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吾輩は漱石である

吾輩は漱石である

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/11/12 (土) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

井上ひさしには珍しい失敗作。そこは井上ひさし、転んでもただでは起きない。シェイクスピアもいうように、どんなだめな芝居にも何かいいところがある。例えば扇田昭彦は「笑いがない」と書いているけど、舞台で俳優が演じると、ちょっとした所作ややり取りで笑いが起きる。鏡子夫人(賀来千香子)が、察しの悪い朝日記者(木津誠之)に嫌味を言ったり、夢の中のインテリたちが華厳の滝からの投身自殺を巡って哲学的に論じたり。一番は、ニセ校長役の賀来千香子が見せる文明開化の歩き方。左足、右足を新旧、西洋・日本、洋才・和魂と、びっこを引いてみせるギャグは、戯曲の文字面だけではわからない。日本の外発的な開化をユーモラスに身体で表現したものだった。

ネタバレBOX

あまり登場人物同士のぶつかりや、それぞれの見せ場の乏しいのも、戯曲の構造の弱いところ。休憩後(戯曲では3と4)は、3つの長台詞が主要部分を占めてしまう。一つは、賀来千香子演じる偽校長の演説、2つ目は同じく賀来千香子の演じるマドンナの半生を語る話。この2つをきっちり見せたのは、さすが賀来千香子であった。(マドンナがヌードモデルになっていたというのは、井上ひさしらしい遊び)
3つ目は、生徒が、登場しない校長に出す抗議の手紙。面白いところもあるが、これが長い。鈴木壮麻が演じた生徒が読むのだが、セリフとして全部覚えきれないのではないか。たぶん、読み上げる小道具の手紙に、全文は無理でも、きっかけは書いてあるのではないだろうか。

芝居の構造だけでなく、テーマ的にもちぐはぐ。漱石お得意の「淋(さむ)しい」をキーワードに、しがないインテリ教師たちの侘びしさを示すのはわかる。それをマドンナが体で慰めるのは、ストリップ小屋育ちの井上ひさしらしいご愛嬌だ。でも淋しさの処方箋が「何もしない方がいい」「気の合う仲間の顔でも眺めながら、できるだけじっとしているのが、じつは一等世の中のためになる」では、首を傾げてしまう。太宰治が寂しそうに言うならわかるが、漱石が本気で言うことではないだろう。とはいえ、漱石のセリフではなく、三四郎(代助、宗助も重ねられている)のせりふだが。

ニセ校長の演説する教育の目標が「空っぽな人間」を育てることというのも、本気なのか皮肉なのか、その真意がつかめない。
捨姫神話「バリテギシンファ」

捨姫神話「バリテギシンファ」

シルクロード能楽会

二十五世観世左近記念 観世能楽堂(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/16 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

能楽堂初体験でバリ姫を鑑賞させて頂きました!

最初に軽い解説あり中間にもまた小休止的な軽い解説も入って初心者にも能に楽しく鑑賞出来る構成になっていて有難ったです。

韓国バリ姫というのも今回の演目で知りネットで調べて異文化をしる機会になりました!

また能を鑑賞してみたいなと思える機会になりありがとうございました!

UTOPIA

UTOPIA

coconkukanunity

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

登場人物の全容が解ってからは、
パズルが解けるように話が繋がっていきました。
少しせつない物語ですね!?
同じ感じのトーンの衣装も暖かさがあってよかったです!
こんな不思議があるのなら、雨の日も悪くないですね!

捨姫神話「バリテギシンファ」

捨姫神話「バリテギシンファ」

シルクロード能楽会

二十五世観世左近記念 観世能楽堂(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/16 (水)公演終了

実演鑑賞

きれいな舞台だったです。

吾輩は漱石である

吾輩は漱石である

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/11/12 (土) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

チケットをとっていた知人が行けなくなってしまい、代わりに観に行ったのだが、途中であれ?というか、昔この舞台の初演を観ていたことに気がついた。40年ぐらい前だと思うが、しゃぼん玉座の旗揚げ第2弾として上演されたのが本作。ただ、当時もどうもピンと来なくて、旗揚げ公演は割と面白かったのに、これ以降しゃぼん玉座から離れてしまった覚えがある。

