最新の観てきた!クチコミ一覧

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6月のトリレンマ

6月のトリレンマ

三栄町LIVE

三栄町LIVE STAGE(東京都)

2022/06/09 (木) ~ 2022/06/21 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Play omunibus 旗揚げ公演。
両班それぞれの色があってどちらも素敵な作品になってるし、同じ班でも毎回違うから何度観ても新しい気持ちで観れる作品です。
終わり方のエグさは最高です!!!

遥かなるミドルガルズ2022

遥かなるミドルガルズ2022

朝倉薫プロデュース・ガールズハイパーミュージカル

シアターブラッツ(東京都)

2022/04/05 (火) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

表層は明るく楽しい異世界転送冒険モノであるが、ポップな色調を見せつつ物語は重厚に進む。

2つの世界で、残された者、飛ばされた者がそれぞれの立場で、やるせない運命に抗おうとする戦い。まさに命をかけて抵抗する姿に心打たれました。

歌唱とダンスが、とても良い。音楽にのせて歌い上げる感情の吐露は、普通の台詞以上に心に届くのだなと知りました。

永野希さんの、心根は同じくするも両極端な2役の演じ分けは見事。なんと丁寧で、大胆な芝居だったろうか。素晴らしかった。

グリーン・マーダー・ケース×ビショップ・マーダー・ケース

グリーン・マーダー・ケース×ビショップ・マーダー・ケース

Mo’xtra Produce

吉祥寺シアター(東京都)

2022/05/13 (金) ~ 2022/05/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『グリーン・マーダー・ケース』のみ拝見。

5年前の初演を観たとき、もっと大きい劇場も似合うだろうと友人と話した。今回、天井の高い吉祥寺シアターの空間が虚構性の高い芝居によくハマっていた。それぞれ歪みや過去を抱える登場人物たちの描き出す濃密な物語がじんわりと切なく胸に響いた。

ベランダ

ベランダ

サスペンデッズ

雑遊(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/16 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

どうしようもない男たち(と女たち)によるシチュエーションコメディに、マスクの下で終始ニヤッとしてしまう。よく練られた戯曲とテンポのいい演出、手練れ揃いの役者陣が個性の強い登場人物たちを生き生きと演じて、あっという間の約100分だった。

花柄八景

花柄八景

Mrs.fictions

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

近未来の日本で、ネット上の電脳落語に押され、人が語る落語が衰退していく中、諦念にも似た希望を語る師匠と奇妙な弟子たちとのおかしくも切ないやり取り。劇中に登場する近未来の古典落語(?)や弟子たちの強烈なキャラクターなど遊び心も満載。
観終わってじんわりと温かい物が胸に残る。自分にとって大切な作品がまたひとつ増えた気がした。

瀬沼さんのことを何も知らない

瀬沼さんのことを何も知らない

ライオン・パーマ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても楽しかったです。相変わらずのジェットコースター気分。テンポよく上品でセンス抜群の笑いと感動。あっという間の2時間10分でした。瀬沼さんも町の人達も優しくてステキでした。ありがとう。また次回も楽しみにしています。

『器』/『薬をもらいにいく薬』

『器』/『薬をもらいにいく薬』

いいへんじ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

器、観劇。凍死。冷房地獄極寒の地で気が遠くなる中、波多野伶奈の可愛いさだけが記憶にあるのだが、あれは幻だったのかもしれない。

おずわるど

おずわるど

東京ノ温度

小劇場B1(東京都)

2022/06/11 (土) ~ 2022/06/15 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/12 (日)

価格4,500円

12日13時開演回(110分)を拝見。

頭のネジが何本か弾け跳んだような、あまりにも奇想天外・しっちゃかめっちゃかな筋立て。
とりわけ、時折、唐突に舞台に現れる「パッチワーク娘」のシュールさは特筆モノ!
というわけで、120分弱の上演時間中、何度も何度も爆笑させてもらった。感謝!

