「あの怪物の名は太陽の塔」
The Stone Age ブライアント
サンモールスタジオ(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
藤田嗣治〜白い暗闇〜
劇団印象-indian elephant-
小劇場B1(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/11/02 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/10/28 (木)
価格4,000円
28日19時開演回(130分)を拝見。
1幕10場の舞台、自分には忙しなく感じられたが、ヒトによっては”テンポ良く”と取る向きもあろう。
なお、2回ほど、場転の最中、出演者が唄を口ずさみながら作業に当たっていたのは、単調さを避ける、という意味合いで好感。
まだ公演中なので詳細は伏せるが、主人公の藤田嗣治は当然として、藤田を戦争画に導いた朝日新聞記者・住喜代志に強く心惹かれた。
生死の境にいる兵士たちの魂を、キャンバスの上に永遠に刻み込もうとした画家
貧富の差なく、全ての国民が平等にお国のために働けると、ある種の理想郷を戦争に見出した新聞記者
しかし、それぞれの初志とは裏腹に、いつしか時代の狂乱に飲み込まれていった、この2人の(実在の)登場人物。
もし今も存命だったら、是非、話を伺ってみたい!と願わずにはいられなかった。
唐版 風の又三郎
劇団唐ゼミ☆
新宿中央公園 水の広場 特設劇場(東京都)
2020/11/17 (火) ~ 2020/11/22 (日)公演終了
人生最高の日
MICOSHI COMPLEX
OFF OFFシアター(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
「あの怪物の名は太陽の塔」
The Stone Age ブライアント
サンモールスタジオ(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ヒロインの石松千明さんが素晴らしい。70年代のあの感じの女の子。文通相手に会いにわざわざ大阪まで出て来た東京の女子高生。開演前SEで「雨にぬれても」が流れ、バート・バカラックの叙情的なムードで舞台は開幕する。大田康太郎氏演ずる一癖も二癖もある癇癪持ちのおじさんと愉快に山道を歌って歩く少女。牧歌的な光景、和やかなひと時、それが一変するのはおじさんの目的地は知的障害者施設で、娘に会いに来たことを表明してからだ。
若い頃の香川照之を思わせるルックスの綾田將一(あやだしょういち)氏も見せてくれる。「不幸な子どもの生まれない運動」を推進する役所の人間役。ヒール的立ち位置ながら、誰よりも“善意”について真剣に思索する人物である。
1970年に開催された大阪万博の名残り、岡本太郎の代表作「太陽の塔」。障害者施設近くの展望台から、それは神々しくも禍々しくも見下ろせる。
知的障害者は果たして幸せなのか?一人の女性がノートに「死にたい」と書いて脱走する。
オウム真理教の信徒で、学生時代障害者支援のボランティアをやっていた女性がいた。彼女は何でこんな生まれながらに苦しまなくてはならない子供達が存在するのかずっと思い悩んでいた。麻原彰晃の本を読んで「前世の宿業〈カルマ〉」と云う理論に納得し入信、やっとすっきりしたそうだ。このように、人間が思い悩むのは矛盾や不条理にはっきりとした解答を求めてのこと。嘘でも解答を得れば、もうそのことはどうでもよくなる。その女性も解答を得た事で障害者の苦しみは「自業自得」と楽になったのだろう。
それぞれの“善意”が交通渋滞を起こし、考えれば考える程底なし沼の奥深くに嵌まり込んでしまう。答は一つではない。無数にありつつ、矛盾しながらもそれは共存していく。
ジャック・ザ・リッパー
ホリプロ
フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)(大阪府)
2021/10/08 (金) ~ 2021/10/10 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★
配信期間終了まじかで(小野、加藤、堂珍)観ました。
ACT2からジャックの正体の描かれ方がいい感じに仕上がっていました。
人生最高の日
MICOSHI COMPLEX
OFF OFFシアター(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
フタマツヅキ
iaku
シアタートラム(東京都)
2021/10/28 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
シャンデリヤvol.2
U-33project
高田馬場ラビネスト(東京都)
2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2021/10/23 (土) 18:00
『シャンデリヤvol.2』という短編集の劇を観ました。
最初オフィスでの、女性上司と、あからさまにお互い、何かと仕事を奪い合おうとしている2人の女性社員が出てくるドタバタコメディな話から始まる。
後に分かってくることなのだが、椅子や衝立をしきりに2人の女性社員が動かしているのは、舞台転換をしていて、その作業自体をドタバタコメディな芝居にすることで、芝居と芝居のツナギを退屈にせず、観客を一旦現実に引き戻させずにする効果になっていることに、途中の演者の台詞によって気付かされ、無名な劇団がこんな高度なことをさり気なくやってのけている事を知って、感心してしまった。
また、女性上司から仕事をもらうために2人の女性社員がそれぞれしゃしゃり出て、あけすけにお互いをライバル視して、しかし、それでいて、時々協力し合うドタバタコメディで、大いに笑えた。
コンビニが舞台の短編では、どっかズレていて、距離感もなく話しかけ、人の話をあんまり聞いていない男性店員と、ツンと澄まして隙がなさそうで、常識人っぽい女性店員との言葉のキャッチボールが全然成立していないやり取りが個人的にかなり受けた。
