最新の観てきた!クチコミ一覧

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足跡

足跡

さるしばい

萬劇場(東京都)

2022/10/06 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「約束は昔日」を観劇。
コミカルさもぐっと胸を締め付けるところも十分に堪能できました。
20名以上の演者が出演されていましたが、生き生きとした商店街の様子がリアルに伝わってきて、楽しめました。
ただ、暗転が長く、話の流れがちょっとぶちっときれちゃっているかも?と思いました。
あと、会場の大きさにしては音楽が結構爆音で、びっくりでした(前から3列目だったから?)。

ネタバレBOX

借金取りの方、商店街の方たちの白熱した説得に「約束」守れ!とすごんでいたけど、
19時という期日守ってないのにいいんだ、とちょっと違和感。
GOLD IN THE DUST

GOLD IN THE DUST

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

未来を切り開き光を見つける迄の彷徨、その心の旅を描いた物語。その光とは何か、それがこの公演の肝になっている。表し難い心、その内にある感情をコントロールする研究ー「感情を抑制する脳内因子『ダスト』の特定と不活性化についての研究」という理論上の世界をどう表現するのか。研究理論が説明され 少し小難しく感じられるが、観ているうちに表層的な面白さに翻弄される。しかし研究成果(核心)の発表として語られるのは、「生きる」という希望の感情である。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台セットは、3つのシーンで場景が異なる。一番目は、説明にある木村(真人)の葬儀場面。鯨幕の手前、上手下手に3脚づづ椅子が置かれ、中央の黒い台の上に白棺。二番目が都内にある工科大学脳科学研究室内、テーブルや机等が置かれている。下手には地下実験室への下り階段がある。三番目は地下実験室で中央に椅子、上手に実験装置(PC)がある。下手に研究室への上り階段がある。場景の連続に拘りの工夫が見て取れる。それぞれの場面転換には時間を要するため、暗転時に舞台上部に白木の枯れ枝や四角い板状の影を回転させる照明、その妖しげな雰囲気に飲み込まれる。表現し難い照明効果にも心内の曖昧さを重ねる。

物語は、工科大脳科学研究室「通称:BSラボ」に勤務する斉藤智治(北見翔サン)は、一年前に交通事故で亡くなった同僚の木村真人(林佑太郎サン)と続けてきた研究を、志半ばで 鬱病が進行していることを理由に退職すると言う。室長の杉田良一(梶原涼晴サン)は、せめてこの研究をやり遂げるよう説得する。そして杉田は斉藤が退職する前に急遽 実証実験をすると宣言する。が 検体として使用予定であったラットがいなくなったことから、代わりに斉藤の人体実験ーー心の旅が始まる。

少し分からないのが、そもそも斎藤が鬱になった原因なり理由である。困難なこと、煩わしいことから逃避しようとする性格のようだが…。
物語では、同僚の死によって鬱が進行したよう。それが「詳らかになる感情の足跡と喪失の記憶」という研究の核心に触れるところ。そしてBSラボでの木村との親交、その死による喪失感といった描き方である。人体実験で記憶の感情(信頼・恐れ・驚き・悲しみ・嫌悪・怒り・期待)が色によって可視化できるに繋がる。この感情の読み取りによって鬱病の対処に役立つ。自分の情況と研究成果を重ね合わせる巧さ。

観せ方は、実験過程で死んだ木村と 度々現れる もう一人の自分(シャドウ人格〈衣装の色彩にも注目〉)と思われる安西鏡像(山本龍兵サン)が、心という感情を擬人化して台詞の応酬をする。それは自身の葛藤する姿そのものである。その先にある光輝くもの、それは人の想像力である。言い換えれば、人間の想像力は光を生み、豊かな感情を育み未来を輝かせる。「生」への力強いメッセージである。終盤に流れるピアノ演奏は、心洗われるような印象 見事な音響効果である。ラストは、刺激的でドラマチックな展開が用意されている。
次回公演も楽しみにしております。
消滅寸前 (あるいは逃げ出すネズミ)

