最新の観てきた!クチコミ一覧

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オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜

オパンポン創造社

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/03/05 (金) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一部再見ですが面白かったです。伊藤くんは映像でもご活躍のようですね。

すべての朝帰りがいつか報われますように

すべての朝帰りがいつか報われますように

マチルダアパルトマン

OFF OFFシアター(東京都)

2021/02/27 (土) ~ 2021/02/28 (日)公演終了

実演鑑賞

劇団の変遷がおおいですね。

カミキレ

カミキレ

藤原たまえプロデュース

小劇場B1(東京都)

2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

これ評価高いんですね。私もみましたよ。

パレード

パレード

エトエ

OFF OFFシアター(東京都)

2021/01/16 (土) ~ 2021/01/17 (日)公演終了

映像鑑賞

配信で観ました。

舞台「イエスタデイ」

舞台「イエスタデイ」

株式会社AWG

上野ストアハウス(東京都)

2021/01/06 (水) ~ 2021/01/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

みました。あまり記憶にないです。

STATION TO STATION~あなたの駅のものがたり~

STATION TO STATION~あなたの駅のものがたり~

大阪文化芸術創出事業実行委員会

ABCホール (大阪府)

2021/12/16 (木) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大阪の地下は広いということくらいしか関西の駅の知識はありませんが、面白かったです。世にも奇妙な物語方式の緩いつながりで全体がつながっている風に感じました。
ひいきも含めて今年観た52本の中で一番面白かったです。

マンホールのUFOにのって

マンホールのUFOにのって

マチルダアパルトマン

OFF OFFシアター(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/12/25 (土) 14:00

 タイトルからして興味をそそられる作品だったが、マンホールからタイムワープ出来たり、人間の言葉を理解し、人間の言葉を喋ることができる野良猫がいたり、行きつけの喫茶店の主人が実は宇宙人だったり、月日がだいぶ立ったあとのはるかちゃんが、かつての恋人への思いを断ち切ることができない寂しさを埋めるものとして、恋人の瘡蓋と猿を組み合わせて喫茶店の主人に作らせた生き物をペットのように連れ歩いていたりと、そういう不可思議で奇想天外なことが何気ない日常の延長線上に描かれているのが、ギャップがあって不条理で笑えて、面白かった。

「ストロング」

「ストロング」

坂井水産

RAFT(東京都)

2021/12/29 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/12/30 (木)

価格3,000円

30日18時開演の大千穐楽(75分)を拝見。

ゴジラ好きの赤井…赤澤涼太さん
”ヘドラ”中山…加藤なぎささん
赤井の友人・坂井…家田三成さん
ト書き…浅倉洋介さん
の陣容。
脚本・演出で綿密に設定された演劇もいいけど、役者が自由に振舞える”ハンドルの遊び”がある演劇もいいもんだなぁ、と大笑いしながら観させてもらった。
東中野RAFTでの、坂井水産『坂井水産Presents 稽古初日VOL.1「ストロング」』で、今年の観劇締めくくりが出来てヨカッタ・良かった♪の2021年。

【追記】
なお、料金は投げ銭(カンパ制)だったので、野暮は承知で?自分が包んだ額を表示。

赤目

赤目

明後日の方向

王子小劇場(東京都)

2021/12/29 (水) ~ 2021/12/31 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/12/31 (金) 13:00

年の最後にものスゴイモノを観た。面白い。
 黒澤世莉の新ユニットの旗揚げ、と言うか、行き先を探すための公演だそうだが、斎藤憐の1967年初演戯曲を黒澤が演出。白戸三平をモデルにしているが、やや遅れてリアルタイムに経験した白戸体験と重ねてみると、非常に興味深い。75分(休10分)80分強が長く感じない。1959年頃の白戸の体験と、作品である「赤目」の劇中劇が同時に進行しつつリンクする1幕に対して、2幕は冒頭45分ほどが劇中劇に費やされるという対照的な展開になっている。「赤目」は小さい頃に読んだことを、2幕が始まって思い出す。力量ある役者陣が丁寧に演じ、終盤5分の展開は一気に見せて見事(ただし白戸本人は、ああいった存在と観られることを嫌がっていたという話もある)。百花亜希の華のある役柄が印象に残る。新聞紙を使った演出も強烈な印象。

