高円寺が踊る
東京高円寺阿波おどり演劇公演
座・高円寺1(東京都)
2022/10/13 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/10/13 (木)
まずこれを無料で観ること出来て、ありがたいなぁ!と思いました。
令和4年度「区制施行90周年」の記念行事の一つでもあるとのこと。
高円寺の阿波おどりがここまで有名になるまでのきっかけとか、商店街の方々の意気込みとか面白く観ることが出来ました。
3世代にわたるごく普通の生活のなか阿波おどりの根が張っていく様子が見えました。
またここ3年は新型コロナウィルスの影響で開催できていないということ、でもみんなはいつでも踊れるように稽古をしている。
その様子をラストの踊りで観ることができてそれにも嬉しく思いました。
アルキメデスの大戦
東宝
シアタークリエ(東京都)
2022/10/01 (土) ~ 2022/10/17 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/08 (土)
劇団チョコレートケーキの日澤&古川作品なのでとても楽しみにしていました。
チケット取ること出来て良かったです。
静と動がはっきりしていて、集中して観ることが出来ました。
主役櫂直役の鈴木拡樹さんと田中正二郎訳の宮崎秋人さんとのコンビもすごく見ごたえありました。
大里社長役の岡本篤さんが良い味出していました!!
女の一生
松竹
新橋演舞場(東京都)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
森田涼花さん出演。
新橋演舞場という大きなところ、座敷席は14,000円するそうですが、3階B席はなんとたったの3,000円。パンフレットはとても立派なB5のもので、1,300円。コロナ禍になって舞台の価格がかなり上昇している中、破格すぎてびっくりです。
というわけで3,000円の席から観劇しました。もちろん遠いので表情まではよく見えませんが、演目が素晴らしくて、大満足でした。
30歳になられた森田さんですが、やっぱりというか、演じる役はずっと若く、おそらく10代でしょう。もちろん何の違和感もなく。さすがです。
※後日、とある配信で19歳の役と発言されてました。
日本人のへそ
虚構の劇団
座・高円寺1(東京都)
2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
井上ひさしの破格の戯曲を、賑やかな弾けた芝居として見事に成功させた。この戯曲前半は歌とコントとストリップショーの数珠繋ぎで、意外と隙間があって、下手をすると隙間風が入ってきて熱量を下げてしまう。今回はそこを映像と照明とテンポでうまく埋めて、軽やかに見せた。ヘレン天津(小野川晶)の「転々の変転」は、元は合唱隊と教授の歌だけなのに、紙人形芝居の演出で楽しめた。冒頭の「あいうえ王」の吃音矯正セリフや、教授の長セリフも奥の壁に映像や、キーワードを映した。井上ひさしの言葉の芸術を、耳で聞く聴覚だけでなく、視覚化もして観客が飽きずに楽しめるようにした。そういう工夫が随所にあった。カットもうまく施して、長さを感じさせない。前半1時間40分、休憩15分、後半45分。計3時間10分。
何と言っても殊勲賞はストリッパーを演じた女優陣。胸から腰から見事な曲線美と、シェイプアップしたおへそで、見惚れてしまった。しかもたくましい。堂々としたお色気サービスで、安心して見ていられる。特に小野田晶は、セーラー服のおぼこ娘から、成熟したストリッパーに見事な変身で感心した。セーラー服時代は黒髪のカツラを被っていたかな。それも大きい変化。胸も急に大きくなったように見えたのは不思議。おそらく衣装のせいだろう。
コメディアンのチャンバラコントも井上ひさしの戯曲からは離れて、自由に創作。いくら切られても死なないギャグなど、二人の刀の掛け合いが素直に笑えた。。
音楽も良かった。担当は河野丈洋。服部公一、宇野誠一郎の先人のいいところは残しつつ、うまい具合にリニューアル、アップデイトしていた。「10人のコメディアン」は「10人のインディアン」が元なのであまり変わらない。しかし、岩手の農民たちの歌は、メジャーとマイナーの転調を使った、結構聴かせる歌にしていたし、ストリッパーたちの立ち上がる歌も良かった。「日本のボス」だけは、ピアノ以外のドラムや管楽器も入れて派手なアレンジで、非常に盛り上がった。
後半のレズビアン、ゲイとオネエのコント、推理劇風の犯人探しも淀みなく、どんでん返しが綺麗に決まった。劇場は平日の夜なのにほぼ満席。下ネタ満載のお下劣なセリフがポンポン弾けて、げんきになる芝居だった。
SessionYoshiya・語り
かわせみ座
プーク人形劇場(東京都)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/22 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/10/21 (金) 19:00
私は、10月21日(金)に観に行ったが、アーティスト性が強い人形劇団のかわせみ座の山本由也さんと、詩人で多才な谷川俊太郎の息子でピアノ、作曲を手掛ける多忙な谷川賢作さん、現代詩をうたうバンド“DiVa”のボーカルの高瀬麻里子さん、ベースの大坪寛彦さんという豪華アーティストとの夢のようなコラボレーションを、プーク人形劇場という人形劇専門の本当に小さな小屋で間近で観て、聴けたことに感激した。
