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いかけしごむ

いかけしごむ

劇団俳優難民組合

下北沢 スターダスト(東京都)

2022/04/08 (金) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めてスターダスト入ったデス
形が長方形型の部屋なんだろうが~
劇団さんの使い方がユニ~クで形状判断不明な感じでしたわ
70分の作品ながら
インパクトは強かったなーと感想

ネタバレBOX

黒くウェザリングした新聞紙が壁やら天井やら床やらに
所狭しと貼ってあって
雰囲気が既にホラー系で
内容も百物語と言おうか怖い話でありました・・・・

白い服の女性のモノローグから始まってー
絡んでくるのがスーツの男性
烏賊の身から作成したイカ消しゴムを作るんだ―
という話が・・・生後1年の自分の子供を殺してバラバラにして・・
それを暴いたハズの女は・・本当に赤子の死体が入っていたのか?
自分は誰だったのか・・と不条理系なオープンエンドの
観客側が思った通りの結末をどうぞって 小品な感の話でした
臨場感とか淡々とした感じが何とも~でして
開場後のBGMが子供の泣き声なんだよねー
最初は下の2階のカフェでホントに泣いてるのかと思ってたんだけどね・・・・
怖いよこれ・・・
基本ホラーとか怖いの苦手なんだよ~(ー_ー;)
といいつつ
舞台的には巧みに出来てたなぁと評価してるので
お薦めにしますけど~怖いよ~(まぁ自分的にですけどね)
(チラシから察しろとオッシャル・・・
まぁ~そだけど 好奇心が勝るんですのよ・・・)

結構舞台の奥の方まで座席を送り込んでるんで
後半の袋から小分けした死体らしきものを
床に散らすシーンは
奥の方に座った方々は直前での散布に
ビックリしたでしょうなぁ・・・自分普通に正面で
よかったと思ったデスのよ
「流れる」と「光環(コロナ)」

「流れる」と「光環(コロナ)」

劇団あはひ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/04/03 (日) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/09 (土) 19:00

 チラシを前にもらったときに、そして今回の観劇の手引きを見た時からより確信したが、能の所作や形式に乗っ取りつつ、西洋史の系譜や哲学者、エドガー·アラン·ポーの短編小説「盗まれた手紙」、村上春樹の「ある晴れた日曜日の朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」という短編小説、能の世阿弥の言葉などを作品の下敷にしたり、劇中に散りばめたりしながら、主人公の女の子役の俳優が殆ど棒読み、無表情で稀にコミカルに演技したりしているのと、他の俳優が演じる、急に声が甲高くなったり、低くなったりする、人の言葉を話す鴉、初老なのに奇妙奇天烈で相当に目立つファッションに身を包み、いつまでも中学生の甘酸っぱい青春のなかにいるかのような変わった夫婦、どうやら危機的状況の未来を予測できる予知能力を持っているらしい男などの個性溢れ、それでいて存在感のかなり薄い登場人物たちとのどこかズレた対話が続き、それに電子音楽も加わり、舞台中央に水が設えられ、それを劇中では海になったり、日食になったりするが、それらがシンクロしていき、この作品は、哲学的な要素や詩的要素、俳優の身体の所作、不条理劇の要素がクロスするとき、これは劇というよりも、良い意味で、現代アートのパフォーマンスを観て、聴いて、5感、そして全身を使って体感しているような感じがした。

 劇を通して、女の子と出会う風変わりな人や鴉との対話は、どこか「不思議の国のアリス」のやり取りを思い起こさせ、お互いがどこかズレているが構わず会話が進んでいく感じは不条理劇を思い起こさせ、そういう細かい部分への気配りや作·演出の大塚健太郎氏の知識量の多さには感服させられた。

 橋がかりを使って出たり、入ったり、音を全く立てずに摺り足で終始動いていたり、足袋を履いて演じたり、観客に緊張感を強い続けることと、完全に能にリスペクトをしながら、現代風な表現も巧みに取り入れて、美しさや儚さ、無常観なども含め、これはまさに本当の意味で、現代能だと感じ、作·演出の大塚健太郎氏の手腕に恐れ入った。

