最新の観てきた!クチコミ一覧

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グッバイ ロビンソン

グッバイ ロビンソン

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

フライヤーからは想像できなかった、壮大で人間の本質が問われる題材。その中でも日常を送る人々の考えや行動を中心に据え、色々と考えさせられた。少し都合が良すぎる点があるようにも思えるが、トツゲキさんらしく前向きな終わり方で、登場人物達の未来が少しでも良くなればと願う。

立飲み横丁物語

立飲み横丁物語

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
昭和の日本映画(界)を牽引した仁侠映画、その象徴的な言葉が「義理」と「人情」。そのヤクザの世界と縁を切った 正統派の的屋組合とその周りの人々のコロナ禍における悲哀と奮闘を描い物語。芝居屋は現代の「世話物」の創造を目指し「覗かれる人生芝居」というコンセプトの下に役者中心の表現を模索している。その覗かれる立場から、逆に庶民が見(置かれ)ている今の状況…コロナ禍、物価高そして戦争という台詞がポロッともれる。

演劇という「見世物」だけではなく、そこには社会を冷静に見詰め、庶民が置かれている状況を過不足なく描く。芝居屋の公演は 表層的な解り易さだけではなく、ヤクザの世界とは違う地域や職域に密着した「義理」と「人情」という諦観と情感、それを役者の演技力で力強く そして魅力的に表現する。そこに芝居屋・演劇の真骨頂を観る。
(上演時間2時間20分 途中休憩なし) 

ネタバレBOX

冒頭、立飲み屋のカウンター内で的屋の口上ー七味唐辛子のレシピを小気味よく喋る花村凛子(増田恵美サン)の観(魅)せる掴み。長台詞だが立て板に水のようで聞き惚れてしまう。そこに本当の的屋姿を見ることができる。
舞台美術は、冒頭は立飲み屋のボトル棚やカウンター、そしてビールケースが置かれているが、開店と同時にビーブケースを3段に積み重ね立飲みらしいテーブルを作り出す。
経営(高利貸しが絡んだ経営危機)や地域活性化といった庶民の暮らしが描き出される。まさしく芝居屋のスローガンそのもの。

全体を通して分かり易く、現実にもありそうな物語。それに現在の地方都市が抱える地域事情を絡め、しかも人情と義侠ある人々で豊かに紡ぐ。その社会性と人間味を丁寧に描く公演は観応えがあった。
次回公演も楽しみにしております。
HIMIKO

HIMIKO

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2022/10/28 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/10/28 (金)

待ちに待った新作。日本人が知っているようで知らない邪馬台国をドラマチックに魅せてくれます。卑弥呼、天照、月読に逢いたければ近鉄アート館に是非。

Amazing Musical Concert

Amazing Musical Concert

ZETUBI

よみうり大手町ホール(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 途中15分の休憩を挟んで2部構成。初めてよみうりホールでMusicalを拝見したがピアノはスタインウェイ。流石に透明感のある音から微妙な余韻迄良い音色だ。ピアニストの腕も良い。他にヴァイオリンとパーカッションが矢張り生で入るが曲によって音響で代替する。出演者の技術的レベルは高い。ただ、通常のミュージカルではなく、ミュージカルで用いられた曲をメドレーで歌ってゆくタイプの公演であった。第1部ではショウとしてブラッシュアップされた作品が多いように感じられ、上手いのだが余り魂を揺さぶるような感動は覚えなかった。表層的と感じた訳だ。休憩後の第2部では、歌い手各々が自分の好みの歌を歌ったのだろうか? 心に届き響く作品が多かったように思う。

Amazing Musical Concert

Amazing Musical Concert

ZETUBI

よみうり大手町ホール(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「俺の目の黒いうちは歌詞は使わせない」って言っていた御大の目が白くなったので自由に使えるのかと思っていたが・・・オペラ座の怪人だけでその後の美女と野獣は英語だった・・・♪でもめっちゃ久しぶりに沼尾さんの歌声が聞けて大満足でした♪

遊びの杜15

遊びの杜15

東京幻堂

劇小劇場(東京都)

