セツアンの善人
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2024/10/16 (水) ~ 2024/11/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
白井晃さんの作品が好きで見てきました。
正直、ちょっと物足りなかった。主人公のシェンテの葵さんが歌は上手いのだけど、なんか魅力がない。主人公シェンテの持っている良い人オーラが感じられない。「セツアン」はこんな安っぽいミュージカルではないと感じてしまいました。好きなのは3人の神様がなんとも言えない魅力があって、好きです。
江古田通りを曲がって
劇団二畳
FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)
2024/10/30 (水) ~ 2024/11/05 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
江古田の短編集、今回で3回目 シリーズと言っていいのかな。とても滋味に溢れ 心に染み入る公演。
劇団名の通り 畳(タタミ)二畳の空間にシンプルな舞台セットを配置し、日常のありふれた光景を切り取った短編2編。観たのは、「A.箱根旅行の思い出」と「D.あるいはピクルス」で、趣が異なる作品でとても面白かった。当日パンフで劇団二畳プロデューサー 四方田直樹 氏が「物事が進まない人たちの物語」と記しているが、それは その時代に生きた世代によって捉え方は異なる。
公演の魅力は何といっても、アクティングスペースまで50㌢ほどの至近距離で演技を観ることが出来るから、表情は勿論 細かい動作まで分かる。あまり全体を観る必要もなく 勿論 俯瞰するなんてこともない。ありふれた光景ゆえ、共感や納得等することが多い。子供の頃の思い出とは別に、親になって初めて気づかされる場面もあって苦笑。人の機微をしっかり捉え表現しているところが凄い。
「A.箱根旅行の思い出」は、タイトル通り 1990年代 箱根への旅行、宿で家族団欒のひと時を過ごすはずが、何故か楽しめない。旅先だから といった特別・非日常を大切にするか、旅行も日常の一コマと捉え淡々と過ごすか。ラスト、祖母が孫娘(次女)に囁いた言葉が強烈だ。
一方「D.あるいはピクルス」は、日常の生活というよりは、過去と現在の時間が或る出来事(事故)で分断され、新たな暮らしを得た といった不思議な心情を描いている。登場人物は3人で、始めはその関係がどうなっているのか戸惑うが、だんだんと事情が分かってくると少し切ない。
(上演時間70分 1話/2話の転換に2分 休憩なし)
いびしない愛
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2024/10/25 (金) ~ 2024/10/31 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
地方都市可児市(確か名古屋周辺)の公共劇場は芸術監督に東京の演劇人を迎えて演劇活動を行ってきた。東京から俳優も参加して東京公演も行ない積極的な活動をしてきたが、コロナ明けのこの公演の席ビラには芸術監督の名前は見当たらない。その詳細は解らないが、人間が身を挺してやる演劇にはコロナは様々な形で深い打撃を与えたのであろう。この作品は新人の劇作家、ベテランのプロ演出家による地方を舞台にした一幕劇である。
コロナ禍の中で出発した作者・竹田ももこは、故郷・高知南西部の独特の風土を舞台にしたこの作品で劇作家協会の公募作品に入賞して劇作家として出発した。演出のマキノノゾミはその最終選考にあたっている。舞台を製作した中京地方の可児市とは関係ないが地方の演劇団体が製作する作品として、選ばれたのかもしれない。1時間半の小品である。
内容は地方に生きる地場産業の工場(海産物の加工工場)が舞台に取られており、経営にあたることになったに二・三十代の女性姉妹の葛藤がドラマの軸になっている。こういう地域社会の特性を生かした舞台設定で成功した作品は多くある。四国のへき地はさまざまな作者に描かれたことがあるが、この作品も風土のなかに紛れもなく日本の現代の地域社会の課題を巧みにとらえている。登場人物の配置も、筋立てもうまいもので、ベテランのマキノは舞台にアクセントをつけて運んでいる。しかし、地域産業の課題、身体障碍も含む姉妹の葛藤、都会と地域の地域差に生きる人々の社会観など、多くのテーマを同時並行で一場(昔からある漁業の作業小屋の工場の事務室・このセットは非常に良く出来ていて感心するが)で五人の登場人物のやりくりで扱おうとしたために、全体として薄味になってしまってせっかくの特異な場面設定が生きていない。
かつて数年前にこの劇場で見た同じく漁村を舞台にした庭劇団のペニノの「笑顔の砦」のような圧倒的なリアル感が乏しい。僻地物でも蓬莱龍太の「デンキ島」の離島の少女の焦燥感のような存在感がない。そのような孤立感からは逃れているところがこの作品のいいところでもあるが、それならそこにもっと心を打つ真実が欲しい。それは東京でも上演される地方発の多くの作品にも言えることなのだが、無理を承知でi言えばそこを描いてこその地域演劇である。
セツアンの善人
