最新の観てきた!クチコミ一覧

15301-15320件 / 185335件中
自分の顔が愛せない

自分の顔が愛せない

劇団ハーベイ・スランフェンバーガーのみる夢

ザムザ阿佐谷(東京都)

2022/09/09 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

典型的なダークファンタジーで、表層的には面白い。またザムザ阿佐谷という劇場にピッタリと思える妖しげで怪しげな雰囲気を漂わせた舞台美術も見事だ。ただ物語の世界観がどこにあるのか暈けてしまったように思える。ラストにそれらしき台詞もあったが、さらにその先を描くことで世界観の芯がブレたのが勿体ない。ダークな光景ではあるが、登場人物がどことなくコミカルでピリピリとした闇世界(裏社会)で暗躍する人とは思えない。そのアンバランスは敢えての演出なのか。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術は、中央に門構えのような入り口、暖簾・丸提灯・上部にしめ縄風に布団が掛けられている。その傍にミシンや椅子が雑多に置かれ、下手奥は少し高くし別部屋(招き猫・パソコン等)、下手客席側にベットがある。全体的に雑然としており提灯が妖しく灯る。ここは「顔変え屋(兼 肉屋)」で、自分の望んだ顔へ変えてくれるが、その人の「愛」が代価になる。

物語は2部構成で、字幕が衝立壁に映し出される。第1部「顔変え屋」第2部「カヨコの逆襲」である。
冒頭 そのカヨコ(加藤恵実サン)という女子大生が「顔変え屋」を訪ねてくるところから始まる。彼女を出迎えたのがオババ(ちこ ゆりえサン)と呼ばれる この店の女店主である。中流家庭(表社会)の孤独な心のカヨコ、裏(闇)世界で暗躍するオババ、虚構の世界で繰り広げられる混沌とした物語。説明にある 東京都山手線圏内のその地下に、裏街が広がっている。顔変えと、副業で肉屋もやってる店というシチェーションがこの二人によって要領よく説明される。

自分の顔を少しでも美しく見せたい女心、一方 自分の存在自体が怪しい女、そんな女の下心と思惑が外見(見かけ)によって判断する社会(世間)を皮肉るような。同時に美しくなった顔は絶対性を持つと言わんばかりに、皆 同じ顔になり夜の街で接客するようになる。カヨコはオババに殺されそうになるが、九死に一生を得てオババの追い落としを画策する。それが自分の顔を街に溢れさせること。ちなみに或る国のミスコンで一時同じ顔の整形美人で溢れたとネットで話題になったことを思い出したが.…。整形 一概に語ることは出来ないが、物語では自分の存在を逆襲の手段(顔変え)として利用する。

カヨコの家に転がり込んでいる恋人・塚野(高瀬キリン サン)が、入院している大学の友人でカヨコを好いている相里(中村亘サン)を見舞った時に、聖書のような分厚い物語をよく読んだな と。物語は塚野の作り話…劇中劇のような世界観を思わせたが、今度は相里が自分がカヨコを救い出したと反論する。物語を書き換え上書きしたかのよう。
虚構ー変えたい者と変わりたい者、その世界を交換したら同じ環境下でも違って見えてくる光景、同じような顔にし 外見では区別はつかない。塚野は無神経な言動や態度のカヨコに顔替えを示唆。それによって何かが変わるかも…ラスト、それを実現したかのようなカヨコの一皮剥けた(闇の)姿。これによって虚構と現実の曖昧さが一層濃くなり世界観が分かり難くなった。そう物語の芯(描きたい内容)がブレたように思う。
次回公演も楽しみにしております。
SIR ROME -サロメ-ローマと呼ばれた男

SIR ROME -サロメ-ローマと呼ばれた男

破天荒あかちゃん神の名をつぶやく

千種文化小劇場(愛知県)

2022/09/08 (木) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/11 (日) 11:00

ストーリー的には無知な私ですが、舞台には引き込まれました。
円形舞台も場面の移り変わりにいいですよね。
ダンサーの入り込みもよかったです。

夜鳴く鳥は朝に泣く

夜鳴く鳥は朝に泣く

吉祥寺GORILLA

王子小劇場(東京都)

2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/11 (日) 13:00

役者さん、皆演技力高かった。

シンプルな構造であるけど、とても良い舞台セットだった。

逢わせたい人逢わせてみた!

逢わせたい人逢わせてみた!

ツツシニウム

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2022/09/11 (日) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/11 (日)

昼夜とお邪魔しました。
昼は福地さんのワークショップを参加キャストさんが体験。それぞれに体験する内容に理由がしっかりあって、役者じゃない自分でも参考にできそうなことが多く、それだけでも面白いのですが、参加されていた三ツ星のお二人、織田さんがそのワークショップに対するリアクションも面白くて、ずっと笑ってました。

夜はまた異なり、福地さんと三ツ星が持ち寄った脚本をもとに、普段は見れない演出をつける工程を通しまで来場者の目の前で行ってもらえるとても貴重で贅沢なイベントでした。

純粋に舞台が好きな人もなかなか楽しめるイベント内容だったのではないかなと思います!またお邪魔したいイベントでした!