 ただ、劇が終わったあとのアフタートークでの、種明かしばなしの際、作·演出の当人がどう思っているかはわからないが、平たく言ってとても驕り高ぶっているように思えて、鼻持ちならなかった。理由は、前回2021年に『Letters』という作品をKAAT(神奈川芸術劇場)で演った際、アンケートで作品内容がよく分からなかったという大多数の意見に触れ、僕は、作品の内容や意味をちゃんと理解して、納得して帰っていただけるとありがたいです。今回の劇は能の様式に則りつつ、レトリックを作中に入れ込んだことで、分かりづらくはしたが、能に詳しく、推理小説のトリックを分かりきった人たちなら、これぐらいどうということもないんじゃないですかねぇ。というような、知識豊富な人たちに分かれば良いとも取れかねる発言に、疑問を抱き、それはどうかなと感じた。

いかけしごむ

いかけしごむ

劇団俳優難民組合

下北沢 スターダスト(東京都)

2022/04/08 (金) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

下北沢スターダストという場所は、やけに目立つガストの対角向かいの建物の3階にあります。
人一人通れる幅しかない階段を上がると、2階はタバコが吸える喫茶店となっています。
そこをさらに上がろうとすると、、、階段からもう異世界が始まっていました。

・・・入り口から見える舞台セットにビビリ散らかして足が竦みました。
受付があるのですが、受付名簿が世界観に合わせてクレヨンで描かれているのも味があってグッド(見えちゃってスイマセン)
ツイッターに写真が上がってますが、実際見るとめっちゃくちゃ暗くて怖いです。↓
https://twitter.com/0shunpe1/status/1512749270415282184

舞台内容、また何も知らなくて申し訳ないのですが有名な人の戯曲なんですね。
世きみょ(世にも奇妙な物語)的な流れと思いきや、、、女装した男とリーマン風の男、頭おかしいのは果たしてどっちだ?っていう感じです。
女装した人の方が正常なんだな~って思いながら見てると、最後にエッッッッッッッッッッッ!?ってなっちゃいました。(きっとこれが目論見通り)
リアリティって一体全体何だろうなあ。。。。とちょっと考えました。置き去りにされた子供を殺してしまうことがリアルであってほしくないですよね。。

良き時間を、ありがとうございました。

ネタバレBOX

マジで吸ってるフリとかじゃなく、リアルにタバコ吸いだしたのはきつかったです!!!!!!!!!!!ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!
貧乏物語

貧乏物語

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/04/05 (火) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

保坂知寿さん演じる凛とした戦前の女性が気高く美しい。保坂さんは劇団四季出身で日本のミュージカル界のトップスターである。私が観た中では『レベッカ』での怖いダンヴァース夫人や『ライムライト』のコミカルなオルソップ夫人が記憶に残っている。今回はドレスと歌を封印して着物と言葉で最高のパフォーマンスを発揮している。

以下、オフィシャルな説明がこの舞台よりも河上肇の『貧乏物語』に寄っていて誤解を招きそうなので確認しておく。

説明>社会問題としての資本主義...
>「貧乏ってなに?」と問う人すべてに捧げる

この舞台は資本主義批判の話ではないし、「貧乏ってなに?」も直接の関係はない。内容は、当時の職業や暮らしぶりを振り返りながら権力からの圧力に抵抗する家族を描いているといったところ。井上ひさしがなぜ『貧乏物語』という題名にしたのか謎である。

説明>時は大正5年...第一次世界大戦の好景気の最中、
>誰もが少し浮かれて、本当の"貧乏"を見ようとしなかった時代に、
>ベストセラーになった河上肇の『貧乏物語』。
>その河上肇の周りには、こんなにも素敵な女性たちがいた。

『貧乏物語』が出版されたのは確かに大正5年(1917)だが、この舞台は河上が獄中にいる1934年の春の話である。文章として間違ってはいないが説明のポイントを外している。素敵な女性の物語というのはその通り。

もはやしずか

もはやしずか

アミューズ

シアタートラム(東京都)