消滅寸前 (あるいは逃げ出すネズミ)

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/10/06 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/12 (水) 19:00

この作品は村の終わりにどう向かっていくかを考えようということから、最後は国レベルになる巨視的なベクトルの内容でしたが、私は個人的体験から自分の家の終焉にどうむかっていくかをあれこれ考えてしまいました。日本の田舎の限界集落の話におわらず、地球の終わり方、ウクライナ/ロシアの戦争の終わり方など、いろんなレベルでの思考に応用できる作品だと思いました。

ネタバレBOX

最後の最後に船ができて、皆で決意を決めて出帆するシーンがカッチョよかったです。
A・NUMBER

A・NUMBER

サンライズプロモーション東京

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/10/07 (金) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

日本ではあまりお目にかからない種類の脚本で僅か70分。それでいて一夜芝居である。
父(益岡徹)と息子(戸次重幸)だけの二人芝居。4歳のかわいい盛りに息子を亡くした父はクローンの息子を作成して、幸せに暮らしてきた。しかしその息子が成年に達しようとするとき、息子は同じクローンが20体以上作られたことを知ってしまう。父を難詰する息子のシーンから始まり、息子の知らなかった父母(母も亡くなっている)や兄弟の事情が明らかになってくる。未来SF系の設定になっているが、これは現代科学の先端の遺伝子工学の話題を好機とした家族論である。話題も事件も多岐にわたっていて面白い。
作者キリル・チャーチルは、半世紀前にはイギリスの若い女性劇作家としてもてはやされ、日本でも「クラウドナイン」や「トップガールズ」は何度も上演された。今で言えば、ルーシー・カークウッドのような勢いがあった。これは02年の作品、日本初演である。(作者は現在も存命のようだ)
ジェンダーを意識した作品を書いてきた作者だけに、舞台には女性が全く出てこない。舞台は、二人だけの対話で進んでいくが、その奥の一段高く置かれた黒のアルコーブには男女の様々の衣装の黒い顔の人形が階段状に五六体立てられている。ここの照明がいつの間にか微妙に変わるところ、ものすごくうまい。(演出・上村聡史・照明・沢田祐二)
中年のころ、ロンドンで仕事で知り合った知人に劇場へ連れていかれると、こういう手の新劇がよくかかっていた。サザンよりは一回り小さなほそい通りに面した劇場で市井の観客が芝居を楽しんでいた。友人、夫婦連れ合いで来る客も多く、きっと彼らは帰り道パブにでも寄って、芝居のあれこれをネタに知り合いの噂話を楽しんだのだろう。観客の成熟も基盤にしているような芝居だが、日本でも女性作家が頭角を現してきているのだから、早くこういう芝居を日本作家で見て見たいものだ。桑原裕子、瀬戸山美咲、詩森ろば、たのしみにしてますよ。

GOLD IN THE DUST

GOLD IN THE DUST

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 現代社会を覆う欝。無感情の常態化。その原因とは何か? どのように原因を特定するか? 原因が特定できたとして対処法は? ある大学の研究室で繰り広げられる科学的テーゼを分かり易く解説しつつ、人間のもう一つの知性発揮領域・人文的な領域にも切り込んだ今作。(追記後送)

ネタバレBOX

 開演時、ホリゾントには鯨幕が張られ板中央の壇上に棺桶。鯨幕の手前には椅子が数脚並べられているが観客から居並ぶ面々の姿が見えるように棺桶で隠れてしまう部分には置かれていない。読経が終わるとまもなく暗転。鯨幕、棺桶等が取り払われるとそこは大学のラボだ。因みにこのラボで進められてきた研究は現代のストレス社会の中で多くの人々を悩ませている欝の解明に寄与する可能性のある大変興味深い研究である。だが、その研究の中心を担ってきた研究者2名の内、1名が交通事故で亡くなってしまった。オープニングの葬式は亡くなったチームリーダー木村の葬式であった。而ももう1人の中心人物・斉藤は元々の欝がこの事故死を契機に悪化。イキナリ免職を願い出る。斉藤は、元医学部出身だが自身の欝が悪化して医学の道を諦めこのBSラボに移ってきた人物であり、木村とは相性も良く互いに切磋琢磨して欝症状も軽くなり日々研究に没頭してきただけにその反動が大きかったと見える。だが、ラボ室長・杉田は慰留を迫る。理由は、斉藤自身も自分の病を克服する為にこのラボに移って木村という素晴らしい研究仲間を得、親友になった木村も斉藤の病克服の為に奮闘してきたこの仕事を途中で投げ出すのか? との念が在った為だ。
きっとこれもリハーサル

