最新の観てきた!クチコミ一覧

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「ストリッパーのはなし」

「ストリッパーのはなし」

日常茶番会

サンガイノリバティ(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

約50分のひとり芝居。夜の回も観てみたくなった。
このサンガイノリバティというスペースは初めてで、最初はGeki地下Libertyがあったビルの3階にあるのかと勘違いしていた。

ネタバレBOX

開演まで流れていた曲目、あとから思えば本編にもマッチしたいい選曲でした。
サド侯爵夫人

サド侯爵夫人

遊戯空間

銕仙会能楽研修所(東京都)

2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「凄い!」公演を観劇した。そして感激した。
二日間、たったの2公演…前評判も高く、当日は開場前から長蛇の列、もちろん満席だ。上演時間も然る事ながら、充実・満足度は大作と呼ぶに相応しい。
原作は三島由紀夫、演出・美術は篠本賢一氏。謳い文句「能舞台でフランス貴族の物語を重ね合わせつつ西洋と東洋文化の衝突」は、外観こそシンプルであるが、描かれた内容は複雑な人間心奥をしっかり観せる。
(上演時間3時間35分 途中休憩20分含む)
(自分の文章力では稚拙なコメントしか出来ないが、近日中に追記)

ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い! お薦め。
ペンションを経営する夫婦とその兄や妹、そして3組の宿泊客が織り成す心裏(喜)劇。劇は心を揺さぶり、自信いや地震が劇場も揺さぶった(東京23区は震度3だったが、役者は平然と演技を続行、さすがだ)。
一人一人のキャラがユニークだが、どこにでも居そうな人物の特徴を強調させることで、強烈な性格を際立たせる上手さ。相手を思いやる心遣いが出来ず、蟠り、そして場の空気を読めないといった人々が抱える苦しみと哀しみ、それを心に押し込み、明るく元気よく振る舞う姿に可笑しみをおぼえる。
タイトル「ぶっかぶか」…人間、やはり身の丈に合った役割や立場でないと、居心地が悪く精神的に苦痛なのかなぁ。しかし、役者は役にピタッとはまっており見事。
(上演時間1時間55分)

ネタバレBOX

舞台美術は、古民家を改築したペンションの共用スペースをしっかり作り込み(敷居の跡あり)、物語の情景を支えている。上手に丸テーブルに椅子、中央が出入り口、下手に書架や窓があり外光が射し込む。薄がりに灯る傘電気が風情を漂わす。室内にも関わらず土足だが、スリッパにしたら動き難そう。

物語は、訳ありで不思議な3組の宿泊客を通して描いたハートフルコメディ。まずペンションにいる人々の紹介をしながら、早くもキャラを立ち上げる。ペンションの相馬修太郎・瑞希夫妻(香月健志サン・天野弘愛サン)、瑞希の兄・浅野陽介(牧野耕治サン)、妹・麻希(斉藤ゆきサン)が居候のように住んでいる。
宿泊客は3組だが、正確には1組の物置会社社長・観山勤(斉藤太一サン)とその兄・政生(後藤英樹サン)だけで、他の2組は必然の客・関根優真(はぎこサン)と偶然に宿泊することになった笠原裕也(三谷健秀サン)。

本来の客である観山勤は陽介がアップした動画を偶然観たところ、情緒不安定になってしまう。心配した政生が陽介の居場所を探し出し、静養と偽り弟を連れてくる。この動画、催眠効果を発揮するらしいのだが、陽介が逃げられた女房に向けて撮った動画で、「催眠を解く」ことを意図している。元はプロポーズの時「俺と結婚したくなる」と催眠術をかける真似をし、女房はフリをした。いなくなった女房に「催眠術を解いたから自由だ」という意の動画が、社長というプレッシャーに耐えきれずにいた勤の潜在意識を刺激し精神的な解放をもたらした。この兄弟は父・母の連れ子同士で血の繋がりはない。幼い時から比較されながら育つという愛憎が切々と語られる。