こちらは頂いたチケットで観ているので気楽なもんだが、これを正規のチケット代を出していた知人が観たならば、何だか悶々としちゃったのではなかろうか。

『錆色の木馬』

『錆色の木馬』

劇壇ガルバ

SCOOL(東京都)

2022/11/13 (日) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

山崎一演じる老人が誰なのか、この部屋はどこなのか。観客も一緒にわからなくなってくるような芝居だった。しかし、最後はリア王の名セリフが痛いように刺さってくる。「生まれたばかりの赤ん坊がなぜ泣くか知っているか。この阿呆どもの舞台に引き出されたのが悲しいからさ」。

最初、老人が別の人(観客には見えない)に話しかけてる。無くしものを探している。見えない人が出ていったと思うと、若い演出助手が入ってきて、「開演前です。リア王できますか」という。老人は身に覚えがないらしい。それどころか、実は最初にいたと思っていた相手は、老人の見た幻らしい。認知症なのだ。すると今度は別の中年男(大石継太)が、「お父さん、ここは僕の部屋です。お父さんの部屋は向こうです」と。すると、老人はむすこに向かって、リア王のセリフを澱みなく語り出す。息子もケイト伯になって受ける。細かいところは矛盾したままだが、それでも、大筋はだんだんわかってくる。そして、認知症らしい老人は、昔、体に染み込んだリア王のセリフが溢れ出してくる。

山崎一の括弧付きリア王の迫力はすごかった。80分

ネタバレBOX

認知症になった不安と孤独と、全てを失ったリア王の絶望がうまく重なり、リア王のセリフが生々しく響いてくる。「必要を言うな」のセリフは、松岡和子さんに教えてもらっていたので、すごく響いた。そして、生まれた時に泣く理由のセリフが刺さる。

最近上演のない「リア王」。重くて長くておおげさに思って敬遠がちだったが、すごく見たくなった。
捨姫神話「バリテギシンファ」

捨姫神話「バリテギシンファ」

シルクロード能楽会

二十五世観世左近記念 観世能楽堂(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/16 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

能楽堂というのは初めてでしたが、場所は銀座の一等地GINZA SIX地下3階、そこに広くて立派な能楽堂が まったくの驚きです
初心者に優しいワークショップを経ていよいよ本編
照明が絞られ弦、笛、大鼓、鈴、様々な音が幾重にも重なって、えも言われぬ迫力
更に唄が加わると舞台上には神聖な磁場が生まれ渦巻いてくるようでした
バリ姫の能面はフライヤーのものより日本の能面に近くて、哀し気な表情の中の凄味、目が合うとドキッ
お面を外した素顔バージョンも、哀し気な表情の中に芯の強さが滲み出て思わず見入ってしまいます

自分にはひょっとすると難解なのでは…と心配していたのがウソのようにグイグイ引き込まれてしまう不思議で且つ濃厚な時間
狂言も務める川野誠一さんが(時には存在を消しながらも)出ずっぱりで作品世界と観客とを繋げてくれて本当にありがたい存在でした
舞台上には現実とは別の時間が流れているよう
霊験あらたか、空恐ろしい迫力の後に訪れる美しい時間
ご利益がありそうな本当に貴重な体験をさせて頂きました

忘れられない女(ひと)

忘れられない女(ひと)

劇団BLUESTAXI

テアトルBONBON(東京都)

2022/11/15 (火) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

予想していたよりもずっと良かったです。

ネタバレBOX

途中までパチプロ青年を演じているのは、青木さんだと思っていました。つまり主人公の若い頃だと。
だって青木さんに似ているんですもの。
一番印象的だったのは、やはり小劇団の演出シーンです。
あのタイプの演出家って実際にいるのかな?
いるんでしょうね。
私は知らないけど。
忘れられない女(ひと)

忘れられない女(ひと)

劇団BLUESTAXI

テアトルBONBON(東京都)

2022/11/15 (火) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
シリアスで重い感じを想像していたのですが、笑える要素満載の舞台でした。
笑いだけではなく、恋愛や仕事、人生について考えさせられ、感慨深いものがありました。
現実でも舞台の話の中でも、男性より女性の方が逞しく生きているのかなと思いました。
役者さん達の熱演も良かったです。良い舞台でした!

