君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
■「さよならをするためのプログラム」鑑賞/100分強(途中休憩込)■
詳細はネタバレにて。
君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了
君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了
君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了
APOFES2022
APOCシアター
APOCシアター(東京都)
2022/01/15 (土) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/06 (日)
価格1,000円
6日16時開演回、石澤希代子さんの「震える私の心の音」(41分)を動画配信で視聴。
2013年10月、今は無き新宿ゴールデン街劇場での「中野の処女がイクッ」から存じ上げている、石澤希代子という役者さんの集大成というか、一世一代の演技を”魅”せて頂き、感無量…。
嗚呼、それにしても、直に舞台に立ち会えなかったことを百万遍後悔!
朗読劇 「天切り松 闇がたり ~闇の花道~」
ケイファクトリー
PARCO劇場(東京都)
2022/02/06 (日) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/02/06 (日) 16:00
朗読劇の域を超える圧巻の熱量と台詞回し。
盗人噺にボロ泣きしつつ爽快感に浸る、この久しぶりの幸福。
原作の魅力のひとつにキャラの立った登場人物があり、それが歌舞伎のケレン味と相性抜群。
演者の気持よさそうな江戸弁に、聴いている方も酔いが回るように引き込まれる。
控えめながら差し込まれる映像と効果音も効果的。
あー、あの台詞、また聴きたい、ずっと聴いていたい!
ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
マーキュリー・ファー Mercury Fur
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2022/01/28 (金) ~ 2022/02/16 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
暴力と絶望とクスリが蔓延する近未来?のロンドンのサバイバーたちの物語。それぞれが妹、母を目の前で殺され、子供を殺され、自分だけが生き延びた負い目を負っている。シェークスピアよろしく、悲惨な過去を再現する語りの力が圧巻だった。
吉沢亮の出ずっぱりの苛立ちとテンションの持続、この世ならぬ半狂乱を演じる大空ゆうひ、ゲームを仕切る加治将樹の迫力、俳優たちの熱演がすごい。しかもかなり精神的にきつい物語。映画ならわかるが、舞台でこれを毎日(時に1日二回)繰り返すとは。俳優の仕事の厳しさを考えさせられた。
作者はイラク戦争に参戦した母国イギリスへの批判として、イギリスが理不尽な戦争の戦場になった情景を描いたという。
通る夜・2022
劇団芝居屋
劇場MOMO(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前回観た時には再起さん杖をついていて大丈夫なのかなと思っていたのだが・・・今回はそんな事を吹き飛ばす様に最初から出ずっぱりでビックリと同時に安心しました♪
コロナ禍をパワーに変えてしまったのでしょうか・・・?
次回は40回・・・めっちゃ楽しみにしています♪
ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
6日の髙橋広大さん、水野奈月さんの回を観劇。
手紙の朗読劇だが、感情の籠った台詞がとても良かった。
初めの楽し気な内容から後半ガラッと雰囲気が変わり楽しめました。
「ミス・ダンデライオン」「水平線の歩き方」
演劇集団キャラメルボックス
博品館劇場(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/06 (日) 11:00
時間が経つのを忘れてストーリーに没頭し、心が温かくなりました。
ハーフタイムで二本も素晴らしい舞台が観られて嬉しい。
通る夜・2022
劇団芝居屋