きっとこれもリハーサル

エイベックス・エンタテインメント

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/09/29 (木) ~ 2022/10/13 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

このキャスティングで、お葬式モノで、演出が劇団MONOの土田英生さんとくれば面白くない訳がない…しかし(特に演劇には)絶対という事はない、などと思いながら向かいましたが、案の定めっちゃ面白かったです
お葬式(リハーサル)が醸し出す可笑し味に沢山笑って、結局ホロリとやられました。

言動のひとつひとつにまとわる石野真子さん特有の空気感、これが付加価値となってより魅力的な作品に仕上がっていたのは間違いなく まさにベストキャスティング。
鈴木福くんを見て「いや~、大きくなったなぁ~」という親戚みたいな感覚が湧き起ってくるのもある意味効果的。

タイトルを意味づける台詞をガッツリ任された役者さんの演技が素晴らしく、引き締まることこの上なし。
気持ちしっかり届きました。
(ネタバレに繋がるかもしれないので“役者さん”としておきました)

人魚姫

人魚姫

Sophia Modern Dancers

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2022/10/12 (水) ~ 2022/10/15 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても素晴らしい舞台でした!!
また観たい!!

あゆみ

あゆみ

果報プロデュース

すみだパークシアター倉(東京都)

2022/09/28 (水) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/09/29 (木) 14:00

演目として観るのは通算5回目なこともあり「あぁ、そうだった♪」や「これは新たな演出?それとも単に忘れていただけ?」などと思いながら存分に楽しむ。
また「あぁ、ここをこうしたのか!」や附加されたであろう部分にも得心。
そして「全員(ほぼ)全役」とも言うべき変幻自在の手法(演出と演技の賜物)で場を切れ目なく繋ぎ(エッシャーの「メタモルフォーゼ」を想起)時を隔ててもすぐにそのことと隔てた期間がワカるシカケが毎度ながら見事。
いやホント、この作品って折に触れ観たいな、いろんな演出(巧拙不問)で。そういえばけやき坂46(現・日向坂46)も4年前に赤澤ムックさん演出で演じたんだっけ、それも機会があれば観てみたいと思う。

足跡

足跡

さるしばい

萬劇場(東京都)

2022/10/06 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「明日の後で」観劇。商店街での映画撮影を軸にそこに集う人達の温かさを感じる作品。最初ドタバタしておりコメディ調ではあるが、伏線回収もあり、徐々に優しい物語に。ただ、展開が分かりやすいが為に読み易くもあり、登場人物も多い為、色々と詰め込みすぎたようにも感じてしまった。各エピソードがもっと深ければとも思えましたが、2時間に収めた起承転結がしっかりした舞台でした。舞台セットは実に見事で、公演後にバラすのが勿体ない位でした。

ソハ、福ノ倚ルトコロ

ソハ、福ノ倚ルトコロ

演劇集団円

吉祥寺シアター(東京都)

2022/10/07 (金) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

 『滝沢家の内乱』や『神遊(こころがよい)―馬琴と崋山―』などに続く、
『南総里見八犬伝』をめぐる、不屈の人、曲亭馬琴(滝沢興邦)と
その周りの人々を描いた評伝時代劇の力作(小説では、山田風太郎の
『八犬伝』等あり)。