かわせみ座の由也さんは、谷川賢作さんの父谷川俊太郎の詩やまどみちおの童謡、中原中也の詩、その他子ども向けの童謡や子守唄、子ども向けの物語詩などの内容や雰囲気に合わせて、その都度、手作り感溢れ温かみのある童女のマリオネットや現代風な少女のマリオネット、美しい日本か中国とかの女神風なマリオネット、ユニークで味がある鬼のマリオネット、怪しげな老婆のマリオネット、眼が爛々と輝き不気味で、観たものを恐怖のドン底に陥れる感じのマリオネット、クマのぬいぐるみの形をしたマリオネット、木馬の形をしたマリオネットなどを選び出し、巧みに操り、器用に踊らせたりとダイナミックな動きをさせ、谷川賢作さんや高瀬麻里子さん、大坪寛彦さんと共演しつつも、お互いに目立ち過ぎず、バランスがよく取れていて、程よい絡み合い方に、ここにマリオネットと詩と音楽が良い意味で影響し合っているように感じ、無限の可能性を感じた。
全体的には幻想怪奇で時にエロチックで、緊張をどことなく強いる感じの中で、河童のマリオネットを使って養命酒の昔のCMソングに合わせて、時々谷川賢作が自虐ネタを盛り込んだりと、河童のマリオネットが酔っ払った雰囲気で踊るないようはかなりコミカルで、肩の力を抜いて観れて、気楽に楽しめて面白かった。
金魚鉢
FEVER DRAGON NEO
studio ZAP!(東京都)
2022/10/19 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
観てるだけなのに疲れました、良い疲れ
最前で見たのでかなりの没入感
シーンによっては取調室にいるかのような錯覚すら覚えました。
しっかりと段差のある客席だしそれほど席数もないので最後尾から客観的に見られて面白いかもしれない。
歴史的なものがわからなくても多分大丈夫だし何ならある程度知っているのとは別の目線で見られるかもしれない。
【終演:ありがとうございました】JPN
Not in service
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2022/10/15 (土) ~ 2022/10/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/15 (土) 14:00
事前情報で何となく予見はできたが、いざ実際に観ると思った以上に「都市伝説系現代ホラー」臭満載(笑)、観始めてすぐに中田秀夫監督作品(現在公開中のものよりもむしろ前作)に通ずるテイストを感じる。
ってかここのところ観た芝居・映画にホラー系が多くて「ホラー脳」になっていたのかもなぁ。(笑)
また。舞台下手の壁に投影される字幕/画像/映像がいかにも「イマの演劇」な感じで面白い。概念的な話になるが芝居の「場」というものは一般的には(前後したり複数あったりもするが)物語の「直線上」に配置されているのではないか?
それが本作品では「これはこっちに置いといて」など平面的あるいは立体的に配置されている気がする。(よって視る方向(観る者の解釈)によって見え方が違う)
そんなところも面白かった。
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦
舞台「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」製作委員会
THEATRE1010(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
原作未読で知識無しで観劇致しましたが、特に問題なく剣と魔法のファンタジーの世界観を堪能できました。映像と役者さんの動きを巧みに組み合わせて舞台を上手に使われておりました。続編があれば観てみたいと思える舞台でした。
少年口伝隊一九四五【チーム・クレセント】
チーム・クレセント
ザムザ阿佐谷(東京都)
2022/10/21 (金) ~ 2022/10/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/24 (月) 13:00
座席1階
舞台美術もないシンプルな舞台だけに、胸に迫るものがあった。前席の若い女性はハンカチを握り締めてずっと泣いていた。
少年口伝隊とは、広島の地元中国新聞社が原爆投下で印刷不能となり、急きょ子どもたちに市街地を歩き回って口でニュースを伝えるという仕事を与えた。原作は井上ひさしだ。
口伝隊の3人に女性を宛てたのは成功したと思う。原爆投下を生き延びたあどけない子どもたちだが、やがて原爆症に苦しんだりするシーンも出てくる。
ヒロシマの子どもたちに関しては、もう一つ「精神養子」が舞台に登場する。原爆で親を失った子どもたちを援助するために、アメリカ市民が行った援助活動だ。実際に養子にするわけではないが、手紙を送ったり経済的な支援をするなど自国が投下した爆弾で苦しむ子どもたちを救おうとする活動だった。舞台では3人のうち2人にこの話が持ち込まれる。
当然ながら少年たちの反応は拒否的だ。経済的に困窮し、健康状態もよくないが、簡単に受け入れる気持ちになろうはずはない。舞台ではその困惑が少しだけ表現されている。
少年たちの身の上を原爆だけでなく水害も襲う。それでも生きていくんだ、生きなければならないと老人が少年に言う。絶望が支配する街で、それはある意味残酷な響きも持っていた。
ピアノと二胡のメロディーの生演奏で舞台は進む。その音色は、厳しい物語を見る中で何だかほっとさせる効果を生んでいる。
バリカンとダイヤ
劇団道学先生
ザ・ポケット(東京都)
2022/10/15 (土) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
中島淳彦の作品を見るのは、先日のテアトル・エコーに続き二回目。亡くなってから急にあちこちでやりだした気がする。ホンの力の何よりの証拠だろう。確かに面白い。実家の茶の間と2階の物干し場の一杯飾り(左右に家が建て込んでいるようにみえるが、これが娘たちのアパートになる)を舞台に、老いた母親(かんのひとみ)と、3人の娘(もりちえ=好演、関根麻帆、山崎薫)が軸になるホームコメディ。1年前に死んだ夫の預金通帳をみて、最近引き出されていた1500万円をめぐって、あらぬ憶測がふくらんでいく。夫はカタブツの公務員だったのだが、何に使ったのか?
