最新の観てきた!クチコミ一覧

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ネモフィーラ

ネモフィーラ

演劇ユニット小雨観覧車

サブテレニアン(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

悲しげで、寂しげで、でも温かさを感じる不思議な感覚の舞台でした。
そして、役者さんな達の思いが伝わってきて、ちょっと泣きたくなりました。
素敵な舞台を観る事ができて良かったです。

あゐ ばさみ

あゐ ばさみ

劇団光合聲

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/01/08 (土) ~ 2022/01/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

珍しく、マンションでの二人の死体から始まるミステリーを加味した愛憎劇。楽しめました。開場すると舞台に二人の死体が。それを観客は眺める。そして劇は始まる、、。
二人の親子と時計屋の男性との三角関係をテーマに、重苦しいけれど複雑で繊細な愛の姿が醸し出される。それと並行してこの事件をスクープして、真の人生の姿を知ろうとする記者の懊悩が描写される。
私としてはこの三角関係はよく理解できた。そういうこともあるわいと、彼らの心情のさざなみを想う。よくできた脚本だ。ただ、一方、記者の苦悩がそれほど伝わってこない。愛の分析だけでは物語としては不足していると思ったのかもしれないが、どうなんだろう、、。
途中、母親の別の恋人との諍いで冒頭の殺人光景を勘違いさせる取り組みなど、ミステリー的にもはっとさせるなかなか秀逸な脚本に拍手をしたい。
後、照明がイエローを主体としたものなのだが、最後まで少々暗く、もうちょっと明るくして俳優たちの顔の表情をよく見たかった感もあります。
この劇団はずっと見てますが、なかなかイケマスよ。今日もルンルンです。

さめても、あったかい。

さめても、あったかい。

劇団ビーチロック

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/01/08 (土) ~ 2022/01/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

内容はなんとなく流れが読めたけど、泣けました‼️沖縄の歌は和んだ。沖縄の差別については、はじめて知った…。差別化は日本独特なのかも知れない。悲しい😢

昭和歌謡コメディVol.15〜お正月だヨ!ヤーレンソーラン!大騒乱!!

昭和歌謡コメディVol.15〜お正月だヨ!ヤーレンソーラン!大騒乱!!

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ぶれない昭和的コントと昭和歌謡は本当に楽しかったです。
今回はドラマの冒頭部分の画像とともにその再現をすえう新しい試みもありさらに懐かしさがましました。

だからビリーは東京で

だからビリーは東京で

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/01/08 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#西條義将 #古山憲太郎
#津村知与支 #生越千晴
#伊東沙保 #成田亜佑美
#名村辰 #蓬莱竜太(敬称略)
【初日】
♬かつて、これほどまでに愛しく、優しく、心地の良い木々の陰はなかった♬
BGMで使われた『Ombra mai fu』の歌詞。太い梁、立ち並ぶ材木が作る陰で、より良い作品を目指して模索し衝突し蠢く演劇人たち。一見その陰は居心地の良い場所には見えないけれど、演劇は人生の縮図のようで、ロープが絡み合うようにマーブル状の人間模様。人の思いはスレ違い衝突する。covid-19によって寸断された人間関係。他者や社会と隔絶された時間と場所の中で自分自身を見つめ、未来に不安を抱きながら、存在価値や人生の意味を考えてみたりする。やがて、かつての場所を、あの陰を愛しく思うのかもしれない。そして同時に、作家演出家の、俳優の、スタッフの、陰に対する優しい気持ち愛しい気持ちが劇場を包み込んでいるに違いない。だからきっと、思いを寄せ合い衝突しながらも何かを生み出そうとした陰は、振り返ると心地よかったと思うのだろう。
105分の全てから演劇人の叫びが聞こえてくるようであったし、同時に演劇人に対するエールであったと思う。
演劇人の苦しみは、そのまま全ての人の苦しみでもある。辛さや生き辛さは誰にでも共通する。分かり合えないと感じる家族との摩擦もそうだろう。蓬莱さんの中にも、深く根を張っているのではなかろうか。
あのラストシーン。彼等の背中から匂い立つモノに触れて、心から湧き出る泉を搾る演劇人がたくさんいるに違いない。演劇を愛する者も同様だろう。わたしの席から見えた大好きな生越さんの横顔に、そしてその隣で一瞬生越さんに視線を向けた成田さんにも、震える思いと溢れる泉の存在を認めて、演劇人の2年間を両手でひと掬いし抱きしめた。