必然に客となった優真は、ペンション夫婦の妹・麻希が自分の双子の妹の墓参りに来た後を付けて来た。一年前、社員旅行で行った清里の寮の火事で優真の妹は焼死した。その後、麻希は会社を辞めた。妹が命を懸けて助けたかった友達・麻希に興味を持ち、ペンションまで来た。2人で話すうち、性格の違う妹がなぜ彼女を助けようとしたのか理解できたような心持。

偶然に宿泊することになった裕也、幼いころから耳が聞こえなくて放浪している。このペンション近くで木から落ちて怪我をしている勤を背負い、ここまで来た。大人になるにつれ不思議と耳が聞こえるようになり、身体的な変化は精神的な変化をもたらす。聞こえなくてもよいことが自然と耳に入り、人との関わり、距離感が掴めないもどかしさ。「ありがとう」と言われた相手から持参のスタンプを押印してもらう。取りあえず1万人(瑞希が1万人目)達成、新たに1万人と関わるスタンプ目標を持つ。

ペンションという人との出会いや関りが大切な仕事、それを訳ありな事情を抱えた人々を登場させ、人間関係というか人との距離感という描き難い微妙な事を実に巧く観せる。催眠術的な動画の件は、作・演出の霧島ロック氏がワン・シーンだけ登場し種明かしをするようで笑える。
次回公演も楽しみにしております。
溺れるように走る街

溺れるように走る街

吉祥寺GORILLA

劇場HOPE(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

チラシと配布パンフの写真のセンスが良い。その辺で撮ってもこんな風に切り取れるものだ。色彩の使い方が上手なのか。
お笑いコンビ「ダブルマインド」のボケ役、川上献心氏が巧い。本職のような口調、テンポ、ノリ、全く違和感が湧かない。ツッコミ役、平井泰成氏はいつもながら観客を内面へと引き込んでいく。この役者は私小説みたいな存在で、ふと気が付くと没入して深く読み込んでいる自分に気付く。稀有な存在。「ダブルマインド」のネタが観たかった。
ラジオ番組のブースがメインなのだが、舞台美術も小道具も本当に良く出来ている、ディレクター役岡野優介氏の表情やジェスチャー、構成作家役魔都氏の風貌、まさに皆が思い描くラジオの世界だ。作者は本当にラジオが好きなんだろうなあ。インターネットが無い時代、TVではやれない笑いが深夜ラジオには満載だった。
売れない芸人ラクーダ矢野役ヨシケン改氏も本物。「さんまのお笑い向上委員会」に出てそう。

コンビ解散を切り出した平井泰成氏、マネージャーは病気休養という事にして休ませる。レギュラーのラジオ番組は川上献心氏が一人で何とか切り盛りする。そのラジオを姉に薦められてずっと聴いていた女子大生(山下真帆さん)、大ファンのハガキ職人(榎本悟氏)等の人生模様。ラジオ収録場面はかなり面白い。

ネタバレBOX

平井氏が解散を決めた理由も「何となく」なら、もう一度やろうと思ったのも「何となく」。まあリアルっちゃあリアルなんだが、街なかに流れているよくある曲のように聴き流されてしまうだけ。とにかく何かが足りない。(劇中では「ピンの方が相方が売れると思うから」となっているが、それが本気ならもう一度やる訳がない)。
姉の脳梗塞に自分の責任を感じて、見舞いにもいけない女子大生。番組の最終回、姉が送ったハガキが読まれる。そのメッセージを受けて、病院に姉に会いに行くのがラスト。これも女子大生の気持ちに感情移入出来ない。
誰も傷付けない優しさに溢れた世界で「何となく」悲しかったり、「何となく」嬉しかったり。
前半が面白かっただけに、後半の無理矢理ドラマっぷりに違和感。番組を去った後の平井氏の内面こそ描くべき部分。
ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!セットは細部まで拘っている感じで、本当のペンションみたいな雰囲気でした。
心が温まるストーリーで、笑いあり感動ありで、ずっと頬が緩んでました。
役者さん達の演技も良く、それぞれのキャラクターを好演していました。大満足の舞台でした!