ネタバレBOX

念のためにネタバレの方で夜の公演のお話をもう少し。演出でこんなに見え方が変わるんだと心躍ってました。福地さんの脚本では三ツ星のお二人がダブルキャストでそれぞれ行ってましたが、三好君、星璃君の感情表現の強みなところが見る事ができた気がして、これを引き出してこの場で作品作り上げてた福地さんの凄さを感じてました。福地さんの演出だけでなく演技も三ツ星サイドの脚本で拝見することもでき、切替の速さや読み込みの深さに感嘆してました。
評決 The Verdict

評決 The Verdict

劇団昴

俳優座劇場(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

キンダースペース原田一樹氏の演出舞台はどうやら初めて。映画の印象が強いこの作品であったが、ほぼ映画と同じ流れを辿り(時系列に沿って進む完成されたサスペンスに手を加えるのは容易でなさそう)、イメージが固着した物語のディテールを新たに味わい直す楽しみがあった。
作品と演出とを総合して(どちらの比重が大きいかは判別できない)、物語のもつラディカルさが堅実な作りによって観客の前に差し出された、という手触りがあった。余計な細工をしない演出で若干淋しかったのは、裁判を決定づけた最後の証人と被告側(要は悪者=医療ミスを隠蔽した)弁護人とのやり取りが、映画ではカット、ズームアップによりドラマティックに編集されていたが、同じやり取りが舞台だと平面的になるため、スポットで強調、受け芝居の側が判りやすく動揺してみせる、などを観客なりに考えるがそれは無く、医療事故当時、問診票の改竄を執刀医に頼まれて従い、看護師を止めざるを得なかった無念を吐き出した劇的な証言も、淡々と処理される。ただ、明らかに偏った裁判指揮、証拠の不採用といった処理にも関わらず陪審員が要求額以上の賠償額を添えた有罪判決を静かに読み上げる神聖なクライマックスは、その前段の演出如何に関わらず訪れるのであるが。

真実とそれに拠って立つ公正さを希求する精神が、なぜ「ラディカル」と呼ばれるかは、それを許さない厳しい現実がある、という単純な事実を記すのみである。私達の目の前に恰好のサンプルがあり、かつて相対的穏やかな時代には(この映画も)ドラマの中の話であったもの。それがリアルに切実に臨場感をもって感じられるというのは、演劇界的には有難い事なのか・・。

マニラ瑞穂記

マニラ瑞穂記

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2022/09/06 (火) ~ 2022/09/20 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

9月11日(日)に観ました。戯曲もいいし、演出もいいし、役者さんたちもいい、大いに満足できるお芝居でした。しかし19世紀末のマニラが舞台の作品ですから、私は、この作品の歴史的背景を自分がどれだけ理解できていたか心もとなく思い、観た後からではあっても、この作品の理解を深められればと、アフタートークを聞きました。しかしアフタートークは、役者さんの紹介や、役者さんの初舞台の思い出話などが主で、私が作品の理解を深めることにつながるような話はありませんでした。ここは、がっかりでした。

赤羽焼肉劇場

赤羽焼肉劇場

ブロードウェイ・バウンズ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

シアターグリーンにてブロードウェイ・バウンズ『赤羽焼肉劇場』を観劇。
赤羽に実在する焼肉屋、オーナーをモデルに、コロナウイルス拡大防止のための施策(時短営業、酒提供制限など)に葛藤する現代像を描いた作品。実に生々しく、リアルな設定に、これが令和の演劇かと、新たな時代の到来を実感したような感覚になりました。それくらいこのウイルスの世界的流行は衝撃的で、時代を動かした出来事と言えると思います。
今回の作品で面白かったのは、単にこのコロナ禍にある現代だけを映したのではなく、戦争していた時代の社会情勢、人物像などを融合させた点かと思います。コロナ禍で国から時短要請が出されているにも関わらず、営業を続けている飲食店、酒の提供自粛要請が出ているにも関わらず、平時と変わらずアルコールを提供している居酒屋。コロナ蔓延初期の頃、そのようなお店がニュースに取り上げられ、問題がクローズアップされていました。国の要請に従わない、つまりは“非国民”。過激な表現であり、個人的には決して用いるべき言葉ではないと思っていますが、確かにそのような誹謗中傷が問題化していたのも事実だと思います。
この現代社会の状況と、今からおよそ80年前。お国のために働き、それに従わない国民は“非国民”と呼ばれた戦争時代の状況を上手くシンクロさせた作品で「何ともまぁ斬新な発想なのでしょう」と、脚本のユニークさに感心してしまいました。
今回の物語に登場する焼肉屋は、当初は国の要請に従っていたものの、様々な事情から転換し、やがて誹謗中傷の的になったとのこと。その時に実際に届いた誹謗中傷の貼り紙が公演パンフレットに載っていましたが、飲食店が抱えるコロナ問題はやはり深刻だと改めて感じました(どの業界も厳しいとは思いますが)。
今回このブロードウェイ・バウンズさんは、大変失礼ながら、団体名も存じ上げていない程、完全に初見でした。ただ、代表取締役でもある山内勉(ツトム)さんをはじめ、キャストの皆さんの自然体の会話劇はクオリティが高く、実際に赤羽の焼肉店の様子を覗いてるかのように感じる部分もありました。現代の焼肉屋に戦車や軍人が入って来て「営業を止めろ」などと叫ぶ、時代がシンクロしたようなシーンも面白かったです。パンフレットに記載されていた“エンターテイメント社会派劇”に相応しい作風であったと感じます。

