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人間讃歌

人間讃歌

エンパシィ

スタジオ空洞(東京都)

2021/12/14 (火) ~ 2021/12/16 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演劇好きな人間には大好物、涎を垂らすような御馳走。稽古場にパイプ椅子を二列並べたような会場。舞台セットはDIY感漂う裸の木材の建前、実に良く出来ている。すぐ目の前で繰り広げられる取っ組み合いや集団演舞。これだけ近くに囲まれていたら、役者もやりにくかっただろうに。プロのダンサーでもある引間文佳(ひきまあやか)さんの舞踏が爆発的で、この狭い空間をズタズタに切り裂いてみせた。余りの激しさに履いていたパンプスのソールが剝がれてしまう程。(後半は裸足で熱演)。
岸田國士(くにお)の短編戯曲三本を交互にシャッフルしザッピングするように送る。岸田國士は名前しか知らなかったがかなり面白い。何か既視感を感じ調べてみたら、成瀬巳喜男の『驟雨』が岸田戯曲を組み合わせたものだった。この感じ、確かに成瀬巳喜男だ。磯部莉菜子さんが借りてきた戯曲集をベンチで朗読していく内に作品世界にのめり込んでいく構成になっている。

A 命を弄ぶ男ふたり
夜、線路を見下ろす土手で自殺の為、汽車を待つ男。そこに現れる顔中に包帯を巻いた男。
B 恋愛恐怖病
夕暮れ時、海を見下ろす小高い砂丘の上で腰を下ろしている男女二人。ツンデレ会話のような互いの本音の探り合いが続く。突如『Let It Go(ありのままで)』が炸裂する異色の演出。
C 屋上庭園
デパートの屋上庭園で、久方振りに偶然再会した男二人。どちらも奥さんを連れている。一人は裕福そうで、一人は見窄らしそうにも見える。

全ての話に共通するのは上下関係である。マウントの取り合いとも言えるが、どちらも互いの投影するイメージに対しての優劣に異常に拘り抜く。死ぬことよりも自分を見透かされることに非常に怯えている。岸田國士は人間のそんな奇妙な習性が面白くて仕方がなかったのだろう。
もっと大きな会場で沢山の観客に味わわせるべき作品。このような試みを是非続けて頂きたい。演出の三上陽永氏はセンスがある。
勿論出演する全ての役者が素晴らしいのだが、個人的MVPは『屋上庭園』の裕福な友人役、久保貫太郎氏。この役を説得力のある、胸を震わす友人へと見事に昇華してみせた。『命を弄ぶ男ふたり』の包帯男役、中田春介氏は眼と口だけしか見えない容貌で、声という武器を駆使してこの奇妙な男の存在にリアリティーを乗せた。

ネタバレBOX

A①
B①
C①
A②
C②
B②
A③

映画っぽい構成で、森田芳光作品を連想。
A①の後、引間文佳さんのコンテンポラリー・ダンスが突如始まる。オープニングとして出演者一同踊り狂うのだが、『命を弄ぶ男ふたり』の串田十二夜(じゅうにや)氏の肉体美ダンスも魅力的。『恋愛恐怖病』は夏目漱石っぽい登場人物で、『それから』を意識させる。好きな女をわざと振って、他の男のものとなった彼女のことを独り想うラスト。(演出次第で解釈も変わる)。『屋上庭園』の二人の妻、今泉舞さんと伊藤麗さんの出番が驚く程少なすぎる。何て贅沢な使い方をすることか。

物語としてのテキレジは『命を弄ぶ男ふたり』のラストのみ。包帯をした男が自ら包帯を外すと、顔に何一つ火傷の痕などない。「なあ」と、眼鏡をかけた男に声を掛け一緒に去って行く。いろんな解釈が可能だが、これは蛇足だったような。
鈍色(ニビイロ)のヘルメット -20歳の闘争-