独鬼

独鬼

壱劇屋

萬劇場(東京都)

2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めてのワードレス殺陣芝居でした。
ちゃんと分かるかな、と最初は不安でしたが、いざお芝居が始まったらすぐにそんな不安はなくなり、むしろものすごくお芝居に没頭してしまい、途中からボロボロに号泣していました。
切なく心の琴線に触れてくるような繊細な演技があり、その迫力に圧倒される殺陣があり、さらに音楽・照明もかなり印象的で、本当に素晴らしいお芝居でした。
小道具の使い方も工夫されていて、狭い空間の中で様々な場面を上手く表現されていたのがとても良かったです。
人の一生を見守る鬼の姿に、込み上げるものがたくさんあり、涙をこらえることができない場面がたくさんありました。
この舞台が観られて本当に幸せでした。

独鬼

独鬼

壱劇屋

萬劇場(東京都)

2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

台詞がない舞台なのに、ここまで涙を溢れさせられたのはこの舞台が初めてでした。死なない鬼と人間の娘の物語。赤子だった子供が老婆までの成長するまでの時の流れを四季の移ろいと交えて表現されているところは、日本の四季の美しさが奥行きにあるような感じがして良かったです(絵巻物見ている気分)。殺陣アクションも素晴らしく、50センチ四方ほどの箱を使った舞台背景表現が斬新でした(時には高台、時には斜面、時には岩場のように)火縄銃の刺客とのバトルが、特に激しく目まぐるしく、それでいて一手一手が丁寧な立ち回りなので、まさに手に汗にぎるといった心持ちで迫力を浴びまくった場面でした。

ネタバレBOX

使った、舞台セット
二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今まで殺陣アクションのある舞台をいろいろ見てきましたが、今回ほど速い殺陣を見たのは初めてでした。水神様の殺陣が超高速だったのですが、まさに人間技ではなく神の成せる技といった感じでした。もちろん物語も親子の愛が詰まっていて、台詞がないワードレスな舞台なのに、表情や立ち振舞いだけでひしひしと伝わってきて、体内の涙が根こそぎ引き抜かれるような勢いでした。

赤目

赤目

明後日の方向

王子小劇場(東京都)

2021/12/29 (水) ~ 2021/12/31 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

#黒澤世莉 #蔭山ひさ枝
#上条拳斗 #菅野貴夫
#國松卓 #高田遼太郎
#直江里美 #野村亮太
#百花亜希 #渡邊りょう (敬称略)
劇的だった。それは、劇とはそういうモノだという意味で劇的だった。自由だった。どんでん返しとは違うけれども、辻褄がどうとかを超越してしまったような感覚。支離滅裂とまでは言わないが、意外性と言うか、危うさみたいなモノを感じた。
群馬県民なら誰もが知っている上毛カルタの『て⇒天下の義人 茂左衛門』。上野国、沼田、月夜野……、暴君の領主と苦しむ農民が、現代の身勝手な政治家と希望を持つことを諦めた民衆に映る。
誰かを活かし、自分を活かす。何を選び、何処へ向かうのか。進むべき我が道を見極めなければいけないと、新年を迎えるにあたり考える機会となった。
2021年の最後を百花亜希さんで締めくくれた幸せを噛みしめている。

利他的な遺伝子たち -unselfish gene-

利他的な遺伝子たち -unselfish gene-

ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―

下北沢 スターダスト(東京都)

2021/12/25 (土) ~ 2021/12/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ良かった〜!会話も絶妙で、最後まで目が離せない。良い時間をありがとうございました。

怪勿 - monster -

怪勿 - monster -

The Vanity's

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

歌唱力にびっくり!贅沢な時間が過ごせました。

uyis nep’n at!

uyis nep’n at!

