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ドント・コールミー・バッドマン

ドント・コールミー・バッドマン

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/10/14 (木) ~ 2021/10/19 (火)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

『ドント・コールミー・バットマン』配信で拝見させていただきました。
観応え充分の115分の時間を感じさせない素晴らしい〜舞台でした 8888888
生舞台、観たかったです (T ^ T)

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

第一幕75分休憩10分第二幕75分。
マグマのように噴出する情熱。想像の十倍凄いミュージカルだった。観劇と云うよりLIVEを見せ付けられた感覚。溜まりまくった無数の不遇な才能が吐き出す先を探して長年喘いでいたようだ。『シカゴ』のように綿密で『ラ・ラ・ランド』のように解放的。これは劇場で体感した方が良い。
今作を映画化するならば、故大林宣彦か?(大林宣彦には二面あって、『理由』とかの編集センス抜群なA面大林宣彦の方。B面の自主映画作家系大林宣彦は皆が嫌いな奴)。
ずっと最上級の生演奏が奏でられ、歌も上手いし曲も良い。ダンスの振付やアイディアもよく練られていて隙がない。雑然とした雑誌編集部のオフィスと裁判所が見事に重ねられた舞台セット。

週刊記者役192cm(前田日明と同じ!)の浜端ヨウヘイ氏が圧倒的な歌声で観客を唸らせる。味のある訛りで人柄を滲み出させつつ、本業は歌手だった!ちょっと笑っちゃうくらいレベルの高い歌声が劇場中を木霊する。ここは帝国劇場か?
ヒロインの金子侑加(ゆうか)さんも魅力的。彼女に惚れた男5人が次々と自殺していき、魅惑と疑惑に彩られた容疑者役。しかも本人の本業は団子屋の女将!
裁判員に選ばれた大森茉利子さんは異常な精神科医の夫によるモラハラDVに長年耐え忍んでいる。
その夫、谷戸(やと)亮太氏演ずるイカれた精神科医は、アンガールズの田中卓志を思わせる不快なジェスチャー。
教誨師役岡本篤氏の存在はかなり重要。こういうどっかりと足場を固めた確立された視点があることによって、娯楽ジャーナリズムの類いから文学へと作品は昇華する。
主人公的立ち位置の永田紗茅(さち)さん、文芸誌希望ながら週刊誌に配属された新入社員役。彼女がこの事件をどう見ているのかをもっと知りたかった。
容疑者の腹違いの弟役溝口悟光(ごこう)氏、この事件の底流に流れるDNA(血脈)の呪いを意識させる。
容疑者の父親役、中山省吾氏。最低最悪の屑親、DVモンスターのように見せて中古文学(平安時代の文学)に長けたインテリ。今作の主要人物の共通点として、この中古文学への敬愛が挙げられる。
記者の婚約者役、内田靖子さんの歌声も凄まじい。全く息継せずにオペラ調に歌い続ける技術、圧倒される。
拝金ジャーナリズムの権化のような週刊誌編集長役、蓮見のりこさん。どう考えてもヒールなのだが、腹の決まった覚悟を任侠極道のように抱えてみせる。屑の一念が反転すると、美しくさえ思える不思議。

話題の毒婦を独占取材する為、記者に獄中結婚すら要求するクズ週刊誌。容疑者は中古文学を専攻していた為、記者は和歌にて接触を試みる。か弱い生真面目な容疑者は果たして本当に5人を殺したのだろうか?