鈍色(ニビイロ)のヘルメット -20歳の闘争-

KUROGOKU

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2021/12/15 (水) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本日、初日。新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、有観客での芝居やイベントがずっとできていなかったココ東京で、気合いをいれて観てまいりました。
実は仕事上お付き合いのある方々が学生運動最高潮のまっ最中に東大生だった方で、よく、あの頃はああだった、こうだった、というお話になるのだけれど、皆一様に東大安田講堂事件の当日の話はしたがらない。
今日、臨場感あふれる舞台を観て、皆が口を開きたがらない理由がわかった気がしました。
およそ100分の公演のなかで一本ど真ん中に通っている柱は主人公の初恋なのだけれど、学生運動だとか全共闘だとかいろんなことがあって、今や、それらはとても攻撃的な団体が起こした大事件と思われがちのことなのだけれど、あの頃も今も、20歳の青春や熱い思い、正義感、若い人たちにしかできないことというのは確かにあって、皆が自分の信念に忠実に行動していたということ。誰かや何かに、また、熱に浮かされていた、ということだけじゃ説明つかなくて、自分の頭と心と体でしっかりと考えて、自分の意思で行動したということは真実なんだと思った。
毎回舞台を見ると学びがあって、新しい自分になるプラスαがある。今回も学びがあった。
チャラっとした気楽に観られるストーリーではなくて、心にしっかり、ずっしりと来る内容でした。
初日に拝見出来て良かったです。ありがとうございました。

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

史実とは若干違っているところもありましたが、
親兄弟でも殺し合う時代に、熱い男達の物語、良かったです!

夏への扉 2021

夏への扉 2021

enji

現代座会館(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/10 (金) 18:30

 過去に囚われて、なかなか現実を見つめようとせず、付き合っている男性ともやや溝が出来ている、親から継いだ喫茶店経営者の女性が、お香を売る怪しげな中年会社員からお香をつい買ってしまい、その匂いを嗅ぐと眠って、1960年代の同じ喫茶店で気が付き、そこに出入りする個性的な人たちとの交流、自分がかつて大好きだったおじさんの若い頃との交流などを通して、少しずつ打ち解け、最終的には自分の亡くなってしまった家族やおじさんとの記憶は、時々思い出そうとすると蘇ってくるものだから、現実には会えないとしても悲嘆にくれて、現実から目を背けなくても良いんだと悟り、現実に戻っていくまでの主人公の心の揺れ動きや、小さな成長を丁寧に描いていて、最後は自然と感動してしまっていた。
 
 お香で主人公の女性が眠って過去に行くという、今まで誰もあんまり考えていそうでなかったタイムスリップのきっかけが、奇想天外で面白かった。

 一人ひとりの人物が非常に個性的で、魅力的で感情移入できた。また、人物とそれを演じる役者が重なって見えて、演技があまりにもさり気なく、自然な雰囲気で、それでいて誇張すべきところは誇張していて、そこらへんのバランスが不自然に見えず、感心してしまった。

 現実から香りを通して意識が過去に行った主人公の女性が、1960年代の喫茶店で出会う人たちとのカルチャーギャップにおける笑い、若い頃のおじさんや若い頃のお父さんなどの誤魔化し合戦によるあけすけで無理くりな言い訳による笑い、主人公の女性が、若い頃のおじさんや両親などに対する勘違い笑いなど、多岐に渡るコメディ要素がそこかしこに散りばめられており、退屈せず、大いに笑って、肩の力を抜いて楽しめた。

 喫茶店のセットに4つの扉があり、物語と大きく関わり、1960年代喫茶店になった時に、4つの扉から入れ代わり立ち代わり登場人物がせわしなく出たり入ったりするのに使う、その使い方が見ていて飽きなかった。