ルナナナ

ルナナナ

To-Riders

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

人間と魔人の戦いの中に、人間とは何かを考えさせられるストーリーで良かったです。
演技力は役者さんにより差があるように感じ、もう少し緊迫感があると良いと思いましたが、皆の一生懸命さが感じられました。
ラストは、気になっていたタイトルの意味も分かりスッキリしました。面白かったです。

クリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル

劇団昴

座・高円寺1(東京都)

2021/12/02 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

同じ劇場(座高円寺2)で観た「ラインの監視」が初の昴であった。「クリスマス・キャロル」は座高円寺のラインナップに上ったので注目した。隣のオバさんペアの会話によれば「この劇団はこれずっとやってる」恒例の演目らしく、ネットによると前回の2017年まではほぼ毎年あうるすぽっとで上演、本拠地三百人劇場閉館の2006年頃からのデータでは菊池准台本・演出、やがて同台本を河田園子演出、エスクルージ役はほぼ金子由之とあり、近年の6回は12/24・25劇場ホワイエでの無料公演となっている。だが4年空けて復活した今回は、海外の脚色版を河田が演出した有料公演である。劇場も変わり、スクルージ役は宮本充、新版クリスマスキャロルであった。
過去データを調べた理由は、「長くやっている」舞台にしては・・?というちょっとした違和感。当初から音楽は上田亨となっているがシンセ音の伴奏が今風。演劇アンサンブルの往年のレパ「銀河鉄道の夜」のような磨かれて黒光りした感がなく、後出しじゃんけんのようだが「新版」だと知って合点が行った。
この原作には昔からピンと来ない所があって、今回は芝居を観て改めてその事に思い当たった。一人のリアルな存在が変化して行く過程というより、グラフィックソフトで合成した顔のように色んな「困った人」の要素を詰め込んだスクルージという存在と、対比させる形で理想的な人間のあり方を提示した作品、という風に解釈すればスクルージの言動の矛盾も気にならないのだが、芝居となるとそれを追ってしまう。「困った」要素を脱して理想に近いスクルージとなったラストの場面は爽快で、これは私流に言えば自己矛盾なスクルージを辿る時間を脱して、自我同一性を獲得した事による気持ちの良さと、「良い人間になった」喜ばしいラストとが混同され(という言い方が意地悪ければ、重ねられ)、劇的高揚とともにラストを迎える事が出来ている。
つらつら振り返ってそのように納得されたものである。

ネタバレBOX

スクルージという人物の「問題性」は、人間が等しく陥りがちなネガティブ思考やニヒリズム、偏執や失意の状態など諸々相矛盾するあれこれであって、これらを彼は担わされている。
スクルージとは私たちである、その象徴的存在としてある、という解釈が最もそぐわしいが、そのように整理されるためには小説を書き起こしたような台本では解決しないだろう、と言って、原作のそれぞれ魅力のあるエピソードを使わないのではクリスマスキャロルにならない。厄介な原作だが、観る側が小説の趣旨を汲んで味わえば良いだけの話かも知れない。が、話を続ける。
一方「スクルージ以外の人々」はどういう存在か。つましく生きる善良で希望を捨てない信仰篤い人々、となっている。だが彼らが等しく貧しさの中に幸福を感じる生活ができているのは、実はスクルージという悪い見本があるためで、その対照として輝いて見えているというのは物語の構図としてだけでなく、現実にもあり得る事ではないか(だとすればスクルージは最大の貢献者だが、まあ極論はおいておくとして・・)。
彼らはスクルージ(つまり困った人)の「隣人」として描かれている、というのが妥当に思う。部下とその家族、甥の家族、町の人々、またわざわざ彼の前に登場して過去・現在・未来を見せて回る聖霊たちは、スクルージ一人を慮っている。この一対全員という対比が連想させるのはやはり聖書の99匹の羊と一匹の羊の譬えだ。神は迷える一匹の羊を他の九十九匹より大切にされる、という話。
物語の方は、彼が改心した後の顛末を喜々として描く。彼はお金に「固執する」ことを改め「ほどこす」ことを選び、挨拶さえ交わさなかった彼が挨拶を返す事で人を驚かせ、友情を育むことを選ぶ。ただし物語が記す振る舞いはお金持ちにしかやれない行為である。彼はコツコツお金を貯めた期間があったからこそ「お金に頓着しない」態度が可能となり、美徳を示せたのである。(これを読んだ人は仲良き事は良き事、という教訓を学ぶだろうが、そのためには財産を持つのが最も良い、という教訓も学ぶ事ができる。)
だからこの話は、キリスト教精神を説くお金持ち向けのお話、譬え話だと位置付ければすんなりと飲み込める。天国に持って行けないものを積むのではなく、徳を積めよ、との結語へ導くための遠大な譬え話である。