会議は踊る、されど進まず

会議は踊る、されど進まず

リンクス

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/11/10 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/11/13 (日)

シアターKASSAIにてリンクス『会議は踊る、されど進まず』を観劇。
「学園祭で何をやるか」ー。クラス単位なのか、クラブ単位なのか、は別として、学園祭での催し物の内容を決める話し合いというのは誰もが経験したことがあるのではないかと思います。この作品はそうした身近、且つ、どこか懐かしさを覚えるような内容がテーマの会話劇でした。
“学園祭の話し合い”という設定は、以前拝見し夢中になったアガリスクエンターテイメントさんの『ナイゲン』にも似ており、今回も舞台上で繰り広げられる会議の展開に、やはり夢中になっている自分がいました。
設定自体はシンプルでありつつも、どのような展開に進んでいくのだろうと、まるで自分自身が学生時代に戻り、他クラスの話し合いを覗いているような、不思議な感覚になりました。ストーリー全体のテンポも良かったですし、登場人物のキャラクターも皆それぞれに特徴があり面白い。クライマックスで見せたダンスパフォーマンスは圧巻の一言でした。
団体、役者さんともに予備知識ゼロの完全初見状態で拝見させていただきましたが、なかなか強いインパクトがあり、しっかりと脳裏に刻まれた印象です。半田サラ役の久代梨奈さん、鍋島極子役の田中海凪さんの“2トップ”はもちろん、周りを固めた演者さん一人一人がしっかりと個性的なキャラクターを丁寧に演じられていて良い座組であったと感じます。他の作品も拝見してみたいところです。

吾輩は漱石である

吾輩は漱石である

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/11/12 (土) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/11/15 (火) 13:00

座席1階

夏目漱石の著名作を一通り読んでいる教養がないと少し厳しいかもしれない。自分も全部は読んでいない(教養がない)ので、この戯曲の面白さを半分も味わえなかった(と思う)

先人たちの劇評も厳しいが、確かに胸にストンと落ちるような物語ではない。伊豆の修善寺で吐血して意識不明となり、その間に見た白昼夢という形で漱石の著名作の断片を織り込んで、「育英館開化中学」の職員室を舞台に物語が展開していく。
夏目漱石役に劇団四季出身の鈴木壮麻を配したのだから、もっとその声を聞かせてほしかった。何せ冒頭のシーンから漱石は床に伏せっており、せりふがない。第二幕で元気になってからもほとんどせりふがなく、とてももったいない感じがした。一方、漱石の妻や校長約の賀来千香子は着物姿もりりしく、きっちり配役をこなしていた。

井上作品なのに、こまつ座初演とは少し驚いた。これまで上演してこなかったのはなぜなんだろうか。

あなたに会いたいから私は今日も空を見上げる

あなたに会いたいから私は今日も空を見上げる

劇団皇帝ケチャップ

浅草九劇(東京都)

2022/11/02 (水) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/11/03 (木) 13:00

一言で表現すれば「あれこれ佳い塩梅の作品」。
まず、観客の想像力/読解力(?)を信じて語りすぎず説明不足にならずな語り口が鮮やか。
次に本筋を進めるための会話と無駄口/軽口や横道に逸れる会話の配分が絶妙で、初めてここを観た第2回公演以降毎回感心するが「そうそう、普段の会話ってそんな風に茶々を入れたり話が逸れたりするよね」な感覚が実に自然。
さらに安易なハッピーエンドではないがビターエンドでもない「生かさず殺さず」的な(違)結末の「切なさと優しさ」たるや。
あと、あるキャラクターがいわゆるファンタジー系のものながら現代風にアレンジされていて「文明の利器」まで使うけれどもそのアイテムがそこそこレトロというのもまた面白く効果的。

ネタバレBOX

「神」の使いである「天使」が現代風の若い女性で、天界(?)からの連絡を受けるアイテムが「黒電話」というのがまた上手いというか何というか……。
VANYA‼︎

VANYA‼︎

人間劇場

SPACE EDGE(東京都)

2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台転換の演出が、印象に残りました!

