最新の観てきた!クチコミ一覧

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ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

期待値MAXで観劇!笑えてジンときて、めっちゃよかったです。良い時間をありがとうございます。

鴎外の怪談【12/16、12/19、12/25公演中止(12/19は1/30に延期公演決定)】

鴎外の怪談【12/16、12/19、12/25公演中止(12/19は1/30に延期公演決定)】

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/11/12 (金) ~ 2021/12/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/02 (木) 19:00

すごく面白かった!
役者さんのお芝居も素晴らしかった。

鴎外の小説を読みたくなりました。

ダウト 〜疑いについての寓話

ダウト 〜疑いについての寓話

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2021/11/29 (月) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/04 (土) 19:00

素晴らしい舞台でした!
質の高いお芝居を満喫できました。

最後はドキッとさせられ、考えさせられるストーリーでした。

帝国月光写真館

帝国月光写真館

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

少年探偵団の小林少年を思わせる主人公、山丸莉菜さんは躍動的でその姿をずっと観ていられる。
支那事変から太平洋戦争へと戦火が拡大していく昭和初期。婦女子を拐う「怪人紅マント」の噂で町中に不安が広がっていた。公園にやって来る紙芝居屋が繰り広げるのはエログロ風味の「紅マント」のお話で、集まった子供達は水飴をしゃぶりながらその顛末に恐れ慄く。
プロローグとエピローグで語られる女学生による三原山火口投身自殺事件。彼女が死の間際、最期に見たいものは「支那上海の阿片窟」で、「はないちもんめ」と「かごめかごめ」が効果的に歌われる。彼女は誰にも必要とされていない自分を殺し、誰かに必要とされる自分に生まれ変わることを望んだ。
皆、誰かの妄想の中に棲み着いていて、更にそこでいつも何かを妄想し続けているような世界。その漆黒の闇の中に差す一筋の月光、山丸莉菜さん扮する少年の真っ直ぐな情熱は迷いがなく清い。

ネタバレBOX

「どちらの夢が値が高い?どちらの夢が値が高い?」
冒頭自殺する少女は「生まれつき醜く太っていた為、皆に嫌われて育ったが、死を決意したその日から不思議とどんどん痩せていった」と語る。ワンシーンだけの登場ながら、演じた竹本優希さんが作品全体を覆う旋律として矢鱈と印象に残る。(巫女役としても出演)。

今作のモデルとなった事件が報道されてから、その年だけで129人(未遂者も含めて944人との説もあるが···)が三原山火口に投身自殺している。「怪奇赤マント」の噂も東名阪の子供達を中心に異常に広まっていった。集合無意識かシンクロニシティか、時代は群衆を一個の不安神経症患者へと統合していく。

高取英の作風は多分意図的に書き割りのコスプレのようなキャラクターが配されているのだろう。憲兵隊、呪術教団真理支教、謎の研究所、二重スパイ、帝国月光写真館、幻視複製機···。個々の実存感はなく纏ったイメージだけがひらひらする亡霊のよう。唐十郎のような郷愁感の強い設定、クライマックスではつかこうへいっぽい“言葉”が意味を喪失し引っ繰り返り続ける言語ゲーム感。好き嫌いはかなり分かれる所で、自分はもっと気の滅入る重い物語の方が好み。
時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

島原の乱をベースに
いろいろと設定を付けて人物関係をエンターテイメント化して
分かりやすく見せた2時間半超えの作品
最初は100分(笑)だったとは前説でバラしてた(^-^)

舞台セットは某御白州のような感じであるが
戸を変えたりと細かく用いており
登場人物らの衣装も本格的で見応えありました

ネタバレBOX

なんかね ひどい目にあう村人らがね
カムイ外伝とか思い出したわ・・・・・

パンフレットが綺麗な仕上がりで
丁寧に相関図や時代背景とか
ベースの乱の解説なども入れてて理解しやすいものに仕上がってました

客層は女性が多いんですねー
まぁ舞台上は男性ばっかでしたし=納得(^-^)