2022/04/02 (土) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

主演の橋本淳氏、た組の『在庫に限りはありますが』の妻に不倫されるハンバーグ店店主が印象深いが、今回は全く別のキャラに。自閉スペクトラム症の弟の事故をトラウマに抱え、大人になり結婚した今もずっと引きずっている。
妊活に励むその妻、黒木華さん。この当代随一の天才女優の内面はぽっかりと口を開けた暗いがらんどうのよう(偏見)。昔『黒い家』と云う映画のキャッチコピーに使われた「この人間には心がない」の文句を思い出す。ニコニコ笑う彼女との暮らしはゾッとする。
主人公の母親役、安達祐実さんも負けてはいない。この二人の怒鳴り合いが見てみたかった。これだけキャリアを積んでもイメージとしては若手女優。
主人公の父親役、平原テツ氏は珍しくまともな人間像だがクライマックスで見せ場あり。
黒木華さんの妹役、天野はなさんは見事なキャスティング。何となく同じ雰囲気を纏っている。
上田遥さんも抜群のキャスティングで、本物か?と思った。こういうキャラをこのタイミングで放り込むセンスが図抜けている。
個人的MVPは藤谷理子さん、児童発達支援センター、療育園(?)の研究生。菅野美穂のモノマネをする高田紗千子(梅小鉢)に喋り方がそっくり。人をムカつかせる天才で、クライマックスの安達祐実さんとのバトルは語り草。このシーンだけでも観る価値充分。かなりこの役に手応えがあったのでは?

作者はピンボールのように跳ね回る女性の感情の描き方が絶品。一度感情のスイッチが入ると全く論理的な会話にならず、無駄な遣り取りが途方に暮れる程延々と続く。周囲の女性の嫌な面を逐一メモっているかのような人間観察。

かなり面白い脚本。
子供時代、障害児の弟の事故がトラウマになっている主人公。妊娠した妻が出生前診断で障害児の確率50%と聞かされる。動揺し困惑しどうにか妻を説得しようとするが・・・。

ネタバレBOX

藤谷理子さんVS安達祐実さん&平原テツ氏のバトルが最高。子供を事故で失った遺族の家を訪ねてきて、遺族の心のケアの会へ勧誘。その無神経な物言いにブチ切れた二人、平原氏は彼女を包丁でぶっ殺そうとする。ストレスから異物を口にするようになった橋本淳氏は、その修羅場に我関せずでスティック糊をパクパク食べる。この青い糊がういろうみたいで美味しそう。

ここから時間は飛んで、離婚して一人暮らしになった橋本淳氏がデリヘルを呼んでいる。そこにいきなり押し掛けるのは別れた妻と自分の両親。左肩に薔薇のTATTOOの務所帰りのデリヘル嬢。逃げられない状況。一体何の話なのか判りゃしないギャグ。観客大受け。

産まれた子供に障害がなかったことから、今更よりを戻そうとする黒木華さん。スマホの赤ちゃんの写真を見せようと。
泣きながら弟の事故死のトラウマを吐露し、自分に子供を育てていく自信がないことを言葉を尽くして伝えようとする橋本淳氏。「いつまでも過去に拘っていては・・・」と両親は復縁を後押し。多分この流れに押し切られて行くんだなあ、と観客は思う。そこにベランダの窓と対面の壁の上部から滴り落ちる大量の血。これは幻影なのか、それとも暗示なのだろうか?

ラストの話のまとめ方に逡巡したような停滞。何か違う。デリヘル嬢の上田遥さんも同席していた方が良かった。そして彼女に最終的なジャッジが委ねられるような。
新★名探偵ポワロ

新★名探偵ポワロ

PureMarry

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2022/04/08 (金) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/10 (日) 12:30

ポワロの息子でも戯曲作品でもアガサ・クリスティー節。青春ものでよく見た辻本祐樹のルックスが髭があってもかわいいままなのでびっくり。

イン・ザ・ナイトプール

イン・ザ・ナイトプール

コンプソンズ

王子小劇場(東京都)

2022/04/05 (火) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4作とも楽しかった。テイストは全く異なるのに好みじゃないものが1つもないの不思議。

1作目は、どんどん情報が上書きされていくのが面白くて、全部見えないのが不穏で良かったです。
2作目は、固定観念を覆されるのがずっと面白くて、大宮さんのツッコミの安心感がすごかったです。
3作目は、じわっとロマンチックなのがちょうどいい塩梅でした。
4作目は、盛り沢山なのが小劇場らしくてめちゃ笑いました。