 世の中の情勢がどうであろうと、作品を世に出すということが
どれほど手間暇のかかることか、当時の読本の制作過程と
不要不急のものといわれる昨今の演劇作品の制作過程とが
自然と重なってみえてくる。
 作品というのは、一人の力だけで世に出せるものではなく、
幾人もの人たちの手による協働作業の賜物である。

 劇本体に、『八犬伝』の原文での劇中劇(読本の強靭な2.5次元舞台)を
織り交ぜながら話が展開してゆく(このあたりの構成は、山田風太郎の
『八犬伝』のそれに近い)が、そのタイミングと構成バランスは絶妙で、
グリフラの『かっぽれ!』シリーズ作品でみせたあの鮮やかな転換を
彷彿とさせる。『八犬伝』を完結させてもなお尽きることのない創作
意欲溢れる戯作者魂、気概をみせる馬琴のラストシーンも前向きで心憎い。

 ちなみに、題名は、『八犬伝』第四輯巻之一第三十一回の
「いにしへの人いはずや、禍福は糾縄の如し、人間万事往くとして、…」
からきているとおもわれるが、おおもとは、
「禍は福の倚る所、福は禍の伏す所なり」。

みんな友だち

みんな友だち

こわっぱちゃん家

上野ストアハウス(東京都)

2022/09/29 (木) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

どちらの立場になっても、自分ならどうするのか考えてしまいました。
生前葬もアリですね!
良かったです!

ソハ、福ノ倚ルトコロ

ソハ、福ノ倚ルトコロ

演劇集団円

吉祥寺シアター(東京都)

2022/10/07 (金) ~ 2022/10/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

晩年、目を患って口述筆記で「南総里見八犬伝」を完成させた滝沢馬琴(佐々木睦)の家族、ことに夭折した息子の嫁みち(高橋理恵子)の奮闘記である。
この時代は馬琴のような大衆読み物をはじめ、浮世絵や評判記、芝居など、都市大衆文化の最初の興隆期で今までにも、浮世絵の画家の北斎、広重、写楽や出版元・蔦屋、作者でも山東京伝など、芝居にして立つキャラクターも多く、何度も舞台にも上がりテレビや映画の素材にもなった。どこか見たことがある、と言う既視感があるのは、今回は馬琴の日記をもとにして史実を追っているからでもあろう。円の総力戦の公演で、有力俳優はほとんど出ていて、文学座系であるだけに抽象セットであるにもかかわらず江戸爛熟期の雰囲気は言葉に出ている。佐々木睦、高橋理恵子はもとより、佐々木敏(北斎)、福井裕子(文盲の妻)、高林由紀子(みちの母)皆懐かしい俳優だが、脚本も含め、下町の言葉になっているのがいい。俳優の年月が生きている。若手では山本琴美(新米下女のむら)。
舞台はみちが口述を始めるところから完成まで、2時間半(休憩15分)にまとめているが、なくもがなの八犬伝の内容紹介や、登場人物、時代背景の説明など丁寧すぎてだれる。
キャラクターも物語も今どき、パワハラやジェンダー差別で指弾されることばかりだが、そういう歴史文化破壊の俗論に惑わされず、取り組んでいる。
芝居になりやすい時代と言えばこの後は明治の文明開化、大正リベラリズムの時代があるが、どちらも樋口一葉や伊藤野枝のような女性抜きでは成立しない。みちにも、劇的にはもっと個人に焦点の当て方があったと思うがどうだろうか。

仮名手本吉原恋心中

仮名手本吉原恋心中

ネコダマシ

ブディストホール(東京都)

2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/07 (金) 19:00

初見の団体である。といっても主宰(この作品の作・演出)の椿紅鼓は何回か舞台で観ている。東方守護-EAST GUARDIAN- (出演者全員が椿姓を名乗る団体だった!)の「天守物語綺譚」や「阿弖流為-ATERUI-」、数々の秀作を発表しながらも解散した芸術集団れんこんきすた「雲隠れシンフォニエッタ」あたりだが、実はもっともっと数多く彼女の作品を目にしている。手に取っただけで目を奪われる時代絵巻AsHのチラシ群をデザインしている京山琴佳というのは椿紅鼓の別名なのだ。