話は江戸時代初期に起こった日本の歴史上最大規模の一揆で
虐げられる村人側の有名人=四郎くんを豊臣の落とし子として
仲の良い村人が真田幸村として
集う一揆仲間とかに真田十勇士とかを入れた感じです
幕府側も一枚岩ではないとかも見せたりと
人間ドラマが厚いデス


・・・・でオチですけど


いいんですか


読みますか





四郎くんは佐助に連れられて逃げおおせ
幸村くんは代わりに亡くなって・・・で幕であります

プリンセス豊臣みたいに続くんだろう~な~
とかはオープンエンドで観客の皆さまの思い描くままにーデス

今回の乱の見せ方では
籠城戦の兵糧枯渇などの陰惨なトコは省いてました
・・・・これってね
フランス南西部の都市「歴史的城塞都市カルカソンヌ」の
名の由来である「女領主カルカス (Dame Carcas) の伝説」
みたいにできてたらカッコよかったんだろうが・・・
死体とかは籠城部から出して敵に食料情報とか与えてたから・・島原は・・・
駄目だったねぇ・・・・(カルカス女史は5年以上も籠城してたらしい)
幕あけ前

幕あけ前

yhs

札幌市教育文化会館・小ホール(北海道)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/10 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

はじめて、yhsさんの劇を観ましたが、笑っていた回数が今までで1番多かったと思います!
出演者全員の個性が強くて、そこに歌が入ってくる、楽しい公演でした!

『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』

『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』

ムシラセ

オメガ東京(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すごく良かった!
たくさん笑って、ちょっと感動して、考えさせられて。
とても有意義な時間でした。

特に若い人が観ると、すごく良いんじゃないかと。

夏への扉 2021

夏への扉 2021

enji

現代座会館(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

昭和の香りのするレトロなセット、音楽など懐かしさがあふれ、素敵なお芝居でした。

タイムスリップの仕方も、ワーッいう感じでした。こういう手があったか...
ネタバレになるので書けないが、自然でいい!!!

優しさが溢れ、昔はこういう風景があたりまえだったのに...
今の世の中は少し寂しい気がした。
役者さんたちの演技、とても自然で味があり、素晴らしかった。
素敵な時間を有難うございました。

ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前作のセットも良かったが、今回もペンションのセットが素晴らしい。序盤、話の噛み合わなさがギクシャクした展開のようにも思えたのが、だんだん話が見えてくるに従って、意表を突いた要素を入れながらも、気持ちよく収まってくる。

ネタバレBOX

開演前の客席は、何だかコロナ禍以前のようなお喋りの嵐。自主性に任せていたら、マスクが外せる日などまだまだ先になりそう。
ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

人を笑わせるって中々難しい事だと思うけれど、ここ風さんはそんなハードルをふわっと乗り越え、無防備に人を笑わせてしまう術を持っている。
多分、それが演劇通で気難しいご年配であっても、観劇初体験の若者であっても。

会場に入ってまず目に入ってくるのは薄明かりの中、細部までこだわり尽した舞台美術、小さな古民家風ペンション。
良質な物語がこの場所で、まさにこれから始まる!
確信にも似た安心感からのスタート。

ちょっと事情を抱えた家族が経営するペンションに訪れる、これまた訳ありの宿泊客。
どちらかと言うと良くありそうな真っ新なキャンパス生地(設定)に登場人物達がそれぞれの色彩を放って瞬く間に息を吹き込んでいく、その力量が何とも心地良く、ちょっぴりビターな大人味なのも良い。
自然と巻き込まれ可笑し味に包まれていくのが良い。

パ・ラパパンパン

パ・ラパパンパン

Bunkamura / 大人計画

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2021/12/04 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽しい舞台でした。松たか子さん、声も歌もよし、ダンスも動きもよし、衣装もよし、パーフェクトであります。観たい役者さんばかりで、一人ひとりキャラがきっちりしているのでわかりやすくおもしろかったです。