劇場MOMO(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ほぼ毎回拝見している劇団。今回は特に、セットの移動やマイムマイムの挿入などの演出が素晴らしかった。またオープニングの増田氏の独り芝居が同年配としてしみじみと心に沁みて、ずっとこのまま覗き見をしていたい気持であった。
そして、何とまぁ全員が高校生とは!いやいやしかし、十分楽しく拝見した。
また、唯一の「大人」である母親役の増田さんのリアルな存在感に圧倒された。微妙な訛りと生活感のにじみ出る所作や視線。すべてに目が釘付けであった。男子高校生と母親の関係もまさに「あるある」で秀逸。
ただ、たまにこちらの劇団で感じる「無理のあるテンションの高さ」を今回も感じた部分があり、時代と年齢と演劇であることを念頭においても、全員で声をそろえたりの演技に違和感を覚えた部分もある。
だからビリーは東京で
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2022/01/08 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「劇団あるある」を描いた作品なのだが、大テーマと小テーマの絡め方が秀逸。
コロナ以後を描いた作品では過去1番かもしれない。
3週間以上のロングランの公演で、初日では山のように残っていたチケットも、かつてないほどのSNSの盛り上がりで最後の週には、ほぼ完売。
まん防の影響もあり、当日券がない、というものだった。
演劇人も非演劇人にも心に突き刺さるものがあったからではないだろうか。
そしてなんといっても3000円というチケット料金。
今回でかなりのファンを獲得したと思うし、既に「今年一番」と言っていた方も多かった。
命どぅ宝
劇団文化座
カメリアホール(東京都)
2022/01/26 (水) ~ 2022/01/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
楽しみにしてた文化座『命どぅ宝』観劇
素晴らしかった。
瀬長亀次郎
阿波根昌鴻
屋良朝苗
沖縄を語る上では絶対外せない人たちと、それを支える人たちの戦い。
そして一瞬でシーンを変える佐々木愛さんの芝居
凄すぎました。
沖縄返還50年の節目に色々な団体で沖縄を扱った作品が出ている。
東京芸術劇場で上演の『hana』も良かったが、こちらは「集団創作」の強みがこれでもかと出ていた。
理想の夫
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/02/01 (火) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とっても素敵な作品でした。
社交界とは縁遠いので、この作品を観てその世界観がわかったような気がします。
言葉遣い、衣装、振る舞い、会話のやり取り、仕草などのひとつひとつが、綺麗で美しい演技で演出でした。3時間もあっという間で、充実した観劇でした。
理想の夫
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/02/01 (火) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#安藤百合 #笹野美由紀
#末永佳央理 #土平和加子
#日沼りゆ #若林古都美
#神野幹暁 #須藤瑞己
#福士永大 #髙倉直人
#小比類巻諒介 #椎名一浩(敬称略)
野心と欲望が火花を散らす攻防。政治とカネの密接な関係が社交界という華やかなベールの下で絡み合う。ホンモノの善か、善を装った悪か。偽善者としての証拠を挟んでの駆け引き。それを美女が色仕掛けで迫るなら、大抵のオトコは太刀打ちできない。その美女を演ずる末永佳央理さんが見事だった。まるで彫刻のような美貌が、美しくて悪いオンナの説得力を増す。辛辣な物言いで見事に嫌われ者を全うした。だからこそ僅かに見せる動揺が光り、反動の悪事が煌めく。カーテンコールまでクールを徹底した末永さん、今後の活躍が楽しみだ。
対称となる善を引き受けたのは笹野美由紀さん。一点のシミも無い盲目的な正義は時に人を追い詰める暴力性を持つ。ただ、それだけ清廉潔白な人が「あのオンナ」という言葉遣いをすることだけは違和感を感じたが、逆に言えば、それだけの感情を抱いている証ということなのかもしれない。
二幕は一幕の張り詰めた緊張感を解してコメディ色を散りばめるという宮田慶子さんの演出が心憎い。あのままスリリングに走り切るのも観てみたいが、休憩を挟んでの色の違いは楽しかった。
苦悩の戦いに勝利した上で重大な決断をする夫を立派だと讃える夫人に泣けた。それは安堵ではあったけれども、同時に恐怖でもあったような気もする。もうしばらく我が心との会話を続けてみようと思う。