これまで何度も書いてきたけれど、モダンスイマーズ は今作も3000円で上演している。映画を2回観たつもりで生の俳優の演技を目の当たりにして、終演後にお茶を飲みながら語り合える。

⚠️東京芸術劇場シアターイースト
1/30まで

カミノヒダリテ

カミノヒダリテ

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

アメリカの新作の翻訳上演だ。2017年の初演だが、ブロードウエイには出ていないらしい。小劇場向けの構えでもある。アマチュア演劇向けかもしれない。80分。
仕掛けはちょっと面白い。テキサスの教会の信者向けのイベントで、人形劇を上演するいきさつがドラマの枠取りになっている。人形劇を上演するのは、教区の中で、夫を失って失意の寡婦の母(福原まゆみ)子(森山智寛)とその子の友人(小泉将臣)とガールフレンド(後藤佑里奈)。牧師(渡辺聡)を加えて、登場人物5人で舞台は進む。左手にはめたグローブ上の顔を右手の棒で人形を操作する。
仕掛けとしてはこの人形にもキャラクターが与えてあって、それは人間の中の対立する価値観、倫理の一報を与えられている。つまり、善悪、正邪に始まって、人が右と言えば左、と言うような対立軸の一方で、之で人間バランスが取れているのだと、最初に幕前で前説がある。
人形劇稽古の間に進む登場人物たちのドラマは、今やアメリカのドラマでは珍しくもなくなった家族崩壊劇で、ほとほと、アメリカの人たちはこういうドラマが好きなんだなぁと思う。宗教もうまく使っていて、アメリカ社会には身近な風景でもあるのだろう。
芝居の中身はさしたることはないのだが、俳優座の俳優の層の厚さには改めて感心した。
右手で、人形を操作しながら、人形と本人の声、それも劇用と本人があるのだからほとんど出ずっぱりの思春期の男の子を演じる森山智寛は、もう大変!と言うところなのだが、全く破綻もなくこなしてしまう。母親の福原まゆみは、生活が世間並みにこなせない不器用な女をうまく演じていて新しい個性の発見になっている。他の三人はほかの舞台でもよく見るベテランで、彼らもソツガない。
訳・演出は田中壮太郎。こちらも役者も演出もこなすそつのない才人なのだろうが俳優座を背負うにはもう一つ骨格が細い感じがする。翻訳ではところどころ、忘れたように英語のままのところがる。無理にでも訳してしまわなければ。そこが「訳者」の務めでもある。役者なら仲代達矢、演出なら千田是也、の俳優座ではないか.(骨太は沢山いるが、例を挙げれば)。正月早々の稽古場公演は、介護者付きの三人の超老人観客を含め、満席だった。

ネタバレBOX

かつて配役表がないと苦情を書いたことがるが、今回はちゃんと配役表があった。これは是非続けてほしい。また、翻訳劇には外地初演の事情(初演年度、初演地、現在の上演状況)を五行でも書いてくれると嬉しい。ここに書いた情報はウイキペディアで調べた。
事に英米演劇(英語演劇)は多層的なので、演劇初演と現在の上演状況が分からないとよく伝わらないことがある、
カミノヒダリテ

カミノヒダリテ

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/01/08 (土)

