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「がんばれ氏治 -小さき不死鳥と九回落ちた城-」

「がんばれ氏治 -小さき不死鳥と九回落ちた城-」

ワイルドバンチ演劇団

萬劇場(東京都)

2024/12/26 (木) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2024/12/28 (土) 13:00

価格4,500円

殺陣満載。
上演時間は約2時間40分ほど。

食わばもろとも

食わばもろとも

新雪/深雪企画

高円寺K'sスタジオ【本館】(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とにかく役者の間の取り方が秀逸でした。役者陣のチームワークの良さから来る阿吽の呼吸というか…、全体的にアットホームな雰囲気を感じました。宮沢さんの誕生日を皆でお祝いできて良かったです。

リベルテ vol.29

リベルテ vol.29

END es PRODUCE

本所松坂亭(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/31 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 男女混合の即興を中心としたエンタメの回を鑑賞。MCを担当した役者が中々上手い。出演者の捌き方、ダイアローグを交わす時の気の利いた台詞や対応に頭の良さが感じられる。他の出演者には図抜けた才能は感じなかった。無論力量の差はあるもののどんぐりの背比べという印象。観客層も他愛のないギャグに笑う人が多いと感じた。エンタメとはいえ本所にある小屋である。もう少し粋な作品に仕上げて欲しかった。

バード・バーダー・バーデスト

バード・バーダー・バーデスト

南極

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了

映像鑑賞

恐竜たちの学校の様子が描かれる。隕石によって恐竜が絶滅することは広く知られているし最序盤にも示されるので話がそこへ向かうことがはじめにわかる。触れれば火の出るような思春期特有の将来への焦り、根拠のない自信と冒険心、そして無謀にも隕石に立ち向かう青春特有の熱苦しさが混然一体となって舞台の上で躍動する。ところで、映像はカメラマンが手持ちカメラを使って恐らく舞台上で動きながら撮影している。躍動感はあるけれど個人的には客席に固定された映像が好みかな。

ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」

ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」

四分乃参企画

JOY JOY THEATRE(東京都)

2024/12/27 (金) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

【カウント3(Three)チーム】観劇
つかこうへい の代表作であり つか魂がストレートに伝わる演目を解散公演に選んで、全力で演じていた。三日間で8公演と驚異的なスケジュール。本作は何度か観たことがあり 上演時間が短いように感じていたが、当日パンフを読むと体力的に厳しくカットしたシーンもあると…納得。

本作は、舞台装置がシンプルで 役者の演技力が公演の要(かなめ)。劇団のモットーは「愛と情熱」をテーマに活動、稽古は土日のみ。最終公演に向けては どうだったのかは分からないが、粗さも目立つが、愛おしさが感じられるような演技であった。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台セットは、お馴染みの古びた机、その上に黒電話、捜査資料、傍らの置台に洋酒瓶が置かれている。舞台技術の音楽選曲と照明効果は上手い。

物語は、警視庁の木村伝兵衛部長刑事の取調べを中心に熱海の殺人事件の概要をなぞりながら、その過程で事件の底流にある問題を抉るもの。人間を鋭く観察し、心理描写と情況表現が中心であることは間違いないが、本公演は故郷という心の拠り所も強調している。人間、社会そして自然といった世界観の広がりを思わせる。

在日への人種差別への思い(代弁)を独白・激白、その故郷を追われた慟哭が胸をしめつける。また同性愛者を登場させ、その性への偏見差別、職業・職場、さらには社会進出における男女差別、権力至上への揶揄など、色々な問題・課題を浮き彫りにしてくる。一方、人が感じ持つ優しさ、哀しさ、孤独、気概などの人間讃歌とも受け取れるシーンの数々。単なる痴情の もつれによる殺人事件ではなく、大山金太郎(容疑者)を一流の犯人へ仕立て上げることによって、事件の底流にある本質を炙り出す。この硬質で骨太い描きの中に、女性ならではの純粋と情念の心情を垣間見せる。またちょっぴりあるお色気シーン、この緊張・弛緩のほど良い刺激が1時間40分という時間を飽きさせない。

つかこうへい の思いは、役者の演技力という体現なしでは伝わらない。特に主人公 木村伝兵衛を演じる女優の力強く凛とした姿と愛嬌ある仕草、また山口アイ子の切なくも強かな女、その異なる女性像を自在に演じ分ける難しさ。またアクションにキレがあり身体の強靭性も必要。本公演では櫻井まりあ さんが演じていたが、遠慮しているのか少し弱々しく迫力を欠いたのが惜しい。男優陣は、熊田留吉刑事、桂万平刑事、大山金太郎との絶妙な遣り取りに人間味が感じられる。今まで観てきた公演の男性陣も熱演であったが、それは主人公・木村伝兵衛を引き立てるといった印象。本公演も基本的には同じであるが、単に櫻井さんの盛り立て役に止まらず、一人ひとりの人間性を立ち上げている。体躯のよい正木拓也さんは、厳つい風貌と剛腕を見せつつ純情な面を併せ持つ熊田留吉刑事、平澤雅己さんは顔付こそ野性味あるが、やはりホモらしい繊細さを見せる桂万平刑事、永松翔平さんは2人に比べると体は細いが、強情で熱い男-大山金太郎。相乗効果を発揮した役者たちの演技は良かった。