我が人生も泥まみれで、叩くほどにホコリも立つ。「誘惑に手を出すのは勇気が要る」という言葉にハッとさせられた。勇気の出し方を幾つも間違えてきたのだと膝を打った。
最後に、10期生の高倉直人さんの執事が秀逸だったことを記しておきたい。
休憩20分を含めて3時間15分。
あっという間だった。
ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
2022/2/5(土)17:00 鹿野裕介 × 月海舞由 の回を観劇
ストーリーの細かいところで気になる点はあったが,そんなことは問題なく,お二人の声の情感と質に魅せられ,引き込まれてしまいました。良い舞台だったと思います。忘れられない言葉も多く,声に出して読みたいとも思ってしまいました。
ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/05 (土)
価格3,800円
5日17時開演の、吉東理…鹿野裕介さん、岩下音…月海舞由さんの回(100分)を拝見。
「ラヴ・レターズ」形式の朗読劇は、二人共、当初は自覚していなかった”秘密”の設定があまりに狙い過ぎかなとも感じたが、お二人の情感こもった語り口がリアルな佇まいをカバー。
おかげで、シンプルな舞台空間から、豊潤な時間を得ることが出来た。
理想の夫
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/02/01 (火) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
この修了公演は毎年、期待してみており、今回も期待通りの充実した舞台だった。オスカー・ワイルドというと、耽美的頽廃的作家というイメージなのに、本作は出世と愛と友情を素直にたたえるウエルメイドな舞台。皮肉な視線の影もなく、素直に人間の弱さと野心を肯定する。反社会的なワイルドは、後世が勝手に作ったイメージなのだろうか。まあ、不正や過ちを認めないピューリタン的厳格主義に対する批判は受け取れるけれど。
最初30分の社交界のパーティーの談笑が長くて退屈に感じる。もっとも、これこそ上流社会に対するワイルドの皮肉なのだろう。小悪魔のチェヴリー夫人(末永佳央理、好演)が、主人公のロバート卿(須藤瑞己)を、過去の角栄張りの錬金術で脅し始めてからは、二転、三転、全く退屈しなかった。
休憩後の2幕目(3場)のゴーリング子爵(神野幹暁、出演者の中で好感度は随一)の部屋のシーンは、コメディーの手法が次々繰り出されて、笑えた。次々やってくる招かれざる客、二重三重の勘違い、すれ違い、立ち聞き、と。大変面白かった。
厨川圭子の訳は50年ぐらい前のものだろうか。「宅の主人が」「ワタクシが」「……でございますわ」「…していらっしゃいましたもの」という大仰な表現は、いくら19世紀末のロンドン社交界でも古すぎないか。20分休憩含む3時間15分だった。
天日坊【2月25日-26日公演中止】
松竹/Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2022/02/01 (火) ~ 2022/02/26 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
荒唐無稽で理屈一切なし。奇想天外なストーリー、殺し、盗み、欲望、絶対絶命と危機一髪、大悪党と小悪党、笑いにコントに、伝統の拍子木の音に、ジャズとロックの音楽をまぶして、豪華で多彩な衣装に、最後は大立ち回りと主人公たちの死にざまで盛り上げる。見世物歌舞伎の真骨頂であった。
天涯孤独の貧乏な男・法策が、頼朝のご落胤になりすまろうとしたが、実は自分自身、木曽義仲の忘れ形見だった!!と、意外な(ご都合主義全開の)展開で次々喜ばせる。河竹黙阿弥の奇抜な物語の骨格を、宮藤官九郎が現代人好みの台本にし、串田和美のけれんみたっぷりの舞台づくりに、当代随一の人気歌舞伎役者が格好良く決める。これぞ「芝居見物」というべき見事な舞台であった。勘九郎は体はやわらかくて、体操選手のような動きから、超スピーディーな殺陣さばきまで、セリフも聞かせるし、見栄も見せる。最初のさえない田舎坊主から、最後の悲劇の若武者まで、平然と人を殺す残虐さから、嘘を通しきれない苦衷まで、見事なふり幅の演技だった。
現代化した歌舞伎セリフだが、わかりやすさと、俳優たちのいい滑舌とめりはりある抑揚と相まって、耳に心地よい。歌舞伎の「歌」は別に、音楽でなくても、このセリフの音の心地よさも歌舞伎なのだなあと納得。