自分の顔が愛せない

自分の顔が愛せない

劇団ハーベイ・スランフェンバーガーのみる夢

ザムザ阿佐谷(東京都)

2022/09/09 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

座間の殺害事件を思い出してしまいました。怖すぎましたが結末に救われました。週末だけの稽古であれだけの舞台ができるなんてすごい。熱演でした。明日、鏡をみるのがコワイ。

at Home

at Home

コントユニット「サバ缶」

天満天六・音太小屋(大阪府)

2022/08/20 (土) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

5つのコントのオムニバス公演。
■at home:パパは拾う者!? 拾い専務?!
■虚言公安協会:嘘の回数が上限越えたら怖い!
■つないだ手:夫婦のすれ違う会話が愉し、意外なラスト!
■先住民:マンションに何故か先住民!? 先住民の方が強いんかい!
■entrance:さすらいの…大家さん?

少しブラックで、何ともシュールなコント!
シニカルな笑いを誘います。

旅行談義アフター、本編よりも笑ったかも…!?

追伸、恒例の観客に漏れなくお米2合プレゼント。
ありがとうございました。
昨日、美味しく頂きました。

なので、満足度は少しおまけの★4つ。

あつい胸さわぎ

あつい胸さわぎ

iaku

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/22 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

iakuさんの初演は拝見しておらず、楽しみにしてた。

この病の大変さは実感してる。
もし娘達がかかったらと思うと…
○○センターに母に連れられた娘さんの事を思い出す。

恋から一転、平山·枝元母娘の姿に、涙が溢れて止まらなかった。
緩衝材的な橋爪さんも良かった!

くじらの昇る海底

くじらの昇る海底

劇団 三毛猫座

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2022/08/19 (金) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鯨骨生物群集の様に死者に集まり…
  死者の再生(知りたくて)。
  死者へ謝罪(耐えかねて)。
  片方が亡くなった不完全な世界。

ソプラノの歌声と木琴の音色に包まれ、死者と向き合う人達の心が静かに描かれ、余韻に偲ぶような、優しい公演。良かった

雨降る正午、風吹けば

雨降る正午、風吹けば

SUPER NOVA

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

夏組 観劇。

死ぬ為に生きてきた自戒の作家が、孤児に風子と名付けた時…

ささやかで良い、幸せになってと、願わずにはいられない公演。
永井の、そして山本の別れに、涙が止まらず。
親は子の幸せ願い、今の幸せに感謝。心穏やかになった。
良かった

プラズマ再臨

プラズマ再臨

無名劇団

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2022/08/19 (金) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

そしてそして千秋楽映像の配信公演を拝見!
公演直前にお二人がコロナで降板となりながら、細心のケアのお陰でその後、降板者を出すことなく、奇跡的に無事千秋楽まで駆け抜けることができた千秋楽公演の映像配信を(初回の実演に続き)拝見!

改めて3年前の前回再演を思い出しながら拝見すると、キャスト降板で変更された神戸公演は…、少し現実感のある、リアル感マシマシの仕上がりで、皆でしっかり紡ぎだされた熱い思いが伝わる千秋楽でした。
素晴らしい!
そして、島原さんのプチカミングアウトも可愛い、千秋楽カーテンコールも観られてお得な配信映像!
来週、正規版を公演する東京版との違いも堪能できますよ!

1/3をマルっと変更した奇跡の神戸版じゃなく、降板されたお二人も復帰し、元々の正規版東京公演を拝見する前に、是非、マルっと改変の神戸公演千秋楽の映像配信も、みてね!
そしてそして、東京の皆さん、関西の私たちが観たことのない大人数での正規版「プラズマ再臨」を是非、ご堪能ください!
是非きっと、是非きっと、おすすめ!