ネタバレBOX

第二幕からは裁判で、容疑者の生い立ちが語られていく。キーアイテムはビニール製子供用縄跳び。容疑者の家系は自分を愛した者が呪われたように死んでいく。ヒロインは愛されることに怯えていく。

余りに壮大な話でそう簡単に消化し切れない。ただ『ジーザス・クライスト・スーパースター』のような余韻があったならなあ、と思う。強烈な物語を終えて、役者やスタッフは荷物を抱えてさっさと去って行く、みたいな。そこに取り残されるのは打ちのめされた観客だけ。

「百夜通い」が余り意味を成していない。二人の揺れ動く胸の内や変化もなく。(こここそ歌い上げて欲しい所)。容疑者にどうして皆魅入られてゆくのか?を観客に追体験させることが出来たなら。一つ軸になる和歌があっても良かった。(沢山の和歌が詠み上げられるのだが、さっぱり意味が分からない)。腹違いの弟と週刊誌記者の秘めたロマンスも描き方が物足りない。
「あの怪物の名は太陽の塔」

「あの怪物の名は太陽の塔」

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

全体的に、シリアスな感じで、いろいろ考えさせられた。
一緒に行った人は、娘をドライブにつれて行ったおじさん役の役者さんの演技が良いと絶賛していた。
長島茂雄のモノマネもっと観たかった、と言っていた。
本当にあの展望台があったら行ってみたい。

ひとつ希望があるとすると、自由席にして欲しかった。
ふくよかで席がキツい、腎臓が悪いのでトイレの近く、小柄で前の席に大柄の男性が座ると圧迫され舞台が見えないなど、お客さんには言わないがいろいろ事情があります。
もちろん他の劇団にもつうじる、共通の問題ですが...

最後はどうなるか心配でしたが、明るい終わりかたで、救われました。
良いお芝居で、満足でした。


みすゞかる

みすゞかる

劇団匂組

劇場MOMO(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

「あの怪物の名は太陽の塔」

「あの怪物の名は太陽の塔」

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本日拝見してきました。難しいテーマにもかかわらず、ところどころに笑いの要素も交えて、暗くなりすぎず、それなのに内容はとても深く、考えさせる素晴らしい内容、演出でした。演者の皆さんの演技もほんと素晴らしく。最近見たお芝居では私の中で間違いなく上位です。今後も期待です。

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/10/30 (土)

価格4,500円

音楽劇『百夜車(ももよぐるま)』30日18時開演予定のところ、機材トラブルにて10分遅れ。途中休憩10分込み157分。

開場時、天井近くまで積み上げられたセットに圧倒され
開演後、役者達が発する歌唱に心が震えた(歌唱のレベルは千差万別?だったが、全員が唄う場面は「ココは帝国劇場かぁ~!」と錯覚する?!程、痺れた。なお、溝口悟光さん、内田靖子さんの独唱は群を抜いていたと感心)。

まだ公演中につき、詳細は伏せるが、あるいは?と案じていた主要人物それぞれの"決着"に涙。
これまで観て来た、あやめ十八番さんの作品の中で、マイ・フェイバリットな舞台だった。

ネタバレBOX

【補足】
木嶋佳苗の首都圏連続不審死事件が下敷きの本作。
「週刊明朝」の「実方融」記者が「清水謡子」と獄中結婚しようとしたエピソード、実際には、週刊新潮のデスクと獄中結婚している。

【配役】
清水謡子(しみず・ようこ。千葉連続不審死事件容疑者)
…金子侑加さん(演技は文句なし! 背中が寂しい…。歌唱は、一か所だけ、声出すのキツイかなぁ?と感じた瞬間があった)
清水詠治(謡子の腹違いの弟。檜垣に依頼され、裁判の傍聴記を書くことに)
…溝口悟光(みぞぐち・ごこう)さん(前作『江戸系 宵蛍』の学生さん役の方が、これほどまでに歌えるとは!)
清水響一(謡子の父親。国語教師。妻・奏恵をSMプレイの末、絞殺。謡子や詠治に”清水家の血の定め”を負わせる)
…中山省吾さん
清水奏恵(謡子の母親)/女囚…三廻部結衣(みくるべ・ゆい)さん

実方融(さねかた・とおる。週刊明朝記者)
…浜端ヨウヘイさん(取材対象のはずだった謡子に、次第に魅入られていく様を、静かに・熱く演じられた。大らかな歌唱に好感)
松風一美(融の婚約者)
…内田靖子さん(前作『江戸系 宵蛍』の粟国奈々子役。歌も踊りも素晴らしい!)
大原御幸(週刊明朝の編集長)
…蓮見のりこさん(前作の運輸大臣役に引き続き、剛腕な人物を演ずる)
檜垣純(週刊明朝の新人記者)
…永田紗茅(ながた・さち)さん(裁判を通して人間的に成長していく純を好演。柿喰う客でお馴染みの役者さん)