夏への扉 2021

夏への扉 2021

enji

現代座会館(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い! お薦め。
手の指の間から大切な思い出がポロポロと零れ落ちるが、その愛しい思いをそっと救い上げ、固く握りしめ楽しかった時を想像・回想する。ラストの明るく力強い台詞…「楽しい夏休みだった。私はこの思い出を一生忘れない!」は心に響く。寒風吹きすさぶ中、劇場へ向かったが、帰路は心が ほっこりするような心持になれる、そぅ心が温まる秀作なのだ。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台となるのがビートルズが来日した1966年、昭和の雰囲気が漂う喫茶店「セブン・ドアーズ」。店内セットで気になるのが、いくつもあるドア・・上手から「ヒルトン」「地下鉄」「病院」「国鉄」とあり、それぞれに所要時間が書かれている。カウンター、腰高スツール、テーブル等を設え、内装(レンガ壁)、壁に多くの写真を飾り 実に丁寧に作り込んでいる。何となく行ったことがあるような雰囲気の喫茶店、懐かしさを覚える。上部 後方には暗幕があり、それを開閉することで物語の時代・時季を表す。

この作品は2002年に初演、2006年に再演、さらに番外公演も実施しているという。何度も上演し(観)たくなるのが頷ける。公演でも2002年当時を思わせる携帯電話を使用するなど細かい配慮。主人公・桑野明日香は、母が亡くなり喪失感に苛まれている。その様子を心配する恋人の隆。或る冬の日、胡散臭い男が、癒しの香を売りに来る。彼女は「明日への活力がわく香」を所望し、それを嗅いだところ、’66年夏にタイムリープ・・「夏への扉」を開けたのだ。実はタイムパラドックスを避けるため、彼女が生まれる前、すなわち存在しない年代を描く(理屈ではなく)。両親や好きな叔父がまだ生きている。ビートルズが宿泊しているホテルの近くにあるこの喫茶店は賑やか。活気のある日々を満喫し、いつしか元の世界へ戻りたくないと…。

舞台美術の見事さはもちろん、時代の季節感を出すため、後方の暗幕を開閉する。冬の現在は暗幕で仄暗くどんよりとしている。一方、暗幕を開けた’66年は明るくカラッと晴れた青空を思わせる。衣装も時代や時季にあわせ着替える。外から店内に入ってきた父の顔は汗がいっぱい。明日香の後を追ってタイムリープした隆のワイシャツも汗で濡れている。2002年という未来だから分かる これからのこと、逆に1966年当時でしか知り得なかった事情が明かされ、自分が本当に愛され望まれて生まれた。今、亡くなった人々との楽しかった夏の日々は思い出しかない。しかし人は(楽しい)思い出だけでも生きていける。

音楽はもちろん、レコードで聴くビートルズや日本のグループサウンズの懐かしの曲が流れる。物語で登場する平本恵は、いつの時代でもいる熱烈なファンを表すが、ビートルズは特別な話題性をもっていたようだ。そう言えば、明日香が嗅いだ香は客席(2列目で観劇)にまで漂ってきた。その匂いこそが熱気臭のようなものか。
物語(脚本)の面白さ…人が持つ懐古、回顧、郷愁といった思いは、いつの時代になっても色褪せない輝きを放つ。それは自分のものでしかないのだから。ラストの明るく力強い台詞が心に響くのは、今となっては誰とも共有できないが、それでも過去に存在したことは事実。それを胸に刻み(思い出し)歩んでいくのだろう。
次回公演も楽しみにしております。
時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 タイゼツ、ベシミル。換気休憩10分を挟んで約2時間半の大作だが、一瞬たりとも目を離せない傑作。終演後の役者陣個々の挨拶がコロナ対策の為出来ないので開演前に赤備え姿の武者たちの撮影OK、早めに行くべし。(華5つ☆、追記後送)