Hello ~ハロルド・ピンター作品6選~

Hello ~ハロルド・ピンター作品6選~

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2021/12/03 (金) ~ 2021/12/15 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ピンターの作品は掴みにくい。ノーベル賞作家だし、何しろ演劇王国イギリスの代表的作家である。日本でも何度か翻訳上演された「バースディ・パーテイ」や「ダム・ウエイター」のような、評判も悪くなかった舞台も、正直に言えば、滅多に作品に出会わない観客にとっては、どこか腑に落ちないところがあり、その原因を探しても、スルリと逃げてしまう作家なのだ。
不条理劇のようでもあり、リアリズム演劇のようでもある。芸術至上かと思えば政治的、時には超日常的。今までの演劇のジャンルの枠では推し量れない二十世紀の過渡期の二重性を身にまとった劇作家なのだ。今回の文学座アトリエ公演はそのピンターの短編を6作上演する。いずれも翻訳は出版されているが、読んでもどうせよくわからない、手っ取り早く見てしまえと今冬最も寒いと言う日にアトリエへ出かけた。初見である。昼公演で老若男女取り混ぜ9分の入り。
舞台は柱だけで建てられていて、上下に椅子四客が向かい合っておけるほどの部屋風のスペース、中央に吹き抜けの空間がある。男女8名の俳優は袖から部屋に登場し、そこから椅子をもって中央に出て位置を占める。モノローグと言ってもいいような台詞で舞台は進む。短編六作は,このような一つのタイトルのもとでの上演を想定して書かれたものではなさそうで、二作、三作、一作が10分の休憩を入れて演じられる、計2時間45分。
タクシーの指令室とそれを受ける運転手の二人芝居の「ヴィクトリア駅」や、同じく二人の「丁度それだけ」は、時間もその場だけで解りやすいが、全員が登場する冒頭の「家族の声」や最後の「灰から灰へ」は、物語の背景も、筋立て見えにくく、もどかしい。
ではつまらないかというと、これが結構、筋や演技はよく呑み込めないのに、面白いのだ。
短編ならではの短い瞬間を切り取った作品もあるが、長い物語が背景にある作品でも、演じられる舞台の上は緊迫感があったり、笑えたりする。テーマは、家族関係だったり言語差別だったりするが、一面的でなくそれぞれの戯曲の多面性がよく表現出来ている。文学座でも初めて見る演出家だが、さまざまな物語形式の本を、演出と俳優があーでもない、こーでもない、とやりあった挙句一つの様式的な舞台にまとめたという感じで、やっている人たちはさぞ面白かったと思う。それが一つの物語のテーマに収斂していかないところや、解釈を俳優の自由に任せているらしいところも、人間がすれ違う多様性のある現代のリアリズムにつながっているのかとも思う。
俳優は、文学座らしく手堅いが中でも新人の上小路啓志が新鮮でよかった。音楽の選曲もうまい。
さすがノーベル賞作家の戯曲ではあるが、やはり、もう少し、見方のガイドは欲しかった。この公演は、戯曲に対する一つの回答で、戯曲も読んでみようかという気にはなる舞台ではあった。


隠密お麟に出来ぬ事なし。

隠密お麟に出来ぬ事なし。

OG-3works

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/12/13 (月) 12:00

 笑える要素や、恋愛要素、ミステリー要素に、割と本格的な殺陣あり、感動あり、アドリブもふんだんに交わされ、さらに絶妙なタイミングで効果音や音楽が使われていて、1つの作品に対して詰め込めるだけいろんな要素を詰め込んだ、痛快エンターテイメント時代劇で、大いに楽しめた。
 
 パロディ笑いに、厳格に見える商人の父親のギャップ笑い、小吉とその奥さんお貞とのドタバタコメディな笑い、市太郎とお佳しと小吉による話があまり噛み合わないまま進む掛け合いによる笑い、さらに、麒一郎こと中性的ななかなかの美男に見えるボーイッシュな隠密の女性で、正義感が強く、実直で、何事も卒なく、着実にこなす、エリートタイプだが、部下の隠密お麟の特別な香を使った幻術の効き目の強さによって見せた普段見せない姿など、面白い場面が目白押しで、大いに爆笑し、それによってストレス解消にも繋がったので二重の意味で良かった。また、キャラクターがすごい立っていて、キャラと演じている俳優とのシンクロ度合いがあまりにも自然で、演技というよりも、身からでた感じの迫真の演技に、いつのまにか心奪われていた。