劇団って常に存続の危機と戦ってるよね、と改めて思って、その危うさが愛おしかったり、継続への努力が本当に尊いなと思いました。劇団員たちのあの、なんとも言えない、友達とも家族とも違うあの距離感が感じられて面白かったです。

ネタバレBOX

尾田栄一郎出すのはズルい!何したって面白いじゃん!!!
解散なんだ〜残念〜と思ってたら当パンに次回の予告があって、安心しました。
「流れる」と「光環(コロナ)」

「流れる」と「光環(コロナ)」

劇団あはひ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/04/03 (日) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「光環(コロナ)」を観劇しました。
正直、私には難解でした。アフタートークも聞きましたが、それでも分からず仕舞いでした。
演出は、とても綺麗で、何とも言えない世界で素敵でした。

ELEMENT DD

ELEMENT DD

元素G

調布市せんがわ劇場(東京都)

2022/04/09 (土) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/10 (日)

価格3,500円

10日14時開演の千穐楽の公演を拝見。

出演者の一人、木谷美絢さんのご縁で、毎回、舞台を観に行っている元素Gさん。
今回はダンス公演ということで、門外漢の自分が果たして、セリフの無い90分、じっと席に座っていられるのかなぁ?と不安を抱いていたものの…
お客様を前にして踊る喜びが舞台から溢れ出るような第一部。
遊び心に満ちた作品構成の第二部。
動画配信ではなく、同じ空間で体験出来たことに心から感謝…存分に楽しめたぁ!!

いかけしごむ

いかけしごむ

劇団俳優難民組合

下北沢 スターダスト(東京都)

2022/04/08 (金) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

別役実「いかけしごむ」は何度か観ているが、また新たな観点で観ることが出来た。公演の魅力は、舞台の雰囲気作り。なお、登場人物の女を男優が演じているが、その演出の必然性がもっと感じられれば…。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

全体的に薄暗く、この先はないという路地裏の雰囲気をよく表している。天井、板(床)や壁に透明なシートが敷か(張ら)れ、その下に新聞紙が敷き詰められている。ほぼ中央に運命鑑定と書かれた占机と手相の行灯等、何故か赤電話(受話器)が吊るされている。下手側には木製ベンチと灰皿スタンド、後ろに「ココニスワラナイデクダサイ」の張札が立っている。舞台と客席の境は明確にしていないことから、演劇という虚構と客席の現実(新聞紙によって日常の出来事)が地続きになっている。その舞台構造に新鮮さを覚える。

女(ふじお あつやサン)が現れ、構わずベンチに座る。その後 男(竹岡直紀サン)が現れ女とのチグハグな対話が始まる。女は次々と男の状況等を言い当て、男を不安と混乱に陥れる。平行線を辿る会話は珍妙でコミカル。何が本当で何が嘘かも分からないままミステリアスな対話が連なる。そのうち男が持っていた袋の中身に言及してくる。男曰く、イカで消しゴムを製造できることを発明し、そのため秘密結社・ブルガリア暗殺団に命を狙われていると。そんな事実があるのか、女がリアリズム=現実もしくはリアリズム≠現実と向き合うことになるが…。ラスト、女の独白は自分自身の身の上話。
さて、赤電話は「命の電話」で、何事か相談した結果「死ね」という回答だったらしい。そこに姿・形のない世間が突如として表れ、無関心と無責任といった冷たい風が吹く。会話劇に状況が入り込み、物語が立体的になり広がっていく。

女は男が持っていたビニール袋の中身をぶちまけるが、出てきたモノが不気味。そのモノや喫煙シーンなど、今そこにリアルを観せる。

卑小だが、男優2人の役を逆にしたらどうなのか?女役の ふじお あつやサンは大柄で声は低く、一方 男役の竹岡直紀サンはふじおサンより小柄で、声は高いような。男女の性差、その特徴を一般的な固定観念で云々するつもりはないが…2人のイメージから そう思えた。
次回公演も楽しみにしております。
紅の旗【終演しました】

紅の旗【終演しました】

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/11 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