舞台装置は花魁ものの芝居でよく見るタイプで、特に目新しさはないものの、豪華な雰囲気は出ている。

シェイクスピア「ロミオとジュリエット」と近松の「曽根崎心中」にヒントを得た物語だとのことだったが、なるほどこの2作がうまくミックスされている。
「曽根崎心中」といえば増村保造監督、梶芽衣子・宇崎竜童主演の映画が秀逸なものだったが(私の邦画BEST5の1本だ)、そのテンポの良さをも感じさせる。
殊に目を見張ったのは、役者陣の所作。若い人が作る時代劇では役者の所作がなっていなくて幻滅することが多いが、この舞台では隅々にまで演出の目が行き届いている。

残念だったのは勘定吟味役・東上左次衛門が屋敷の外を出歩く時にも着流しだったことと、主人公・菊之介の衣装。傾奇者(かぶきもの)じゃないんだからあんな派手な衣装はないだろう。演じる小山蓮司が北区AKTとは異なる役柄を好演していただけに残念。
初花役の濵田茉莉奈は初々しさを感じさせるが、時代劇としての演技はイマイチか…。
ラストは初花が「お前の鞘はこの胸だ」と剣を胸に突き立てるのかと思ったが、さすがにそれはなかった(笑)。

演出の端々に東方守護、今でいえば呼華歌劇団のような感じがあったのは意図的なものか。

タイトルの「仮名手本」というのは「仮名手本忠臣蔵」にあやかったのだろうが、この作品中では特に意味はない。

NIGHT CLUB

NIGHT CLUB

品川親不知

西新宿ハーモニックホール(東京都)

2022/10/08 (土) ~ 2022/10/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/08 (土) 18:30

TBSテレビでは年に一度の「お笑いの日」&「キング・オブ・コント2022」を8時間生放送しているこの日、初めての劇場で、初見の団体のコント・ライブを観る。

まず劇場の大きさにびっくり。椅子も座り心地がいい。入口には関交協ハーモニックホールと表示されていたので、関東交通共済協同組合のホールだということか。
入場料2千円でこんな立派な劇場を使ってペイできるのかと他人事ながら心配になったが、この日は満席を予定しているというし(実際に終演後に確認したら、空席はほとんどなかった)、であれば入場料収入は1ステージで約30万円。舞台装置が簡素なコントであれば大丈夫か…。

1時間15分の間に6本のコントが上演されたが、いずれもヒネリがきいて面白い。
個人的には中学時代からの仲間の葬儀前の様子をモチーフにした5本目の「ぶっちゃけど ぶっちゃけど」が特に秀逸だった。

ヘアスプレー【9月17日~19日、10月29日~11月8日公演中止】

ヘアスプレー【9月17日~19日、10月29日~11月8日公演中止】

東宝

東京建物 Brillia HALL(東京都)

2022/09/17 (土) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/09/29 (木) 18:30

名作!
渡辺直美が渡辺直美っぽくなくて良かった。
祐さま(山口祐一郎)の母役、貴重でした。

出演者は問題無いのですが、劇場音響が悪いので、★はマイナス。
私の席は、音が割れて台詞が聞き取れなかった。

アルキメデスの大戦

アルキメデスの大戦

東宝

シアタークリエ(東京都)

2022/10/01 (土) ~ 2022/10/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

原作は『ドラゴン桜』で有名な三田紀房の漫画である。「ヤングマガジン」において2015年から連載中であり、単行本も29巻が出たばかりである。昭和8年から始まって今は昭和16年末の真珠湾攻撃直後であり、まだまだ終わる様子はない。

その超長編を映画では単行本の3巻くらいまでを取り出しかなり改編して、冒頭5分間の実写+CGによるド派手な戦艦大和の沈没シーンと最後の大和の就航シーンではさんでいる。アマゾンプライムビデオで『映画を早送りで観る人たち』になってチェックした限りではエンタメ映画である。