 不法に駿府の町で南蛮渡来の賭場キャジノの実の経営者を巡って、千太郎であるとも、その親父であるとも言われ、嫌疑によって勘定奉行にしょっ引かれるが、実は、本当の黒幕は最も意外な人物でと、犯人探しが、謎が謎を呼ぶという感じで、次はどう物語が展開するのだろうという、時に胸踊らせ、時に緊迫しながら、観ている私自身も犯人が誰なのかを推理したりしながら、劇世界にのめり込んだ。

 中性的な美男だが、ボーイッシュな女性が、時々発するさり気ないが格好良い台詞が印象的だった。

ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本団体2回目の観劇。前回拝見したトタン屋根から気になる団体さんとなり今回拝見しましたが。とても良かったです。笑いの中に心が暖かくなるシーンもたくさんで、本当に楽しめました。是非とも次回作品も楽しみにしていますね

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

感想遅くなりましたが、今回も期待を裏切らない素晴らしい作品でした。長時間のお芝居なのにそれを感じさせない素晴らしい内容で相変わらずの面白さでした。セットも場面展開もいつも通り安定の内容でとてもなしたのしめました。次回作も期待しています

ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

3人の兄妹を中心に広がるストーリー、
それぞれにいろんな想いが感じられて良かったです!
兄の人懐っこさと、行きずりの人の無配慮なところの対比が、
よけいに「想い」を強く感じさせたのかな⁉︎とも、思いました。

ネタバレBOX

ひとつだけ、YouTubeに上げた人が登場しましたが、(たぶん、演出家か主宰?)
ちょっとだけ違和感を感じてしまいましたが、
笑いあり、心に残るものあり、でよかったです!
溺れるように走る街

溺れるように走る街

吉祥寺GORILLA

劇場HOPE(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「深夜ラジオ」というキーワードを通して描かれる絆とか愛とか。
伝えたいことは理解できるが表現がどこまで追いついていたかについては疑問が残る。例えば脳梗塞の後遺症を負ったミュージカル女優の姉がラジオを通して妹に語り掛けるシーン。物語のクライマックスであり、迫真の演技が求められるところだが不自由な言葉遣いは作りものの域を出ていない。(演じた日下さんは努力されたと思うが)これはどんな名優にとっても難役だろう。ミュージカルという身体表現の対極にあるものとして脳梗塞による身体不自由を選んだのかもしれないがそうだとしたらいささか安易だろう。女子大生の妹が姉の病気の発症を自分のせいにして見舞いに行けずにいる、という設定にも違和感がある。逆に毎日見舞いに行くのじゃないかな、という気もする。お笑いコンビの復活の過程もあっけなく淡白な印象。

Dreamtime

Dreamtime

melomys

アトリエ春風舎(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/12/12 (日) 14:00

初見のユニット。不思議な感触の、ある意味で緻密な作品。75分。
 地球温暖化で沈みゆく島を旅する女性が、見たもののことや回想を含めて語る物語、…、と言った感触なのだけれど、4人の役者が登場するものの、基本的にモノローグで構成され、時間軸も空間軸もブッ飛ぶので分かりやすくはない。また、舞台下手手前のプロジェクタから上手奥のスクリーンに投影される画像や、音響担当者が出す効果音(と言うか、ノイズ)も、それぞれ一定の役割を持っているわけで、タイミングや強弱の緻密さが目立った。
 終演後のアフタートークでは、ブッシュマン研究の文化人類学者が登壇したが、トーク内容は文化人類学の話が中心で、それはそれで面白かった。

東京

東京

小松台東

RAFT(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#小松台東east
#小園茉奈 さん
#松原由希子 さん
#兼行凜 さん
#塚原大助 さん
▶️Nチーム▶️
今作も宮﨑が舞台。でも、台詞は標準語。なぜなら、地元の登場人物がいないから。主宰の松本哲也さんの作品は外部への脚本提供公演を含めてたくさん観てきたけれど、標準語のみの作品は初めて拝見した。それでもしっかり宮﨑の風景が見えて、空気を感じられた。三人の女性の台詞と感情の受け渡しが滑らかで楽しい。だから空気の揺れが心地よく、観客も彼女たちの感情の波に乗る。
やはりこのチームのエンジンは小園茉奈さん。小松台東に何作品も出演していることもあり安定の面白さ。そう、面白い。客席もまんまと笑わせられる。ともかく視線が雄弁。驚きも困惑も納得も感心も…み~んなあの大きな瞳で見せてくれる。
ジャンルじゃん…が、ジャン・バルジャンに脳内変換されてひとり笑いを堪えた。

