最新の観てきた!クチコミ一覧

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桜の園

桜の園

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2024/12/08 (日) ~ 2024/12/27 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

チェーホフはよく判らん。S席12000円⁉『江戸時代の思い出』が面白かったのと天海祐希さんを(多分)観たことがなかったのでこわごわと抽選予約に参加。当選してしまった。『桜の園』自体は観ているがそこまでハマってはいない。

小間使いドゥニャーシャを野口かおるさんだと思って観ていた。途中、「そういや池谷のぶえさんも出てたな」と思い、「もしや!」とやっと気が付いた。そのぐらいキャラ変している。同じくロパーヒン(荒川良々氏)もやっと気が付いて驚いた。従僕ヤーシャ(鈴木浩介氏)もかなり後になって気付く。こんなキャラも演れるのか!?禿ヅラ被った大学生トロフィーモフ(井上芳雄氏)にも驚く。こんな贅沢な配役はない。わざとイメージと違うキャラを演らせるギャグなんだろう。
それにしても女主人ラネーフスカヤ夫人(天海祐希さん)の登場シーン。スターのオーラ。思わず客席は拍手しそうになっていた。背が高くピンと立ち、誰よりも際立つ存在感。これはファンが付くわけだな。宝塚でトップを張るとはこういうことだ。
家庭教師シャルロッタ(緒川たまきさん)のマジックもなかなかのクオリティ。老僕フィールス(浅野和之氏)も流石。屋敷の事務員エピホードフ(山中崇氏)の「ね」。隣の地主ピーシチク(藤田秀世氏)の借金をねだるクズっぷり。

ネタバレBOX

第一幕は人物説明で第二幕からスタート。舞踏会シーンで木目の扉が向こう側からライトを浴びると中が透けて見える演出が効果的。結局何も出来ないままパリの愛人のもとに帰る天海祐希さん。ずっと選択が出来ない。ただ時間が過ぎ去るのを待っているようだ。
今回の『桜の園』も何か違って見えた。何が正解かは解らないがこれじゃない。クーラーをかけているのか?と思う程客席は寒かった。

『桜の園』は滅びる美しさへの哀悼の作品。(今となっては間違った時代だったのかも知れないが)古き良き時代への郷愁。大して恵まれた環境でもなかったのにふと誰もが呟いている、「昔は良かったなあ」。人間の本能の物語。
無学な農奴の息子、商人として時代の波に乗り金を稼ぎ捲るロパーヒン。今なら窮地に陥る主家の憧れの貴夫人を自らのアイディアで救ってやれる。彼女の養女とも言葉こそ交わさないが相思相愛だろう。全てを手に入れることが出来る筈。だが競売にかけられた土地と屋敷を落札したものの、皆は去って行った。手に入ったのは自分が手に入れたかったものとはまるで別物。これはどうしてだ?欲しかったものは“時間”だった。あの時の“時間”。そんなものどうしたって手に入れられる訳がない。手に入らないものを求めて悲しくなる話。
荒野に咲け

荒野に咲け

劇団桟敷童子

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/12/15 (日) ~ 2024/12/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