チーキーの4人を先頭に、女性キャストの圧倒的な熱量で作り上げられた作品でした。
終盤に有名映画の愛のテーマが流れてからラストまで、怒涛の展開は素晴らしいものでした。

こどもの一生【4月23日以降の東京公演中止・宮城公演中止】

こどもの一生【4月23日以降の東京公演中止・宮城公演中止】

パルコ・プロデュース

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2022/04/03 (日) ~ 2022/04/28 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

とてもクオリティが高かったけど好みではなかったのかもなあ。そういうときの評価ってとても難しい。ダンサーたちの場転やおどろおどろしい空気や回想中の表現はとても素晴らしかった。舞台装置も面白かった。キャストとダンサーとで机などを動かして場転するところなどもよく訓練されているなあと思った。もう少しホラー要素があっても良かったのかな。怖さが足りない気がした。女性陣は、子供だからと言って声を高くしたりとかしなくてもいいのかもと思った。だけど演技はさすがのものだったと思う。特に今井朋彦さん・丸山智己さんあたりの掛け合いは流石だった。

ネタバレBOX

スタンディングオベーションすることが決まりみたいになっているようで、ちょっと気持ち悪かった。値しないとか言う意味ではなくて。あんなのやられたら萎えちゃうんじゃない?と、杞憂かもしれないけど。。。
新★名探偵ポワロ

新★名探偵ポワロ

PureMarry

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2022/04/08 (金) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/04/09 (土) 16:30

クリスティがこのような戯曲を書いていたとは知らなかった。(5分押し)120分強。
 なかなか楽しめる推理劇。すべてのヒントが劇中にあるわけではないし、怪しすぎる行動をする人は実際には犯人ではないんだろうな、と予想すると、犯人は絞られるのだが、若きポワロ・ジュニアがどうやって謎を解くか、を楽しむ芝居だと思う。ポワロ・ジュニアの造型が今一つ魅力的でないのが残念。高橋由美子を観に行ったようなものだが、健在で、確実な芝居をしていたのが嬉しい。
 芝居そのものではないが、上演中にあちこちで携帯が鳴り、後ろの席の子どもは最初から隣の親に話しかけたり何か食べたりしてた。観劇上の注意を、もうちょっと強調して伝達してほしい気がした。

夏の砂の上

夏の砂の上

玉田企画

北千住BUoY(東京都)

2022/01/13 (木) ~ 2022/01/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今更書く。今更書くくらい価値のある舞台でした。すごい。すごすぎる。最後の方のシーン、すごく自然に、「ああ生きてかなきゃならんもんね」と思って涙がぶわあっとあふれて、そこから止まらなかった。めでたしめでたしじゃないけど、あのふたりはこの先、何度でも思い出して、希望をもらって、生きていくんだろうなあ。
奥田洋平さん、舞台上でめちゃくちゃ居らっしゃる。尋常じゃないくらい居る。聞いてる。話してる。浅野さんとかも、あんなに生き生きしていらして、居られなくなりそうなのに居るし。すごいなあ。終わって結構ぼーっとしちゃうくらいよかった。ああ、儚い。

大迷惑

大迷惑

SUGARBOY

本多劇場(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なかなかにイイ感じに仕上がった上手いコメディですね。短いエピソードが連作風になっていて、とても観やすかったです。

ELEMENT DD

ELEMENT DD

元素G

調布市せんがわ劇場(東京都)

2022/04/09 (土) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 実に楽しい公演。上演時間約90分。

ネタバレBOX

 上演空間は板奥に1m程の高さの段を設けた二段構え、上手・下手の床面と段の間に幅の狭い布を天井から下げ出捌けを都合4カ所にしてある。
 総員14名、オープニングでは全員が上手から下手へ、袖を通って再び上手から下手へ。時折様々な仕草、パフォーマンスを交えながら歩く。鍛えられた身体がヒトがヒトとなった原点、二足歩行を最初に演じる構成の持つ批評性とその明敏な視座、そして身体性の美しさ、躍動感に感心した。
 基本的には、数人の群舞する各々異なるタイトルの付けられた作品を上演してゆくが、動と静、しなやかで而も同時に強靭な筋肉の躍動と止めの鋭さ・的確さ、時にコミカルで可愛らしい動きの持つ楽しさを交えながら憂き世の憂さを跳ね返してくれる心地よさが20以上の演目を通じて伝わってくる。衣装換えも素早く、実に多くの衣装に着替えてのダンス公演だが、衣装の色彩にも拘り演目内容にもマッチさせた色彩感覚もグー。
いかけしごむ