三井寺康人(みいでら・やすと。妻に対して異常な支配欲を持つ精神科医)
…谷戸亮太(やと・りょうた)さん(前作に引き続きご出演。嫌な人物を好演?)
三井寺由梨(康人の妻。陪審員として裁判に接するうちに、彼女の心の中に変化が…)
…大森茉利子さん(今回、個人的に一番シンパシーを感じた役柄を好演)

善知鳥葵(うとう・あおい。謡子の弁護士。裁判中、康人との愛人関係を、由梨に悟られて…)
…服部容子さん
求塚明彦(もとめづか・あきひこ。検事。密かに大原編集長と情報のやり取りをしている)
…松浦康太(まつうら・こうた)さん

桜井絵馬(未決囚。出所後、謡子から託された手紙を詠治に届ける)
…田久保柚香さん(アレ?今日31日に観に行く舞台にも出演している気が?…w)
水無月達平(連続不審死事件・最後の被害者。黒塚の寺の檀家)…酒井和哉さん
黒塚庄司(千葉拘置所の教誨師)
…岡本篤(おかもと・あつし)さん(この2月、お隣りのシアターイーストでの『帰還不能点』に出ておられた役者さん)

女囚/刑務官、他…河西美季さん
女囚/被害者・淡路の妹、他…中野亜美さん(前作から引き続いてのご出演)
女囚/由梨のフォロワー、他…佐々エイミーさん
記者/被害者・淡路…渡邉力さん
記者/被害者・井筒…田邉将輝さん
記者/被害者・鵜飼…豊田陸人(とよた・りくと)さん
記者/被害者・江島…高村颯志(たかむら・そうし)さん

【音楽】
Pf.吉田能さん
Perc.吉田悠さん
E.B.藤野“デジ”俊雄さん
Vo. /女囚…高岡由季さん(こんにゃく座の「歌役者」さん)
Fg./裁判官…池田海人さん
白鳥の湖<新制作>

白鳥の湖<新制作>

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2021/10/23 (土) ~ 2021/11/03 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

古典バレエを初めて生で見た。チャイコフスキーの音楽はもちろん、ダンサー、衣装、美術などあいまって見事なダンスパフォーマンスであった。ワルツ、ソロ、デュエットetc、なんといってもバレエの多彩なダンス表現を堪能。言葉を使わない、セリフを遠くまで聞かせる必要がないので、マイクのない時代の大劇場でも、これなら楽しめたとわかる。

物語は別にすじを教えてもらわないと、舞台を見ただけではわからない。それは仕方のないところ。大きな枠組みがわかった上で、場面場面のダンスを楽しむのが良いのだろう。

前に男だけによるマシュー・ボーン版「白鳥の湖」を見たが、物語は大分違っていた。あちらは魔法使いの娘がオデット姫に姿を変えて現れるなどなく、舞台も現代。拝金主義や通俗的享楽への批判があった。

いのち知らず

いのち知らず

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/11/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いわく言い難い芝居で、見ながら終始スッキリしないもやもや感がつのった。中学からの親友で一緒にガソリンスタンドを経営する夢を持つロク(勝地涼)とシド(仲野太賀)。ある施設の門番をしているが、先輩門番モウリ(光石研)から、「この施設では死者を生き返らせる研究をしている」といわれ、戸惑う。モウリの話だけで、観客もそんなことは信じられない。当然、アリもしない話をもとに、ああだこうだともめる舞台をうさんくさい思いで見ることになる。