こうした突っ込みをかわしてなお成立するクリスマスキャロルであったか否かが、私にとってはやはり大事だ。
特にスクルージが「変わる」きっかけが、実はよく判らない。変わった結果=人々と情を交わし合う姿は美しく描かれているが、では彼はそれまで何が原因でどういう状態にはまっていたのか、が曖昧なので、何をきっかけに彼が変ったのかはよく分からないのである。
舞台の方では、第一の精霊が彼の幼少期、青春期の甘酸っぱい思い出や「失敗」の体験が点描されるが、「それゆえこうなった」自分を彼が自覚しているなら、動揺しないはずだ。それが、この第一の段階で「もうやめてくれ」と泣きが入り、黙秘を続けた犯人が刑事の前で折れるように「正解を知っていたが拒否していたのを飲み込ませた」という感じになっている。では彼は何故「折れた」のか、そこも判らない。スクルージという人間の軌跡を厳密な意味で追う事ができない作品にやはりとどまっている。
ただし、この新版の戯曲のちょっとした脚色だと思われたのは、第一の精霊の前でいとも簡単に崩れるスクルージだが、第二の精霊(現在)は彼が現在接点を持つ従業員の家族、また甥の友人仲間の場面に同席し、彼らのスクルージについての会話を聞くが、彼は既に人間への関心をまるで子供のように取り戻しており、彼らとの交流をしたい衝動を抑えられない(が、彼らにはスクルージは見えないので交流はできない)、という描き方。そして第三の精霊(未来)が恐ろし気な姿で現れた時、スクルージは既に予感して彼に「私に未来を見せようというのだな。」と言う。弔う者もいない孤独な死者が横たわっており、義理でそれを運び込んだ者らが「こうはなりたくないな」等と捨て台詞を吐く。既に人間性を取り戻したスクルージに対し、ダメ押しで見せなくても良い場面を作っている、というのが(原作においても)きつい所だが、やはり過去、現在、未来という展開に作者はこだわったのだろう。でもって作者はスクルージに「あの男は私なのか?」と聖霊に訊ねさせている。「あれが本当の未来なのか、それとも私が変らなければああなるという警告なのか」とまで。未来が決定されているなら、それはそれで受け入れるしかないものだが、作者はスクルージを「変わる余地があるなら変わるが、余地がないなら変わる努力はしない」心の持主だと描きたいのか、あるいは警告というものが人間にもたらす効果を描きたいのか・・ここはどうにかしたい場面の一つである。そもそも「現在」の場面で効果や目的にかかわらず人と関わる悦びを発見(再発見)したスクルージが居るのに、その下の次元に後退させる必然性がない。
もっとぐじぐじと文句を垂れるなら、「過去」の彼の選択は彼を孤独の道へ導いたことを示しているが、彼はその事の後悔をどこか抱えていて、それを忘れるため、否それを正当化するために金に固執する道を邁進し続けていた、と理解できる。だがそれは端から分かっていた事で、確信犯なわけで、過去の場面を見せられただけで動揺するかな~と思う。そして「現在」において彼はすっかり変わったスクルージを演じるが、金のある無しに関わらず、人との交流を楽しむか楽しまないかは選択の問題、または性格の問題で、彼は何が変ったのでそうなったのか、というのが判らない(先も述べたが)。
ストーリーとは別に、以前も「文句」として書いてしまった上田亨氏の音楽。氏が担当と知らずに舞台を見始めて、やはりあのシンセのような音と、エコーの使い方が耳についてしまう。感動的な楽曲もあるが、良い曲とそうでない(好みでない)曲とがある。私が優れていると感じる劇伴作曲家との違いは、音楽が前に出過ぎている事だ。音楽の色に場面を染めてしまい、場面を主導する位置に立ってしまうため、好みが違うと興醒めしてしまうのだと思う。
溺れるように走る街