三等フランソワーズ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

最初はブルーハーツ
少し長目の暗転から始まるのですが、ここの訛りながらのセリフがいいんですよね(空気清浄機は移動の配慮♬)
そして青い恋人たち を少し思い出させる感じが少し
大きな街ではなく少し場末な感じが漂うBar
そしてそこにやってくるのは訛りのきつい宇宙人ってここまでですでに情報多すぎですよねw
しかしこの宇宙人はある意味で見た目はそちらに見せてるものの、方言の方が意味があるのかも
地方から都会に出てきた中年なのかも
美香本さんと木山さんのテンポのいい会話、どんだけパチンコ依存?もいいんですが、やはりカヨコの大発明 さんの有元はるか さんいいですね
初見は男やとしか思わず聞いていたセリフが、ちゃんと?全くそうは言ってないんですよね
このあたりはおかわりの楽しさ
山下春輝 さんが初日より魅力的になってた印象
セリフや演出が変わってたわけではないんですけどね
この作品は録音は多いんだがセリフ少な目なのが中川浩六 さん
しかしいいところを持っていく
ラストは色々と考えられるんですよね
新しい出会い、深層心理かな?

さっちゃん
この作品は意外と初回と印象が変わらなかったかも
それは悪い意味ではなくいい意味でこの作品の良さの安定感なのかもしれない
ほんと最初のうちは22?21歳になってもこどもみたいなことする娘
それを容認してるけど、体裁を保とうとしながらも破綻する頭の悪い母
ほんとにダメダメな親子に手を焼く近所の厳格な婦人って構図にしか見えないんですよね
ほんとそこからこの3人の女優の巧みさの術中にハマってるんです
まあこどもの悪戯としては度が過ぎてますが
ほんと上手いのがあまりにも関係ない感じに連発するセリフの見事な回収
ほんと綺麗にもっていくんですよね
ラストのひとり残ってからの煎餅までの美香本響 さんの表情はあのインパクトのあるサングラスでも伝わる
そして有元はるか さんの後半に向かっての表情
セリフはそこまで変化させずに伝わるものがかわるんですよね
やはり最初のあまりにも屈託のない感じから世界に引き込んでくれるのは幻灯劇場 さんの鳩川七海 さん
ラストは頭を下げる前から恐怖なんですが、頭を上げた後に少し上からなのがさらに恐怖なんですよ

ラフストーリー
妹と親友の結婚式に出席していた兄、そこにテロのように現れた親友の元カノ
シチュエーションとしてはありそうですが、舞台がそれをサプライズと周りに思わせた後のホテルのラウンジってのが少し斬新かもしれない
でもその設定だからこそ、前の情報を交えながらも2人の感情を爆発させてもおかしくないシチュエーションを作るのはほんと上手い
このお話も初見やとゲレンデのあたりでたねちゃんと同じ表情になるんですよね
中川さん話ズレてる?
しかし誰って言ってないんですよ
そしてその勘違いをしてるあたりの水木たね さんほんと可愛いんですよね
と言うか全体的にかなり鼻につかない感じの憎めない美人さんって雰囲気
ほんと振り幅の大きい素敵な女優さんですね
そのあたりも計算しての中川さんの演出の巧みさなのかもしれないですね
この作品も情報量多いのはそんなゴタゴタの中にLGBTまで加わる
しかしそんな情報量過多になりそうなのにすんなり入ってくるのが上手いんですよね
ラストを暗転で終わらせないあたりもいい感じ
背中をポンと叩かれた後のミュート何から始めたか気になりますよね

