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貴婦人の来訪

貴婦人の来訪

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

#秋山菜津子 #相島一之
#山野史人 #加藤佳男
#外山誠二 #福本伸一
#津田真澄 #田村真央
他(敬称略)
『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン、『ヴェニスの商人』のシャイロック、『藪原検校』の杉の市、ひいてはマリーアントワネットなどを思い起こした。市民による裁判や公開処刑には民衆の妬みを発端にする憎悪が膨れ上がる。人間の欲望は果てしない。自分に不利益があれば、或いは大きな利益を得るチャンスとあらば、そのうねりの遠心力は恐ろしく大きくなる。
過ちを犯した者の改心について考える。人生は取り返せないのか。
正義(その時代の世情)の側に暴挙があると危険で恐ろしい。
民衆の良心、秩序、道徳…それらは、貧しさと、チラつく豊かさへの誘惑によって、簡単に崩壊し人を裏切らせる。
恐怖が膨張し一線を越えれば、人は自らの命を絶つことも少なくない。それを自らによる己への判決とするのなら、他者は手を汚すことは無い。それを拒否し正義を振りかざす暴挙と対峙するなら、手を下す者たちの心にシミを残し疼きを与え続けるかもしれない。その者たちの手に残った感覚は、眠りを殺したマクベスの手に付いた血と同じかもしれない。

冒頭の軽薄さと、沈んでゆく後半の不穏な空気の不気味さ、そしてラストの秋山菜津子さんの美しさ、それらのギャップが終演後のカラダにまとわりついた。

四則演算

四則演算

ーヨドミー

中野スタジオあくとれ(東京都)

2021/07/15 (木) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/16 (金) 14:00

ほぼコントな二場に導かれて幕を開ける愛憎の果ての復讐劇。
最初は「どどど、どうしたんだ、作風変えたの!?(汗)」だったが次第に「いつもの調子」になり「後味の悪さが快感」なアンビバレントな幕切れは藤丸作品の真骨頂か?
で、終盤で既視感にとらわれる。「こういう事件、実際になかったか?」な錯覚のようでもあり、往年の鵺的作品に一脈通ずるようでもあり。そして妙に身近な感覚は人の業(ごう)を描いているからではないか?「あと一歩」のところで踏み外してしまう人の哀しさ・残念さたるや!

舞台・破天荒フェニックス〜いつだって始まっている〜

舞台・破天荒フェニックス〜いつだって始まっている〜

劇団TEAM-ODAC

シアターサンモール(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

実在するメガネチェーン店の実話で成り立ったストーリーというのが凄い。
企業の命運をかけて一気に駆け抜けていくコメディー版日曜劇場!?
しかも追い詰められるほどに笑いも増幅していくという
もう次々とトラブルが絶えないものだからあっという間に感じたけれど、2時間20分もあったのですね、道理での満腹、満足感!

まさに破天荒、大した社長だと思う。
でももし彼が身内だったら脳の血管がブチ切れて絶対倒れてます(笑)

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

藤原たまえプロデュース

シアター711(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/06/03 (金) 19:00

 突然いなくなった高校のダンス部の男性顧問について、高校からその顧問がいなくなって数日の部室で、ダンス部の女の子たちが話をしている場面があって、その後、いきなり高校のダンス部にかつて所属していた女子高生たちが30代になって、みんなで同窓会をするということで部室に集まって、現在の仕事の話や昔話に花を咲かせるが、そのうちかつてのダンス部の顧問の話になり、顧問がいなくなった理由や、ダンス部が取り止めになった理由、ダンス部部員のうち、ほとんどの部員がダンス部顧問の男を好きだったという衝撃的な事実、ダンス部を崩壊させてでも自分に振り向いてほしかった部員、その顧問に子供を産まされた挙げ句に、逃げられた元部員など、同窓会の和やかな雰囲気が、一気に修羅場と化していき、さらに現在は出版社で働く女性が実は心臓病でもう長くはないことも分かり、怒りや悲しみ、人間不信に、衝撃的な事実などが連続して展開する、舞台に不在の元ダンス部男性顧問を巡って、卑劣な戦いが次々に暴かれていく手に汗握り、先が読めないサスペンスに舞台に眼が釘付けになり、思わず息を殺して、五感全てを全集中して観ていた。
 それでいて、時々笑える場面もあって、適度に息を抜くことができて良かった。
 ただ、最後に、かつてダンス部の部員たちの心に亀裂を生じさせ、現在元ダンス部顧問と恋人同士という真犯人が意外な人物が、携帯で電話しているところを見つかるという終わり方が、衝撃的過ぎて、背筋が凍りつき、人間不信になるかもと本気で感じた。

