最新の観てきた!クチコミ一覧

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Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2時間の上演時間であるが実にスピーディな舞台で楽しめました。フライヤーのあらすじを読んでいたので、すんなりと入れたが、未読だと戸惑う方もいるかなとは思いました。今回も登場人物のキャラ設定がしっかりしていて、密かに応援したくなる人達でした。

ネタバレBOX

序盤で漫才やコント仕立てで、登場人物の背景や人物像を伝え、社宅を中心に徐々に絡み合う人間関係が面白いです。アンサンブルや舞台上の家具等の設置変更等も各役者さんが行い、技量と練度の高さが伺えました。
老獣のおたけび

老獣のおたけび

くちびるの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

昔雑遊あたりで観た切り、と思っていたら割と最近吉祥寺でも観ていたくちびるの会。どちらも中々イケる舞台だった感触のみ記憶に残ってい、期待値やや高で観劇。

役者力に頼んだ芝居、とは言え、不条理な設定がじわじわと効力を発し、花開いたと感じた。日本の不条理演劇の開祖別役実の作品に肖った訳ではなかろうが、、チョイスは正解。子供に好かれるキャラ、しかし害獣、の二面を備えた存在に頼んだ芝居、とも言えるか。
終始目に映っていたのは認知症老人という「困った存在」で、そのデフォルメされた表現としてのそれ。「困り」つつも理解に努め、「共生」を模索している所へ排除主義が介入してくる。安全を掲げ、遵法精神を発揮して(法の奴隷)、正義面して人の弱みを突く(コロナが増産した、否見える化した)何とか警察的な人間共を自分はつい重ねて見ていた。
ひいては、そうした大衆の反知性化を歓迎し「何もしない」政治で「やってる感」の演出だけに勤しむ、我が国の統治者たちに身を預けておる現状へのやるせなさも。(まァこれは個人的な、投影ではあるが..。)

父権的で一方的に価値観を押し付ける父、であれば結婚は双方の合意のみで成り立つ、父無視で良いではないか。実家を出て10年間近寄ってもいないのだし・・とはならない所は、現今の何でもありな風潮にはそぐわぬが、慣習は内律的なもの。どこか韓国ドラマを思い出させる(かの国では家父長制が強いがこの理不尽な代物と「付き合う」事を良しとしている所がある・・映画等の印象だが)。
役者力に頼んだ、と書いたが、とりわけN氏の設定を体になじませ「認知の揺らぎ」を無言で見せる演技に感服な一時間半であった。

ネタバレBOX

今回も出演陣はノーチェック。登場のつど嬉しい瞬間が訪れた。開幕ノートPCに向かう主人公らしい青年(明利)。と、そのパートナーらしい女性(千春)。おや橘花梨(見てすぐ判らず声で認識。そう言えばくちびるの会常連であった)。深夜連ドラの脚本の締切が迫る中、恋人はいつ父親に自分の事を話してくれるのかと彼に言い募る。と、兄からの電話で一人暮らしの父の変調が知らされる。「私も行こうか」と彼女。断る青年。彼の側にも理由があり、父は父権的な男で今の自分の状況では結婚を納得させられないと踏んでいる。相思相愛ではある。
所変って実家の居間。あれ中村まこと?そうだっけ(そんな大事なキャスティング見落としたのけ)。象になった、というのは後の台詞と衣裳とを重ねて徐々に理解される。中村氏の痒い所に手が届く気持ちの良い演技(=声の威力はデカい)を味わう。兄登場。木村圭介、間違いなくどこかで見ており、後で調べるとゴジゲンのアゴラ公演、そうあのへんな気がした。が他にも前回のくちびるの会、劇団献身でも二度、少なくとも4回見てるとは...(脳の老化)。
「象になっている」の演劇的表現は、「長い鼻」のついた衣裳の他、上半身の仕草、歩き方で。父権的な態度が一発で知れる。「ああこの父なら逡巡するな」と即座に思わせる。
ピシッとスーツを着込んだ兄(雅史)は、父(徹)の「稼げる職につけ」に従い銀行員になっている。それが嫌で弟・明利は家を出た。実家に近い兄と違い、久々に帰郷した明利には、近所の者も冷たい。父の土地を耕作地に借りている隣の農家の父(大村)と、息子(タカシ)。父が小うるさく、自治会だ何だと顔を出しているが、打算的な裏面が次第に露呈。息子はマイペースで叱られキャラだが、徹とは馬が合う。「象」になった徹にも気づかない(気づいても気にしない=徹と認識しているので)。この息子タカシ役は名に覚えのある藤家矢麻刀(青年団系のユニット、ジエン社、東京夜光で実は見ていた)。不知は大村役の堀晃大のみであった。
残る主役・明利役の薄平広樹は、鮮明な記憶はなかったが、調べれば新国立研修所出身、しかも花の第8期生(私が勝手に親しみを抱いてる)であった。荒巻まりの、滝沢花野、西岡未央、坂川慶成の居た期のメンバーであり、卒公の「親の顔」にも出ていたのだ、と個人的に大いに懐かしむ。若い作家志望の等身大、と思える姿を演じていた。
絵に描いたよなハッピーエンドに、なぜかやられてしまった。
A.R.Pフェスティバル