原作の意を表した脚色、それに魅力付けした演出(清水みき枝サン)、そして充実した演技、さらには舞台美術(音響・照明)など全体が調和した公演は好かった。
明晰夢

明晰夢

ムケイチョウコク

文喫 六本木(東京都)

2024/09/27 (金) ~ 2024/10/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/09/27 (金) 19:30

六本木の本屋さんで出会う不思議な物語。イマーシブシアターならではの驚きと感動を味わえる作品でした。

19→

19→

劇団サンカヨウ

スタジオ空洞(東京都)

2024/12/28 (土) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

良かったです。機会があれば、また。

ネタバレBOX

内側と思っている何かと、外側にある自分との
関係性をめぐるオムニバス3編。
友達関係と自分。
夢の中の登場人物と自分。
見えている世界と見ている自分。
最後の自分が、観客自身である点で、構成が秀逸。
(もう客席にはあなたしかいない。)

舞台上のテレビは砂嵐。つまり内側はない。
舞台と客席がフラットな空間を生かし
テレビの直接外側は観客席なので、
内側と外側の話なのね、と観ていると
ああ、外側はやはりワタシなのね、ていう作り。
森林伐採に気を取られはしますが。

客入れあたりの空気感は「旗揚げ公演」を感じましたが
内容は正統派の佇まい。演技も劇作もなかなか。
先人の足跡をいろいろ吸収されているんだろうなあと想像。
これからが楽しみです。
お経でダンスするシーンが印象に残りました。
衣装もいいですね。
て

ハイバイ

本多劇場(東京都)

2024/12/19 (木) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/21 (土) 19:00

拝見できてよかった。

重めの内容かと思ったら、いや重めではあるんだけどそれを軽やかにある種テクニカルにそして細やかに描いていて引き込まれた。笑うどころではない切実な話のはずなのに、本当に面白かった。以前の演出がどんなだったか観てみたくなった。

はんなま砦は夜更けまで

はんなま砦は夜更けまで

大統領師匠

駅前劇場(東京都)

2024/12/04 (水) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/05 (木) 19:00

不穏なラストを含め、めちゃ面白かった。
中世ヨーロッパっぽい雰囲気のファンタジーかと思えば、まったく異なる世界観の枠組が見えてくる。奇想に溢れた物語、愛すべき登場人物たち、意表をつくガジェット、さまざまな仕掛け。細部まで作り込まれ、ついリピートしたくなるような作品だった。

奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話

奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話

イキウメ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/08/09 (金) ~ 2024/09/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/08/17 (土) 18:00

ナビにも出てこない山あいの旅館で交わされるいくつかの怪談話と現実の事件の奇妙な交錯。客席もその不穏で妖しい闇に取り込まれ、息を呑んで物語に没頭した。

朝日のような夕日をつれて2024

朝日のような夕日をつれて2024

サードステージ

紀伊國屋ホール(東京都)

2024/08/11 (日) ~ 2024/09/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/08/12 (月) 19:00

思い入れの強い演目をこれまでとガラリと変わったキャストで上演するということで、楽しみにしていた甲斐のあるインパクトだった。
怒涛の物語性とさまじまな寓意、何よりそこに人間がいるという感慨が観終わったあと胸に残った。

ミセスフィクションズのファッションウィーク

ミセスフィクションズのファッションウィーク

Mrs.fictions

駅前劇場(東京都)

2024/08/08 (木) ~ 2024/08/12 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/08/08 (木) 19:00

それぞれテイストの異なる3つの作品を「ファッション」をテーマにつないだ約130分。3団体ともに笑い多めだけどテイストはそれぞれ違って、キュートだったり不穏だったり切なかったり。
3つの短編だけでなく全体の構成や美術、グッズ展開に至るまで「ファッション」へのこだわりを感じさせて楽しい。
そして自分はやっぱりMrs.fictionsが好きなんだなと改めて思った。

かわいいチャージ’24

かわいいチャージ’24

人間嫌い

シアター711(東京都)

2024/07/24 (水) ~ 2024/07/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/07/28 (日) 12:00

「可愛い」ということに対する登場人物それぞれの思いが切実で、観ていて身につまされた。特に鈴菜ちゃんの気持ちはとてもよくわかるけど、同時に歳を重ねてからの方が敬遠してたフリルやレースも着たければ着られるかもしれない、などと思った。

