劇団東京乾電池

アトリエ乾電池(東京都)

2021/08/13 (金) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/08/14 (土)

久しぶりにアトリエ公演へ。プランタニエの演出に惚れ惚れ。こういうの好き。ホクロ・ソーセーヂは貴重な作品でそれを観ることができて良かった。

ガムガムファイター

ガムガムファイター

佐藤佐吉演劇祭実行委員会

王子小劇場(東京都)

2021/08/11 (水) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/08/13 (金)

なんか切なく胸がキュンとする舞台でした。仕事って何なのだろう…。とかね。

病室

病室

劇団普通

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2021/07/30 (金) ~ 2021/08/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/08/06 (金)

身に染みいった演劇だ!!淡々とでも深く人間の「生きる」について考えさせられました。

イリクラ ~Iridescent Clouds~ 2020-2021

イリクラ ~Iridescent Clouds~ 2020-2021

カガミ想馬プロデュース

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/09/29 (水) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

良かったです!
この演出家さん力ある
後半の本格的な2.5次元話をどれだけ受け入れるかで好み別れますが
お薦めです!

灯に佇む

灯に佇む

名取事務所

小劇場B1(東京都)

2021/09/24 (金) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

名取事務所公演の外れ率はかなり低い。別役作品、海外戯曲、韓国系戯曲と幾つか系統があるが、今回は日本人による新作(書き下しか)。内藤裕子作演出舞台は昨年、「やっと初めて」本拠地・演劇集団円のを観て感じ入った所であったが、本作にも当てられた。下北沢B1の前列からはほぼ同じ目線の高さで、手を伸ばせば届く場所にも役者がいて芝居の世界を作る。二代続く診療所が舞台。最小限の登場人物が効果的に各役割を担って簡素ながら饒舌で余白もありながらきっちり伏線はさらう、台詞と演技が心地よい時間であった。
一診療所という医療現場での出来事を描きながら、「何のための医療・医学か」の問いにまでテーマが及ぶ。「生きること」について考える事になる。そして制度が絶対ではない事も仄めかされる。この視点は現在の問題にも通じる。うまい。

オペラ『さよなら、ドン・キホーテ!』

オペラ『さよなら、ドン・キホーテ!』

オペラシアターこんにゃく座

吉祥寺シアター(東京都)

2021/09/18 (土) ~ 2021/09/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

萩京子×鄭義信による4つめのレパートリー。「旅する芝居」だった過去三作とは打って変わって舞台は馬小屋の中。ドン・キホーテよろしく旅に出るには二頭の馬のロシナンテとサンチェは頼りなく、名づけ親である主人公の少年(性別は女の子)ベルはまだ小さい。ファンタジックな展開は訪れず、第二次大戦中のフランスの長閑な片田舎にも砲弾の音が聞こえ、レジスタンスの若者、ドイツ軍の制服姿もやって来る。逃れられない現実だが、本好きのベルは想像の翼を広げる。戦局が熾烈さを増し(仏を占領した独軍の敗勢)、老馬ロシナンテの供出の話を聞いたベルは本当の旅に出る事を決心するのだった。が、その夜ベルは運命的にある女の子と出会う。。
妻に逃げられた実直な父トーマス、わけあって学校に通わなくなったベルを連れに来る女性教師オードリー、片足が悪いが女あしらいのうまい馬小屋で働く青年ルイ、彼の元を時々密かに訪れる村出身の親友サイモン。そして着の身着のまま逃げ込むように駆け込んできた女の子サラ。人と出来事の来訪にドラマの風が吹き、旅が向こうからやって来る。
ストーリーに絡まるように、詩と旋律が別の色の糸を織り込む。歌による飛躍が凄い。言わば台詞の交換(旋律付の台詞もその範疇)で成るテキストの世界に、ポエムと楽曲が表現するコンテクスト(今のこの時代の、と言ってもいい)の世界がせり出してくる。ミュージカルの如く一つの楽曲の中で場面(相)が変化し、希望、夢、勇気、愛という直接的な言葉を高らかに切望するように歌い上げる一幕ラストには思わず拳を握りしめる。
類似の構成が二幕の最後にも訪れる。不遇と抑圧の底辺から僅かな一筋の光を見ようと立ち上がる人物たちを優しく鼓舞し、返す刀で諦めの中に安住する現在の私たちに檄をとばす。最終日に枯れた喉を絞ってベルが歌い、他が応答する長い歌曲がこれでもかと叩いて来た。
ハッピーエンドにしなかった(望みは残しているが)作者の意を汲んで作曲者が書いた楽曲、笑みを封じ前方を睨みつけて歌う歌が頭にガンガンと(ピアノも低音でガンガン鳴っていた)響いている。
このような上質な作品を観る時間と、心の余裕と、財力(私は無いが)を持つ者が、今必要なことのために何かを為すとすれば今持てるものを差し出すことだ、というアイロニーをどこか醒めた頭で考える自分がいる。
自分がこれを秀作として語りたい理由は、この作品が現状肯定したい者ではなく現状に喘ぐ者またはその存在に多少なりとも胸を痛める者(即ち現状を否定せざるを得ない者)に照準した作品であるから、という言い方になる。もっとも、小気味良さあり笑いありの鄭義信らしい舞台である事に変わりはない、とだけは一言付記。