A.R.Pフェスティバル

A.R.P

二子玉川ライズ スタジオ & ホール(東京都)

2022/09/06 (火) ~ 2022/09/08 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

OPのダンスと短編
ラストが長めの話でまとめた
お祭り公演でした
ほんにラストの
風が吹けば桶屋が儲かる的な話は
多少強引さは感じられたが
楽しく見られれる話となっておりました(^-^)

ネタバレBOX

基本明るく終わる短編なのですが
割とオーソドックスでレトロな感じが
抜け切れていなかったかんぁーと
最後の話が綺麗に大団円でまとめていたから
もっと先の短編らはハッチャケてても良かった気がー

自分的には「結婚前夜」が
次々と訪れる人物連鎖が楽しかったな~♪
おちも好みでした
Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

笑えました。やみ・あがりさんてこんな感じでしたっけ?面白かったので、迷っている方はぜひ!追記予定です・・・

シンデレラストーリー

シンデレラストーリー

サンライズプロモーション東京/パルコ

日本青年館ホール(東京都)

2022/09/06 (火) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演技力と歌唱力、ストーリー展開、舞台美術、楽曲 どれをとっても一級品
ゴージャスでコミカルそしてドラマチック、思わずため息が漏れてしまう極上のラブストーリー、まさに夢の世界でした

シンデレラと王子が歌い上げる切ない旋律の数々、王と王妃の歌声の豊かさで更にうっとり
破壊的に面白い魔法使いのアンミカさん、歌にも迫力がありミステリアスな一面も
とことん底意地悪い義理母の佐藤アツヒロさん、自己中勘違い姉妹の ゆいP&まりゑさん、このトリオにはもう散々ハラハラさせられ且つ笑わせて頂きました
あぁ他にも・・・華やかに舞台を盛り上げてくれた登場人物(&動物キャラ)や演出の楽しさを拾い上げればキリがなく
そんな思いはひとつとなって、満場一致のスタンディングオベーション
感動的で超贅沢な時間でした。

A.R.Pフェスティバル

A.R.Pフェスティバル

A.R.P

二子玉川ライズ スタジオ & ホール(東京都)

2022/09/06 (火) ~ 2022/09/08 (木)公演終了

実演鑑賞

最終話の「バタフライ・エフェクト」は実に見事。
この一本のためにだけでも、見に行く価値あり。と思いました。

老獣のおたけび

老獣のおたけび

くちびるの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/08 (木) 14:00

故郷の実家に住む父親の様子が変だ。「ちょっと見に行ってくれ」と兄からの電話で嫌々ながら実家に行った弟。何と父は象さんになっていた。
というところからスタートするこの舞台。何で象さんなんだろうとずっと考えていたが、小動物では様にならないし、ライオンだと危険すぎる。身体は巨大だがおっとりしているという感じの象さんがいいのだろうか。発想が飛んでいるとも言えるが、この舞台、なかなか面白い。