溺れるように走る街

吉祥寺GORILLA

劇場HOPE(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 自分には響かなかった。

ネタバレBOX

 本当に溺れてるね、ナルシシズムに! 街全体がそうだとしたらこれは大問題だ。今現在自分もラジオを良く聞くが、聴いている番組は実に面白いと思う番組であるのに対し、申し訳ないが心に響くものが殆どなかった。
 ストーリーは、お笑いコンビ・ダブルマインドの受け持つラジオ番組「暴走三輪車」のスタジオを中心に展開する。リスナーの投稿に応えギャグで応じ曲を掛けるという良くあるタイプの番組であり、何時放送中止になるかギリギリというレベルの番組だ。ここに投稿するリスナー達の抱える悩み、ダブルマインドのツッコミ・小林の提起したコンビ解散問題での小林降板問題、ピンチヒッターとして出たお笑い芸人の先輩・矢野とその妻・美智子とのつつましい私生活を織り交ぜつつ先輩として「コンビは解散するな」との篤いメッセージを生でオンエアする見せ場や、眠れない女子大生・沙弥加の不眠症の原因が「翌朝起こして」と頼まれていた時刻に寝坊して起こすことができず、結果姉・真理の起こした脳の発作から時間が経った為、ミュージカル俳優だった姉に障害が残りステージに立てなくなったことが描かれるが、ギャグの内容や選曲、普遍性を感じることのできなかった沙弥加の悩みの原点などに入り込めなかった。原因は普通才能の優劣で悩むのはボケの方だろうと感じたことや沙弥加の悩みにリアリティーを感じられなかったこと等か。
ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

登場人物たちの個性が
なんとも自分的に面白くて絡め方も上手で
とっても笑えた作品でありました(^-^)
2時間強で自由席~満席で通路に折りたたみ椅子設置してたデス
開演時間遅れたんだけどね・・・・
おじさんね作品の面白さにね星数はオマケしてしまったんだよー
(感染症下の世界継続で開演時間でのマイルールは外してますわ)

今時珍しくアンケート用紙にミニペン付きでしたわ

まだまだコロナ下ですよ
開演前といっても客席についたらマスクしてても
おしゃべりは止めて欲しいなぁ
外ではOK~♪ と思ったりもしたっすね

ネタバレBOX

よくある脱サラ転職で
古民家を改造してペンション経営してる夫婦のとこに
奥さんに逃げられた~愛想尽かされて出て行かれた=海外旅行・・?
旦那さん=ペンション夫婦の奥さんの兄が居ついててー
人との距離感が近くて~と話をされ・・・
そこに予約の宿泊客1組が来て・・・飛び込み客とか
同様にペンション手伝ってる妹さんに関わる女性とか
どーも発達障害らしい空気を読まないバックパッカー氏とかが
いろいろ関与して紡ぐ人間ドラマです=催眠術が関与して~♪

居候の奥さんに逃げられた料理屋の旦那が酔って映した
適当な催眠術っぽい なんちゃって動画がネットにUPされてて
それを見た物置き会社の社長さん(弟)~なんか感情が増幅され??
様子がオカシクなり=心配した疎遠だった神戸のスペイン料理店やってる
兄さんが弟引き連れてペンションに乗り込んできて
いろいろと解除しようとやってみるが・・・その兄さん
ペンション夫婦の大きな旦那さんが昔飼ってた兎のタローに見えてしまう・・
発動スイッチは直接触ると=で
なんとも可笑しい状況になって・・使いどころがうまい!