すると見えてくるのは男たちのマウンティング合戦。モウリとロク、ロクとシド、シドとモウリ、という二人組の会話を軸に(「二度目の夏」と同じ)腹のさぐりあい、非難のぶつけ合い、優位の競い合いになる。ここらへんは話の不条理性といいピンターのよう。不条理といえば、来るかどうかわからない何かを待っている「ゴドー」のようでもある。

「しょせん言葉じゃないか」が口癖の高校時代の共通の友人は、言葉の裏など探らない、ストレートな言葉の使い手だった話。学ランを木に引っ掛けて、これからの夢を、過去にあったことのように語り合い、みんな死んでしまったあとのフリをする「学ランごっこ」の思い出。ロクとシドがそれぞれに相手には隠している問題。施設で療養していた双子の兄を探しに来たトンビはどうなったのか。などなど、互いに関係ないようなこれらが、最後にパッと結びつく。

ネタバレBOX

何が本当かわからない不条理劇的テイストが、ラストで意外な結末になる。冒頭と同じ、所長に呼ばれたシドが帰ってきた夜の続き。シドが録音したはずの声が、テープには録音されていなかった。この結末自体、どううけとるかは単純ではない。素直に取れば、それまでの疑いが一気に晴れ、こちらの解釈が全部ひっくり返るような驚きだった。
15(Fifteen)

15(Fifteen)

円盤ライダー

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2021/10/25 (月) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

円盤ライダーさんを初めて劇場で観るわけですが、そこは円盤ライダーさん。え、劇場もそう使う?普通開演時には客電が消えて暗くなるのに・・・。
最近にはないくらい笑いました。劇シーンの渡部さん登場には思わず悲鳴(笑)。
サムさんも最高!!予定になかったのに思わずDVD予約してしまいました。

エレモア・ムーブ

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

王子小劇場(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

特に主人公役が素晴らしいと思う。魅力たっぷりにエレモア・ノートンという人物を表現していた。ストーリーもテンポ良く展開し、楽しめる舞台。

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/10/30 (土) 13:00

お芝居も歌も音楽演奏それぞれが融合して、とても楽しめました。
あと、照明が綺麗で印象に残った。
ストーリー展開も現代に当てはまっていて面白かったです。

ぽに

ぽに

劇団た組

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2021/10/28 (木) ~ 2021/11/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

現代の市井で使われている言葉が、劇的言語として舞台に登場した。
KAATの大スタジオに円形舞台に組んでいて、中央に砂場のような丸い囲みがあり、向かって上手から太い綱で編んだ粗目の網が天井に向かって伸びている。囲みの中が室内、出口は、網で、外へ出ようとすると網を上下するのに四苦八苦する。現代の独特の内向的なところがこういう風に舞台化されているのもうまい。幕開きで、小道具操作が囲みの中の二つの箱から児童向けのプラスティック玩具をぶちまけて芝居が始まる。
二十代後半、松本穂香と藤原季節の通い同棲中のカップルが、うじうじと日を過ごしている。穂香は育児シッターのアルバイトをしていて小生意気な五歳児を預かっている。二人の話題は海外留学で英語を覚えたいという他愛ない話なのだが、やがてそのとりとめなさがテーマだとわかってくる。今風の会話がちゃんと舞台のセリフになっている。
若者の現代風俗を素材にした舞台ではもうだいぶ前に岡田利規の「三月の五日間」という秀作があったが、こちらはセリフを軸に松本穂香と藤原季節の二人が生き生きと動く。言葉は舞台を制する。ことに松本穂香はテレビでも活躍していると聞くが、舞台でこその魅力がある。
だが、そんな二人は自分が生きることにも、他人へのかかわりにもまるでモラルがない。男女の関係はあるが、人間愛はない。あずけられる子供、預けて良しとする両親、託児サービスの所長、と周囲は広がっていくが、どこも張り付けたような笑顔の裏はモラル欠陥社会である。そこをこの若い作者は実に巧みに展開する。本作の見どころでもある。
そこへ、大地震が起きる。
混乱の中で、預けられた子が行方不明になる。その責任はどうなる。男女がお互いに無責任であったことも、周囲が全く頼れないこともあきらかになってくる。そこへ、行方不明の子どもが帰ってくる。43歳になって、手足は既に黒ずんでいる。これは「ぽに」だ。
突然舞台はファンタジーのような展開になる。育児時間の延長の事務処理というリアルなエピソードからファンタジーへと飛躍するが、テーマは外さない。
とにかく、見せ切ってしまう力量は大したもので、肝心の「ぽに」は結局よくわからないままに大団円になる。なんだか初期の野田秀樹の芝居のようだが全体の印象は全く今の空気だ。それが、コロナの終息が見えてきた今という瞬間と連動しているところがすごい、休憩なしの二時間。
新しい才能が確実な一歩を踏み出している。
苦言を言えば、円形舞台を使うのには今少し細心の注意が必要だ。私の席は左側だったが、俳優を丸く動かすのはうまいのだが背中を向けると折角のセリフに随分聞こえないところがあった。今は場内拡声の技術も進歩しているからマイクやスピーカーを仕込むことはそれほど難しいことではないだろう