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2024/10/16 (水) ~ 2024/11/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
貧困、犯罪、詐欺、堕落の限りにある地区セツアンで神からも認められた唯一の「善人」にして
身体を売らないと生活できないシェン・テ、という人物設定がすごく皮肉めいている(善い人が
貧民街で一層下の地位にある)のと、
シュイ・タって現代的にいうとシェン・テの“裏アカ”だよね。シェン・テが決して表立ってできないこと、
言えないことを代わりにやってのけることでそのストレスや抱える負担を減らしてるわけだから。
80年前の舞台と聞いたけどイヤにリアルな人物描写といい、まったく古さを感じさせなかったのが凄い。
江古田通りを曲がって
劇団二畳
FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)
2024/10/30 (水) ~ 2024/11/05 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本当に狭い古民家だから、役者と面と向かう感じだが、皆いい表情をしていた
旅行の思い出はお母さんがひとり思い出作りに奮戦する感じだが、家計の事情など今の若い人には「そんなに?」という感覚かもしれないものの、自分らの子どもの頃には「そうだよな、なかなか家族旅行なんてね」というところもあって大いに共感できた(特にお父さん)
たきざわちえ象さんが分かっているのかいないのかのとぼけたおばあさんを好演
お母さんのイライラの様子も良かったな
その最初と最後の呼応もなるほどと思わせた
早坂君は訪ねてきた昔の教え子を思い出せず、昨今の事件のような詐欺か強盗と勘違いしてひと騒動
ちえ象さん早坂君でも良かったが、設定の年齢、病状からするとちょっと動きが俊敏過ぎたかな
丸山小百合さんは「おっ、いつもと違っておしとやかじゃん」と思ったが、途中でちゃんといつもの感じになった(笑)
やっぱり四方田さんの世界は、さりげない日常の中で起きるちょっとしたハプニングを温かく描いて、ほんわかした気持ちで会場を去ることができるから好きだな
バード・バーダー・バーデスト
南極ゴジラ
すみだパークシアター倉(東京都)
2024/09/19 (木) ~ 2024/09/23 (月)公演終了
『本棚より幾つか、』-短編演劇祭-
楽園王
新宿眼科画廊(東京都)
2024/08/02 (金) ~ 2024/08/06 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Aプログラム観劇。
とにかく特徴的だったのが、切りの良いところではなく、文をまたいで台詞を切る点。全編に渡って徹底されていたので、意識的かつ演出の柱であることは間違いないと思う。
発話としてはかなり不自然なので最初驚いたが、これがある種の異化効果として働いたのか、有名な原作テキストも違った味わいに。
オリジナル脚本の"風"も会話劇に差し込まれる妙に医学的な長台詞が印象的。
自然な演出で感情移入させるよりも、異質なものを提示して意識を惹くのがここの作風なのだと感じた。
現像 世田谷区桜上水09.2024
富山のはるか
桜上水民家(東京都)
2024/09/27 (金) ~ 2024/09/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
まず、人気のない住宅街の中の見知らぬ民家に入っていく時点で不気味な気分になっているのはホラー作品という前提があるからか…。
会場は二間続きの居間で、客席はキッチンと室内窓で繋がっていて、かつ家具類や多数のオーナメントなど、他人の感性に埋め尽くされた側に並べられている。この空間の中では自分こそ異物なのでは…という感覚に襲われ、物語の内容も相まって、つい外やらキッチンやらをチラチラ警戒してしまった。何かの結界を破ってしまったような、胸騒ぎのする公演でした。
こもれびラジオ
劇団BLUESTAXI
テアトルBONBON(東京都)
2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白ろかったです。所々、クスッと笑わせてくれるようなシーンやホットウォーミングな気持ちにさせてくれはりようなシーンが心に響きました。
七曲り異聞・隠れ処京香
劇団芝居屋
中野スタジオあくとれ(東京都)
2024/10/22 (火) ~ 2024/10/27 (日)公演終了
セツアンの善人
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2024/10/16 (水) ~ 2024/11/04 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
娼婦のシェン・タから、いとこの男シュイ・タにかわる葵わかなの一人二役が面白い。仮面をし、衣装もルーズでパステルなシェン・タから、びしっとスマートなシュイ・タと違いが際立ち、めりはりがついた。
テキストレジーのせいか、冗長さはなくテンポよくすすんだ。
脇役もよかったが、とにかく葵わかながきらきら光っていた。
芭蕉通夜舟
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2024/10/14 (月) ~ 2024/10/26 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