宮崎に嫁いだ姉(村中玲子)は居候を決め込み、近所のおせっかいおばさん(アメリカ人と結婚している派手で図々しいフジ子=柿丸美智恵、好演)がなにかとひっかきまわす。フジ子は高級化粧品セールス(佐々木明子)、「神の水」を信奉する新興宗教の信者(高橋星音)を次々連れてくる。そこに夫が通っていたマッサージ師(健全なもの)で台湾出身のリン(横田実優)まで現れる。
とにかく笑いが絶えない。場違いなところに困った人が次々現れる、シチュエイションコメディーといえるでしょう。三人の娘の抱えた困難が、ある日、いっぺんに明らかになり、母親も「いったいどうなってるのよ!」と叫ぶ。この場面など、大いに笑わせてもらった。
友人が言っていたが、家族あるあるがたくさんあって、身につまされる。長女が次女、三女より何かと大事にされるのもそう。お金も結婚に120万、車買うのに80万などこっそり援助してもらっていたり。この金額も実感がわく数字。
ただ終わってみるとテーマ性が弱い。夫婦の愛情の機微、よくできた人情喜劇というだけではちょっと物足りない。上演台本あり
「Post Tenebras Lux. (ポスト・テネブラース・ルークス)」
Antikame?
雑遊(東京都)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「見かえしたかっただけ」
コロナ下でなければそうはならなかったかもしれないことが、きっとあちこちでたくさん起きたに違いありません。見ないで済んでいた事を見せつけられたかもしれません。
もしかしたら見えて良かったのかも・・・と思うことにしたいです。
「見かえしたかっただけ」というわかりやすそうなタイトルだったのに、言葉通りで良いものか、私にはわかりませんでした。
静かなお芝居ということで、会場は静かでしたが小さな声のセリフが聞き取れないところもあって残念です。
黄金のコメディフェスティバル2022
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/23 (日) 13:00
グーチームを観劇。
からまわりえっちゃんは、凄まじい熱量で舞台の端から端まで暴れ回って面白い。
「Vの字踊り」は飛び出す絵本のようで楽しい。
東京ハイビームは、ドタバタ感が面白い。
テノヒラサイズの人生大車輪2022
BALBOLABO
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
ALL TIME-automatic life log-
ヒノカサの虜
アルネ543(東京都)
2022/10/19 (水) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/19 (水)
価格3,000円
19日19時開演の初日舞台を拝見(約130分)。
序盤は話の進行に理解が追いつけず。
が、登場人物毎の背景や、他者との関係が明らかになるにつれ、加速度的に舞台に没入。
とはいえ、完全に把握出来た訳でも無く、雰囲気に酔っただけで終わったかも?