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初の劇団さん びっくりするくらい本格派ミュージカル!歌もダンスも良かった〜!ストーリーももちろん!舞台美術もビックリ CATSを思い出した〜 みなさんも絶対観るべきです!

ラブピー

ラブピー

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

短編3つが絶妙な繋がりをもって、さすがです。演者も良い。ほどよい笑いがあって、めっちゃ良かったです。

黒羽根シリーズ 『謝肉祭殺人事件(マーダー・カーニバル)』

黒羽根シリーズ 『謝肉祭殺人事件(マーダー・カーニバル)』

劇団P・T企画

世界館(大阪府)

2021/10/29 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

また、犯人を当てることができなかった…。完璧な回答で、クッキー一枚はさみしい😣⤵️

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2時間サスペンスのようなストーリー、歌、ダンスと盛り沢山で観応えがありました。役者さん達は演技力が高く、とても良かったです。ぞくぞくしました。
あくまでも個人的な感想ですが、歌が多いのは良いのですが、ここは歌じゃない方が分かり易いような・・という部分が多々ありました。
ですが、サスペンス大好きなので、とても面白かったし、独特な雰囲気にも惹き込まれたし、歌もダンスも楽しめる贅沢な舞台でした!

ちーちゃな世界

ちーちゃな世界

青春事情

駅前劇場(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いや~、面白い!
観てきたコメントの多さと高評価も納得です。

ネタバレBOX

なるほど、東京から離れることで東京が見えるということか。

エンディングだけは納得できなかったのはですけどね。
店の金を持ち出す→競馬につつぎ込む→たまたま勝って、大金をオーナーに。
ハッピー・エンディングみたいになっているけど。
エレモア・ムーブ

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

王子小劇場(東京都)

2021/10/22 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2021/10/29(金)14時に、王子小劇場で観た、バンタムクラスステージ、
「エレモアムーブ」の感想です。
劇場に着くと開演前に、映画館のような予告編が流れる。劇中の主人公が過去に主演した映画だ。面白い。続きが見たい。予告編だけでは勿体ない。
本編。主人公エレモアは映画俳優。彼の身近に居る人や、作品に影響を受けた人々の思惑が交差し、やがて大きなムーブメントに成っていく。
エレモア自身の、心のムーブが揺れ動きすぎる。コミカルに、時にシリアスに。
周囲が放っておけず、思わぬ展開に広がって行く様が、小気味よい。

役者は皆さん手練れ。「皆さんが全て手練れ」という作品は、実はなかなか無い。その所作、声に、細かい配慮が、随所に見て取れる。今回のエレモアムーブに出演してる皆さんは、本当に全員手練れ。素晴らしい。