価格5,000円

8日19時開演回を拝見(80分)。

米国南部の伝統的な宗教観・道徳観を「これでもカッ!」という程、おちょくった怪作だが、私たち日本人にはピンと来ない背景ゆえ、翻訳の田中荘太郎さんが、ラスト一つ手前に”ジーンとさせるシーン”を設定。
パペット「タイロン」が暴走する、映画『エクソシスト』もどきのダークファンタジー(怖い!と受け止めたご婦人の観客もおられた)が、最後の最後で、感動作に大転換!
まぁ、「よくも俳優座さんが上演を許可したよなぁ」と苦笑いしながら観ていたが、たまには、こうしたヤンチャで元気な演劇もいいんじゃないかなぁ。素直に面白かった!
個人的にはお勧めです♪

ネタバレBOX

演じ手では(記憶が確かならば、ラストで、舞台一面を出演者が駆け回っていた⁉︎)シアタートラムでの『とりつくしま』(2013)以来の福原まゆみさんを、懐かしく拝見させてもらった。

【配役】
マージェリー…福原まゆみさん
ジェイソン/タイロン…森山智寛さん(上演中はナイーブと狂気の行き交うはざまで苦悩する青年。でも、終演後のアフタートークでは、ご近所にいそうな、気のいい兄ちゃんに♪)
ティモシー…小泉将臣さん
ジェシカ…後藤佑里奈さん(『戒厳令』の「カサドの娘」さんだっ!)
グレッグ牧師…渡辺聡さん(『火の殉難』の「神田記者」役)
カミノヒダリテ

カミノヒダリテ

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

タイロンが悪魔のように喋り出すところから、どんどん芝居に引き込まれ、ジェイソンとタイロンの対決にはまさに固唾を飲んだ。大変な迫力と、人間の振幅の大きさに揺さぶられる舞台だった。母が不品行な行いに突然のめり込んだり、ジェイソンの父を母は見殺しにしたのか、など理由がはっきりしないところもあるが、そこを役者の迫力と力わざでねじふせた。
ジェイソンとタイロンを見事な声色で演じ分けた森山智寛の熱演は圧巻の一言だった。

背景に古い宗教の教えにしがみつくアメリカ南部の風土があるが、そんな理屈抜きに、舞台の事件に心底ゾクゾクさせられた。

だからビリーは東京で

だからビリーは東京で

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/01/08 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

平凡な青年と売れない役者たちのなんてことない話なのに、笑いが絶えず、人生の難しさと面白みを考えさせる。いい芝居だった。ある素人劇団の、2017年からコロナ禍までの3年余りを描く。
2017年11月、石田凛太朗(名村辰)の入団面接から始まる。勘違いで俳優になろうと思い立ち、勘違いで売れない劇団応募した。でだしから、ゆる〜い感じと、上出来のコントのような笑いが気持ち良い。

幼馴染のマミ(伊東沙保)とノリ(成田亜佑美)の二人の女優の、互いに相手を嫌ったり軽蔑したりしつつ、表面は仲良くしている様子が、芝居ならではの形で示される。二人は互いの関係を全く異なるものに解釈しているのが面白い。

倫太郎が年に一回、田舎の父のところに行く。父はアルコールを絶って居酒屋を経営する。父と息子の関係が、凛太郎の「ビリー・エリオット」にめちゃくちゃ感動したことと繋がる展開は、見事な伏線回収に感動した。

ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】

ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】

シス・カンパニー

スパイラルホール(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

敬虔で保守的なマーラと奔放で進歩的なマイラ。外見はそっくりだが、中身は真逆の双子の姉妹の、戦後40年近くの仲違いの歴史と、深奥の絆を描く。保守と進歩、マッチョと寛容、ストレートとLGBT等々のアメリカの分裂を二人に寓意した芝居である。

大原櫻子の下着姿も晒した一人二役を体当たり演技で頑張っていた。小泉今日子はマーラの若い恋人のジムと、中年のマイラのパートナー・サラを演じていたが、キョンキョンらしくもうすこしはじけたいところ。八嶋智人は、二人の子供役で14歳を演じる。いずれも実年齢とは関係ないのだが、八嶋智人はさすがに、マリファナに飛びつく場面とか、笑いをよんでいた。

ネタバレBOX

同じアメリカの二つの顔を、一人二役で示すのだが、それは頭で考えて掴むところ。一人二役なので、マーラとマイラが二人同時に舞台上に立てないのは最大の制約。そのため、二人がぶつかるシーンがない。それが一番物足りないところだった。
マイラのいる全米家族計画の事務所を、中絶反対派のマーラが爆破するクライマックスは、さすがにドキドキしたが、その後のサラとマイラのベッドの中のエンディングが弱かった。
TAP DO!劇場版20~スペシャルセレブレーション~

TAP DO!劇場版20~スペシャルセレブレーション~

TAP DO!