空気読めないKYバックパッカー氏も悪気が無く
それでも一言などが事態を いろいろと引っ掻きまわしてー

飛び込みの女性客も双子の妹の死の真相を・・と

ゴチャッとしているようで
上手にまとまって すんなり頭に入る群像コメディであったっす

KYさんの一万個集めてる
心からのありがとうの気持ちを込めたスタンプ・・・話
ちょうど一万個目を押すことになるペンション奥さま
やりとりの期待感と普通さとかのバランスが
この作品の味と象徴みたいなシーンになってたかなぁ と

女房に逃げられた兄さんの店の常連
タドコロ氏=名前だけかと思ったら作中に登場
これまたアクの強いキャラクターで
普通にモノを飲み食いしててマッチしてましたな
使いどころと表現が=なんとも赤ちょうちんがバックに似合う方で(^-^)
これが伏線にして
ラストに逃げた女房さんがペンションにやってきてーで終幕ですけど
その奥さまが刑事コロンボのカミサンみたく台詞のみの登場ですのよ~♪
使い方がうまいわー(^-^)
そこに行くまでがLINEでの
わたし○○ちゃん 今後ろにいるの・・って感じも少し(^-^;)

相馬修太郎=ペンションオーナー でかい
      ウサギのタローに見えるように・・・(^-^;)
相馬瑞希=奥さん~蹴りが・・・(^-^:)
     美味しくないハーブティーがー
浅野陽介=ベターっとしたチャーハン作る料理人で瑞希の兄
     妻が出て行って・・と小心さん
     代々木あさの食堂店主(休業中)
浅野麻希=陽介の妹
     職場での仲の良かった同僚を火事で亡くし
     ペンション手伝い中
観山政生=兄=神戸でスペイン料理2店舗経営
     娘がいる
     元ミヤマ物置き社員~
観山勤=弟=ミヤマ物置き社長
    経営者として社の業績をUPさせてきたが
    自分の感情を押し込んで経営者として非情に徹してきて・・・・
    貝を耳に当ててー(^-^;)
    スリーピーススーツ姿での社長職らしさと
    感情の噴出シーンが大笑い
関根優真=火事で亡くなったアキの同僚の双子の姉
笠原裕也=KYな御方 貝の差出方が上手(笑)
     令和の裸の大将スタンプ放浪記 みたいな(^-^;)
田所伸一=あさの食堂常連
     ネクタイを額に巻いて
     お土産を紐に吊るして持ってフラついて歩くと似合う(^-^;)
     昭和の飲み屋街のお父さんって感じが上手い!
Dreamtime

Dreamtime

melomys

アトリエ春風舎(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

■75分弱■
環境問題に代表される“ヒトと地球の関わり方の問題”を、大上段に構えず、等身大の感覚で捉えているところに好感。正義ポルノになっていないところがいい。

ネタバレBOX

それだけに、結末が残念。ラジオから流れる声が、ある災害について、「ある人は、これは天災ではなく人災だ、と語った」(大意)と締めくくるが、そうした「天災か?人災か?」問題についてあえて白黒をつけず、ああでもないこうでもないと考え続けるところに、本作の面白味はあるのに…。
恐怖が始まる

恐怖が始まる

ワンツーワークス

テアトルBONBON(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/10 (金) 18:00

115分。休憩なし。

溺れるように走る街

溺れるように走る街

吉祥寺GORILLA

劇場HOPE(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/12/10 (金) 14:00

90分。休憩なし。

天国

天国

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2021/12/01 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/11 (土) 12:30