とても難しいセリフ流れの脚本が、実に気持ち良く観客の耳に入ってくる。
自然にクスッと笑え、シリアスな心情にも、寄り添える。

舞台美術、照明、音響、衣装等に至るまで、シンプルな様に見えるが、
実に良く計算、熟考された上での、シンプル。良き。

最後のシーンは、バンタムという団体の背景を知っていると、より胸にくるものが有る。

そして、観客が安全でスムーズに観劇出来るよう、様々な部分で制作スタッフの方々が、心配りしてくださっているのが、よくわかりました。
ありがとうございます。

久方ぶりの、劇場での観劇。
やはり目の前で、人が話し、動き、笑い、泣き、それを直接感じる事が出来るのは、何物にもまさるよろこび。

バンタムクラスステージ
「エレモアムーブ」
王子小劇場 王子駅徒歩5分
2021/10/22金から31日まで。

ツイキャスでの配信もあり。定点とスイッチングの2種類。アーカイブは2週間。

以下、私感。

いつ以来だろう。久し振りに、劇場へ向かう。
家で観に行く準備中や、電車に乗っている時、
「ああ、そうだ。観に行く時は、こんな風に時間が流れ、景色が動き、気持ちが高鳴り、向かっていたんだった。」と思い出す。
全てが以前と同じという訳ではないが、
演劇を劇場で、生で観る事が出来る状況が、戻ってきた事を実感する。

今回、希望日の座席が、事前に売り止めになり、観劇を諦めていたが、
前日夜に急遽増席され、予約可能になり、観に行く事が出来た。感謝致します。

帰り際、作演出家の方に、エレモアムーブ本編の感想を伝え、
映像化・DVD化希望と共に、予告編の方の作品化もお願いしてみた。

以前、劇団6番シードさんが、映像チームのプロジェクトヤマケンさんと、劇団PVを作り、評判となり、
その後数年に渡り、制作実務や資金面で、ファンと協力しながら、映画館での公開に至った。
という事例もある。

クラウドファンディングの活用等も。

舞台作品と映像作品で、準備期間や作成方法は異なるが、
エレモアムーブ本編・予告編ともに、
作品自体にチカラがあり、何度でも見たいと思うので、ぜひご一考を。

コロナ禍以降、
実際に劇場や映画館に行く、生配信や、アーカイブ映像で残すなど、
作品を楽しめる時間・選択肢が広がった事は、良い。

2021/10/30(土)
トランクウィル 記する。

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

まず驚かされるのが舞台美術。この作りの意図するところは と考えを巡らせたが、観終わって そういう解釈なのかと…。冒頭は、説明にある小野小町の伝説「百夜通い」を、あやめ十八番らしい能楽のような様式美で観せているが、内容的には現代の或る事件の顛末を連想させる。だだ、前作「江戸系宵蛍」に比べると、そのパフォーマンスの意味(表したい内容は理解)するところが弱いようだ。二部構成、休憩をはさんで160分の上演時間。一部は三人称、二部は一人称のように視点を変え、物語というか人の心の深淵を覗くようだ。理屈では言い表せない人の心の複雑さ、そこに舞台美術の雑然とし整理できていない様を観る。
全体的には音楽や中世古典文学といった魅力ある演出で観(魅)せているが、自分的には、物語のベースになっているであろう事件が禍々しく、そこに現代社会(マスコミ等)の毒々しさを絡ませたため、演劇という虚構を超えて現実(想像)が勝ってしまった。リアルな重しに対し音楽や中世古典文学といった情緒的な演出、事件(現実)と演劇(虚構)の ある程度の融合は観て取れたが...。とは言え、ミュージカルとは違う音楽劇の魅力、その劇に観入らせる力は見事!  
2021.10.31追記

ネタバレBOX

舞台美術は、事務机、OA椅子、ロッカー、キャビネ等が雑然と積み重ねられ、上階部を形成している。その上階部のやや下手側に演奏スペース。上手が主に雑誌社に関わる場面、下手が主人公の清水謠子(金子侑加サン)に関する場面が描かれる。どちらの足場も不安定で乱雑なところを上る。ここに不安・揺れる人間の心情を観る。