兄は大学院を出て銀行に就職したエリートで、母親を亡くしてからは時々は実家に戻っていたようだ。弟はうだつの上がらない放送作家で、父親が「収入もろくにないから一人前じゃない」などと罵倒するので実家には寄り付かなかった。父が大変なことになっていると気付いた二人は、とにかくその事実をひた隠しにしようとする。畑の耕作を頼んでいる隣家にも、特に父と自治会で一緒のおじさんには内緒にする。果たして、この一家はどうなるのか。弟の恋人も巻き込んで大騒ぎになるのだが、父が象になったことを機に、この兄弟は父の面倒を見るという展開になっていく。

思うにこれは、父が象になったということをメタファーにして、例えば独居の父が認知症になったとか、世の中にたくさんあるお話に直結するとも言える。その意味で普遍性があると思うし、そう考えていくとラストシーンはとてもいい展開で素直に受け入れられる。

ただ、この兄弟は誰か相談する人がいなかったのか、という疑問はある。まずいと思ってひた隠しにするというのは、巨大な象さんなのだから無理だと思うし、そういうつっこみどころはある。でも、90分の舞台は十分に楽しめる。効果音や暗転の使い方もうまく、演出は成功していると思う。

余計なことだが、この実家は愛知県の三河という設定だ。なぜ三河かというのはよく分からないが、三河にするのなら、お父さんの三河弁はもう少し徹底的にやるべきだった。東京に出て行った息子の言葉とお父さんの言葉がほとんど同じ言語なので、せっかくの「三河」の設定が生きていない。

老獣のおたけび

老獣のおたけび

くちびるの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/09/07 (水) 19:00

名前は以前から知っていたが実は初めて観る。面白い視点だが、中途半端な感じが惜しい。(4分押し)93分。
 売れない脚本家の男が女性と同棲しているが、兄から父の様子がおかしいので見に行け、と言われて行くと父は象になっていた、というところから起こる、父の持つ土地を借りて農業を営む父・息子を巻き込んでのあれこれ。象、というのは、老境に達した父の、図体が大きくて言うことを聞かない存在、ということのメタファーのようだ。兄の、父が象になったことは認めているのに、周囲の人にそれを知られたくない、という行動の論理がどうにも分かりにくくて、加えて、農家の父と息子の関係とか、多過ぎるエピソードが整理できないまま終わった。

評決 The Verdict

評決 The Verdict

劇団昴

俳優座劇場(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

出演者の演技に迫力があり、セリフ回しも自然に感じられて、ストーリーにも集中しやすかったです。

ネタバレBOX

場面転換が、舞台の端から端で行われるので、テンポが良く感じられました。
夜鳴く鳥は朝に泣く

夜鳴く鳥は朝に泣く

吉祥寺GORILLA

王子小劇場(東京都)

2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

山崎丸光氏は北岡悟のような体格で秋山成勲っぽい面構え、柔術家顔。
平井泰成氏の耳が潰れていて、柔道経験者か?
デリヘルがリアルじゃない。若い女のスタッフなんて雇わないだろう。
もっと同性愛をハッキリと打ち出した方が良かった。
この作家の武器はこういうドラマではなく、もっと違うところにあるリアリティー。彼にしか奏でられない唯一の楽器がある筈。
クライマックスで流れるエモい曲が良かった。

ネタバレBOX

売れないお笑い芸人(木村聡太氏)の彼女(山下真帆さん)は金の為にデリヘル嬢に。彼女に恋するスーパーの店員(山崎丸光氏)はストーカーと化し、客として接近する。デリヘル嬢の大学時代の親友(鳥居志歩さん)は同性愛者(?)で、同じくずっと彼女を見守っていた。
駅のホームで線路に転落する事故があり、芸人と店員は轢死。それをすぐ側で見ていたのは親友だった。彼の事故死を知ったデリヘル嬢は悲観し、同日踏切に飛び込んで自殺。彼女は妊娠していた。
記者になり、死んだ店員が芸人を突き落としたストーリーを頭の中で作り上げた親友。精神病院に収容中の店員に何度も話を聴きに行くが、実際は自分自身が収容されていた。
芸人の兄(平井泰成氏)は警官で、弟を殺した真犯人はその精神病院内の女だと妄想。一年後も個人的に関係者から話を聴き続ける。警官の後輩(杏奈さん)は病んでしまった彼のことが好きで、その様子を心配している。
夜鳴く鳥は朝に泣く

