最新の観てきた!クチコミ一覧

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嵐になるまで待って

嵐になるまで待って

CfY

新宿村LIVE(東京都)

2022/06/15 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2002年版を観劇したことがあり、キャラメルボックスのファン歴も長かった。再演でどうかなの思ったけど、すごくよかった。演出も音楽も違う。全く別物として観て、おもしろかった。舞台が広いので何回観ても楽しめそう。

嵐になるまで待って

嵐になるまで待って

CfY

新宿村LIVE(東京都)

2022/06/15 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

忘れっぽいのは素敵なことです・・・前回も見ているのに最後までハラハラドキドキ楽しめました。どこか変わったのかな?とわからないのは辛いところですが、前回と同じところに疑問が残りました(そこは覚えているんですね 笑)
実はその時に買った原作をやっと読み始めていて、初日までに読み終わらなかったのですが、読めばその疑問が解消されるのでしょうか?。役柄や年齢の設定が原作とは随分違いますが、私は「特徴のあるあまり女の子らしくない声」ということでユーリには伊藤沙莉さんを脳内キャスティングしてしまったのでした。

ネタバレBOX

高杉さんが死ななくて良かったわ!原作では死んでしまいますので、心配してました(笑)
すべてセリフのはずだった

すべてセリフのはずだった

劇団フルタ丸

駅前劇場(東京都)

2022/06/15 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

下北沢で父親捜しをしている噂の4人異母姉妹。
元々他人同然だったのに同じ目的の為、ひとつ屋根の下。
観進めて行くほどに彼女達ひとりひとり、枝葉が伸びていくように個性が見え始め、その伸びた枝葉がお互いこすり合って波紋を生み出していく感じがとても面白い。
その中にもう1人、波及効果抜群の男枝葉も参入するのだけれど、そこはネタバレ自粛。

そんな彼女達に目を付けたのが映像制作会社。
人物描写のみならず職場モノとしてもかなり面白い。
個人的にフジテレビの『ザ・ノンフィクション』というドキュメンタリー番組が好きで、こんな生々しい映像を一体どうやって…という好奇心が、まるで見てきたかの様な描写で満たされていきます(笑)
ドキュメンタリーってホントこんな感じもアリだろうなぁというリアルから、後半は彼等彼女等全員がもつれ合ってできていく特有の流れ、ちょっと怖いとも、滑稽とも取れる流れへと突き進んでいくのでした。

20周年、凄くスマートに成熟している印象の劇団フルタ丸さんですが、フルタ氏ご本人の挨拶文には、「どう考えても不格好な20年」と書かれていました。
であれば、不格好だからこそ滲み出てくる絶妙な旨味っていう事なのかと思えてきます。
コロナ禍(まだ終わってはいませんが)を乗り越えての20周年おめでとうございます。

Secret War-ひみつせん-

Secret War-ひみつせん-

serial number(風琴工房改め)

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/06/09 (木) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

見どころは何と言っても三浦透子の舞台主演。映画「ドライブマイカー」とは違う、舞台女優としてのこれからが期待できる舞台である。舞台での姿がいい。早口の棒読みセリフかと思っていると感情的な表現も、演技の出し入れもうまい。主役の演技設計がよく考えられていてとてもほとんど初めての舞台主演とは思えない。二役なのだが、どちらもよく整理されていて破綻するところがない。久しぶりの大型女優の本格デビュー前のナマの舞台を観ることができた。プロダクションがユマニテで俳優作りのうまいところだから楽しみも一層増す。とりあえずは映像だろうが、舞台の活躍も大きな可能性がある。
本は第二次大戦中の諜報戦で、この素材は若い作者でも、古川健も野木萌葱も書いているので、特に素材的に目新しいところはないが、軍の暗黒部に触れることなく奉職した若い女性タイピスト(三浦透子)(こういう設定もイギリス映画で見たような気がする)の戦争体験に絞っていてまとまりはいい。主人公の問題の焦点には入っていけない立場のもどかしさが、全体主義国家に生きる国民の感情とも重なって、戦争が身近になった時宜にふさわしい芝居ではあった。

ネタバレBOX

戦時中は理科に興味を持ちながら女性として排除されていた主人公が、戦後勉強し直して中学校の理科の先生になって、戦時中とはガラリ変わって、陽気で優しい先生になった、というエピソードが最後に、中国人になった元上司とその娘の会話で出てくるが、ここは泣かせた。
小刻みに戸惑う神様