博品館劇場(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2022年初観劇は「TAP DO!劇場版20~スペシャル セレブレーション(ゲスト:尾藤イサオ)」。お薦め。
㊗️20周年記念公演…「なにが飛び出すかわからない怒涛のショータイム」の謳い文句通り、タップ(ダンス)り楽しんだ約2時間のエンターテイメントショー。予定上演時間は1時間40分であったが、そこはライブとしてのワクワクそしてドキドキハラハラという観(魅)せ方によるもの。多分、日によって上演時間は前後するかもしれない。
内容は観てのお楽しみだが、休憩時間なしで次から次にジャンルの異なる演目を披露する。もちろんタップダンスは色々なシーンに組み込まれており十分堪能出来る。そこには観客(子供も何人かいた)を飽きさせない創意工夫、楽しませるといった誠意と熱意を感じる。
観た回のスペシャルゲストは尾藤イサオさん、歌はもちろんパフォーマンスにも挑戦し、このユニット公演にしっかり馴染んでいる様子で、さすがベテランといった風格。
(上演時間2時間±) 

ネタバレBOX

舞台セットは中央に階段があるだけのシンプルなもの。上手にドラム、下手にベースとキーボードの楽器。
オープニングアウトは、講談調に「TAP DO!」の軌跡をその時々の世相を重ね合わせて説明していく。このユニットは、英国エジンバラ・フェスティバル・フリンジで5つ星を獲得し、国内のみならず世界でも活躍しているらしい。

本日は、全員でのタップダンスから始まり、寸劇としてパロディ「宝DO家歌劇団の『ベルサイユのばら』」、同様に映画「タイタニック」を笑劇風にし、観客を巻き込みダジャレの連発。また、ゲストの尾藤イサオさんが丹下段平に扮した「あしたのジョー」は、ボクシングの代わりにジャグリング勝負といった観せ方が斬新だ。メンバーの年齢構成から、平均年齢が高いメンバーと20歳そこそこのメンバーを比較した自虐ネタ、ジャグリングメドレー等、多彩な演目(計17の出し物)で楽しませる。新春公演としては笑い始めにもって来い(濃い)の内容であった。

またタップダンスにしても、大縄跳びで4人が横並びで跳びながらタップダンスを行うといった高度な技を披露し、観客の度肝を抜くようなパフォーマンス。レベルの高い技量に軽妙な仕草で笑い楽しませるサービス精神が嬉しい。もちろん、演目に合わせて衣装も変え、目先の華やかさも舞台全体を盛り上げる。最後に音楽(選曲)も軽快でノリノリな感じ。当たり前であるが、ダップ(ダンス等)を聞かせる場面ではそっと控えるバランスの良さ。
チラシにある「タップダンス・ジャグリング・パーカッション・バトントワリング・チア・生演奏等々を融合したハイクオリティパフォーマンスコメディ」は誇張ではない事実。次回公演も楽しみにしております。

追記
タイタニック場面で参加(挙手)した観客に何か記念品でも進呈したのかな。20周年記念公演ということもあり太っ腹なところをみせてほしいが…。
ネモフィーラ

ネモフィーラ

演劇ユニット小雨観覧車

サブテレニアン(東京都)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

拝見してきました。とても心のこもったお芝居でした。内容も良かったですが、演者の皆さんの演技、自然でとてもよかったです。
今後、いろいろな道に進むようですが、大丈夫だと思います。お手紙ありがとうございました

劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバーコンサート【1月18日~20日公演中止】

劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバーコンサート【1月18日~20日公演中止】

劇団四季

福岡サンパレス(福岡県)

2022/01/06 (木) ~ 2022/01/07 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

やっぱりオペラ座の怪人ははまります。

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

セリフなしの舞台は初めてでした。ストーリーが分かるのか不安でしたが、始まってみると全くその心配なし。むしろ表情、仕草が繊細で、殺陣ですら感情があり、心に訴えかける舞台でした。女性の殺陣は初めて観ましたが、お2人ともスピード感あってすごくかっこよくて、彼女たちの存在感はホント大きかったです。
後ろのほうで観ていたので、立体の空間の使い方が素晴らしく、広い舞台でアクションしていたのかと思いきや、帰りに舞台の近くを通ったら、そんなに大きくない!あの舞台の大きさと奥行きで、さらにセットがある中で、みなさんものすごい勢いで動き回り、殺陣が繰り広げられてたなんて感動しました!
急遽思い立って観に行きましたが、観れて良かったです。

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ただただ圧倒されました
表現力、そして人間力の可能性を思い知らされた素晴らしい作品です

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前作からの演者にアクションモブのパワーアップが凄い!
映像化されないのが惜しすぎる

ジャングルジャングル6

ジャングルジャングル6

アイビス・プラネット

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「異界の魚」素晴らしい一人芝居だった。それがなんなのか漠然としかわからない現象を追い求める話が猛烈な熱量で演じられていて、滑稽なのに心震え、帰り道、物の見え方がどこか少し違うような感覚になった。

独鬼

独鬼

壱劇屋

萬劇場(東京都)

2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

壱劇屋さんと出会った、私にとって特別な作品。
再演時に東京で観劇して、一瞬で沼落ち、以降大ファンで大阪遠征もしています。最近は円盤化されないことが多いので、とにかく劇場に足を運んで観ないと二度と観られない可能性が高い。