そんな具合ではあるが、あえて感想を述べると…
登場人物の中で特に気難しい?性格の黄金真琴が、何故、戸田君佳と打ち解けた仲にあるのか、終盤、その理由が明らかになるわけだが、この二人を引き合わせた(さらには、今回のメンバーを選んだ)君佳の兄・浩司の思慮深さに感銘。
なお、演じ手では、今回、顔と名前が一致する役者さんが9人中5人もいる出演者の中で挙げるのは心苦しくもあるが、今宵の舞台、三浦葵さんとチカナガチサトさんのお二人が大層印象に残った。
「若草物語」~小さな貴婦人たち~
劇団文化座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/10/14 (金) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日13:30
座席1階EX列
原作では続編もある長編ストーリーになるのですが、今作は続編も含んだストーリーでした。その為、幼少期に読んだ時とは異なる感想を持ちました。
ひとよひとよに呱々の声
世界劇団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/10/22 (土) 19:00
初見のユニット。なかなか刺激的な舞台だった。90分。
竹取物語をベースにしつつ、竹から生まれた女子の物語を女優2人で何役も演じて描くが、物語的には現代的なテーマを扱い、古い言い回しも活かしつつ現代語の台詞も多く、また同じセリフを違った意味で繰り返すなど、刺激的な作品を展開し、歌やダンスっぽいところも見せる。愛媛大医学部の演劇部を母体に医師や医学生を中心にした劇団で、作・演出の本坊由華子は現役の医師だと言う。テーマは「人であるということは…」であろうか。タイトルの「ひとよ」は「人よ」の意味。
「Post Tenebras Lux. (ポスト・テネブラース・ルークス)」
Antikame?
雑遊(東京都)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#日野あかり #高橋壮志
(敬称略)
被って見える位置に立つ男女。それは、かつて二人の気持ちは交錯していたことを表すのか。だとすれば、二人が別の方向を向いているのも、既にその時からスレ違っていたのかもしれない。
言葉と心は、いつだって裏腹で、男と女の宇宙の漆黒はどこまでも深く果てしなく広い。噛み合わない会話と自意識。二人でいるのに人気のない空間。そこに燃えるような恋はあるのか……かつてはあったのか……それももう定かではない。二人を苦しめているものは何か。一致しないそれぞれの苦しみの原因と場所と質。果たしてそれは共有すべきコトなのか、そもそも共有できるモノなのか。
屋根は雨を凌いでくれる。天井は疑念や苛立ちの高まりを抑えてくれるモノなのか。
目尻をかすめて頬へ落ちた女の髪のほつれが、二人の関係の破綻にも見える。
思い出も関係も精算してしまおうという気持ちを、行ってしまったゴミ収集車が戒めているとしたら、離れてしまった心の距離を、腹を割ると言うより胸の内を切り裂いて真っ赤な血を見せるように吐き出した言葉が縮め、真っ暗な二人の未来という宇宙に微かな光を灯してくれるに違いない。いや、そうあって欲しい。
痛みの滴となって紡がれる言葉。力があるモノローグ。力なく届かないダイアローグ。見つめる視線と逸らす視線。見つめ合うことのない二人。それでも二人が、真っ暗闇で道に迷いながらも、今はまだ見つめ合うことができなくても、並んで同じ方を向いているならば、かつて見つめていた時とは違ったとしても、それに似た、或いはそれに代わる何かを見出せるのかもしれない。
夫婦に見えた二人に最大限の敬意と拍手を贈りたい。
そして、演出・演技に見事に寄り添う音と光に、このチームの結束力の強さと確かさを感じると共に、派手なモノばかりが総合芸術の証明ではないことを実感している。
野外劇『嵐が丘』
東京芸術祭
池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアター(東京都)
2022/10/17 (月) ~ 2022/10/26 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
2回目。
超面白い。音響が格段に上がっていて、台詞がほぼ全部聴き取れた。もう一回観たい位に良かった。
片桐はいりさんは『七人の侍』に勝手に歌詞を付けて歌っていた。そして『もののけ姫』。
ヒースクリフの見る夢が印象的。教会で罪業を並べ立てられなじられる。しかし、「最大の罪、それはお前だ!」と“死”に向かって掴み掛かる。
ヒースクリフとキャサリンの愛憎物語。地獄の門は天国に続いている。因果律に抗えない人間の無力さ。
マイケル・ジャクソンのゼロ・グラヴィティ(斜めに傾いていくマイム)が効果的。
菅波琴音さんが浅田真央っぽかった。
テノヒラサイズの人生大車輪2022
BALBOLABO
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
登場人物たちが密室に監禁されて…という状況からスタートする作品は複数見たことがあるが、これまで見た作品がどちらかといえば、ミステリー・サスペンス色の強い作品だったのに対し、本作は謎解き的要素はあるもののパワフルなコメディ路線に振った印象。
エネルギッシュ、かつ、スピード感のある芝居で飽きさせない。
2022年度卒業公演『大江戸ロケット』
劇団月光斜
立命館大学 衣笠キャンパス 学生会館小ホール(京都府)
2022/10/22 (土) ~ 2022/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★
立命館演劇初体験!
内容は良かった(既制戯曲だけど)!かなり引き込まれて、時間感覚が…
ランタイム二時間半と聞いていたが三時間越えで、次に間に合わず次をキャンセル…
ま、学生だからしょうがないけど、制作も…。指定席と宣伝されてないのに一番後の席に案内されて最悪のポジション。
そらさんの演技が特に良かった(卒業らしいけど)だけに、上記二点は…。