小刻みに戸惑う神様

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2022/06/15 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ここ最近続けて拝見してますが、今回も良くできたセットと脚本でとても楽しめました。心が暖かくなる内容で、役者の皆さんの丁寧な演技、とてもよかったです。応援してる中根さんもいつもながらの味のある演技を間近で拝見できて満足でした。

甘い手

甘い手

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2022/04/23 (土) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

 学園もののドタバタコメディーで、サービス満点の娯楽作でした。大勢の登場人物を細やかに書き分けて、活きのいいセリフで空気が弾ませ、笑えるネタやエピソードもたっぷりです。脚本・演出の川口大樹さんの技量にあらためて驚かされました。
 いっときの嘘だから、フィクションだからと気を楽にして勇気を出して、ちょっと羽目をはずしたり、できないことに挑戦してみたり、いつもとは違う姿を見せたりできるのは、演劇のマジックです。誰もがその魔法を自分にかけることができる…そう受け取れました。

 最初の場面で主人公(野村世界役:荒木宏志)が「僕の、理想の世界です」と言っているとおり、いかにも“つくりもの”らしいハッピーな世界が繰り広げられます。「昔ながらの高校生活あるある」「昔の少女漫画的ストーリー展開」なども狙ったものだと思いますが、男子生徒の学ラン、女子生徒のミニスカート、女性教師のスカート姿などの定型的な表象には、首をかしげざるを得ませんでした。ひとめで属性やキャラクターがわかる明快さを優先したのかもしれませんが、今、上演することで古い価値観を延命させてしまう可能性にも、敏感であって欲しいと思います。

 “みんなのお母さん”的な立場の年配女性(駄菓子屋店主)が登場したり、描かれる恋愛が男女間のものだけだったりして、ジェンダー不平等や性的マイノリティー差別への問題意識が薄いことも気になりました。サッカー部男子による体育会系のホモソーシャルな人間関係についても、俳優の演技は達者でしたし、微笑ましく描かれてもいましたが、私は積極的には楽しめませんでした。女子生徒が男性教師に恋をするエピソードも、無批判に描いていいものではないのではないかと個人的には思います。グルーミングという加害の深刻さを知ったので、特に警戒してしまいます。

 出演者のなかでは女性教師・館山絵リ咲を演じた横山祐香里さんに何度も目を奪われました。どういう設定で何が求められているのかを的確に把握し、必要十分な表現を全身で行った上で、さらに観客へのきめ細やかな応答もされていたように思います。キビキビとした素早い動きとバシっと決まる表情も魅力的で、次は何をしてくれるのかなと期待して見つめていました。

 ロビーのグッズ販売が充実しており、私は上演台本を購入しました。当日パンフレットに顔写真付きの出演者紹介があってよかったです。誰がどの役を演じていたかが明確にわかるパンフレットが欲しいといつも思っています。
 カーテンコールで「CoRich舞台芸術まつり!2022春」最終選考対象作品であることの紹介と、「こりっちにクチコミしてください」等のアナウンスあり。ありがとうございます!

 CoRich舞台芸術!の公演情報では「上演時間: 約1時間30分(休憩なし)を予定」ですが、劇場では「上演時間は2時間」となっていました…私、パニック状態になってしまいまして(大汗)、劇場スタッフの方々にさまざまなご迷惑をおかけいたしました…申し訳ございませんでした。上演は最後まで観られたのですが、終演後のトークは聴けず…無念!泊篤志さん(飛ぶ劇場)にお会いしたかったです。

ネタバレBOX

 駄菓子屋店主のおばちゃん・日ノ出マユに男子生徒・野村世界が自作の台本を見せる場面から始まります。これから上演されるのはその台本に書かれたお芝居だとも解釈できます。劇中で上演されるお芝居は劇中劇中劇になりますね。

 装置は抽象美術で、敢えてと思われる張りぼて感は、変幻自在の劇中劇に相応しいもので、演劇の自由さを支えているように思いました。舞台奥のパネルには回転式の黒板がしつらえられており、素早く教室の教壇に変化します。壁に埋め込まれた四角い小さな扉がパカっと開いて、俳優が上半身を出してしゃべる演出が笑いを誘います。パッチワークの手作り感が魅力的な幕は、緞帳にもなる大きなサイズです。隙間から顔を出したり、舞台の出はけに使ったり、自動販売機や鳥居などを取り付けて場面転換したり、自由自在。吊り下げられた窓枠がスライドして出てくるのも楽しいですね。