冒頭、週刊誌「明朝」のオフィス内とそこに勤め出した新人記者・檜垣純(永田紗茅サン)の出勤風景のパフォーマンスから始まる。文芸部門を希望していたが、もう1人の主人公である実方融(浜端ヨウヘイサン)と千葉連続不審死事件を扱うことになり、清水容疑者が収監されている拘置所へ行く。容疑者(判決後は死刑囚)との接見交通権が制限されていることから、実方が清水容疑者と獄中結婚を申し出る。その回答が百日間通い通したらというもの。これによって小野小町の「百夜通い」の伝説に繋がる。ラストも同じように百日目には、というもの。

雑誌社では清水容疑者の話題をスクープしたい、そのためには命以外は犠牲にする。当初、檜垣はそんな横暴な取材体制(態勢)に批判的であったが、段々とのめり込む。実方には婚約者・松風一美(内田靖子サン)がいたが、婚約破棄までして社命に従う。理不尽を通り越した無茶振りだが、段々と清水容疑者に惹(魅)かれていく。彼女の容疑は複数の男性を死に至らしめたということ。ここまでが第1部。
第2部は、主に下手で彼女の裁判(記憶と記録)に関わる場面へ移る。さすがに具体的な殺害シーンは描かないが、次々に不審死(一酸化炭素中毒死等)していく。例外として、介護していた人物との真情吐露、ビニール縄跳びを使った別れは悲しく、同時にラストシーンへの伏線を思わせる。彼女の生い立ち、幼き頃の両親の性癖を覗き見たことによるトラウマ、夫婦交歓によって父が母を死に至らしめ、以降 父に会っていないことなどが語られる。その父の死と弟の出現。弟の傍聴メモが雑誌社の連載記事となる。裁判では決定的な物的証拠はなく、状況証拠の積み重ねで有罪(死刑)に追い込む、その検察(権力)への批判が鋭い。複数の男性を恋狂わせ死に至らしめた女、それが”魔性”というにはあまりに純粋すぎる。

この裁判は、裁判員裁判で家庭内で夫の精神科医・三井寺康人(谷戸亮太サン)からDVを受けていた妻の由梨(大森茉利子サン)が参加、清水容疑者の弁護士・善知鳥葵(服部容子サン)と精神科医・三井寺の不倫など、いくつかの話を物語に関連付けているが、本筋とは少し別の話。第1部は彼女の事件によって話題と利益を得ようとする雑誌社(マスコミ)の第三者視点で描き、第2部は彼女自身が心情を切々と語るような当事者視点、その異なる視点で物語が立体化して観え出す。

内容的には重くなりがちであるが、音響・照明といった演劇効果、そして和歌詠みで現代と平安期の隔てた時間と空間がゆっくり融合し心を和ませる。また清水容疑者の衣装は囚人服ではなく、主にスウェットファッションで、重々しさよりは見すぼらしく儚さを印象付ける。裁判では死刑判決になるが、本当に殺人を犯したかは…その印象を固定させない巧さ。物語の面白さは、その内容(現実にいくつかあるが、例えば木嶋佳苗死刑囚の首都圏連続不審死事件を連想)というよりは音楽劇(台詞と歌シーンの別)という聴かせ観(魅)せる演出に楽しさと驚きを感じた。まさに極上のショーを観た!それを体現したキャスト陣の熱量・力量がこの公演を成し遂げたといっても過言ではない。当事者を残して事件は忘れ(風化し)ていく、とは劇中の台詞。自分の記憶が薄れ、現実の事件を忘れれば、また違った印象の公演になるだろう。
次回公演を楽しみにしております。
後の祭りになる前に

後の祭りになる前に

HitoYasuMi

下北沢 スターダスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

1時間ほどの中篇。開演前から芝居が始まっているので、早めに入るのがお薦め。ご贔屓のユニットの久々の公演ということもあり、終演後はついフォトブックを購入。

ネタバレBOX

序盤は性格の異なる三人の会話のズレっぷりが可笑しいが、これだけだと単調かなと思ったあたりで、各々の家庭の事情や、過去のあれこれが浮かび上がってきて、三人のキャラクターが立体的になってくるのがいい。

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