時代を反映してか、(イキウメ前川氏程でないが)桟敷童子東氏の戯曲もある時期から無慈悲で冷酷な現実を映す若しくはそのものの場面を含む作品が散見される(後者に「エトランゼ」が思い出される)。
貧困の再生産という事が言われるが、その平均的イメージはそれとして、本作では「頭が悪い一家」と、その自意識からのひずみが悪しき変転を辿るパターンに陥った家族が描かれている。
執拗な被害意識からの反動を動力にしたカッコ付き「前向き」を楽観的に変えようとしない母孝子(板垣)、その子供ら(姉弟)の内、先に家を飛び出した姉香苗(大手)、三年後に彼女が発見された後面倒見がてら彼女を雇う事になる親戚の食堂(仕出しもやっている地元の老舗会社)で彼女の面倒を見る事になる従姉の恵子姉さん(増田)、毎度のお婆役だが今回は最も時代に乗り自由を謳歌し、どん詰まりの所で香苗を救う事になるヒサ(鈴木)、本作ではこの四女優の存在感が芝居の要となる(今回ぐっと前面に出ていたのが増田)。普段とは違った役柄というか佇まいの親戚(孝子の姉と妹)二人(川崎、もり)も良かった。男優はそれぞれ役としての存在感を持ちながらも機能としてアンサンブルに徹し女優を光らせている印象が強い。
無惨で悲惨な日本のどこかで今この時も起きていて不思議はない現実を、目を見開いて凝視させる筆力、役者力、アンサンブル、微細な振りを大きな変化に繋げる技も見事。
装置を駆使したクライマックスを本作ではラストでなく少し手前に持って来て、そのファンタジックな場面を介して小さな光を灯すエンディングへ誘う。この場面に登場するアイテム=装置は、「現実」の峻厳さを象徴する迫力を備え、必見。この難敵に立ち向かう小さい方の健気な「それ」(さびれた町の片隅にある解体寸前の資料展示館にあるミニチュア)が、涙を誘う。
「自身がそれを選んだのだ」(又は)「人それぞれに与えられた宿命だ」・・不幸な他者をネグレクトする自己弁護に我々は事欠かないが、多くの現場でこれを掬い上げている存在がある。篤志家を称賛するような習わしもこれに付随している。が、盛大な拍手よりも自分がやれる一つをやる事がこの物語へのレスポンスだ、と思わされる。自分がやれるのはせいぜい為政者に「お金を出せ」と申す事くらいだが。

歓喜の歌

歓喜の歌

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった。扉座は期待を裏切らない。

ネタバレBOX

第9とゴスペルが同じ曲とは・・確かに、よく聞いてみれば、その通りだった。どうしていつもハッピーエンドにできるのか、素敵な劇団だ。鹿が良い。
雑種 小夜の月

雑種 小夜の月

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ほとんど装置のない空間で団子屋の様子を見事に描いていた。生バンドによるBGMが素敵であった。

雑種 小夜の月

雑種 小夜の月

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2024/08/10 (土) ~ 2024/08/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

致死量のお盆でした。

ロクな死にかた

ロクな死にかた

劇団カオス

大阪公立大学杉本キャンパス旧教養地区第1学生ホール(北食堂)2階オアシス(大阪府)

2024/12/20 (金) ~ 2024/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

既成戯曲ではあったが、実に良かった‼️確か関東の劇団(アマヤドリ)さんだったかな?演劇には死がつきもので、ある一人のマリイと、男(マリー 女)が死んだことで巻き起こる、家族 恋人 そして友達の話 お母さん役がとても印象的で、楽しめたし、マリー役のぷてら さんにはとても演技力に卓越していて、目が話せない内容 楽しめました‼️

テンペスト

テンペスト

少年社中

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2024/01/25 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

待ってた…ずっと待ってた。大阪来てくれてありがとおおお!!無事に幕開けて、始まってそうやったそうやったと。あまりに豪華なキャスト、シャチュウアベンジャーズ。凄い人しかいない。圧巻。
もうね演技…というか。舞台上での生き様が凄まじくて。息をするのも瞬きするのも忘れる。視線も思考も心も釘付け。染め上げられて取り込まれて埋め尽くされる。永遠にこの人たちの生の生き様を観ていたい…と願わずにはいられない。この時よ、永遠に続けと。
劇団を続けていくいうことは、個人が俳優を作演技を続けるということとは異なっていて。その覚悟が問われる。続けていくために何が必要か、何をしなくてはいけないか。でも何より忘れてはいけないこと。その最も大切なところを全力で伝えてくれた。胸を突かれる。
そして思うのです。日替わりキャスト。えっ、あの台詞を毛利さんが発したの!?エモいにもほどがないでしょうかっ。まぁ、まさかご自身が言うことになるとは思っておられなかったことでしょうが(笑)
井俣さんがどえらく格好良かったのです。皆んなに見せびらかしたい。観てお願い。私見ですが井俣さんご自身と尽く逆をいったらこんな人っていうくらい真逆な役。だというのに根幹の、いい芝居がしたいんだという演劇が好きなんだという、その根幹の部分がおんなじで。もってかれる。
ぶっ倒れてしまわれるんじゃないかと、思ってしまうくらいに。烈火のごとく。なにも残すことなく身体の芯からぜんぶぜんぶ絞り出し切ってる姿が、さいっこ〜に!格好良かった!!あんな瞬間に出会えるなんて。生の演劇は良い。良いぞ!とりこだ!
舞台美術も今回大掛かりだった!動くアスレチック!全然ゴテゴテとかはしてない。むしろ無骨。でも構造が複雑で幾重にも表情が変わる。一体どうなってるのか。探検したくなります(笑)面白かったな〜。
あと忘れてはならない、グラハムさまを探せ(笑)わたし見つけられるかな〜楽しみだなぁ🎶と思っていたら、いちみりも潜んでなくて。ごりごり前面におられました。いやあんなん無理や、笑わずにおられようか!なんの罠や!?
ご馳走様でした!大好物です!!