夜鳴く鳥は朝に泣く

吉祥寺GORILLA

王子小劇場(東京都)

2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/07 (水)

価格3,500円

7日19時開演の初日舞台を拝見(101分)。

チカラ技な筋立てのホンを、行間にこもった作者の熱気と、演技者達の熱演とで、最後までやり抜いた101分。観る側も居住まいを正して拝見した。
なお、なにせ豪速球な芝居だけあって、ワンクッション的役柄の村松ママンスキーさんの存在感がひときわ尊く感じられた。

それにしても、最近観た、中野坂上デーモンズ、あやめ十八番、やみ・あがりシアター、アガリスクエンターテイメント(注.観た順)の緻密さやら様式美といったプロ仕草な味わいは、失礼ながら、あまり感じなかった。代わりに、アマチュア的なパッションには大いに引き込まれるものがあった。

ネタバレBOX

【配役】
春川駿介(入院している男。愛奈のストーカー?)…山崎丸光さん
吉野葉月(記者。愛奈の大学時代からの友人)…鳥居志歩さん
高橋愛奈(デリヘル店の新人キャスト。絵本作家志望。踏切事故で死去)…山下真帆さん
島田達也(芸人。愛奈の彼氏。ホーム転落事故で死去)…木村聡太さん
島田達彦(警察官。達也の兄。一本の電話から…)…平井泰成さん
中谷すみれ(警察官。達彦の身を案じる後輩)…杏奈さん
小林海斗(ヒトのいいデリヘル店の店長)…村松ママンスキーさん
佐竹貴司(デリヘル店のスタッフアルバイト。達也の先輩芸人)…榎本悟さん
田所裕子(デリヘル店のスタッフアルバイト。歌手志望)…一嶋琉衣(いちしま・るい)さん
香織(デリヘル店の先輩キャスト)…長友美聡さん
武井由紀(…を担当する精神科医)…日下麻彩(くさか・まあや)さん
待ちぼうけの町

待ちぼうけの町

劇団俳優座

シアターX(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

東日本大震災から7年、ほぼガテン系のお客さんで賑わう居酒屋さん
その土地(三陸の港町)での情景がそのまま舞台上に宿っているよう
それ以降も三陸での情景を通して自然と物語が身体に入って来る上質な舞台。

女店主の夫は漁師、震災で行方不明になったまま
7年、待つ といっても何を待つという事になるのか。
夫が「ただいま」と帰って来る事なのか、それとも死亡した証拠が発見される事なのか。

被災地で生きる人々
どういう理由であれ必ず訪れる「死」に対して悲観だけではないと受け取れるシーンに救いを感じます。

自然と顔を上げたくなる「前向き」に元気をもらえます。

新宿ストリートシアター 

新宿ストリートシアター 

プーク人形劇場

新宿髙島屋1階JR口特設会場(東京都)

2022/09/07 (水) ~ 2022/09/09 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日18時からの回を鑑賞。まず、人形劇団プークによる「チンドン親子」「プー吉・チビの傘踊り」。続いて、来日公演が待ち遠しかったチェコアルファ劇場の「快傑ゾロ」。素晴らしい出来で、予約済みの劇場公演が更に楽しみになった。

Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

独特のユーモア。演出の尖り方。才能溢れる最高の演劇でした。

老獣のおたけび

老獣のおたけび

くちびるの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

つまんないです。差別と偏見を助長する可能性があります。

Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

やみ・あがりシアターの『Show me Shoot me』を観劇。

三鷹市芸術文化センターの期待の若手劇団の公演である。

常に漫才の掛け合いしながら生きている花形夫婦。
互いの呼び方は相方である。全く面白くないながらも彼らは満足しているようだ。
だがある日、隣りに越してきた大阪人の夫婦の何気ない会話の掛け合いに愕然としてしまうのであった…。