 13人の登場人物、そして登場はしないけれど頻繁に話題にのぼる2人の教師(古谷先生と松山先生)など、約15人のエピソードが丁寧に絡み合わさって、怒涛の文化祭当日へとなだれ込みます。男子生徒・野村世界が書いた人形劇が突然、女子生徒・早苗から松山先生への愛の告白劇場になったかと思うと、鉄面皮の女性教師・館山先生とサッカー部男子たちによる「マイメロディ」ダンスにステージを奪われ、一体どうどうなっちゃうのかとハラハラしていたら、古谷先生特製の幻のチャーハンをつくろうとした松山先生が、火力の強過ぎるコンロで火事を出してしまいます。ボヤのせいで文化祭は中止に…。ハチャメチャ具合も畳み掛けかたも見事だと思いました。

 人形劇の台本がまだない段階で「文化祭まであと1週間」という設定は、さすがに時間が無さすぎな気がしてヤキモキしましたが、それも作劇の術中にはまったということかもしれません。
晴れときどき、わかば荘 あらあら

晴れときどき、わかば荘 あらあら

東京舞台製作株式会社

草月ホール(東京都)

2022/06/10 (金) ~ 2022/06/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/14 (火) 19:00

腐女子にはたまらないであろう、超マニアックなステージ。終演後の規制退場では、数分前までステージにたってた役者さんが出てきて、楽しいトークをまじえてのアナウンス。割と早く自分の順番が来てしまったので、後ろ髪をかなり引かれる思いをして会場をあとにしました。居座るわけにはいかないし…。

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

GIRLS TALK TO THE END-vol.3-

藤原たまえプロデュース

シアター711(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この顧問の先生って一体・・・出て来ないけど女子生徒と今のメンバーとも・・・めっちゃ気になります♪

瀬沼さんのことを何も知らない

瀬沼さんのことを何も知らない

ライオン・パーマ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

瀬沼さんが主役なのに・・・周りが濃すぎて・・・でも物語的にはずっと瀬沼さんが絡んでいて・・・不思議な感覚でした♪
途中で振りはあったけど・・・このオチで終わるのか~・・・♪

「風のセールスマン」「控室 Waiting Room」

「風のセールスマン」「控室 Waiting Room」

若葉町ウォーフ

WAKABACHO WHARF 若葉町ウォーフ(神奈川県)

2022/06/09 (木) ~ 2022/06/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

あれこれ思い描いた想像を裏切って、面白い。出来たらもう一つも観たいが(難しいけど)。若い観客が多かった。受けていた。よしよし。

演劇ドラフトグランプリ

演劇ドラフトグランプリ

シアターコンプレックス

日本武道館(東京都)

2022/06/14 (火) ~ 2022/06/14 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人気ロックミュージシャンのコンサートに行って以来の日本武道館。
まさか演劇バトルというカタチでこの会場を訪れる日が来るなんて。

全てはこの日のために、競い合う4チームの気合・演技レベル、ほぼ互角だったのでは
それでも2,5次元舞台の様式美が際立つ作品が多かった中、ストレートプレイ的というか物語の骨格が一番しっかりしていると思えたチームが優勝。
自分も投票したチームだったので「感性が一致したな」とちょっと嬉しい。

それにしてもスケールのでかい企画を実現させたものだと思う。
審査員席にモーリー・ロバートソン氏とクロミちゃん(サンリオのキャラクター)が並んで座っていて、ちょっとしたカオス。

ムッシュ・シュミットって誰だ?

ムッシュ・シュミットって誰だ?

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2022/06/10 (金) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