 個性的な元ダンス部部員を演じた6人の役者が、それぞれの個性や持ち味を良い感じに出していて印象に残った。
 また、アイ役の藤原珠恵さんの、普段はしっかりしていて、みんなのまとめ役な雰囲気だが、いきなり感情が爆発してブチ切れる場面や、ストーカー行為な異常行動を無自覚にやっているという役どころを、肉体全体を使って、体当たりで演じられているのを観て、観ている私の側に迫真に迫ってくる感じが素晴らしかった。

ネオンの薬は喋らない

ネオンの薬は喋らない

人間嫌い

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/07 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

通常では考えにくい薬局の設定ですが、そこがおもしろいです。

ネタバレBOX

薬局の事務員とお花屋さんが、ところところで、全体のペースを整えるかのようにいいタイミングで登場してきて、ひきしまりましたね。全体がもやもやした感じで進行してくのですが、少しずつそれぞれの人の事情や関係性がわかっていくのは、痛快でした。
猩獸 -shoju-

猩獸 -shoju-

壱劇屋

ザ・ポケット(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/06/05 (日) 12:30

90分。休憩なし。

サラサーテの盤

サラサーテの盤

くじら企画

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観劇の日を楽しみに待っていました。大人の演劇ですね。1994年初演以降、再演されているそうですが、私は初めてで、年齢的に今がちょうど観るのによい時期だったのだと思います。また10年後くらいに再演お願いします。

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

藤原たまえプロデュース

シアター711(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

あれ、これお芝居じゃないのかな?と思う時もあるほどの自然なやりとりで、とても面白かったです。皆さん綺麗でダンスもガッツリで、すっかりファンになりました。

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

藤原たまえプロデュース

シアター711(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とっても面白かったです。この作品は初めて見ましたけど、藤原さんプロデュース、ほんとハズレないですね。台本どおりなのかわかりませんが、自然な会話、巧みな展開ほんと面白かった。ちょっと女友達って怖いと思ったけど…
すぐにまた、藤原さんプロデュースがありますよね。そっちも期待です

唐人お吉 外伝

唐人お吉 外伝

相州雅屋

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2022/06/02 (木) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ヤッパリ時代劇はいいですね。最高によかったです。
あらすじからだと、どうかなあと、正直思ったのですが、期待以上に本当に素晴らしかった。
差別されていじめられている場面は胸が痛みました。
お吉を演じている役者さん、華があって、ワーッと感激してしまった。
ラストは感動して涙があふれた。
帰り道も余韻に浸りながら、満足感のあるお芝居だったと、心から思った。
他の役者さんも、ひとりひとり味のある演技で本当によかったです。

BLOW & JOB

BLOW & JOB

劇団不労社

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

現代社会の問題をとても上手く表現。同族会社のあるあるや、固定観念や経験則に縛られているバカ上司、893との繋がり等々、日本企業には今も蔓延っている問題を提起していた。経営側に見て欲しい一作。

BLOW & JOB

BLOW & JOB

劇団不労社

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/04 (土) 14:00

いわゆるハラスメントを題材にした芝居だったが、とても心をえぐられる苦しい芝居だった。
色んな力関係を追っていくのに必死に見た。凄く面白いのだが、もう2度と見たいと思わない芝居だ。それだけ本にも役者にも力があるので、初めての人にはお勧めはできないが、こんな劇団もあって良いのだと帰宅の途で考えながら思った。