2022/09/22 (木) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/24 (土) 13:30

恒例の三番叟(今回は新バージョン)から始まりお馴染みの「ろくろ首」など短めの4篇で構成された前半と芥川龍之介作品を元にしたやや長めの2篇での構成。
まさしく古典芸能と小劇場系演劇の融合で両者の良さが上手くブレンドされた感覚。
また、後半では朗読/語りに演者が当て振りのように演技をつける試みもあり、これも面白かった。

グッバイ ロビンソン

グッバイ ロビンソン

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ああこんな話だったんですね。終焉までの群像劇。グッときましたね。いかにもトツゲキさんらしい展開で、色々と考えさせられました。

南極ゴジラの地底探検

南極ゴジラの地底探検

南極ゴジラ

王子小劇場(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/27 (木) 19:00

初見のユニット。すげーバカバカしい(誉めています)。111分。
 ジュール・ベルヌの「地底旅行」「月世界旅行」を彷彿させる物語で、加えて平行世界も扱う本格的SFコメディながら、使う道具のチープさや細かいギャグの「古さ」がバカバカしくて、笑って観ていられる舞台だった。終わり方もなかなかいい。ただし、物語の構造がちょっと分かりにくいのが惜しいし、BGMが大きくセリフが聞き取り難い場面がちょっとあった。また、配役表は是非とも欲しいところだ。ウッカリ上手に座ったが下手が良い。

インディヴィジュアル・ライセンス

インディヴィジュアル・ライセンス

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

予想していた話とは違っていましたが、実に見事な家族ドラマでしたね。年代的にもあるある感満載で、大いに楽しめました。

Amazing Musical Concert

Amazing Musical Concert

ZETUBI

よみうり大手町ホール(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても素晴らしかった。2時間もあっという間で知っている曲もたくさんあり、楽しい時間でした。このようなコンサートもっとたくさんあっても良いですよね。また機会があれば観劇したいです。

せんにゅうかん〜ラスト・フレンド

せんにゅうかん〜ラスト・フレンド

株式会社リッチマーケティング

サンモールスタジオ(東京都)

2022/10/25 (火) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

予想に反し、まったく肩の凝らない普通のドラマで気楽に観ていられる。主演の女優は役にピッタリの印象。

インディヴィジュアル・ライセンス

インディヴィジュアル・ライセンス

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

つきなみだけど、とても面白かったです。皆さんのコメントにもありますが。見に覚えあること多くて。ほんと良く書けた内容だったと思います。演者の皆さんの演技も、自然で好きでした。とてもいい時間を過ごせました。

レオポルトシュタット

レオポルトシュタット

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2022/10/14 (金) ~ 2022/10/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★


2時間20分休憩なし。お尻が限界に達したところで終幕になり助かった。

中劇場なので舞台が広く映画でいえばシネマスコープである。見慣れた小劇場より目線の移動距離が大きい。そして舞台の至る所でそれぞれの人の営みが丁寧に展開されている。
舞台美術と衣装が素晴らしく写真に残したい場面がたくさん出て来るがもちろん撮影禁止である。ああもったいない。一瞬一瞬が西洋名画である。
トム・ストッパードの最近日本で上演された作品に「ほんとうのハウンド警部」があり、あんなわけの分からないものは嫌だとなったのか空席が結構ある。今回は四世代に渡る大作であるということで腰が引けてしまった人も多そうだ。しかし実はそんな大層な主義主張がある作品ではなく、リラックスして全体を眺め、気に入った細部を楽しむものなので安心して観に行こう。家系図も一番下にあるレオが作者らしいということを知っていれば良いのではないだろうか。