初めて紹介されるフランスの戯曲。
物語は一昔前に流行った多重人格をネタにしたコメディで、ある日目が覚めると、別の人になっていた、という手である。フランスで開業している眼科医の夫(田中 茂弘)とその妻(斉藤 深雪)が夕食のワインを開けようとしたときに、ないはずの卓上電話に電話がかかってきて、それをきっかけに夫婦は無理やり人格を二つにされてしまう。夫は抵抗するが、妻は、流れには逆らわない方がいい、とどんどん妥協して、ルクセンブルグ在住の皮膚科医シュミット夫妻として精神科医(志村史人)の指導を受けながら人生を学習する羽目になる。
同調圧力の中で生きていかなければならない現代を風刺した喜劇、と広報されているが、それにしては客席はほとんど笑えない。理由の主たるものはフランス演劇らしく、地元密着のギャグでわが国では笑っていいところの勘所が分からないからである。
多分、と推測にすぎないが、フランスでは、ルクセンブルグに人格移動して、その地の警官(関口 晴雄)が来るあたりで、大うけなのだろうと思う。眼科医が皮膚科医になってがっかりとか、いないはずの息子(丸本 琢郎)が出頭してきてアフリカ系、と言うのもその地ではよくわかるギャグなのだろうが、わが国では笑えない。
全体にまじめな演出、演技だが、NLTが上演するようなフランス喜劇と割り切って笑劇風にしてしまえば、もっと受けはよかっただろう。やはりこういう荒唐無稽な話は話のつじつまよりも、どれだけ飛べるかにかかっていて、そこが真面目過ぎて、弾んでいかない。
終わってみれば、随分積み残しで回収されていないエピソードも多く、それはもともとの設定に無理がありすぎるからだと分っていても、そこを笑いで乗り切ってしまわなければ喜劇とは言えないだろう。

「明日もう君に会えない」/「短編公演〜PAST ROMANCE〜」

「明日もう君に会えない」/「短編公演〜PAST ROMANCE〜」

制作「山口ちはる」プロデュース

下北沢 スターダスト(東京都)

2022/06/28 (火) ~ 2022/07/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

山口ちはるプロデュース作品は、過去に何度か観たことがあるが、どれも心に残っている作品。今回もきっと心に染み入る作品だろう。是非、観てみたい。

マがあく

マがあく

シラカン

STスポット(神奈川県)

2022/03/30 (水) ~ 2022/04/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「部屋」=領域をめぐる諍いを淡々とシュールに、ポップに描き出す不条理劇でした。

舞台は入浴中の男の部屋。「下見」と称してこの部屋に忍び込んだ女性と何も知らない女友達、不動産業者と客が鉢合わせし、権利を主張しあっているところに、大家も登場、さらに風呂上がりの男も交え、事態は混乱を極める。最終的には「部屋」自身が争いの幕引き役として乗り出してきて−−。

登場人物それぞれの主張に一貫性はそれほどなく「えっ!」となるような発言も淡々となされるため(それが笑いを誘うのですが)、今目の前で起こっている攻防戦がどういう状況にあるのか見失ってしまうこともありました。とはいえ筋やテーマでなく、目の前で展開する状況そのものを見せるという意味では、とても演劇的な試み、企みを持った作品だったと思います。「部屋」自身の声や目線の導入も、(ある種の「神」の存在のように)状況を俯瞰し、設定に立体感をもたらす役割を果たしていて、面白かったと思います。ドミノでつくられた部屋の境界線が、上演中ずっと、登場人物たちの身体との間に、えもいわれぬ緊張感を生み出していたのも、印象的でした。

人外探偵結社

人外探偵結社

お茶の間ゴブリン

萬劇場(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/02 (木) 14:00

人間以外からの依頼しか受け付けない探偵社の面々には秘密があり……という奇譚系物語。
民俗学的なあれこれに複数のどんでん返しを組み込んでいる上に登場人物が皆個性的、とかなり内容ズッシリでシッポまでアンコの詰まった鯛焼きの如し。
でありながら笑いやアクションもあって娯楽性もたっぷりで2時間弱の尺を飽きさせないのが上手い。シリーズ化構想もあるそうで、続編にも期待
なお、一言で言えば星野之宣「宗像教授伝奇考」にドラマ「妖怪シェアハウス」のポップな感覚をミックスしたような?

瀬沼さんのことを何も知らない

瀬沼さんのことを何も知らない

ライオン・パーマ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

瀬沼さん舞台上で存在感ありますよね。何をしでかすかわからない雰囲気が怖いです。

ネタバレBOX

でもそんな瀬沼さんが誰よりもお母さん思いでってところに持って行く展開はうまいなあと。アツシとジュンだったので、てっきり淳かと思ってたら、敦なんですね。
瀬沼さん、アツシの演技は最高だったけど、ジュンになると、なんというか、いまいち板についてないというか。(ゴメンナサイ)不器用なんですね。(お前が言うな)でも不器用だからこそ存在感があるのかなと。芸達者な人たちが多いライオンパーマですが、そういう中でだからこそ、瀬沼さんの存在が光っている。
(認識間違ってたら訂正お願いします)

マスクをしながらの観劇は息苦しい。マスクが気になって集中できなかったりも。はやくマスクなしで観劇できる世の中になればいいのにな。いま思えばマスク無しで観劇してたなんて夢のような世界だわ。そういう世界はもう来ないのかな、、、
甘い手