ネオンの薬は喋らない

ネオンの薬は喋らない

人間嫌い

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/07 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い…お薦め。
初見の劇団「人間嫌い」、劇団名とは真逆の人間を愛おしむような優しさがあり、心が温まる物語。ネオン街にある深夜営業の薬局を舞台に、そこに何となくやって来る人々との交流を通して、人の孤独・寂寥といった思いを癒すよう。薬では決して治せない、さり気ない心のケアが観る人の心に響く。

当日パンフに、主宰・岩井美菜子女史が「人間嫌いの問題作だと思っている。『共感』を武器に戦ってきた。今作は『共感しない』ことを主軸にしている。大きな挑戦」とある。その意図は、良い意味で裏切られ、大いに人間讃歌を謳っているようだ。劇団名と違って「好き」になった公演であり劇団である。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

客席はL字型で、英字の曲がった対角線上に舞台セット。少し高くした変形台の中央に薬局のカウンター、両側に薬剤が並ぶ棚がある。客席側に円柱型(上部の円周部分は電飾)の腰掛が点在している。全体的にオフホワイト、スタイリッシュな印象である。

物語は、ネオン街にある深夜薬局「LUNA」が舞台。この店は19時から翌朝5時まで営業しており、利用客のほとんどが深夜勤務者。店主・水瀬(芦田千織サン)は、薬の販売だけではなく諸々の話し相手になっている。その彼女が交通事故で全治三か月の重傷を負う。仮店主として後輩の前澤(河村慎也サン)がくる。薬剤師の資格はあるが、前職が麻薬取締官でコミュニケーションは苦手のよう。今までの仕事と勝手が違い戸惑う前澤、一方、水瀬との会話で癒されていた常連客?の不安、その両方の気持がどう展開していくのか。序盤のうちに興味を惹かせる巧さ。物語の狂言回しで、事務員・なるみ(高坂美羽サン)は、コミュニケーションもあり上手く立ち回る。前澤は なるみ に𠮟咤激励されながら、何とか仮店主を務めている。

登場人物は、夜の街で勤める女性たち…ラウンジ嬢・かれん(藤崎朱香サン)は、職場内での禁断の恋に悩む。キャバ嬢・トモ(岩井美菜子サン)は、かれんの友人で、仕事の頑張り過ぎで円形脱毛症に悩む。保育士・平石(青山美穂サン)は、深夜の保育園勤務。人手不足・忙しくてトイレに行けず膀胱炎で悩む。かれんの妹・モカ(樋口双葉サン)は、姉の帰りを待って街を歩く。金髪、セーラー服にルーズソックスという姿は、一見不良少女のよう。深夜見回りをするNPO法人「トラブルブルー」の下園(飯野くちばしサン)は、モカに声掛けするが…。それぞれが抱えた問題や悩みを、薬局「LUNA」を介して点描していく。全てが解決する訳ではなく、薬の処方箋もあれば話を聞くだけといった寄り添った対応が、スッーと心に沁み込んでくる。

薬局の近くにある 花屋の柳(川勾みちサン)は対人恐怖症、それでも薬局では話が出来る。唯一会話が出来る場所のようだ。夜働く女性たちの悩みを聞くことは、同時に前澤も心の触れ合いが大切だと気付くことになる。前澤の悩みは、前職が関係しているのか、相手が自分の顔が怖いと思い込んでおり、コミュ二ケーションが苦手だったよう。それが、いつの間にか”マーくん”と親しみを込めて呼んでもらえる、そんな成長した姿も描く。

キャストは、個性豊かで癖のある人物像を見事に立ち上げている。ネオン街という煌びやかな光景とは逆に、人の心は荒んでいる。何となく殺伐とした風景に温かみを漂わす。しっかりした人間関係が在るわけではないが、その場所「LUNA」を通じて緩やかに関わり合う。人情とは少し違うが、それでも人を思い遣る心が感じられる。舞台セットと相まって、マーくんがモカに傘をかざすシーンは抒情的で美しい。演出も上手い。
岩井さんは「共感を放棄しても、客席と繋がることができるでしょうか?」と問い掛けているが、十分楽しんで観ることができた。いいお芝居という妙薬効果かなぁ。
次回公演も楽しみにしております。
貴婦人の来訪