ネタバレBOX


  島原・天草の乱は御存知の通り1637年の年貢挑発の頃に勃発し数カ月の長きに亘り廃城になっていた原城に立て籠もり江戸幕府を震撼させた日本最大のキリシタン・農民による一揆である。神の子として総領に担がれたのが天草四朗時貞(16歳)だ。実は今作でも描かれている通り25年前の1621年に追放された宣教師・マルコスによって「25年後に神の子が現れ人々を救うだろう」と予言されていたのも歴史的事実だ。マルコスは故国に帰ったが、歴史的には乱の起こった島原の旧領主(有馬家は有名なキリシタン大名晴信を出した家系であり)・天草(を領した小西家も同様小西行長を出している)、領民にもキリシタンが多かった。因みに乱の起こった当時の島原領主は松倉勝家。今作で描かれているように飢饉の続く中、厳しい年貢の取り立て、領民への仮借なき拷問等の悪政によって知られる。天草の乱当時の領主は寺沢家で島原同様の圧政が行われたことで知られる。また今作で指摘されている如く石高の過剰申告によって唯でさえキツイ年貢がより過剰に徴収されていたのは、関ヶ原以降のかつての豊臣方大名の反乱を恐れた徳川幕府が大名の力を削ぐ為に採った政策であった。今作に登場する三代目将軍・家光の為政者としての賢さも呼び出した九州の大名たちにかつての裏切りや反目等々を一々念押ししたり、知っておるぞ、と匂わせる数々の台詞によってその政治哲学の神髄を巧みに描いていると同時に、政治とは他人を支配するテクニックと考え一種のゲーム感覚で冷酷な施策も平然と為す冷酷をも見せつける。その意を汲んで実際に幕閣の総大将として島原・天草の乱終息に途中から動くのが松平信綱、3回も幕府軍を蹴散らし神の子の噂を天草四朗に被せ総大将として担いだのがかつて信繁に仕えた森宗意軒であり、一揆軍がこれほど強かったのは、かつてこの地(島原・天草を領した有馬や小西の配下が身分を農民に落とされはしても戦国時代に戦った元武士だったという史実に負う所が大きい。こういった状況の中で天草四朗が秀吉の孫にあたるとの噂が流れたようである。今作はそのような噂をも物語の主筋に取り込む。更に大阪夏の陣で家康を追い詰め赤備えで有名な猛将真田幸村(信繁)の孫、源次郎幸村が四朗の大切な友。物語作者としての山田右衛門作が表現する者として今作の物語を紡いだことになっており、ラストで彼が物語を紡ぐ姿が描かれた後サスが入る演出は秀逸。
ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

人との関わりの大切さや思いが感じられた温かい舞台でした。見終わってからホワホワした気分に。
劇場内が少し暑かったのと、年配の方が多かったからか上演前の客席での会話が凄くて気になりました。

VILLAINZ

VILLAINZ

OMEGA CRUE ARTISTS

王子小劇場(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

初見のユニット。SFエンターテインメントで、若さを感じる舞台だった。120分強。
 300年後の「日本らしき所」で、原発を再稼働して爆発するが、それに巻き込まれてもなお生き続ける男の謎を追うのが物語のベース。展開に起伏もあり、役者陣は基本的に巧いんだけど、物語の焦点が次々にズレていくので、集中が切れてしまうのが惜しい。300年後でも刀やピストルで戦うのか、というのもツッコミ所だけど、アクション作にするのにしょうがないかな。ところどころに光るテキストがあるのだけれど、大声を出す台詞回しと活舌がちょっとな役者がいるのがワタシ的にはツライ。