ヒマワリ

ヒマワリ

ステージタイガー

近鉄アート館(大阪府)

2024/01/27 (土) ~ 2024/01/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

印象がここしばらくとはなんだか触感が異なる感覚で。その要因を探ると…やはり佐竹さんになるのかなと。昭和頑固親父の説得力が強くて。強くて。舞台全体の昭和のリアル感を引っ張ってくれる。
この物語は舞台を昭和にすることで成り立つ。それを令和の時代に降臨させることでより際立つ…のだけれど。そのこと自体に疑念を抱かねばならないことではないのかと。令和の今の世はあまりに息苦し過ぎないか。理屈が、屁理屈が、小賢しさが、先立ってやしないか?
個人的には、二言目には昔は良かったなどと言う懐古主義的なものは、好きではない。昔が良くて今が良くないなんてことも全くない。そういうことではなく。心を失ってはいけない。理屈ばかり捏ねるのではなく、本質を視る目と心を放棄してはいけない。
そんなことまで思考を泳がせてくれたヒマワリの親父は、近所の子供にもしっかり鉄拳喰らわせる令和ならアウトな昭和の頑固親父。すぐ怒鳴るし鉄拳喰らわすし話も通じない。でもね。心がしっかりあるの。一本筋が通ってるし思いやりもあるの。
何より裏で悪意を巡らすなんてこと絶対しない。誠の心と言葉で真正面からぶつかっていく。あんな清々しいことあるだろうか。受け止める側が成熟しきってないと受け取られない事もある。表面の厳しさしか見えないこともある。それが分かる時が来る。それが大人になるってこと。
めちゃんこ熱かった。清々しい真っ直ぐで歪みのない心があった。温もりのある家族の絆があった。失ってはいけない人の心、人情に溢れてた。今の世には難しいのかもしれない。だからといって諦めてはいけない。そういう大切なものがそこにありました。わたしはこの人達が大好きだ。
二回目の観劇。いつもなのだけれども。やっぱり一回目は物語を浴びることでいっぽいいっぱいで。二回目になって、みえてくるものがたくさんあって。あぁ…そうなんやなぁ、あぁ…そうやったんかぁと、ひとりひとりの人生がなお染みる。残り一回、終わるまでは胸のうちに。今年もしあわせでした。

半壊の館

半壊の館

刹那のバカンス

ウイングフィールド(大阪府)

2024/02/03 (土) ~ 2024/02/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

SF要素のある、人造人間を扱ったお芝居。
アンドロイド物のお芝居でテーマになりやすい、作られたモノの人格の所在を問われる。
なんとなく温度を感じない作りめいた感覚のお芝居でした。

スパイ・ライクアス

スパイ・ライクアス

dysmic Entertainment

ABCホール (大阪府)

2024/02/16 (金) ~ 2024/02/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かった〜!ザ・エンターテイメント!展開がスピーディでずっと刺激的。動けるキャストばかりなのでアクションが最高かっこいい。キャラ設定が立っててかつキャスト毎のエピソードが魅せてくれる。大満足でした〜!
お目当ての愛寿香さんはめちゃんこキュートでした💕ずっと目が追ってしまう!ビジュアルにはなかったものを背中に背負ってるの見つけた瞬間はなんか色々と頭から吹っ飛びましたがww諸々とビジュアル強すぎで説明台詞がなかなか頭に入ってこない罠。
でもねなんか、推しを観に行ってまた新たな推しに出逢ってしまうような、沼沼しい舞台でした!きっと皆さん各自のお目当ていた人が多いと思うのだけれど、目が足りんってなってたと思う。
井路端さんの一人芝居がたまらんかったw笑いすぎでお腹捩れる!忘れられそうにない。。。今後あの作品を観るたびにもれなく蘇ることであろう。いや〜ひどかった!!(褒め言葉です)