意外性がほとんとないのが不満で星4つ。

超無機的なあらすじはネタバレBOXへ。

ネタバレBOX


WikiPedia英語版Leopoldstadt (play)をGoogle翻訳したものを元にして作成した。

ウィーンのユダヤ人家族の物語
第1幕1899年 エミリア・メルツ(那須佐代子)の元に家族が集まって優雅なパーティーを開いている。ユダヤ教とキリスト教の微妙な会話がいろいろ交わされる。長男ヘルマン(浜中光一)とその妻グレートル(音月桂)および親戚でピアノを弾いているハンナ(岡本玲)そしてまだ登場しないがハンナが恋焦れる将校フリッツ(木村了)あたりが分かれば十分。
第2幕1900年 ハンナに頼まれてフリッツに会ったグレートルはあろうことか不倫に走ってしまう。ヘルマンはあるパーティーでフリッツとトラブルになり、彼の家に乗り込んで妻の不貞を知る。ユダヤ人であることで格下に扱われる屈辱を受けるもその場は収まる。
第3幕1924年 割礼でのドタバタが続くがストーリー的にはヘルマンとグレートルの子のヤーコブ(鈴木勝大/根本葵空/三田一颯)に家業を譲る手続きの相談をすることがメインのようだ。ヤーコブは戦争で片腕を失っている。
第4幕1938年 ナチスによる屋敷財産の接収が行われる。ヘルマンは家業放棄の書類にサインさせられるがすでに権利はヤーコブに移っていて、更にヘルマンの深謀でヤーコブはグレートルとフリッツの子としていたのでアーリア人であり接収は無効なのであった。この後一家は収容所へ向かう。
第5幕1955年 過酷な時代を生き延びた若者3人が再びウィーンの屋敷に集まり、犠牲者を偲び、当時を思い出す。
南極ゴジラの地底探検

南極ゴジラの地底探検

南極ゴジラ

王子小劇場(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/10/27 (木)

価格2,800円

27日19時開演の初日舞台を拝見(110分)。

「地球空洞説」に、地下各層毎に存在する「平行世界」…堅固なSF的理論の骨格に支えられた本作品。
だが、そのテイストはといえば…
悪戯っ子や腕白小僧、男子以上に元気な女の子のような性格設定の登場人物たちが「平行世界」の各層で役割を変えて活躍する冒険譚。
あまりのバカバカしさに理屈抜きで笑い、時折、垣間見える情感豊かな場面にはジーンとしながら、舞台上の展開を存分に楽しませてもらった110分でした。

なお、演じ手では、元気と一途さとを併せ持ったヒロイン”星”役の端栞里(はた・しおり)さんが印象に残りました。

ネタバレBOX

【配役】
球李(きゅうり。ぶっきらぼうな鉱物学助教授)…瀬安勇志(せやす・ゆうし)さん
星(才気あふれる若き数学者で、人気インフルエンサー)…端栞里(はた・しおり)さん
ストレルカ(冒険家。今回の地底探検隊のリーダー)…井上耕輔さん
AB雄(えびお。方向音痴で頼りにならないガイド)…ユガミノーマルさん
金飛来(きむ・ひーらい。製図担当だが実は只の漫画家)…古田絵夢さん
百々もま(もも・もま。医療担当)…九條えり花さん
磁石満万博(じしゃく・まんばんぱく。菌類学者)…TGW-1996さん
南北弘一朗(地質学者。地底探検隊結成の提唱者)…和久井千尋さん
アイロン(冒険家ストレルカの相棒犬)…瑠香さん
以上、地底探検隊メンバー。

ラーメン屋の十類眼鏡店(じゅうる・めがねてん。あの著名なヒト型ロボットと暮らしていた過去があるらしい)
…こんにち博士さん
インディヴィジュアル・ライセンス

インディヴィジュアル・ライセンス

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

シアター・ミラクルらしからぬ(?)、新井さんや森谷さんらベテラン勢(?)が新鮮。男はどいつもこいつもモラルがないっていう描き方が、ちょっと安易すぎるかなぁ。

インディヴィジュアル・ライセンス

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24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

家族観というのを客観的に考える時間だった
最近非日常の作品を観る機会が多かったので新鮮でした
観に覚えがありすぎてダメージをくらってました
自然な演技で本当にどこかの家庭をみているようでした