滄海天記・序篇~天月、闇に墜つ~

滄海天記・序篇~天月、闇に墜つ~

舞台「滄海天記」製作委員会

THEATRE1010(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

出だしから何度も、頭の中に“唐突”って言葉が浮かんだ。スタートから音入りが唐突過ぎたし、オープニングのストーリーも短く、いきなりな展開。暗転で客席が何度もやや明るめになるのも、なんだか落ち着かない。見せ方の演出は頑張っているのに、細かいところに落ちが見える気がする。ストーリー的には面白いのだろうと思わないでもないけど、どうも辻褄の合わないところも。出演者もやや固めかな?伸び伸びしているのは鵜飼いさんぐらいかもしれないと感じた。とはいえ、この手の作品は大好きなので、次回作には期待したい。二作目になれば役が体に入っていると信じて、また拝見したいと思います。

莫逆の犬

莫逆の犬

Nana Produce

新宿シアタートップス(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/12/08 (水) 19:00

ONEOR8の田村孝裕の脚本を寺十吾が演出する。重いけど面白い。120分弱。
 2008年にONEOR8で上演され、2019年に神保町花月で上演するためにリライトされた脚本で今回の上演。初演は観ていないが、神保町花月での再演は観ている(そのときの感想はhttps://stage.corich.jp/watch/365387/stage_comments)。犯罪を犯したらしい(後に事情は分かる)男を匿うため父親がマンションを与え、恋人が一緒に住みたいと言い一緒に暮し始めるが…、という、その後10年に渉る物語。男は捕まらないために一歩も家を出ることができず、そのために恋人がいろいろと苦労するのだが、冷静に考えれば、そんなことをしても、と誰もが思う展開で、イライラさせられる。そのイライラこそが田村が狙ったものだと思える舞台になっていた。軸は、男(荒井敦史)・恋人(傳谷英里香)・父親(入江雅人)で、この3人が巧い。特に、TVで観て気になっていた傳谷英里香がしっかりヒロインを演じていた。荒井も、愛する人に捨てられ続ける男を演じて確かなものを感じた。
 小劇場系の芝居を観始めた頃は、怒れる若者、みたいなのを演じていた入江が父親かと思うと…(遠い目)。

泥人魚

泥人魚

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2021/12/06 (月) ~ 2021/12/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

冒頭のオペラの歌唱が象徴しているのは唐十郎作品は演劇のオペラだということである。つまり芝居、音楽、衣装、美術の総合芸術ということ。違いは西洋的に洗練された方向ではなく日本的な猥雑な方向に向いていることである。そういうことが漸く私の腑に落ちた。問題はそれが自分に合うかどうかだ。

舞台はブリキのゆたんぽ屋の店頭から始まる。初演の2003年当時だってそんな店はすでになかったはずだ。何だろうと思っていると材料のブリキの畳一枚ほどの大きさの板を持った男がやってくる。それでひとしきり遊んでいるうちに5枚6枚と板が増えて行くと、そうこれは…。

お話は故郷の騒動から逃げるようにして都会で暮らす青年の日常である。彼のところに故郷の知人が次々と訪れてくる。彼らが起こすトラブルを大振りの演出で描いている。連発されるギャグは赤塚不二夫か松竹新喜劇かドリフターズか、そんなところを連想してしまう。

さて表題の「泥人魚」とは何か?宮沢りえさん演じるヒロイン「やすみ」は「ヒトか魚か分からぬコ」といわれる若い女性。ちなみに「やすみ」とは「安(い魚の切)身」ということらしい。そして、やすみを助けた船長の義眼が重要なアイテムなのだがその意味は?とか分からないことだらけである。しばらく考えたが結局分からずじまい。

今日の宮沢りえさんは化粧のせいだろうか、いつもの至高の美から至福の美とでもいうようなやさしい表情であった。ちょっと菅野美穂さんを連想した。

最初に書いた自分に合うかどうかだが、ちょっと合わないなあである(笑)まあそれは仕方がない。

溺れるように走る街

溺れるように走る街

吉祥寺GORILLA

劇場HOPE(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/09 (木) 19:00

芸人ラジオ好きには堪らない作品。
登場人物全員が優しくて
誰一人傷つける人はいないのに、
たくさんの人が傷ついてるのが切ない。
最後はホッコリできる作品です。

演者の方も全員演技が上手でおススメです。

ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

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