12年前の公演は見てないので、初めて見た。三十六歌仙にちなんで、36景で描く芭蕉の生涯。こんなに場面転換が多いのは井上ひさしには珍しいと思ったが、実際見てみるとコントの連続のようで、「日本人のへそ」につながるつくりである。
ただし「芭蕉通夜舟」はほぼ一人芝居。内野聖陽が、硬軟取り混ぜ、おかしみや寂しさや決意などを豊かな表情と所作で見せた。セリフ量も膨大だし、内野の(文字通り)身体を張った大奮闘はすごかった。何度もある厠の場面のユーモアや、「俗世間から抜けきれない、脚を片方いれたまま」をごろっと土間にネッ転びながら、片方の足をお座敷の舞台にかけてしゃべるなど、芸も細かい。文机をひっくりかえすと、金隠し付きの便器になる小道具は秀逸だった。
一生の中でも「奥の細道」はいくつも場面を書けて、ボリュームがある。佐渡の場面では、内野が舞台を飛び出し、客席上の横の渡り廊下で演じる。客は首を上にひねって見上げるので、天井横に投影された光の群れを、まさに天の川のように見ることになる。
井上ひさし中期の作品だが、下ネタが多く、結構野卑。若いころの芭蕉が属した談林俳諧は言葉遊びがメインだそうで、ここでも初期の井上ひさし流のダジャレが多くて楽しめる。「わび・さび」を経て最後に芭蕉が辿り着いた境地が「俗っぽさ、滑稽、新しみ」というのも井上ひさしの信条と重なっている。井上ひさしにしては、わが意を得たりと思ったのではないか。しかし芭蕉の高みを目指す三つの要素が、世間に広まると通俗化して、ただの色気と悪ふざけになってしまうのが、今も変わらぬ、人間社会の悲しさだった。
ビッグ虚無
コンプソンズ
駅前劇場(東京都)
2024/10/16 (水) ~ 2024/10/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/10/20 (日) 13:00
ハプニングバーのプレイルームでイタしていた男女が消失してから3年、消失した男の妻が当時バーにいた面々を集めて真相を探るが……な物語。
序盤の登場人物紹介的な3年前パートこそきちんとしている(?)が、現在パートに入ると次々にタガが外れてゆき混沌混沌また混沌、みたいな。その最中にはそれまでの前提を覆すような台詞もあって、こういうのも好きなんだな。
あと、バー従業員の制服や返り血を浴びたシャツを筆頭とした衣裳、塗装が剥げかかったバーの壁、さらに「あのゲーム」を等身大にした大道具(なのか?)など舞台美術も特筆モノ。これが妙なリアリティを与えているんだよねたと思う。
ということでかつて見たことがある悪夢のような2時間弱を堪能。
がしかし、開演が定刻より9分も押した場合は終演後に何か一言あって然るべきでは?(苦)
トリオの踊り
オフィスマウンテン
ワイキキSTUDIO(神奈川県)
2024/10/19 (土) ~ 2024/10/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
動機が隠されたパフォーマンスを読み解かす謎解きみたいな部分と人体の謎にぶち当たりました。
人の力がそこにある。
レジ打ちの店員のレジ打ち力、献血をしてくれませんか?と道ゆく人に声をかける人の声かけ力。
ある種のはったり演劇。人力で動く演劇?ダンス?パフォーマンス?
魔術?
最高の蕎麦屋は水が大事なように、最高の演劇は人が大事なんでしょうか。人が利用されてる気が全くなくて清々しいと同時に怖かった。
人が全てを決断している状況を観客として拝見しまして、痛烈に感動に繋がった。
何が起きてるのかまったくわかりませんがオススメです。
不埒
創像工房 in front of.
慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館合同練習室C(神奈川県)
2024/10/25 (金) ~ 2024/10/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
なかなか重厚なSFしてて
気に入ったデス
映画カダカみたいな
遺伝子差別のある世界での
主人公の苦悩を描いた作品でした
学生演劇で
このレベルかーと
おじさんは嬉しかったんで
星数はオマケ一つ付けますわ
いびしない愛
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2024/10/25 (金) ~ 2024/10/31 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/10/28 (月) 18:30
竹田モモコはしばらく前から注目していた劇作家だ。今作は、2020年の劇作家協会新人戯曲賞を受けた作品。しばらく前に彼女の演劇ユニットばぶれるりぐるの「川にはとうぜんはしがある」をやっていたが見逃してしまったので、期待は膨らむ。高知県出身の新進気鋭の劇作家の受賞作が東京で見られるなんてラッキーと思いながら吉祥寺に出かけた。
これまでの竹田の作品は、自らの出身地の方言幡多弁を駆使して構成したものが多い。「いびしない」とは汚いとか散らかっているとかいう意味だそうだが、その真意はネイティブの幡多人でないと分からないかもしれない。劇中で展開される方言も自分には分からないものがいくつかあった。しかし、劇団普通の茨城弁のように、方言を多用した舞台はどこか生活感があってホッとできると思う。今作も冒頭から結構手荒な場面があるのだが、大ごとにはならないぞという感触がどこかにあるような感じだった。