MILK
この作品はある意味でふたつのお話
そんな感じの舞台も多いんですが、現実と虚構をここまで上手く融合させてる作品は少ないかも
夢と現実っぽくはあるんですけどね
最初のシーンはほんと軽く流す感じに軽く情報が入ってくる
そしてインパクトの強い中核へ
山下さんと七海さんの凛々しいんだか可愛いんだかわからない世界に引き込まれる
ある意味で北◯鮮とかの軍事英才教育っぽいものを感じながら脱◯を感じるのが中川さんのミケなのかも
そして前半のハイライトはそんな不思議な雰囲気を混沌に叩き落とす本多真理 さんですね
相変わらずこの女優さんにしか作れない独特な空気感でワールドを作られます
ここの中川さんはミケなんですがある意味で凛々しいんですよね
このドタバタもラストへの伏線ですね
このラストの鳩川七海 さんほんといいんですよね
セリフの雰囲気もあまり見たことがないボーイッシュな感じ
イケメンの感じもいけちゃうんやなって再認識
そして甘えたいけど甘えない、そして甘えさせないって感じもほんと良かったんです
やはりこの女優は只者ではない
そしてその世界観を七海さん以上に作ってたのが木山梨菜 さんやった印象
OPから中盤までの伏線を見事に回収していく感じ
このラストはよく言われる猫の習性なのかと思いながら、それを悲しむ溺愛した者への隠しきれない感情を見事に表現されてた印象
目がほんと素敵でした
最後に写真を取りながらのハッシュタグの発表は長すぎて覚えられませんでしたw
俺がハッシュタグ何って聞いてから考えられたのかな?w
配信あるのにたぶんネタバレいっぱいで書いてみました
大千穐楽の幕が上がったからいいかなと
これリピートほんとに世界が違って見えますね

丈夫な教室

丈夫な教室

T-works

AI・HALL(兵庫県)

2021/01/14 (木) ~ 2021/01/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

聞いてはいたんですが、中に入って迷うのは座席
少し変則的な3面舞台になってるんですよね
奥の真ん中にはグランドピアノ
そして客席に向かっての机と椅子が並ぶそんな配置なんですよね
少し薄暗い中山本礼華 さんのピアノからこの舞台は始まっていくんですが、この時はこの後に繰り広げられていく重いんだけどそれでいて熱くなるそんな展開を想像もできないそんな序机の落書きそれを探す同級生やった2人
このあたりの静かな始まり方、そして微妙な2人の関係性もいいんですよね
そこからは徐々に加速していく感じの物語は情報量も多いんですが、置いていかれる感じもなくスムーズにその世界に引き込んでくれる感じ
ラストには想像以上に色んな感覚が残る盤ですね
ランタイムは120分のガッツリなんですが、全くそれを感じさせませんね
やはり丹下真寿美 さんの作る世界観に一気に持っていかれる感覚
ラストは見惚れるってのはこのことやなって感覚
是常祐美 さんもほんといいんですよね
弱いのかと思ったら芯の部分で強かったりほんといい存在ですね
青木道弘 さんはいつも以上に変化球なんですが、このキャラがいいんですよね
それをさらに引き立てるのが大江雅子 さんやった印象
言葉の雰囲気変わるあたりほんといいんです
安達綾子 さんはこの感じはあまり観たことないかなって雰囲気、出てきた瞬間にこのキャラ好きってなったかも
一般的な第三者的な少し嫌な雰囲気なのが #延命聡子 さん
そう思った時点でこの人の術中かな
そしてその娘の土肥希理子 さんがまたいいんですよね
ラストのところもいいんですが、この人がって叫ぶあたりほんといい
石原正一 さんのキャラもいいんですが、着替えで笑をにびっくり
相変わらず熱い役がまわってくるなって印象なのが石畑達哉 さんですね
登場最初から全開
山本礼華 さんは最初のピアノ、そして今回のキャラもかなり魅力的
後半の変化もほんと良かったんですよね
この舞台かなり激しくなっていくのでほんと千穐楽までケガなく走り抜けてほしい感じです

メビウス

メビウス

STAR☆JACKS

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/08 (金) ~ 2021/01/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