貴婦人の来訪

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

リアリズム劇ではなく、寓話である。大金持ちの夫人が町に10兆の金を寄付する条件として、30年前?自分を裏切った恋人の男を殺せと要求する。うち5兆は町民に分配するという。人口1万なら一人5億? この突飛と言えば突飛な、単純と言えば単純な芝居が何度も上演され、何度も(各国で)映画化されるのはなぜか? おそらく様々な解釈を生み出すからだろう。

金の誘惑に負けていく人々の弱さ、金のためではなく正義のためだと自己弁護する卑小さ、家族も父を見捨てる薄情さ、あるいは大金持ちになびく事大主義。そうみると、井上ひさしの「11匹のネコ」の最後に殺されるにゃん太郎の悲劇に通じる。また、富豪の女が、義足と義手の傷だらけの存在であるところに、強者と弱者の、健常者と障害者の、加害者と被害者の両義性を見ることもできる。
わたしがいちばんあざやかに感じたのは、富豪の女性のかつての恋人への愛。それはヨカナーンの首を望んだサロメの愛に通じる。

終始一貫、秋山菜津子のド派手なキャラクターに圧倒された。「殺されたーって死なないわ/殺されたーって、殺されたーって、し、な、な、い、わ」のテーマソングは、秋山さんが作ったというから驚き。富豪の従者たちのシンボルカラー黄色がド派手。芝居が進むにつれ、町民の服装もどんどん黄色に変わっていく演出も分かりやすかった。新劇から若手劇団まで老若取り混ぜたアンサンブルも、なかなか見られないだけに興味深かった。 3時間(1・2幕:90分 休憩:15分 3幕:75分).

ネタバレBOX

男の処刑を要求しながら、後半、秋山菜津子の男への堂々たる愛の言葉に驚いた。処刑前夜の男に語った、地中海を見下ろす丘の上の霊廟の美しい光景、棺の死んだ男に頬寄せる倒錯した愛。
最後は男を処刑した後、出演者全員の歌で締めくくるとは、人を食ったエンディングである。最後まで非リアリズムで通した。
奇跡の人

奇跡の人

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2022/05/18 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしいの一言。「ウォーター」で遂に言葉をつかむラストは知っているのに、実際その場面を目の当たりにして涙が止まらなかった。平祐奈さんの、渾身の演技に拍手。
初日のヘレンのカギ隠しのいたずら、食事のマナーをめぐって等等、アニーとヘレンの格闘がどこか可愛げがあるのは、やはりヘレンが子供だから。もっと深刻に救いもなくやることもできるが、子どもの現実からはずれるだろう。

高畑充希も素晴らしかった。かつては大竹しのぶの当たり役だったが、高畑は若い分サリバンに近いメリットがある。一途さと一種の無鉄砲さと一抹の不安と、つらい生い立ちの影と、そして最後はとにかく「あきらめない」強さと、すべてを体現していた。(ちなみに30年前、大竹しのぶと荻野目慶子の日生劇場での舞台を見たが、すっかり忘れてしまった。今日は全く先の分からない、初見のような新鮮さだった。)
村川絵梨も大好きな女優さんである。いつもはおてんば的な役が多いが、今回は上流家庭のマダム。スッとした立ち居振る舞いに自然な気品があってよかった。

と、こう見てくるとこの芝居は女で持っている。では男はというと、実は父と子のドラマがサブストーリーになって幅を広げている。強い父とふがいない息子という「セールスマンの死」からジェームズ・ディーン、「スター・ウォーズ」まで繰り返し描かれるアメリカ的主題だ。

アニー・サリバンがハウ博士の報告という「バイブル」に従って実践しているというのは、知らなかった。実際にハウは盲ろうあの女性に言葉を獲得させた実例が先にあったと、プログラムで知った。ただの一生けん命の成果でなく、先人の残した「バイブル」をよりどころにした科学的「奇跡」。

思うのだが、思想の創設者とその継承・実践者の関係は、論語、キリスト教からマルクス主義まで普遍的なものだ。演劇という「メディア」そのものが、作者の思想を俳優という実践者が演じて、観客に伝える構造を持っている。「奇跡の人」もアニー・サリバンという「メディア(仲介者)」の重要性を実証している。(最近、演劇の「メディア」性を考えていたので、自己流の突飛な感想ですいません)