ネタバレBOX

私が観た楽日は赤組。
青組には自分的にお馴染みの沖まどか(「ロはロボット」)、大石哲史(孤高の渋味)、梅村博美(ファルセットが美しい)、佐藤敏之(安定のコメディ路線、ちと癖あり)と居たが、自分的に未知数度が高い赤組を選んだ。お馴染みは岡原真弓、やや知りの高野うるお、武田茂くらい。共通の富山直人はお馴染み。そしてピアニストもその基準で馴染みでない方(大坪夕美)を選んだら楽日になった。
休日の11時開演など普段なら寝る確率70~80%だが全く寝ず(当然)、この後に観た芝居で快眠を貪ってしまった。
灯に佇む

灯に佇む

名取事務所

小劇場B1(東京都)

2021/09/24 (金) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いい芝居だった。内容紹介にあるように丸山ワクチンのこともあった。が、それだけではない。がんとどう付き合うか、治療方針を巡って家族と対立したらどうするか、何が患者本人のためなのか。それを考えさせる芝居であり、納得の行く結末だった。

小さな舞台に小さな診療所の待合室と診察室。先代院長(田代隆秀)は患者との時間を大事にしすぎて、経営は苦しかったが、息子の今の院長(加藤頼)は経営優先で効率的。そこに、先代の古い友人(山口真司)ががんと分かってやってくる。ベテラン看護師(鬼頭典子)が丸山ワクチンをこっそり勧めたことから、患者の息子(岩崎正寛)が怒鳴り込んでくる。「治療の邪魔をするな」と。先代と現院長は、医療への姿勢の違いが、丸山ワクチンへも容認派は否定派と態度が分かれ、議論が起きる。

MR(製薬会社の営業マン=歌川貴賀志)が、舞台回しとして面白い潤滑剤になっていた。丸山ワクチンについても怒涛のトークをする。専門用語を立て板に水にまくし立て、まさに寅さんの啖呵売。先代とがん患者の抗癌剤治療の現状を話し合うシーンも、せりふをよく間違えないものだと思うくらい、知らない薬や専門用語のオンパレードで、とにかくその滑らかさに感心した。話芸である。こういうところは生の舞台の面白いところ。MRの話し相手となる現院長の妹の医療事務(谷扶柚)は、良い緩衝材だった。

小さい医院の一杯舞台のオーソドックスなリアリズム演劇。小劇場でじっくり見るのに丁度良いサイズで、小劇場の味わいを堪能した。

風の市

風の市

激団リジョロ

サンモールスタジオ(東京都)