ネタバレBOX

前回から続投の方も、新キャストの方も、みんなみんな素晴らしかった。全てがパワーアップしてグレードアップしていて、3回観たけど全然足りない。
1番キャラが変わったな、と感じたのは男春。袴姿だった前回は泥棒してても「それなりに裕福な坊ちゃん」て感じで品すら感じられたけど、今回はチョンマゲもあるしまるで農民みたいな格好で、性格もヤンチャになった気がする。鬼や女春といるときの年相応な表情と、仲間であっても邪魔なら殺す冷たい表情のギャップが良い。
藤島さんの刺客、ヤバかったですね(褒めてます)ぐにゃぐにゃした動きと、無造作なようでいて的確に仕留めにくる訓練された太刀筋、鬼に叩き伏せられて悔しさか怒りか叫んだ声が大好きです。
女春と女夏に関して、「目の前で襲われてる人を助けたい、でも敵であっても人を殺すのは良くない、そして鬼にも傷ついてほしくない」ってスタンスがどうしても「自分勝手だ」と思ってしまうのだけど、春はまだ子供だから許せても夏はもう20代で春の時に経験してるのになんでまた同じことする?って思ってしまう。ただ、今回観た回のなかで、自分を守るため腕を犠牲にした鬼にかける言葉を見つけられず「なにやってるんだ私は!」って悔しそうに唇をかみ締めて固く握りしめた拳で脚を何度も叩いてる女夏の姿にモヤモヤがすっと消えていきました。大切なもののために考えるより体が動いてしまうのは、きっと両親譲りですね。
深く斬られてぶらんってなってるだろう腕を女夏に見せないようにくるくるって回転して避ける鬼が優しくて好き。なんでもない、て言ってるみたいで、可愛い。
モブでブラスミの時に初めて拝見した真丸くんの男夏がかっこよすぎてどうにかなりそうでした。鬼と戦う時に2回、刀を背中側で持ち替えてそのまま斬りつける動きがあるけど、あれが最高にかっこいい。親の仇である鬼を、なんなら恋のライバルでもある鬼を、いつか殺すために鍛えた剣の腕で、この技もこの時のために何度も練習してよそで実践してきたんだろうと思うとほんと健気で真っ直ぐ。女のもとに通う合間に自分で賊をまとめあげるだけの力をつけて手下を増やして盗賊稼業もぬかりなく財をたくわえ強い奴を雇えて邪魔になったら躊躇なく皆殺しに出来るくらい頑張ってきたんだなぁ。男夏の拗らせ方は可愛い。
秋になると男を知らずいまだ少女のような女秋と、女には困らないが愛しているのは1人だけな男秋が久しぶりに再開するアダルトエモ展開。女を手酷く使い捨ててきたであろう男秋は立派にDV男に育ってしまって、愛し方も愛され方もわからない可哀想な人...まじバブちゃんで愛しい。怒りで男を殺そうとする鬼を女が必死で止めるのは、鬼にこれ以上殺させないためなのか、それでも男を大切に想っているからか、どちらにしても男にとっては残酷よな。このままいっそ死なせてくれと男は思っていたかもしれないし。
冬の最終戦に男が手下を連れてこなかったのは、秋の戦いの後ひとりになったからなのじゃないかと思う。他の何より、鬼を倒すことだけを思ってひとり鍛錬をつんで冬のあの日に最後の戦いを挑みに来た。女が死んだとは知らずに。
女冬が死んで、思い出のなかで春夏秋冬の女と過ごす鬼の「こうしたかった」思いは強く強く観てる人間の心に届く。女と過ごす時間の中で少しずつ感情を取り戻していった鬼は、春と夏の時間でもっと女と笑ったり楽しんだりしたかったのだなぁ。人の生も死も、本当には理解出来ていなかった鬼が、初めて触れる「死」。死を強く感じることで「生」も感じたからこそ、女のいない世界でも人の生を守り戦い続ける道を選んだのかもしれない、と思った。
女が鬼に願った「人を守って」は、祈りであると同時に鬼にかけられた呪いだなと、女冬の手を取らずに笑顔を貼り付け戦いへ向かう鬼を見て思う。女のいない世界でも生きていくしかない鬼にとって、それが救いであったならいいな。
一九一一年

一九一一年

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2021/07/10 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すばらしかったです。まなざしが印象的でした。

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初演よりさらにわかりやすく、ソリッドに仕上げられていて、回重ねの力を感じました。
壱劇屋さんの再演は、再演だからとて同じ事をレベルアップさせて行うだけではなく、その時のキャスト・その時の座組の得意分野・実施する劇場の広さや特性に合わせての変更が本当に効いていて、再演でも意気揚々と劇場に足を運んでしまいます。今回も期待通りの再演で、続投組の殺陣や芝居の厚み盛り、新規キャストの新たな彩りに心躍りました。
舞台美術も、初演の時のあの幅広の感じがどうなるんだろう、と思ったら、なかなかダイナミックなそぎ落としで、でもそのそぎ落としにより生まれた空間でなめらかな視線誘導が生まれていて大変面白かったです。照明と水演出との掛け合わせであの場は本当に「川」でした。
二ツ巴はアクションモブのはたらきが特に好きなのですが、今回も魅せていただきました。
モブとして民衆を演じながら、瞬時に水演出、所狭しと駆け回る矢、あらゆる現象に切り替わる、世界の骨子、アクションモブ…最高の仕事です。
その仕事を見たくて思わずアクションモブを追ってしまうのですが、あまりに「それ」すぎて、のめり込むと見えなくなるんです。いるのに。演劇の魔法を浴びている!と感じる瞬間。たまりません。

栗田さんや日南田さんの圧巻の殺陣をあのサイズ感の中で浴びられたことはもう当然のごとく贅沢なことでぜひまた見せてください…!と思ったのですが、個人的に、今回新しく主演をされていた須藤さんの立ち姿、殺陣がすごくかっこよく、目をひかれてしまい、新たな収穫でした。また壱劇屋殺陣芝居で見たみたい役者さんです。

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