甘い手

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2022/04/23 (土) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

文化祭前の学校を舞台にしたドタバタ青春群像劇。

若者……に限らず、誰にもある「ほんとうの私」をめぐるモヤモヤを、複数のエピソードを織り交ぜつつ、変に深刻にならず、ラストの盛り上がりへと昇華させていく手つきが爽快で、楽しく観劇しました。一定のテンションを保ちつつ単調にならない演技、スピーディーな場面転換も、演出力はもちろん、劇団力の強さを感じさせるものだったと思います。

俳優の年齢と役の設定のギャップもありますし、これがリアルな高校生活だとは思いませんが、もう少し上の世代によるノスタルジーとして描かれた若者のイノセントさ、呑気さ、右往左往だと思えば、ちょっと甘酸っぱい感慨も湧いてきます。

(ガラパはだいぶ以前に観たことがあるのですが、作り手が若者ではなくなったことで、むしろ、フィクション、エンターテインメントに振り切れた面もあるのかもしれません)

横山祐香里さん演じる堅物先生、椎木樹人さん演じる熱血先生の佇まいも、個性的でありつつ、ちょっと大人の余裕としての重しにもなるような魅力がありました。


貴婦人の来訪

貴婦人の来訪

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/06/01 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

貧しい街ギュレンの駅には止まらない列車を見送る駅長さんの、ボロすぎる格好に驚きました。だって一応駅長さんなのよ!見ると街の人たちはみんなそんな感じ。でも、継ぎ当ての布がかわいいせいか、あまり汚くは見えません。
劇中タバコを吸うシーンがありました。あれ?普通タバコのシーンがある時は開演前に「健康に影響のないものを使っております」とか案内があるものなのに・・・と思って見ていたら、あれま!その手があったか。こんな演出は初めてでした。
貴婦人が街に寄付すると宣言してから、街の人たちはいろんなものをツケで買うようになり、生活はどんどん華美になって行きました。それって、きっといつかは彼が死刑になる、もしくは誰か私刑にしてくれると思っているということ?
怖いです。

ネタバレBOX

私はきっと街を出ます。ギュレンは貧しいから、どこへ行っても同じだと思えるでしょう。他の人たちに声だかにそれはいけないとは言えそうにないし、村八分になるのもいやだし。かと言って死刑になるのを見ていられないし。ヒューマニズムとかじゃなくて気の小ささでギュレンに留まっていられなくなりそうです。
下谷万年町物語

下谷万年町物語

新宿梁山泊

花園神社(東京都)

2022/05/12 (木) ~ 2022/06/25 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

こちらのテントでの体験実績が身体に刷り込まれているので、もう観に行く前から血が騒ぎまくり、昨日、最高のコンディションと環境にて観劇。
アングラの最高峰、アドレナリン出まくりの全3幕。
出来れば4幕でも5幕でも、どこまでも観ていたかったくらい。
かつて上野近辺にあったという貧民窟、下谷万年町。
ギラギラドロドロの業まみれ、その圧倒的な生命力、飛び散る水しぶき、腐敗の中に咲き誇る華、その現実離れした美しさに、手を替え品を替えのド迫力の連続に、ただただ唖然とするばかり。

豪華な役者陣、どこを切り取っても見どころには事欠かない中、六平直政氏の登場でこの上更に上のステージがあるのかと、
もはや怪優を越えての怪物、素晴らしすぎる!お願いですから夢に出てこないで(笑)
この回では某大御所女優さんが観客として自然に楽しんでおられ、何気に六平氏へのリアクションが最高。
どちらも舞台芸術大好きな、根っからの役者さんなのだなぁと、こちらにも思わず笑ってしまう。
何より観客全員で一緒に楽しんでいる一体感が最高。

花園神社境内 特設紫テントは、やっぱりどんな高級な劇場よりず~っと贅沢に溢れた舞台空間でありました。

晴れときどき、わかば荘 あらあら

晴れときどき、わかば荘 あらあら

東京舞台製作株式会社

草月ホール(東京都)

2022/06/10 (金) ~ 2022/06/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初恋みたいな初々しい恋心も相手が男の子ではヤンキー君も戸惑います。そんな彼を応援する友人もいつか彼に心惹かれて・・・。いろんなタイプの擦ったもんだの恋愛事情。ヤキモキしながら見てました。わかば荘のママさんがいい感じ。声が聞き取れない人がいたのが残念。

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