男の人はこの作品を観てどう思うのか、などということも気になったりした。

蚕は桑の夢を見る

蚕は桑の夢を見る

劇団番町ボーイズ☆

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2024/07/25 (木) ~ 2024/08/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/07/27 (土) 17:00

旧約聖書マカバイ記にある7人兄弟の殉教の逸話から始まり、近代日本の寒村らしき背景の中で閉塞的な家父長制を寓話的に描いていく。
魅力的なキャスト7人が兄弟間の軋轢と愛情を緊張感たっぷりに演じて観るものを惹きつけた。

イリクラ2024 〜Iridescent Clouds〜

イリクラ2024 〜Iridescent Clouds〜

カガミ想馬プロデュース

六行会ホール(東京都)

2024/07/18 (木) ~ 2024/07/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/07/20 (土) 12:00

デパート屋上でのヒーローショーの練習風景から始まる物語は、ツッコミどころと笑い多めの前半から意外な人々の過去が明らかになる後半へとつながり、熱い展開の終盤ではグッときてしまってちょっと泣いた。
ミュージカル仕立てで小気味のいい演出家、キャストも皆さんハマり役だった。

流れんな

流れんな

iaku

ザ・スズナリ(東京都)

2024/07/11 (木) ~ 2024/07/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/07/14 (日) 18:00

ジェットコースターのような怒涛の会話劇。親しい者同士ならではの遠慮のない言葉のやり取りで、家族、病気、自責の念、恋愛、公害、地域活性化、企業の内情、それぞれの抱える問題とエゴがすれ違いながら互いの胸を刺す。それでも底にあるのは憎しみではない温かい何かなのだ、と。

神話、夜の果ての

神話、夜の果ての

serial number(風琴工房改め)

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/07/05 (金) ~ 2024/07/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/07/14 (日) 14:00

カルト二世の壮絶な生い立ちと罪。国選弁護士と拘置所の嘱託精神科医のやり取りから見えてくる物語と、彼の内面(?)での会話と。当事者だけでなくそれを巡る人々の物語でもあった。センセーショナルな題材とも言えそうだが、抑制の効いた緊張感で見応えあった。

12人の怒れるひとびと!

12人の怒れるひとびと!

OuBaiTo-Ri

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/21 (土) 13:00

吉成3号はあのガタイ・風貌ゆえ今までで一番威圧感があり、6号から「次にやったら俺が相手だ」と凄まれて尻尾を巻くのに違和感があったが、あれは「弱い犬ほどよく吠える」の典型で相手が本気で怒っているのを察して本来の「弱さ」が出たのではないか?と帰路に気付いた。
いやホント、ここの3号はいろんなタイプがあるなぁ。
また、前日に楽園王「授業」で自分の思い込みから教授の言うことを理解できない/理解しようとしない生徒を観ており、両者に通ずるモノがあるような気がしたりも。
ところで「陪審員制度のある日本」という設定は良いとして、見取図が何で英語表記なの?と oubaitori企画版4回目にして気付く。あれは「鉄道」「寝室」の方が良いのでは?(笑)

春鶯囀

春鶯囀

Office8次元

シアター風姿花伝(東京都)

2024/07/11 (木) ~ 2024/07/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/07/13 (土) 18:00

仄暗くヒリヒリするほど美しい舞台。小説と異なる部分が不思議なくらいしっくり胸に落ちた。鳥たちの場面により芸道という題材の重みが増し、原作で語られないある「真相」により登場人物の胸のうちの陰影が増した。細やかで濃密な約2時間、瞬きも惜しんで夢中で見入った。

君がくれたラブストーリー2024

君がくれたラブストーリー2024

シベリア少女鉄道

赤坂RED/THEATER(東京都)

2024/10/30 (水) ~ 2024/11/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

見ていなかったので再演お邪魔しました。
安定の完成度。鬼の構成力。
一連のこれとかあれを構築してこれだけの完成度で仕上げる
変態的な熱意と努力に涙が止まりません。
今年のM−1の決勝で、審査員のノンスタイル石田氏が
トム・ブラウンを評して、
普通の漫才では笑えなくなってしまった人を
救済するための避難所的な言い方をしていたけれど、
シベ少はまさにそんな感じ。お笑いでも
ナンセンス喜劇でもなく、
あえていうと「シベ少」というジャンルであり、
間違いなく現代演劇界の極北に位置し、唯一無二なのだが、
知らない人は全く知らない。それでいいのです。
それがいいのです。アートの極北って、そんな感じですよ。きっと。
これ以上人が殺到して、チケット取れなくなっても困るし。
最初に見たのは、王子小劇場、笑ってもいいと思うの再演なので、
随分昔ですが、私的には
初めて見たシベ少で受けた衝撃を超える観劇体験は未だに
ありません。もう20年も経ったのか、という感慨とともに。

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