インディヴィジュアル・ライセンス

インディヴィジュアル・ライセンス

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

男にとっては痛いところを突かれる劇。

ネタバレBOX

見事にマチズモをさらして見せてくれました。

ラストシーンは、ちょっと「テルマ&ルイーズ」を連想しました。
インディヴィジュアル・ライセンス

インディヴィジュアル・ライセンス

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/10/27 (木) ~ 2022/10/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

家族のあり方につい考えさせられ、自分の此れからの人生について向き合わされる舞台でした。

グッバイ ロビンソン

グッバイ ロビンソン

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/10/27 (木) 14:00

終演後の舞台上からの役者紹介と御礼の挨拶、事前録りしていた音声でスピーカーから流していた。
感染対策への最大限の配慮が素晴らしい。

本筋とは直接的に全く関係ないけど思い出したこと。
①NHKドキュメンタリーで、恐竜が絶滅した大きなきっかけは6600万年前に地球に衝突した惑星が原因らしい。(海底に衝突した跡が発見されたらしい

②NASAか宇宙関連機関のどっかが「地球に小惑星が衝突する可能性が高い時、それを破壊する訓練が行われた」というネットラジオニュースを聴いたのを思い出した。

ネタバレBOX

全体的に良かった。

実際にこういう事が判明したら、リアルに人々はどうするんだろうね。

国民族によって、傾向が大きく異なるような気はしますが。

あと、観客に想像力を委ねているかもですが、舞台装置が毎回ちょっと寂しい気がします。
プロじゃないから具体的なアドバイスは出来ませんが。

百日紅、午後四時

百日紅、午後四時

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2022/10/20 (木) ~ 2022/10/27 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/10/27 (木) 14:00

座席1階

見ていてホッとできるホームコメディ。だが、そのさわやかさの中に物足りなさがあるのはなぜだろう。それは、少しばかりお行儀がよすぎるという物語だからだと思う。

同じ家族物を描いた舞台で、最近見たのは劇団道学先生、中島淳彦作品だ。次々と家族内の問題が明らかになり、さらに母親の家を売ってそのお金を分け合って、などという皮算用が出てくるのもよく似ていた。中島作品はよく言えばインパクトが強く、悪く言えば少々お行儀が悪いエピソードが主流だ。ラッパ屋鈴木聡のホンは、舞台を流れる空気が落ち着いているし、「これは大ごとにはなりそうにない」という安心感みたいなものが流れている。それが、私にとっての物足りない理由だと思った。

とはいえ、そのお行儀の良さを、市毛良枝がエレガントに演じたのには目を見張った。エレガントでありながら付け入るスキのない磨かれた演技とでも言おうか。他の俳優さんの中で抜きんでていた。

舞台は東京郊外の一軒家という設定で、庭の百日紅が美しい夏だ。四人兄弟の長女役が市毛。彼女は事故で夫を亡くしているが、亡くなった場所が若い女性に人気のある裏原宿で、彼女の家に突然若い女の子が「お父さまにはお世話になりました。お線香を上げさせてください」と飛び込んでくるところから波乱が始まる。
確かに不倫をうかがわせる設定だが、主人公の市毛の落ち着いた態度や若い女性役(文学座の平体まひろ)の過剰なまでの泣きっぷりから、これは男と女の関係ではないな、と何となくだが感じてしまう。これが強く不貞を匂わせる空気だったら、まだ舞台に緊張感が走ったのかもしれない。そういうところが物足りなかったのかなとは思う。
でも、それは市毛のエレガントなたたずまいと裏表だから、飲み込んでいかねばならないのかもしれない。

あと、舞台上のせりふで「人生100年時代だから、60歳からは第二の人生」と出てくるが、同年代の自分としては人生100年時代だから60を超えて何かをしましょうと勧められるような空気には抵抗感がある。そもそも健康寿命は男女とも70代前半に過ぎないのだから、66歳の主人公が自分の人生を午後4時に例えるのもちょっと現実感を欠く。「豊かな人生、100年時代」なんてそもそも幻想だと思っている観客には、この物語は響かない。ちょっと厳しいけどあえて星三つ。

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