御菓子司 亀屋権太楼

御菓子司 亀屋権太楼

MONO

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

老舗和菓子店のお話。人物像がひとりひとり細かいディテールを機密に丁寧に作り込んでてとても人間くさくていい。その場その時間だけの創られた人間じゃない親しみを覚える。そんな人物達の織り成す物語がこの和菓子店に流れた時間をしっかり観せてくれる。
時間の描き方がこれまた素晴らしくて。年月はグイグイ進むしその経過があるからこその環境の変化にも説得力があるし、春夏秋冬の季節の移り変わりの描き方が秀逸。この春はあの冬の続きではなく何年も経った春みたいな。この和菓子店の歴史を一気に大河にする。
舞台美術がこれまた素晴らしい。おったまげました。幕が開けるまでは、なんだか幾何学模様で和風な雰囲気あっていいなぁ、でもシンプルだなぁと、ここでどんな物語が?って思っていたら。忍者屋敷なの?そこにそんなのが!?って。すっごい楽しい。めちゃくちゃ職人の技。
クライマックスのあの二人の場面は。。。
わたしならあのような状態になってる人にどんな言葉をかけたらいいか分からない。途方に暮れると思う。だからこの人はどんな言葉を言うのだろうか?と固唾を飲んで見守ってました。そうか〜って。それまでのその人の描かれ方があったからこそ活きる。
あの場面が一番好きでした。一言一句、良かった。そうなんだよなぁ、そういうことなんだよなぁ、こういうことなんだよなぁって。染みた。うん、もうまるっとすべからくやっぱりMONOさん好き。最後にあんな報で締めちゃうとこまで込みで(笑)あぁ〜お饅頭食べたい。

追想曲【カノン】

追想曲【カノン】

東映

扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)

2024/03/08 (金) ~ 2024/03/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観られました。大阪公演あってくれて感激。素晴らしかったです…。ミサイルが飛び交う終末の世界。そこに生きる人々の物語のオムニバス。それを二人で演じる二人芝居。そう全てをふたりで。
おふたりの表現力がとても豊かで。何人もの人生を舞台上で熱く生きて魅せてくれました。あの演技をこの目で肌で味わえて幸せ。芸術というものは力強い。未知の力を有する。その説得力。ラストの音楽と満天の輝きに満ちた風景は心を豊かにしてくれる。明日を生きる糧になってくれる。

雨降りのヌエ

雨降りのヌエ

コトリ会議

扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)

2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

第形話・第夜話観劇。同じ家族の話だけれどもエピソードは完全に独立した二本。面白かった〜!ワードチョイスが好き。雰囲気が好き。虚をついてくる飛び道具が好き。30分30分の中に好きポイントが溢れてる。残り三話も観たかった。

GFT版 贋作・桜の森の満開の下

GFT版 贋作・桜の森の満開の下

突劇金魚

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

あんころ組を観てきました。いや〜もお…この布陣、間違いがない。生で目の前でその生きた芝居を堪能できる、それだけで至福となれるよな布陣。ずっと観ていたい気持ちになる。
恥ずかしながらわたしは、この作品をGFTでしか観たことがありません。前回観たのもGFT。その時は会場が独特の場の雰囲気を纏っていたから…というだけではない。もうまた全然違うものになってて。なんて力強い。また今回は演出が常と違って山田くん単独だからなのか、いつもの圧倒的に粘度の高い、圧に呑み込まれて取り込まれる感覚…ではなく。エンタメ感が強かった。より一層隅々が照らされて全体が伝わり易い観易い感触。突金とはまた違う。そりゃそうなのかもしれない。同じなら意味がないのかもしれない。
観てて、うわ〜この方凄いな!どなたなんだろう??と思って後ほど配役表で確認して仰天したなんてことも。衣装やメイクの影響だけではない、記憶に残ってる印象とは重ならない。しみじみ…凄い。これだけのキャストが揃っていれば多かれ少なかれ新しい出会い、再発見もきっと。GFT楽しい。