ネタバレBOX

【配役】
西野ゆきこ…鵜川もえかさん
西野藍子(母。実は”西の魔女”)…稲葉貴子さん(わぁ~、久しぶりに拝見した!)
ドロシー…辻美優(つじ・みゆう)さん
グリンダ(北の”良い”魔女のはずが…)…諸塚香奈実さん
オズマ姫(オズランドの支配者、のはずが…)…橋本愛奈さん(ことのはbox『ムーランルージュ』篠原美雪役の方)
ビリーナ(鳥)…宇塚彩子(うずか・あやこ)さん
殿様パンプキン(終盤、ある秘密が明らかになる)…本多一生(ほんだ・かずお)さん
カボチャアタマ(殿様の部下)…川﨑志馬さん
エムおばさん(ドロシーの育ての親だが、実は正体は…)…角田佳代さん
パッチワーク娘(本作品における”飛び道具”キャラ)…瀬川美紅さん
ニック(遠隔操作で”ターミネーター”モードに!)…大地翔護さん
かかし…柿原裕人さん
かかしジュニア…中尾茅珠(なかお・ちず)さん
カエル男卿(オズマ姫の家来)…菅野翔馬さん
ウージィ卿(オズマ姫の家来)…岩元博希さん
オズ…川島広輝さん
国産本マグロ式活弁公演「ろみじゅり!!」

国産本マグロ式活弁公演「ろみじゅり!!」

国産本マグロ

STUDIO MATATU(東京都)

2022/06/10 (金) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演者2人、弁士2人でラストまで全力で頑張ってます。話も分かりやすくラスト・・・いいです!
客層がいつも見ている劇場とは違って若い女性が8割強でビックリ!

バロック【再演】

バロック【再演】

鵺的(ぬえてき)

ザ・スズナリ(東京都)

2022/06/09 (木) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/06/11 (土) 11:00

初演も観てて、再演も壮大なホラー劇だが、私のテイストではない。(2分押し)117分(機材トラブルによる中断9分を除く)。
 地方の洋館を舞台に「呪われた」家族とその周辺の人々が体験する不思議な物語で、壮大な物語を雷鳴を思わせる大音量と光で展開する。筋が通った話ではなくて、なんか不思議、という展開で、ちょっと私のテイストではない。ラストシーンなど、かなり笑える場面だと思うのだが、それまでの展開の壮絶さで笑えないというのも、ちょっと残念だなぁ
 この日は70分ほど経過したところで、機材トラブルで中断を余儀なくされて、9分ほど中断したが、再開後に緊張感を維持できる役者陣は見事だと思う。

Naufrágio 出雲阿國航海記

Naufrágio 出雲阿國航海記

水族館劇場

臨済宗建長寺派 宗禅寺 第二駐車場 特設野外儛臺 天飈の鹿砦(東京都)

2022/05/19 (木) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

主宰の執筆事情で初日がズレ込んだ。お陰で観に行けた。
役者いじりの台詞と、詩的言語を媒介に時空を旅し、喫緊のテーマと歴史の因果を紐解く作風は健在。野郎共(女優も含め)の殆ど手ぶらで裸同然の演技と舞台が目指す高邁さとのギャップも水族館ならでは、相変わらずであった。
主宰が世代交代するという。桃山邑氏の筆による最後の舞台という。アングラ精神(テント公演はレジスタンスなエンタメ)を最も体現してきた(私はそう思う)水族館劇場の今後を見守る所存。

レディカンヴァセイション(リライト)

レディカンヴァセイション(リライト)

プロトテアトル

AI・HALL(兵庫県)

2022/06/11 (土) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

閉じ込められた暗闇の中なので、演者さん同士が目を合わせることもほとんどなく、ひたすら会話を聴いて、途中ややしんどくなったりもしたのですが、そんな状況で人が少しずつつながっていく様子に感動しました。