プラズマ再臨

プラズマ再臨

無名劇団

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2022/08/19 (金) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日観劇。
初日の幕が無事?上がり、本当に良かった!
前回の(2回目の)再演は少人数での公演だったが、今回、無名劇団さん的にはかなり大人数での(3回目の)再演公演。
こんなにケアをしていても…大人数公演の洗礼か?
(コロナで)公演直前、前日にキャスト2名の降板!普通なら公演中止の筈が…
平成産まれの昭和のど根性劇団さんは凄い!

3時間で台本の1/3を違和感なくマルッと変更した島原さん、凄い!
その新しい台本を半日で板に乗せれるレベルに仕上げたキャストの皆さん、超絶、凄い!
そして存在感のある尾形さん、凄い!
そしてお兄ちゃんの演技、ズルい!
降板した方々の熱い想いと共に、作り上げた公演(前作より少しリアル感が増し増しな感じ)、素晴らしい!
公演直前にお二人がコロナで降板となったが、細心のケアのお陰でその後降板者を出すことなく、無事千秋楽を迎えられて、我が事のように本当に嬉しかった。

来週の東京公演は、神戸のマルっと変更版じゃなく、降板されたお二人も復帰し、元々の正規版が拝見できるとの事!
羨ましーーーーーい!
東京の皆さん、私たちが観たことのない大人数での正規版再演公演を是非、ご堪能ください!
おすすめ!

憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

主演の西分さん、物凄く遠いところへ行ってしまいました。(褒め言葉です)

過去作品をブラッシュアップして拡めていく壱劇屋東京支部の姿勢が好きです。

COLOR

COLOR

ホリプロ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/09/05 (月) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/10 (土) 13:00

繊細なのに骨太なミュージカル作品でした。
僕:成河 さんの回を観ました。
沢山の人に観て欲しいと思いました。
ただ少しチケットがお高め。会場が小さいのと、昔から、他に比べてホリプロ作品は、料金設定が高いので仕方ないのかもしれませんが…。

ネタバレBOX

白い落ち葉の中に、カラフルな葉が交じる演出。主人公の僕の内面が覗きみえた様でハッとさせられ、とても好きでした。
老獣のおたけび

老獣のおたけび

くちびるの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/09/03 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/04 (日) 13:00

くちびるの会版「変身」か? 主人公の父の変身はある事の隠喩かと思われるが他の要素もあり、そうして描かれる親子の問題/関係は観る人によって受け取り方が異なるのではないか? そんなところに奥深さを感じた。
また、父親の衣装や壁の「穴」による表現が面白かった。

ザ・ファイナル・セカンド

ザ・ファイナル・セカンド

インヘリット東京

萬劇場(東京都)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

倉田瑠夏さん出演。
Bチームを観劇。主役が3人いて、その3人だけがダブルキャストという。あんまりない構成ですね。
1989年はついこの間かと思いきや。戦後44年。そうですよね、当時は戦争を経験された方はたくさんいました。今とは全然違うのですね。光陰矢のごとしというか。。。

ネタバレBOX

舞台の現代は1989年。戦争で特攻した3人が、現代に。それは病室で生死を彷徨っている原口氏の夢なのでしょうか。
原口氏は目覚めましたが、3人とは会うことはありませんでした。現実ならどれほど良かったか。やはり夢なのでしょうね。

倉田さんは戦時中の邦子役。特攻したうちのひとりの恋人で、のちに原口氏の妻になります。44年の歳月が如何に重いものなのか、現代の邦子役の風間舞子さんが教えてくれました。

江間綾香役の樫村みなみさんは、偶然ですが、たくさんの舞台で拝見しています。倉田瑠夏のほかにもフォンチー、麻衣愛、玉川来夢、高橋胡桃など共演されてますので、機会が多くありました。特徴のある役が多くて楽しい方、という印象です。個人的には「リライト」の役がお気に入りです。
今回もさすが、樫村さんならではの演技だったと思います。
シンデレラストーリー

シンデレラストーリー

サンライズプロモーション東京/パルコ

日本青年館ホール(東京都)

2022/09/06 (火) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/08 (木) 13:00

幸せと元気になれるキュートな作品でした。
映像の使われ方が素晴らしいので、チャンスがあれば是非に。

こきはなだの海をおよぐ日

こきはなだの海をおよぐ日

鯨椅子project

箱本館「紺屋」(奈良県)

2022/09/09 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

個性が尊ばれる昨今を表していたと思えた。好きや惚れたやで結婚し、子供をつくるのは良いが、時間の経過や仕事の変化で、各々の人生は変わっていく。それに対応することが求められる時代。たぶん。

このページのQRコードです。

拡大