2021/09/23 (木) ~ 2021/09/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

開演と同時にナチュラルな関西弁の激突。猪飼野が舞台の作品である事と合わせ関西発の劇団と推したが、プロフィールだけでは不明。「ハードコア」を謳い役者に徹底した負荷を強いるパフォーマンスが売りというから、関西弁の台詞も訓練の賜物?等とも想像してみたり。作=金哲義も出演しているが他劇団。こちらは関西だろうと推す。
在日家族の喧しい食卓の会話は激烈である。総連、民団の話も出てくる。役者の殆どは日本人だろうがこの「空気」の再現の度合には舌を巻いた。この題材の芝居にはコメディオンザボード「イカイノ物語」、趙博の「風の仲間たち」と思い出すとやはり関西である。日本アパッチ族を描いたシライケイタの「SCRAP」に感じてしまう不満は「在日らしさ」の足らなさだ。(その中間と言うと「役肉ドラゴン」、話の舞台も作者の出も関西だが地元臭はないのがこの作者の特徴。)
粗削りな部分も含め「よくやってる」集団。コロナなんぼのもの、と忘れさせる勢いに飲まれた。

ネタバレBOX

好みで言えば、関西産に多いが大団円がしつこい。ドラマは済州島からの密航者がある家族と暮らす事になり、騒動を巻き起こすが、やがてこの男・ソンジンの人間性、来歴が明らかになる。この存在は日本の日常感覚では違和感の塊だが、最終的には欠落部分を補完されたように感じる。観客は顔面を叩かれるような強風を浴びる事になる。
欲望に忠実な強引さは「血と骨」の父(俊平)のキャラを連想させるが、一つ「?」は彼の来訪を受ける家族は母を早く亡くし、7人兄弟姉妹が末期がんで入院中の父を時々見舞っているが、姉弟らはソンジンに対し、「チャグナボジ(小叔父)を見舞わない」事をなじる。彼らはソンジンを遠い親戚(いとこ)という認識で、居候するなら親戚の叔父を見舞うくらいやれ、と訴えているのだろうと見ていたが、結局はどうだったのか、解読しきれなかった。語り手にあたる末っ子は「焼肉ドラゴン」の末っ子に通じ、「家族の物語」を思わせ、大団円も「その後」を割と丁寧に描写する、そうであるならば、という要求でもあるが、むしろ私としてはそのあたりは捨象してよく(5人の姉が既婚か未婚かも判らず・・未婚と思しいがそれならその事に言及する台詞は一つ欲しい)、ソンジンという男がいた。その後、あれこれあって音信もない・・くらいで切り上げ、「存在」を印象的に残すのがまあ好みの問題だが、良かったかな、、と。
歌姫・ネバーダイ! in deep

歌姫・ネバーダイ! in deep

ライオン・パーマ

萬劇場(東京都)

2021/09/08 (水) ~ 2021/09/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「いかにも」、ライオンパーマらしい作品。壮大な時間旅行に相応しい2時間超えの上演時間だが、十分に楽しめる内容だった。ただ、今回は独特の笑いが少なく、そこがちょっと消化不良な感じが残った。もしかして、笑いすぎると飛沫感染のリスクがたかまるから、そこを考慮したコロナ対策ということなのか?(笑

【当日券あります!】冒険者たち ーガンバと15ひきの仲間ー

【当日券あります!】冒険者たち ーガンバと15ひきの仲間ー

かわさき演劇まつり実行委員会

川崎市多摩市民館(神奈川県)

2021/07/31 (土) ~ 2021/08/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

市民劇団を超えるクオリティだった。
世代を超えて、一つの何かをつくる、って良いね。

ファクトチェック

ファクトチェック

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋ホール(東京都)

2021/09/17 (金) ~ 2021/09/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

報道番組を「選べる」と感じることは稀だ。高給せしめてジャーナリスト名乗ってる事の贖罪のように「やってる感」出してそれっぽいコメントをするキャスターやコメンテーターたち。言い回しの語彙力の差はあっても、語る範囲は決まっており、それゆえ結果的に横並びになる。誰もが注目する新型コロナ関連の情報さえ、踏み込んではならない領域があり(何者かを守っており)、公益は二の次になっている。スクープ!という代物が記者の「ジャーナリスト魂」と取材活動の動機を担保している模様だが、いつも思うのは「速さ」を競った所で何だという話。質で勝負しろと思う。特に政局の新展開などいずれ知られる事だし政治家は自らを顕示したがる生き物なのだから、、。挙動を追う価値を感じないような政治家でも、首相や幹事長クラスならコンペで勝負できる、つまりルールは健在。運動会の徒競走で優勝して無邪気に喜ぶ小学生、スポーツと同じゲームに見える。真に価値のある情報をゲームに持ち込むと、出来レースの平和共存に不穏な影がよぎるのだろう。ジャーナリズムとは元来不穏な事実に触れるものだと思っていたが、「業界の平和」の方がそれに優先するらしい。

そんな体たらくのマスコミの病根が奈辺にあるかを明快に描いた劇。言いたい事をほぼ言ってもらった気分で、頬をぶたれる衝撃はなかったが、溜飲を下げた。平和共存の反対語は、戦々恐々。先進国ではあり得ない「許認可権」がテレビ放送に関しては所轄官庁に与えられ、政権批判を行なうと許認可に関わる。もしマスコミ業界に平和共存が道義的に可能だとすれば、政権との距離を互いに取り合い、政権が懐柔できないよう結託する事、では。。等と繰り言を言っても「仕方ない」のは変わらないからで、変われば「仕方なくなる」のも一方で事実だ。日本の現実はそれに程遠く、政治の介入に完璧に負けているが、「負けている」という自覚もないのだろう。一億総なんとか。戦前はまたやって来る。

宝塚剣豪秘録 『柳生忍法帖』 / ロマンチック・レビュー 『モアー・ダンディズム!』

宝塚剣豪秘録 『柳生忍法帖』 / ロマンチック・レビュー 『モアー・ダンディズム!』

宝塚歌劇団

宝塚大劇場(兵庫県)

2021/09/18 (土) ~ 2021/11/01 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ストーリーはわかったようなわからなかったような感じでしたが、礼真琴さんはカッコいいです。歌がもっと多くて、恋愛要素がある華やかな演目が観たいです。
コロナ禍で2階席はお客さんが少なく、舞台から空席の赤いシートが見えると思います。応援しています。がんばれ!

『謎の女ーーー《まなみ》。 × 三等フランソワーズ』

『謎の女ーーー《まなみ》。 × 三等フランソワーズ』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/09/28 (火) ~ 2021/09/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2組とも2人のお芝居で同じテーブルとイスを使ったのが印象に残りました。
謎の女《まなみ》さん、「青春アミーゴ」でしっかりつかまれました。内容を実感するのはちょっと難しいけど、言葉はよく伝わってきました。
三等フランソワーズさん、味わって観ました。静かに笑いたい方なので、周りの大ウケには少々ついていけてなかったですが、さすがでした。

ヒ me 呼

ヒ me 呼

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2021/09/24 (金) ~ 2021/10/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

前半はかなり退屈でつまらない。隣の人は早々に退席。その気持ちもよく判る。演出・天野天街の遣り口が何となく掴めてきた。こちらから心を開いて歩み寄らないと面白くなっていかない感じ。しりあがり寿の三年ぶりの書き下ろし新作。
開演前のSEがカントリー調のギター・インストゥルメンタルで凄く良い。エンディングで皆が踊る『浴衣の大団円』のフレーズがブリッジとして劇中で多用されるのだが、それも名曲。作曲・諏訪創となっているが、何か何処かで聴いた曲のような。

デモクラシイタケ役の甲津拓平(こうづたくへい)氏は太ると凄味を増して、六平直政似。ヒロイン山丸莉菜さんはえらく可愛かった。小劇場美人とでもいうのか。彼女が居ないと退屈で観ていられない位。コメディエンヌ平野直美さんは力尽くでストーリーをぶん回してくれた。
後半四分の一がやっと面白くなるのでもっと全体を短くした方が良い。