いかけしごむ

劇団俳優難民組合

下北沢 スターダスト(東京都)

2022/04/08 (金) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 極めて狭い劇空間で上演するにはもってこいの劇作品でもある。舞台美術は木製ベンチ、ほぼ直交する位置に易と書かれたぼんぼりを机上に置いた小机と対面に置かれた椅子。そしてベンチと机が為すL字型の適当な位置に置かれたスタンド灰皿。ベンチの背に近い位置にココニスワラナイデクダサイと大書された看板。出捌けは客席側通路から。

ネタバレBOX


 ところでベンチは座る為にある。然し現実にこのような文字が大書されているという矛盾が単にブラックユーモアでなく「現実」である点に留意したい。今作初演は1989年、当時は未だベンチの構造は座る部分がフラットで現在のように座ることしかできないような構造ではなかったと記憶する。つまり我々の実生活のリアルが、今作の舞台設定に近づいてしまった。(座る部分に寝る事のできない障害物を設けることにより、その機能のフレキシビリティーを喪失することによって。一休さんの頓智に出て来る“この橋を渡るべからず”で端を渡ったユーモアではなく、現実問題のグロテスクが舞台美術にも表されている点で今作は極めて別役さんらしい作品だ)さらに物語の時刻設定が夜遅く設定されているので上演中の劇空間はかなり暗い、それで天井に付いている電話器のコードや通話部分は見えないのだが、途中イキナリ天井から垂れ下がる命の電話として観客に驚きとショックを齎す点も秀逸だ。
 今回易者役も務める女性言葉を用いる登場人物は男性が演じているが、この点もLGBTQが現実に社会的認知を得るようになった現在を予見していたかのようである。更に怖いのは、現実というもの・ことが、実は結構疑えるということなのだ。今作で描かれたように唯心論的立場を徹底すれば、一般的に通り易い、即ち検証可能なファクトを積み重ね、実証し続けた結果だけを根拠とし演繹と帰納の結果を事実と見做す科学的態度ではなく、世間に通り易い論理から逸脱せぬ範囲に総ての関連性を集約し、その常識的解を予め「正」とし、常識的解を常識と成らしめる予定調和的関係を盲信して結論を出すことが、唯一の正解であると予め信じ込んでいる暴論に真理が破れてしまう、というグロテスクである。この盲信を舞台上では、本来女性が演じたハズの役を担った者の信じた通りの1歳女児のバラバラ遺体が(サラリーマン兼発明家男性の主張した生烏賊ではなく)男の持っていたビニール袋から出て来る点、赤ん坊の泣き声と共にキチンと舞台上で表現されている点の演劇的リアルも素晴らしい。
ツインテールドールハウス

ツインテールドールハウス

四日目四回目

北池袋 新生館シアター(東京都)

2022/04/08 (金) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

私には、何がテーマなのか分かりにくかったのですが、独特の雰囲気があり面白かったです。
主人公の桜子を演じた役者さんが可愛くて、お人形さんのようでした。
不思議な感覚の舞台で、良かったです。

彼女たちの断片

彼女たちの断片

東京演劇アンサンブル

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2022/03/23 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

遅くなりましたが、とても内容の濃い作品でした。女性の中絶を含めて、女性の権利に関する歴史。本当にためになる内容でした。役者の皆さんの演技も自然で本当によかったと思います。この内容はたくさんの人に見てほしいと思いました。

彷徨いピエログリフ

彷徨いピエログリフ

9-States

駅前劇場(東京都)

2022/03/25 (金) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

少し遅くなりましたが感想です。どなたかも書いてましたが、何が正義なのか考えさせる内容でした。自分が信じるものが正しいのでしょうけど、それが正しいのか本当にわかりませんよね。とても良い機会でした。また、次回作品も楽しみにしています。

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