『器』/『薬をもらいにいく薬』

『器』/『薬をもらいにいく薬』

いいへんじ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/06/11 (土) 14:00

『薬をもらいにいく薬』を観た。素晴らしい\(^_^)/~~。103分。
 不安障害を抱える女性ハヤママミ(タナカエミ)がバイト仲間のワタナベリュウヘイ(遠藤雄斗)の力を借りて出かけるのだが…、の物語。不安になるんじゃないか、という不安を抱える、というのが、とても良く分かる形で展開される。よくよく考えてみると、この作家はセリフの選択が本当に素晴らしく、普通に会話しているようで見事にテキストを使い分けている。軸になるタナカの演技も見事だが、それを助ける遠藤も見事に演じてる。
 タナカは、くによし組、劇団スポーツ、いいへんじ、と3作続けて観ているのだが、それぞれ異なるキャラクターを巧みに演じて、底力のある人だと改めて思った。

瀬沼さんのことを何も知らない

瀬沼さんのことを何も知らない

ライオン・パーマ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです!
台詞の面白さや間、役者さんの表情とか、何とも言えない面白さが絶妙で、ずっと口元が緩んでいました。
ストーリーは謎めいていて、どんな展開になるのか、どんどん惹き込まれました。
ふんわりした笑いの中に、切なさとか愛とか沢山詰まった優しい舞台でした。
病みつきになるような不思議な雰囲気を持っている舞台です。
自分にはド嵌りで、大満足でした。

国産本マグロ式活弁公演「ろみじゅり!!」

国産本マグロ式活弁公演「ろみじゅり!!」

国産本マグロ

STUDIO MATATU(東京都)

2022/06/10 (金) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めて拝見させていただきましたが、役者が台詞を言わず活弁で見せる。とても面白かったです。生演奏で元気一杯で良かったです。内容も良いですね。何役もこなした役者さんも最高でしたよ。

桃の漢

桃の漢

Project JUVENILE

浅草九劇(東京都)

2022/06/09 (木) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とにかく面白い!
これぞ、少年ジャンプの世界観でリメイクした桃太郎(私見)

友情!努力!勝利!に追加して、たっぷりの笑い🤣ドン❗️

キャラの個性もたちまくりで、
鬼の大将→ジョニーデップかよ!
おばあさん→小杉が出てきたと思ったら、え?

次回作も観に行こう!

高島嘉右衛門列伝3

高島嘉右衛門列伝3

THE REDFACE

横浜関内ホール(神奈川県)

2022/06/10 (金) ~ 2022/06/11 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

6/11 13:00〜 観劇してきました
幕末から大政奉還、明治初頭。維新の英雄達とそれを横浜から支えた男の物語。

演者全員ビンビンに声でてますね!(飯野さん、かわいい)

榊原利彦さんが最後に話されていましたが、
会場が大きくなると、詰め込まない演技の方が観客には聞き取りやすい、と。
なるほど、参考になりました。

次回お楽しみに!で終幕。

Re:ビドー

Re:ビドー

早稲田大学演劇研究会

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2022/06/10 (金) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/11 (土) 18:00

75分。休憩なし。

ノートルダムの鐘【1月6日~8日公演中止】

ノートルダムの鐘【1月6日~8日公演中止】

劇団四季

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2022/05/21 (土) ~ 2022/08/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/06/10 (金) 13:30

165分。休憩20分を含む。

最後の炎

最後の炎

シヅマ

SPACE EDGE(東京都)

2022/05/27 (金) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ドイツの女性劇作家デーア・ローアー作品は劇団TEEがしばしば訳出・上演していたが未見。(観た人から感想を聞いて晦渋な印象があったので・・。子供向けに書かれた最近の上演は観劇したがこれは面白かった。)

立ち上げ当初から注目していた(自分への)義理で内容不詳の舞台を観に行った。間近になって「あのデーア・ローアー」と気づき一瞬怯んだのだが、逆に期待するこのグループを通して未知の劇作家を発見できるのでは・・と久々のSpaceEdgeにわくわく足を運んだ。