ネタバレBOX

サスティナブル(持続可能な〈発展〉)が一応テーマなのか?火族と水族と木族が互いを打ち消し合わないで、互いを尊重し合おう、と温泉になるのがオチだった。
卑弥呼役・山像(やまがた)かおりさんはラスト巨大化するのだが、その人形の造形が余りにも素晴らしい。ずっと観ていられる。
コロナと恋の病を掛け合わせたネタもそれ程跳ねない。天野演出の、心の声が時空を越えてノイズのように重ねられるのが印象的(ニュータイプっぽい)。現代の山丸さんが触れられて「何故謝る?謝る必要はない。」の過去の声が何処からか重なる···のシーンが強烈に印象に残る。
暴発寸前のジャスティス

暴発寸前のジャスティス

ぽこぽこクラブ

新宿シアタートップス(東京都)

2021/09/24 (金) ~ 2021/09/25 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

イエローが蜂に攻撃されるのを間近で見ていたせいか、夢にまで出てきて怖かったのでした。それでも害虫駆除やお年寄りのお世話をしている3軍ヒーローたちの日常は平和なものでしたが、2軍ヒーローがやって来て風向きが変わります。上空に浮かんでいた飛行船は何だったのでしょうか。

ネタバレBOX

日常が非日常になり、気がつけばレッドは車椅子を使い、イエローは出かける時にライフル(?)を当たり前のように肩にかけます。ブルーは市民を守るために隊員になったのに、いつの間にか戦闘員を倒すためだけに戦っていたと言っていました。始まりはのんびりして、笑っていられたのに何とも怖い話です。
舞台奥に貼られていた地図がめくれて、町が攻撃され破壊されたあととも見ることができるセットは実は多くのフィギュアでできていて、戦隊シリーズだけかと思っていたのでしたが、よく見たらウルトラマン各種と、エレキングにガンQゼットンなども混じっていてもっと近くで見てみたかったです(笑)
スーパーポチ

スーパーポチ

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/09/23 (木) ~ 2021/09/27 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

大人になってからの兄妹の付き合いって、兄弟とも姉妹とも姉弟とも違って独特だと思う。
きっとそれぞれが独特なんだけど、私は兄妹の世界しか知らないから、私と兄も子供の頃こんな感じだったし、今はこんな感じだ。

ネタバレBOX

この物語の登場人物は、それぞれが何かに囚われているかのように感じた。
その囚われている人にどこまでも付き添っていこうとする人がいる人と、いない人。
いない人は囚われていた気持ちから抜け出せた今、家族を取り戻すことが出来るんだろうか。

兄と兄嫁がなぜ死のうとしてるのかはよく分からない。
借金のことは借金と思ってないみたいだし、そもそも返せないほどの金額の借金でもない。
ただ兄は子供の頃からずっと外の世界に出てみたくて、でもそれが出来ないまま大人になって、親の世話も犬の世話もしなくていい自由になった今、やっとそれが出来るようになったんだと思う。

先生と妹の関係は、どうなんだろう。
小学5年生とキス以上の事をした。
妹はそれは忘れたい出来事だったけど、、それを美しい思い出と心の中で変換したんじゃないか?

先生は妹のことを忘れられなくて、花を植えて水をあげてきていたのか?
やたらと家に訪ねてきて、お金を貸してたのは懺悔の気持ちからなのか?

この芝居は色んな部分で自分と重なって、ちょっと観るのが辛かった。

丁度兄と今年こんな感じの話をしたこともあり、うちの娘が今小学5年生という偶然もあり、まさかの初日にずっと具合が悪かったうちのペットが亡くなったこともあり。

でも観れてよかったと思った。

1rooM β版

1rooM β版

壱劇屋

オンライン公演(大阪府)

2021/09/19 (日) ~ 2021/09/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

茶番とグダグダ感がnot for meでした。
最初の展開は好みです。

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