チームN……ナチュラルのN。
自然にその空間に取り込まれた。

蜘蛛女のキス

蜘蛛女のキス

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/11/26 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

長く観劇も休んでいたが、久しぶりに観たのが夏の劇団チョコレートケーキ「一九一一年」であった。その日澤氏がミュージカルを演出するとのことで、チケット代の高さにも関わらず観劇した。
結論から言って、大正解であった。およそミュージカルには不向きと思われる題材を、なるほどこのようにして華やかな部分もみせるのかと感心した。日ごろ小劇場ばかり観ている身としては、歌やダンスのクオリティの高さにただただ驚くばかり。楽曲も素晴らしく、歌の上手いキャストたちによるナンバーは心に沁みとおった。特に「彼女は女」「愛しい人」は涙をこらえるのが難しかった。
この作品は30年も前のものらしいが、今もなお似たようなことが世界のあちこちでおこっている。いや、少しずつ増えているような恐怖を感じる。この作品が過去のお話として上演されることを望んで止まない。

ネタバレBOX

モリーナの母があまりに若い(衣裳や髪なども)ことに違和感を覚えた。最初はこのお母さんもすでに亡くなっていて、モリーナの思い出の中の存在なのかと思ってしまった。モリーナが37歳なら、その母として、もう少し老けさせるべきではなかったか。
JACO Fes 2021 冬 ーミツドモエー

JACO Fes 2021 冬 ーミツドモエー

JACO

原宿ベルエポックホール(東京都)

2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

11日は久しぶりのボイジャーライブにもちろん東京やんちゃボーイズとのコラボ、モザイク東京の「低姿勢アイドル」は、やり手社長役に近藤郁さんを迎えて大迫力、「刑事JACOK」のゲストは矢尾一樹さん、さらにWA CREATE A・東京剣舞会エッジ-志伝流ーと盛り沢山。楽しかったです!!
渋谷シダックス・カルチャーホールはまた違う構成になるので行かなくちゃ。

隠密お麟に出来ぬ事なし。

隠密お麟に出来ぬ事なし。

OG-3works

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ久しぶりに夢麻呂さんを観た・・・威厳のある渋いいでたちからのギャグ・・・そのギャップに大笑い♪

ネタバレBOX

チラシから見てもっと色っぽいシーンがあるのかと・・・特に壷振りのシーンは袖が邪魔になるからもろ肌脱いで壷を振るのだが・・・♪
シブツ

シブツ

三輪舎

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

オムニバスメドレーなのかな。途中中断して別の話になってまた再開と形式がおもしろく、ジャズ的。エピソードもあるある感があってイイ。ただラストはちっと冗長かなー。タメなのかもしれないけど、間延びして違和感がありました。

『きみがゆえにわたし』 『咲く、白。』

『きみがゆえにわたし』 『咲く、白。』

踊る『熊谷拓明』カンパニー

あうるすぽっと(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

『咲く、白。』観ました。ダンスと演劇のハイブリッド。ちょっと違和感を感じましたが、ネタバレした後の展開は楽しめました。

ぶっかぶか

ぶっかぶか

ここ風

シアター711(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これはイイー。一見普通のホームドラマっぽいですが、なんやらかんやら詰め込んで喜怒哀楽の高低差ありーの高密度な芝居。ややっこしい伏線も全て回収のスッキリさ。年末までちょっとあるけど、個人的には本年ベストワンでした。

夏への扉 2021

夏への扉 2021

enji

現代座会館(東京都)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

グッときますね。レトロな雰囲気が心地良い芝居でした。タイムスリップ物というより夢オチ物に近いのかな。

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻AsH 特別公演 其ノ四『草乱~そうらん~』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いつもながらの視点を少し裏に向けた物語り・・・そこがまた良いんだよな~♪

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