まず入って目に飛び込んでくるのは透過スクリーンとプロジェクター
そして開演の15分前ぐらいに前説あるんですが、コロナ対策も徹底した感じでこれを使われるんです
このあたりも新しい試み、そして対策の徹底ぶりを感じます
そして始まると少し邪魔になるかと思ったら全く気にならない
気になる点があるとすればプロジェクターの電源ランプの明るさかなw
座るポジションによるかもですけどね
そして物語は知ってるんですがこの個性的な座組からくり出される世界はさらに素敵に広がっていく印象
2人芝居の良さもあるんですが、この変化はこの人数だからこそ作れる感じ
しかしこの人数でもこの物語の全ての役をまかなえるわけではなく、早着替えも入れながら上手くこなされていくんですよね
ドヰタイジ さんと三原悠里 さんの組合せ、そして寺井竜哉 さんと留奈 さんに惹かれる世界
他のキャストさんもほんと素晴らしい世界を作られてるんですよね
畠山薫 さんのあの感じもいいんです
個人的にはやはり赤松英実 さんの女戦士の複雑で奥深い表情
あのシーンのラストやはりいい
そして港の役も♬
そして丈野瑞歩 さんもハマりますね
メインの役の可愛いさはズルいのレベル
こちらもほんといい表情
ズルいは浜口望海 さんもかなw

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前回の独鬼を観て期待しかない!と観に行きましたが、期待以上で異常なまでの熱量で膨大な感情が詰め込まれた85分。
あっという間な様で、ずっと見守り見つめ戒めてきた水神様の悠久の時に身を置いているかの様な交錯する時間を過ごせました。
そして本当に人間CGでした!カテコでこの人数でやっていたのかとびっくりするかぎり。
セリフが無い分考察も楽しく余韻も半端なく楽しめました。

眠れぬ姫は夢を見る

眠れぬ姫は夢を見る

サヨナラワーク

劇場HOPE(東京都)

2021/12/15 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/25 (土) 19:00

 自分を変えようと女性アイドルグループに入り、その中のとある女性に恋愛感情を抱くが、ある時急に暴行事件の被害者になり、そのアイドルグループも解散する。そして、暴行事件の被害者で主人公の女性は病院のベットにおり、ある時から暴行事件受けたショックと自信喪失、現実逃避感情から自分をTVで見たアナウンサーだと思い込み、かつての女性アイドルグループのメンバーに自分が受けた暴行事件に至る経緯について話を聴き、最終的には暴行事件のショックを乗り越え、かつてのメンバーたちと舞台に立つまでが描かれた、タイトルからは想像もつかないショッキングで社会派な内容の劇に、驚き深く考えさせられた。
 
 ショッキングで社会派な劇なのに、主人公の女性の現実逃避や寂しさの空想から生まれた男の子の友達を作り出し、劇中にかなり重要な役として出てきたりと、不可思議な要素が、日常の延長線上に何気なく展開される話の持っていきかたが、ギャップがあって面白かった。

 暴行を受けて、その前には憧れ恋してもいた自分が所属するアイドルグループの女性には、ある言動から気持ち悪がられ、それら両方のショックから心身共に傷付き、なかなか立ち上がれない。更に、自分は女子アナウンサーだと思いこむようにまでなるが、何とか最終的には壮絶なショックから立ち直るまでを不思議な要素も混ぜつつ、コメディ要素も入りつつだったので、深刻になり過ぎず、時に緊張しつつも肩の力を入れ過ぎず、バランス良く楽しめた。また、すぐに立ち直れなくても良い。人は、孤独に耐えられなくなって、目標を見失って、自分を見失って、自分の殻に閉じこもって、ある時何もすることが出来なくなるときだってある。それでも良い。どんなに時間がかかったとしても、気持ちの整理がついて、本当に落ち着いたら殻を抜け出そう。完全に元のようには戻れないかもしれない。そうだとしても、少しずつでも、一歩一歩踏み出してゆく勇気を持とうというメッセージに心打たれ、いきなりショックから立ち直れと言っていないことにリアリティーを感じ、共感した。

 主人公のキャラも相当アクが強かったが、他のアイドルグループのキャラも、それぞれが個性的で、役者のオーバーリアクションがキャラと程よくリンクしていて印象に残った。特に、主人公が想像で作り出した人物の狂言回し的であり、時に的確なアドバイスをしてくれたり、慰めてくれたりするキャラがユニークで記憶に残った。

 プロジェクターをいくつか置かれた白い箱などに投影して、劇の世界観とマッチしていて、劇に没入しやすかった。

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