パスキュア

パスキュア

GROUP THEATRE

浅草九劇(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本が良くできている。こういう芝居を見ると、人の生と死についてあらためて考えてみたくなる。演出も兼ねる梶原氏の演技が出色。
タイトルがピンと来ないが・・・。

ネオンの薬は喋らない

ネオンの薬は喋らない

人間嫌い

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/07 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/04 (土)

価格4,000円

4日19時開演回を拝見。

個人的には、まず何より
モデルであろうニュクス薬局のご主人に容姿を似せた?!
河村慎也さんにニタニタ
前回公演「24歳のフォーチュン!ウェディング」からの続投組
樋口双葉さん・青山美穂さん・川勾みちさんの活躍にニコニコ
な105分だった。

内容は、交通事故による3か月の入院のため、不在の店主に代わって、深夜薬局「LUNA」の運営を任された後輩の男性薬剤師・前澤と、繁華街らしい様々な事情を抱えた来店者たちとの交流のスケッチ。
だが、単なるスケッチにとどまらず、主宰・岩井美菜子さんのホンは、前澤や薬局の事務員・なるみとのやり取りを通して、来店者個々のキャラをくっきりと浮き上がらせていた。
結果、従来作品からも感じられた、観客の気持ちをつかんで離さない”握力”が、今回、一層強くなり、とても見応えのある作品に仕上がったなぁと感心しきり。

ホテル・ミラクル6での「ビッチの品格」が気に入って、「フォーチュン!ウェディング」「24歳のフォーチュン!ウェディング」、そして本作と、自分が観て来た岩井さんの作品の中では、「ネオンの薬は喋らない」、ベストの出来だと思われる。

ネタバレBOX

【配役】
前澤(深夜薬局「LUNA」の仮店主。水瀬の後輩。癖のある来店者たちに初めは翻弄されるも、次第に…)
…河村慎也さん
なるみ(本作の狂言回しも勤める「LUNA」の事務員。コミュ力旺盛・立ち回りも上手いが、後に、その素顔を下園に明かされる)
…高坂美羽さん
水瀬(来店者たちからの人望が厚い、本来の「LUNA」の店主)
…芦田千織(あしだ・ちおり)さん
モカ(姉かれんが仕事を終えるまで、夜の街を漂っていた、セーラー服にルーズソックスの少女)
…樋口双葉さん
かれん(モカの姉。ラウンジ嬢。不倫かつ風紀※な恋に、やがて翻弄されていく)
…藤崎朱香(ふじさき・あやか)さん
トモ(かれんの友人。キャバ嬢の仕事に気持ちを入れ過ぎて、ストレスから円形脱毛症にかかる)
…岩井美菜子さん
平石(夜の女たちの子供を預かる、深夜保育所の保育士。人手が足りずトイレを我慢しているうちに膀胱炎に)
…青山美穂さん
下園(NPO法人「ライトブルー」に勤める野球ファン。以前、なるみと同じ職場にいた)
…飯野くちばしさん
柳(「LUNA」近くの花屋さん。対人恐怖症に悩む)
…川勾みちさん

※風紀とは、お店のキャストと男性スタッフが恋愛関係になること。キャバクラ業界最大のタブー。
愉快痛快ってもんよ、ううん、なんでもないわ

愉快痛快ってもんよ、ううん、なんでもないわ

松永企画

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2022/06/04 (土) ~ 2022/06/04 (土)公演終了

満足度★★

題名と演劇の内容がどう絡んでいるのか…。拳銃も割り箸鉄砲だし(割り箸鉄砲が何か意味あるのかは…)、もう一度観ても、よくわからないところが、解消できるとは…。演技はそれなりだったけど、ストーリーが…😓

罪人こぞりて

罪人こぞりて

座・一座

MOVE FACTORY(大阪府)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/04 (土)公演終了

満足度★★

裁判を三人で役を変えながら進めていく。観客に答えを求める形で、今まででにない試みとは思いますが、えー😱って感じ。だから感が強く、何を訴えたいのかは…。

唐人お吉 外伝

唐人お吉 外伝

相州雅屋

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2022/06/02 (木) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

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