この小屋の内部をこう設えたか、と目をパチクリ。漂白色の段ボールを剥いだ裏側(デコボコした)を、横長の階段式客席と、同じ階段式の演技スペースにまで敷き詰め、かなりセンスを感じさせたファーストインプレッションは開幕以後も続いた。
確かに手の込んだ戯曲という感触であるが、目立てが的確で俳優の立ち居に清冽さがあり、陰と陽、静と動の緩急が絶妙(出来の良い弟子のように作家の狙いをハイレベルで具現している)。
休憩を挟んで2時間50分程だったか(少々記憶に自信ないが2.5~3時間の間)。終盤にややきつい時間があるが、幕までに十分に回収してドラマの全体像を観客にしっかと受け渡す。役者皆がこの作品と作品の根底に流れるものへの奉仕者に徹し、共有していると信じられる事は、演劇の可能性(大胆に敷衍すれば人間・社会の可能性)を信じたい者にとってどれほど勇気づけられるかという話であるが、この劇作家が広く評価されている(と聞いた)本質に通じる所だろうか。。(判らんが)

この作品の風景が日本では見られないものとして迫ってきた理由には、戦争責任への向き合い方における彼我の差が連想される。戦後ドイツがナチス時代のホロコーストに対峙し、「償い」の姿勢を示し続けて来た内省的なあり方には、やはりキリスト教が介在しているに違いないが、単純比較で日本の戦後の「加害への向き合い方」が浅薄であった事は「人間をジャッジする」(神的・超越的な)存在の不在が大きいのだろう。
「正しく苦しむ」(真の癒しを得るため)道が開かれている社会と、利得感情(自分の、だけでなく周囲のため、が混入するから絶望的にややこしくなる)に従って「嘘」をつき続けなければならず、癒される事のない社会との差、と表現する事もできるだろう。だが、この「向き合い」には当然、多大な苦痛が伴う。その風景が、この作品では描かれている。だがその苦痛を避けずに持ち、何から生じる苦痛であるのかを直視し、もがきながらその先を見通し進んで行く姿も作者は描く。

ある不幸な交通事故(死んだのは子供)が起きる。一人息子を亡くした夫婦と、認知症化した祖母(孫がまだ生きていると信じている)、事故を起こした青年(不遇な生まれだがボルタリング選手の夢を見出すも躓き、薬物依存となった)、その車を追跡し事故のきっかけを作った事に悩む女性警察官、そして事故を目の前で目撃した帰還兵(戦争体験からのPTSDに悩む)・・彼ら全員に共通するのは、それぞれの形ではあるが「罪責感」と向き合わざるを得ない「現在」を生き、逃げようがなく「苦痛」である事だ。
他の登場人物として、事故を起こした青年と同居していた親友(事故以来青年が部屋にこもり、部屋に入れなくなった)、息子を亡くした夫(教員)が一目惚れした元美術教員の女性がある。その女性と特殊な関係を持つ事となるのは女性警察官。

ドイツ社会でもこの作品の人間ドラマは「理想」なのかも。子供の事故死に連なる己の「責任」は、己の行動が己の責任においてなされている前提なくして発生しない。日本では己一人の責任において行動を決する意識が希薄、そもそもそのような行動自体が奨励されない。「周囲を見て」「皆がやってるから」する行動が大部分を占めているため、戦争を起こした軍部と同じく、制度的には自由社会、公共の福祉に反しない限りの自由と権利が与えられていても、行動の根拠そのものは「己」ではなく「全体」「周囲」にある。その意味での責任概念は時代が下るほどに希薄になり(自己責任論は深まったが)、その代り「管理」への要請と依存が高まった。
己の責任で行動するからその結果に対し己の責任を痛感する。女性警察官に象徴されるが、彼女は事故を発生させた張本人だと自分を認識しており、しかし法律が裁くのは青年である事を知っている。罪と処遇の乖離が彼女を分裂させ、彷徨が始まる。この苦しみは(法違反ではなく根本的な意味での)「罪」の自覚からしか生じない。
日本では集団規範(縛り)が罪意識の源であると感じる。社会を生きるには他者が必要で、それは一つの集団だと捉えられている(共同幻想)。日本の民主主義は個人の考えを言う事ではなく、集団として進もうとしている方向に「協力する」事で実現すると感覚レベルで理解されている。それは手段であり、目的は「民のため」だから民主主義という事なわけである。
彼我の違いを考えながら、人生が「変わる」事が可能でドラスティックな可能性を秘めていると感じる事のできる社会はどちらか、という事を思う。

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