登場人物は、かつお節工場(ふし工場)の経営を引き継いだ二人姉妹の妹と、離婚して戻ってきた姉、従業員たちという少人数。姉妹の間の「愛」がいびしないかどうかはともかく、この姉妹の間にある微妙な葛藤を追いかけていくことで「いびしない」を感じていけるのだと思う。
今作は、多くの障害がある人たちを登場させている。まず、姉は左手が不自由。一緒に育ってきた妹は姉の障害をカバーするようなところがあるから、いわゆる「障害のきょうだい児」だった。従業員には知的障害と思われる男性がいるし、舞台が始まる前にふし工場の従業員のような出で立ちでお菓子を食べていた男女は手話通訳者だった。これらがごく普通に、自然に描かれているところに好感が持てた。
新人戯曲賞の最終審査を担当したマキノノゾミが自ら演出を切望したという舞台。工場事務所の扉の開け方などの演出が、会話劇にメリハリをつけて一気にラストまで行けるという感じだ。
BURNS FAMILY 東京公演
無名劇団
萬劇場(東京都)
2024/09/13 (金) ~ 2024/09/16 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇場に入るとすでに側近と付き人が観客を迎入れてて、瞬時にバンファミの世界に惹き込まれ、前説もパパが招いたゲストに挨拶をするように始まる。この時点ですでにワクワクが止まらなかったし、本編はコミカルで軽快に進みながらも、一人一人の葛藤が描かれ、苦しくもあり切なくもある、愛に溢れた作品です。
現代韓国演劇2作品上演「最後の面会」「少年Bが住む家」
名取事務所
小劇場B1(東京都)
2024/10/04 (金) ~ 2024/10/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「最後の面会」。
「少年B」と立て続けに観た。こちらもズドンと打って来るものがあった。オウム事件をなぜ韓国人作家が?という問いには答えがあった。実行犯林泰男に面会に来る主人公の女性役が終始、相当量の熱とテンションをもって演じる。彼女を支えて来たものを次第に理解する。その彼女に最後に突きつけられる真実を、観客も彼女自身のように受け取らせられる。「少年B」と通底するモチーフが浮上する。両者の違いを考えようとする自分と、等しく見なければならないと諭す自分がいる。
両作品とも、人をある生き方の態度へと促すものがあり、それは人を裁く懲罰システムの根本の危うさをも示唆しているのだが。
オウム事件において抜かせない問いは、世界を救う事と、殺戮を結びつけていた麻原及び実行犯らの認識だが、劇中に直接的な答えはない。だが理想を目指しているという自負(主体的関わり)と、流れに抗えない空気(受動的関わり)、後者が根本だが認めるには抵抗がある。
林は忠誠を証する必要性を強く自覚する。それはあたかも日本人以上に日本人たろうとする他国人の精神構造に似る。韓国人劇作家がこの作品執筆に掛かる着眼はそこにあったか。
かみ
中野坂上デーモンズ
ときわ座(東京都)
2024/10/23 (水) ~ 2024/11/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
気になっていた劇団の1つで中野坂上としては初めて観劇です。
劇団のHP、劇団員の容姿、公演のチラシ、公演の宣伝文句、過去のレビューから勝手な想像で
もっとぶっ飛んだ内容の芝居かと思ってました。
ストーリーはあらすじの通り、引きこもり姉をめぐる家族のごたごたです。
芝居の中にある台詞でバランスが大事とありましたけれど
まさにこの芝居と劇団のイメージのバランス悪い気がしました。
芝居自体は役者さん方お上手な方が多かったかな?
個人的に好きではない感じは絶叫が多いのと今時な感じのマシンガンの様な一方的な早口なところ
どの芝居見に行っても割と年配多い気がするけれど
客層、芝居、劇団なんだか不思議な感じしましたね。
これは単なる趣向なんですけれど
休日に芝居を見たと時、考えさせられるようなのはなんだかな?
意味もなく笑え、ありそうで無いようなのがいいです。
こう言うのがこの劇団なんだとしたら
HPとか容姿やチラシを普通にした方が親切かもしれません。
My cinema paradise 2024
劇団S.W.A.T!
劇団S.W.A.T!稽古場(東京都)
2024/10/17 (木) ~ 2024/11/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/10/19 (土) 13:00
【Aチーム】
下北沢のコミュニティFM局の人気生放送番組の新シーズン初回、初めてついたスポンサーが視察に来る中、社長の人脈で新レギュラーとなった人気声優は台本以外のことは喋れず……というワンシチュエーションコメディ。
稽古場に作られた三方囲みステージという公開生放送を観ているような臨場感のある場で繰り広げられる物語、劇中でのパーソナリティによる映画紹介は演者自身によるものだわ終盤に人情噺的味わいはあるわで身近というか親しみやすいというか心地よく、そう言えば開場時から会場にいて場を温める出演陣もステキで至福のひと時、的な。