また、コンビニの男性店員を演じる俳優が、隣の女性店員に一方的に思いを寄せていて、アパートのシーンにおいて、女性店員のいる隣の部屋から壁に耳をそばだてて盗聴したり、女性店員がいない間で、たまたま入り口のドアが空いていたときに、勝手に入って、女性店員が所持しているものの匂いを嗅いだり、小型デジカメで写真を撮ったり、部屋を撮ったりといった異常行動を、その肉体全身と、目つき、声色を使って、ストーカー行為のそこ知れない気持ち悪さと、おぞましさを体現していて、存在感があった。
しかし、女性店員がガラス製の灰皿で彼氏の後頭部を何度も何度も叩きつつ、叫び続けて、殺すシーンにおいて、それを演じる女優が、眼が血走り、静かだけれども相当以上で狂気に満ちたサイコパスな雰囲気を肉体から漂わせていて、真に迫っている感じが出ております、思わず見ているこちらも緊張し、脂汗が流れた。
最後の劇では、殺人事件の話と、実際にその劇の稽古や本番、機材トラブル、脚本家が劇本番の最後の方になって降りるなどの劇団の現実問題とがシンクロしていく劇的展開、シリアスなようでいて、張り詰めたシーンでいきなり笑える内容になったりとコンセプトとしては、とても面白かった。
ただ、クライマックスシーンにおいて、せっかく今まで観客を物語世界に引き込んでいたのに、収集のつかない、相当無理な素人芝居レベルか、それ以下の終わり方には心底落胆したが、そこさえ何とかすればより良くなると感じた。
フタマツヅキ
iaku
シアタートラム(東京都)
2021/10/28 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
フタマツヅキ
iaku
シアタートラム(東京都)
2021/10/28 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
■約115分■
大好きだったお笑いから遠ざかってほぼ何もせず、献身的な母に甘えてばかりの父のことが大嫌いなはずの花楽君。その感情の軌跡に、不自然というか、劇をイイ話に持っていかんがためのご都合主義的なバイアスがかかっているのを感じはしたが、あのラストシーンには高ぶった。
ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ペンションの庭の舞台セットが素敵でした。
東京から田舎へ行ったみなさんがUターンではなく、Iターンなのがなんとなく納得。
自分の幸せは自分で決めると言う言葉が良かったです。
ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
令和時代の新感覚な人情劇…面白い!
都市と地方での暮らしの悲喜交々、そこにみる人の感情を笑いとホロ苦さをもって描いた物語。この公演、37年前の「北の国から」(倉本聰氏)に発想を得たらしいが、昭和時代の泣き笑いで感情を揺さぶる人情劇とはひと味違って、カラッとして前向きな力強さ、そんな青春事情版の人情劇を創り上げた。見事。
(上演時間1時間30分) 2021.10.29追記
ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
15(Fifteen)
円盤ライダー
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2021/10/25 (月) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
ちーちゃな世界
青春事情
駅前劇場(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
これだけ何度も自然と笑いがこみ上げてくる芝居に出会えたのは久しぶりだ。日常で出会いそうな人々や場面が生き生きと描かれているからだろう。登場人物の配置や配役も絶妙でした。これぞ小劇場の醍醐味を味わえる作品!。
にんげん日記
トム・プロジェクト
紀伊國屋ホール(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
昭和24年の休業中の銭湯が舞台。未だ戦地から帰ってこない孫を待つ主人(小野武彦)と幼馴染の2人(高橋長英、村井國夫)、そこに飛び込んできた母と娘(賀来千香子、大手忍)の5人が織り成す泣き笑いの1か月ほどの物語。定番の展開で驚くようなことは何もないが皆さんの珠玉の芸にすっかり引き込まれてしまった。小野さんの実直な姿、高橋さんのボケ老人ぶり、村井さんのちょい悪のダンディーさはさすがだ。賀来さんのわざとらしい演技(失礼!)もこの状況にはぴったりだ。大手さんの浮き気味の張り切りぶり、賀来さんとのぎこちないやりとりも最後にはああそういうことかと納得してしまった。
昭和24年と言うと私はまだ生まれていないが会場はすでに元気に活動していたと思しき方々で満席であった。
にんげん日記
トム・プロジェクト
紀伊國屋ホール(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
俳優座花の15期の3人の芝居が観れるなんて奇跡です。舞台に立ってるだけで、その存在感に感動します。その3人に挑む賀来千香子さん、大出忍さんもチャーミングで素敵でした。戦後の貧しき時代に人が人として生きられた物語を紡ぎだした東憲司さんの筆力もさすがです。コロナで疲弊した今、最高の舞台が観れてて幸せでした。
落語『文七元結』『芝浜』+ 演劇『怪談牡丹燈籠』
劇団櫂人(解散しました)
上野ストアハウス(東京都)
2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
女性だけの三時間に及ぶ熱演!!!
すごかったです。
怖いのかと思いびくびくして行ったが、お化けが綺麗だった。
笑えるところもあり、おもしろかった。素晴らしかった!!!
来ているお客さんは、高齢の女性がおおくて、三時間キツかったと言っていた。
二時間くらいだと、私も助かります。腰が痛くなった。
日本の三大怪談話を、お芝居で観れてとても嬉しかったです。