かえりみちの木

かえりみちの木

空の驛舎

ウイングフィールド(大阪府)

2024/06/14 (金) ~ 2024/06/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

大きな樹というものは、ふとぼんやり見上げてしまう不思議な引力がありますよね。いつまでも、いつまでも。見上げながら様々に揺れる人々の心がリンクしてる不思議な風景。孤独の中では何も動くことのない心が関わる中で動く。わたしもかの人々の心を想う帰り道。

鋼の錬金術師

鋼の錬金術師

舞台『鋼の錬金術師』製作委員会

SkyシアターMBS(大阪府)

2024/06/29 (土) ~ 2024/06/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ハガレン舞台化第二弾、もう…最高でした。期待して楽しみにしてこの日を待ち続けて、期待を裏切らないむしろそれ以上の幸せをくれる。幸せ。ハマりにハマってたハガレンを舞台にしてくれるカンパニーが、このキャスト陣で、石丸さち子さんが演出で、森大輔さんの音楽で、ほんとに幸せ、最高。衣装、照明、特殊効果、どことっても素晴らしい。あんなクオリティのさ生身で動くアルをこの目で観られる日が来るなんて思いもしなかった。長生きはするもんだ。ほんとにね、ほんとに。二人が身体を取り戻すところまで。誰も欠けることなく元気に駆け抜けて…という願い。共に抱きながら共に走って行きたい。あんな素晴らしいカンパニー、ついて行かずにはいられないよ。ありがとう。わたしもまだまだ長生きします。
戦闘シーンの特殊効果もね。そこで目の前で生身の身体で演じる魅力を損なってなくて。むしろより一層魅せてくれてて。生の観劇、生の舞台、その真価を大事に大切にしてるの伝わって。きっとそんなひとつひとつが細々と積み上げられてて、その結果だからこその辿り着いた最高なんだと。
アルが動くタイミングでさ、ちゃんとガチャガチャ音鳴るのよね。鎧の中になんか仕掛けでも施してあんのかって首捻るくらいに自然なタイミングと音量で。それが見た目のクオリティだけではないリアルの質感をもたせるわけで。難しいと思うのよ、想像以上に。なのにその拘りよ。素晴らしい。

誰もが自分を殺人犯だと言う

誰もが自分を殺人犯だと言う

G-フォレスタ

新開地アートひろば(兵庫県)

2024/06/29 (土) ~ 2024/06/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

派手なことは起こったりはしない。人里離れた洋館で起こった身内間の殺人事件。そこに紛れ込んだサスペンスのテンプレートまんまの刑事二人。淡々と進む会話に殺人事件そのものよりも家族の関係性の方が際立ち、そしてそれこそが真相。
なんともね、なんともいえぬ気持ちにのりました。大切な人の願いなら叶えてやりたいと思うではないですか。それがどんなことであれ。叶えてあげられた者、叶えてあげられなかった代替えを差し出す者。その行動の先にある事も丸ごと身に受ける覚悟で。否定なんて出来ない。
なんともいえぬ虚無感を感じなが、時代設定は太平洋戦争激化目前。今ここに残って生きていこうとしてる人達も、何人か生き残れるのだろうか…と、ラストシーンを見ながら思っていたのに。カテコの軽やかな、なんなら飛び跳ねながら出てくる姿に、包まれてた暗雲をほっこり吹き飛ばされるようでしたw
白井さんのね、泣きの芝居が絶品だったのです。圧強めな姉妹にサンドウィッチされて穏やかに静かにしてた人だったからこそ。そんなとき、そんな状況なら、人はそんな泣き方になるのだという。ゲートキーパーとは真逆の立場になるの観るという複雑な気持ちも味わいつつ。

飛華咲け ~龍の福音~

飛華咲け ~龍の福音~

本若

AI・HALL(兵庫県)