ドタバタの笑いだけではない、演劇愛が感じられる傑作。終演後のダンス披露サービスでは原嘉孝の身のこなしが見事。さすがジャニーズ。

クリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル

劇団昴

座・高円寺1(東京都)

2021/12/02 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

良かったです。演者は芸達者たち、良い時間をありがとうございます。

溺れるように走る街

溺れるように走る街

吉祥寺GORILLA

劇場HOPE(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

登場人物の誰もが、誰かを大切に思いすぎて、それでも一生懸命に生きていて、不器用に勝手に傷つけたり傷ついたり。
切なくて、でも最後はとても気持ちが温かくなるお芝居でした。
ラジオ番組のあるある含め、ダブルマインドのお二人のラジオ、今日も夜チューニングしたらかかってるんじゃないかくらいのリアリティ。これまでの3回までのテイストとがらっと違ったけれど、今回もとてもよかった。
客入れの音楽が特に好みだった。本も俳優さんも素晴らしく、自分的に今年の3本には入ると思う。

ネタバレBOX

さやかちゃんが夜眠れない理由が明かされるとき、とても切なくて。そして、真理さんのダンスが素晴らしすぎて、それもまた涙を誘う。斎藤さんはスタジオでは肩パンするのに、真理さんのところへ週4で通って顔色がいつも悪い。矢野さんの奥さんの言葉が温かい。誰もがあきらめそうになった時に、言ってもらいたい言葉。さやかちゃんへの手紙をラジオに送る真理さん。三代目がラジオの現場で働いているのとか胸熱。ラジオのオンエア部分がホントに面白いし、構成作家さんがほんとに構成作家さんぽい!ダブルマインドの漫才見たい。
『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』

『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』

ムシラセ

オメガ東京(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この作品で今年を締めくくれて良かった
暖かく、作者の愛が満載でした
観る人にも、役者にも、甘やかすことなく、でも温かい素敵なお芝居です

サンタクロースが歌ってくれた

サンタクロースが歌ってくれた

演劇集団キャラメルボックス

AiiA 2.5 Theater Kobe(兵庫県)

2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/11 (土) 19:00

生の本物の「サンタクロース〜」を観るのは初めてでした。ファンタジーと思えばネーミングセンスの拙さなどは目を瞑ることはできる。
素晴らしかった。時代考証などのアップグレードも自然と受け入れることができた。
エンドロールが迫ってきてからの怒涛の追い込みは観ていてハラハラしたし、大団円で、終わる前に全てが収まったのが、これぞキャラメルボックスの力とお芝居の力だった。
復活公演に代表作を持ってくる辺りがファンを大切にしているキャラメルボックスならではと思った。今観たところだが、この興奮は観た人が各々が家まで持って帰るのだろうが、今夜は眠れるかどうか心配になる程だ。楽しかった。明日観る人が羨ましい。もう一回観たい。

バイオレット・フィズ

バイオレット・フィズ

オリゴ党

天満天六・音太小屋(大阪府)

2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いつもと違った感じと言われていましたが、終わってみれば、いつものオリゴ党さんでした。
未来は怖いのか?笑
お芝居観られてありがとう♬♬♬

『幸福の王子』✖『水たまりの王子さま』

『幸福の王子』✖『水たまりの王子さま』

演劇集団☆邂逅

space korallion〈スペースコラリオン〉(大阪府)

2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★

ミュージカル感もあって良かった‼️二部構成で、内容も私にはしっくり来ました。土曜日の最後だが、満席🈵に近かった。次回も期待します‼️

泥人魚

泥人魚

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2021/12/06 (月) ~ 2021/12/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/12/11 (土) 18:30

宮沢りえさんの台詞の迫力が良かった。
コクーンならではの演出が綺麗でした。

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