社宅での物語だ。
近所同士のお付き合いや会社の同僚などとの出来事を、大した物語もなくサラリと描いている。
演劇特有のテーマらしきものすらなく「こんなので2時間の上演時間は持つのか?」と思いきや、捉えどころないままあっという間に終わってしまった。退屈することすらなく、不思議な時間が過ぎていったようだ。
80年代小劇場では考えられない作風だが、その時代を沢山観ていたからこそ、こんな作りが新しく感じられた劇団である。
あの夏の暗い夜、虹の袂のエデン。

あの夏の暗い夜、虹の袂のエデン。

Oi-SCALE

新宿シアタートップス(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/02 (金) 14:00

風俗店のリネン交換業の男たちを中心に描いた物語。
描かれる時間帯は深夜から未明が大半で、まさしくOi-SCALEが得意とするパターンと言えるか?
映画用語の「アメリカの夜」(フィルターを付けて撮影することによって昼間の撮影でも夜のシーンに見せる)のように「オイスケールの深夜」で昼公演であっも観ている間その時空は深夜になる、的な。
そして各人物の背景・生き方の実在感たるや。「さすがにそれは……」な行動もあれど、そこに至るまでがリアルなのでついつい納得してしまう、みたいな。
あと、独特な照明、舞台美術、生演奏も良かった。

旅に出る。

旅に出る。

ソラカメ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ソラカメらしいわちゃわちゃしながらもほっこりする作品だった・・・♪

ネタバレBOX

段ボールの美術ですが、オヤジの贔屓の所が段ボール美術をやっているので切ったり貼ったり塗ったりが大変なのは良く解ります♪
ただ残念だったのは黒板の段ボールに一か所プリントされた面があった事・・・♪
『OH!Myゴ-スト』

『OH!Myゴ-スト』

東京ハイビーム

あうるすぽっと(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ボート部観劇♪
途中までグダグダでどうなるのかと思ったが、最後にはホロっとさせられた・・・♪
気になることがあったので、ネタバレに・・・♪

ネタバレBOX

漕艇場の近くに住んでいるので、散歩がてら良く見に行きます・・・なので違和感が・・・♪
先頭のオールの持ち手でスカルだと思うが・・・コックスの位置が逆・・・♪
舞台上でも客席に後ろを見せずに正位置のクルーの後ろに立てばスッキリしただろうに(実際は座っているのだが)・・・♪
まあ芝居を観に来てこんな細かい所を見るとは思っていないかも知れないが・・・♪
ホントに?

ホントに?

リリーエアライン

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/04 (日)

妄想によって創造された、想像を仲間同士で共有し、繰り広げていく世界。

ばからしいけれども、あって欲しいけれども、なくても良いかもしれない。
4者4様の考えが、思惑が、絡み合っての終着点。
よき、4人の物語でした。

直前に役者の変更が発表されましたが、
それもまた楽しい劇に誘ってくれる一因になったと思います。
(微妙に合わないテンポとか)。

ネタバレBOX

今回はAver.Bver.を欲張って観てきました。
天然キャラが突如一人変わってしまったので(結果、女性が両方出演)、どうなることやらと。

Bver.(男性)
私自身が男性ということや初見がこちらのver.だったこともあって、しっくりきました。
特に編集におわれる絵師は、こちらの方が気に入りました。
天然キャラとの掛け合いは、全体として一瞬合っていないようなタイミングも見られましたが、それもまた、「間」だったのかと(相手の言い分の咀嚼時間)。特に、天然キャラは男性内にいる女性一人なので(逆ハー状態)、周囲の男性仲間の微妙な牽制というか、照れというか、そのようなもの勝手に解釈です。(^.^)

Aver.(女性)
上手に引きこまれました。わいわいといいながら進んでいくテンポ!実際、Bよりも約10分早く終了していましたしね。遠慮なくお互いに伝えているからかな。微妙にBにあってAにない台詞もあったりして面白かったです(Bのアドリブでのやりとりだったのかな?物語の進行上はなくても成立するので)。
あと、行動にチョコチョコ工夫されたものもあってよきよき。

両方の良さを観ながらで楽しかった。普段、物語は一度観ると満足するので、ダブルキャスト?は片方だけしか観ないのですが、たまにはこういうのもいいかなと思いました。

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