2024/07/12 (金) ~ 2024/07/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

今回とてもファンタジー。史実なお話だとどうしても本来の歴史を脳が追ってしまいがちなのだけれど、ファンタジーなので純粋に世界観を楽しんで観てました。結果じ〜んとしちゃった。なんだか登場人物もいつもより少なめな気が。それでも多いけど(笑)
ひとりひとりにストーリーがあって、ひとりひとりに魅力がありました。少なめだからちゃんとひとりひとりにスポットが当たる。白龍が愛おしかったなぁ、そして可愛かった。ビジュアルがひとり際立ってファンタジー。対の平宅さんは…普段お茶目なの多いのにどーしたってくらいばっちり格好良かった。
なべちゃんさんあんな全身真っ黒でしかも顔半分隠した状態なのに即判別できて、そんな自分が誇らしかったです(笑)バリバリ殺陣隊でした!あんな暑そうな格好であんな休む間もなくハケては出てハケては出て…鉄人。アクションシーン支える大切な柱、殺陣隊ふぁいとだ。
撮影OKだったカテコ。全景と、ひたすら撮りまくってしまった3ショットに、世にも恐ろしいはるか高みのハシゴ。こんな高いところのこんなシンプルなハシゴの上で手放して芝居するのぱねぇ。

暁光の魔女と明日の軌跡

暁光の魔女と明日の軌跡

少年ピカレスクロマン

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2024/07/19 (金) ~ 2024/07/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

キャラクターがわっさわっさ出てくる。けれども埋もれずひとりひとりしっかり印象に残る。なんだか安心して観ていられるエンターテイメント性高いコメディでした。面白かったです。
魔法使いとか謎の植物とか出てくる。でも舞台背景も衣装も現代的で。舞台世界をハリポタのようなファンタジー世界と捉えるのか、現代世界と捉えるのか、もしくは現代世界の並行世界と捉えるのか、混沌とする。
観終わって尚そこの結論はわたしの中では決まらず。これはもうあれだ、考えるな感じろ理屈じゃないありのままを受け入れろ系なのだという着地点。ありのままで楽しかったし面白かった。エンターテイメント。
わっさわさたくさんな登場人物。その中にわたしがテンション上がる役者さんがゴロゴロいてくださって。愛するステージタイガーなんきちさん、板の外で会いすぎで逆に新鮮なよしひろさんにゆりさん、相変わらずコメディリリーフ絶品だねな成瀬さん、火ゲキ以来注目な白石さん。
そんであの方、キーパーソンを演じていらっしゃる内藤さん。バキュンズの方なんですね!?帰宅してからパンフで知りました。今年は本公演絶対行きたい。

季節の変わり目に

季節の変わり目に

刹那のバカンス

STAGE+PLUS(大阪府)

2024/07/20 (土) ~ 2024/07/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

劇団として一貫してテーマがあるのは気持ちが迷子にならなくて良いなぁって。またそれも劇団というかたちを継続する魅力のひとつ。作風としてはこれまでみた作品とはまた異なっていて。これからも継続して観に行くのがワクワクします。
前説にて今回はコメディ…とのことだったのですが。それがもはや振りな程にガツンときたし、しんみりもしちゃいました。地球も人類もおかしくなってしまった近未来のマッドサイエンティストSF。でも舞台は寂れた日本料理店。
個人的には昨今のAI技術の発展には危機感を覚えてます。おもしろそー便利そーすげーなんて、とても思えない。恐ろしさしか感じない。ニンゲンが人間である意味を喪失してゆく、大衆が危機感薄く乗っかってゆく大きなうねり。滅亡の始まりのようにさえ。
そんな中で。人の創り出す芸術に光が見えるように思える。そうあればいいと思う。観ながらそう思えて。科学の発展と地球の未来、そこに生きる人間の変わらぬ心を観ました。濃いお芝居でした。笑いの面に関しては…わたしにはちょいシュールでしたが笑
個人的には、刹那のバカンスは大好きなステージタイガー池治くんのもうひとつのおうちなわけですが。その池治くんよ。びっくりしたよね。いつもの洒落た髪型から一変、坊主だったよね。年齢10歳は上乗せされるくらいの貫禄と芝居の安定感。役柄の幅の広さを浴びました。

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