この舞台は映画をもとにしているが、もちろん大和の沈没シーンなんてその欠片も再現することはできない。それを逆手に取ったのかエンタメ性よりもメッセージ性に重きを置いた作りになっている。冒頭には代わりに大和が沈没したときに設計者に「これがあなたの望んだことか」と問い詰めるシーンを置いている。このシーンは最後にまた繰り返されて、この舞台の主題が反戦であることを鮮明にしている。また山本五十六がいかにも非戦論者のように振舞って主人公を欺いていることが映画より強調されているのもその流れだ。まあしかし、そんなところを丁寧に見て行ってもそもそもこのストーリーが丸ごと嘘八百なので深く考えずに「ああ、面白かった」で寝て起きたら忘れている、そんなところが正しい観劇態度なのだろう。それなら星4つ。

映画がもとになっているせいか場面転換のための暗転が多く、眠気を吹き飛ばすために結構派手な音楽が流される。ここは安易というかエンタメ方向。65分+25分休憩+90分

きっとこれもリハーサル

きっとこれもリハーサル

エイベックス・エンタテインメント

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/09/29 (木) ~ 2022/10/13 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これもリハーサルだったら良かったのに・・・

ネタバレBOX

お母さんがお父さんと子どもらを懸命にとりなそうとする様子を見て結末がわかってしまいました。自分がいなくなった後のことを考えての「お葬式のリハーサル」だったんですね。余命宣告をされたのに、一人で受け止めてその後のことを考えて「お葬式のリハーサル」と称して一芝居。最後まで家族のことを思うお母さん、真似できません。
アフタートークで言われていましたが、昭和感が漂う家族の姿でした。仕事一筋、家族が何を考えているか知ろうとしない頑固なお父さん、それを支えるしっかりしたお母さん。令和はまだ早いとして、平成の家族はどうなんでしょう。お父さんは家族の話を聞くようになっているのでしょうか。
エッサホイサ

エッサホイサ

劇団飛煌機

アートギャラリーフジハラ(大阪府)

2022/09/23 (金) ~ 2022/09/24 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

千秋楽観劇。
向うのマンションの管理人が…
6畳1間の住人とオカマと牛乳が…

旗揚げおめでとう🎊
芸大生3人ユニット、時々小ネタ交え、シュールな感じの劇に仕上がってた。
牛?とか奇抜で、笑えた。

ps.公式ツイートでは彼は幽閉されてた様で!
今更ながら、そうだったのか?と言う感じ。確かに色んな捉え方ができる公演だった。

ゾウとパンダと見えない虹のはなし

ゾウとパンダと見えない虹のはなし

タテヨコ企画

表現者工房(大阪府)

2022/09/23 (金) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

大阪公演初回観劇。
動物園の舞台裏、飼育員作業室を舞台に、真正面から動物達と向き合い、各々の思いに正直に真っ直ぐに人と向き合う、曲者揃いの群像劇。

ゾウとパンダと に心すり減らした人達を中心に、飼育員さんの苦労と情熱の物語、良かった。

路地裏の舞台にようこそ2022

路地裏の舞台にようこそ2022

一般社団法人アラヤシキ

[00]スパワールド ピロティ,[01]3U(マンション三友),[02]バクロ どやねんホテルズ,[03]ヤマト どやねんホテルズ,[04]喫茶コスモス,[05]成田屋,[06]ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎芸術大学(旧ココルーム),[07]日之出湯はなれ こいさん路地,[08]イチノジュウニのヨン(大阪府)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

市川まや×廣明輝一『牧神の午後』初回観劇。
まさか晴れて、綺麗な夕陽と共に拝見できるとは…

南海電車やカラスの鳴き声を交え、
尺八の音色と共に、静かで力強いダンスを拝見。

屋上芝居から、屋上でのダンス×尺八コラボを梯子。
風がとても気持ち良かった。
楽しめた。

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