革命前夜

革命前夜

troupe▲antLion

スタジオ空洞(東京都)

2022/01/26 (水) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

濱野和貴が中心になって結成したユニットの第1回公演。フランス革命三部作や源氏物語、マレーネ・ディートリッヒを主人公にした「Gloria」をはじめとした秀作群を放っていたものの、主宰の不実さから解散に追い込まれた芸術集団れんこんきすたの座付作家兼演出者だった奥村千里の書下ろし新作でもある。むしろ奥村が自劇団での上演という軛から放たれて、初めて自由に書いた作品ともいえるだろう。

そんな奥村が採り上げたのが1980年代、共産党政権が崩壊するビロード革命勃発直前のチェコスロバキアの首都プラハである(チェコスロバキアと聞くと64年の東京五輪での優美な演技で名花と讃えられた女子体操のチャフラフスカが懐かしくなるワタシは相当に古い…)。

定刻に開演、上演時間1時間20分。

[以下、ネタバレBOXへ]

ネタバレBOX

劇作家であるハヴェルが結成した劇団の団員達は、政府の厳しい監視の下、活動の制限を余儀なくされていた。監視の目を掻い潜って時折集まる彼らのもとに、獄中のハヴェルが執筆した新作戯曲が届けられる。それは本物なのか、本物としたら面会さえできぬハヴェルからどうやって届いたのか…粗末な木製のテーブルと椅子、整理箪笥とコートハンガーがあるだけという簡素なセットの中で濃密な会話劇が繰り広げられる。

ハヴェルの作品を保管しているというだけでも逮捕されかねないのにその戯曲の公演を行なうべきか否か、それはまさに演劇か死かの選択を突きつけられたに等しいものだったのだ。

「観ない人間からすれば、舞台なんてどうでもいい。(中略)あってもなくてもどちらでもいいんだ。舞台は、求められていない」というハイスキーの言葉や、「観に来てくれた人を、自分の舞台で誰かを死なせる覚悟なんて持てない。(中略)きっと、舞台に立てるのは、観に来てくれた人を守れる人だけなんだ」というアタの言葉は、演劇というものに関わる人間にとっては胸に刺さるものだろう。コロナ禍で公演を打つべきかどうか苦悩する小劇団にとっては現実的であるともいえる。
そういえば、「日本を愛し、演劇を愛する。そんな当たり前を取り戻す」という劇場都市TOKYO演劇祭のキャッチフレーズに、「舞台を観たことがない人間にとってそんなものは当たり前ではない」と自称リベラルの舞台女優が噛みついていたが、舞台人自身がそれを理想としないでどうするというのだ。
奥村の新作は、圧政下のチェコというだけでなく、今現在の演劇に関わる人々に覚悟を迫る作品でもあるといえるだろう。いろいろと考えさせられる作品だった。

政府側の人間でありながらハヴェルの友人・協力者でもあるハイスキー役の濱野和貴が殊にスゴイ。れんこんきすたの「リチャード三世」などで冷酷な人間を演じてはいたものの、これほど無感情とも思える冷たさを全身に滲ませた役は初めてではないか。

因みに劇中でチェコの宝としてチャペックの名前が出てくる。カレル・チャペックというと「ロボット」という名前を作ったことで有名で、一昨年は私もチャペック作の舞台作品の上演を3本観ているが、私にとってのチャペックは童話「郵便屋さんのお話」の作者なのだ。私が幼少期に読んだ童話BEST3の1本なのだ(あと2つは有島武郎「一房の葡萄」と小川未明「赤いろうそくと人魚」)。

残念だったのは国がどんどん貧しくなっている象徴として「まともなコーヒーだって飲めやしない」ということで、分けてもらったコーヒーを入れて大切に飲む場面が何回かあるものの、コロナ対策でマスクをしているために、その香りが感じられなかったこと…。
薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還

薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還

劇団☆新感線

新橋演舞場(東京都)

2022/11/01 (火) ~ 2022/12/06 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

お話は面白いし、天海さんは可愛いしきれいだしかっこいいしで、お芝居としては★5つでいいと思うのですが・・・
チケット代をケチって3階左席(3500円)を取った私が悪いんでしょうが、3階A席(8000円)との差は大きい。何ならパンフレットを買ってお釣りがくる。
なので、下手は見えないのは覚悟して行きましたが、そこからは舞台中央もほとんど見えないんです。こうなったらモニターが頼りと思ったら、これが全然ダメで、照明が明るいと画面が真っ白になってしまうという、今時それはないんじゃないと言う代物。また、花道を見せたいのかもしれませんが、たまにしか使わない花道よりも舞台中央に重きを置いて欲しいものです。と言うわけで、お芝居中はストレスが溜まりまくり。シアターコクーンのバルコニー席は2度と行かないぞと思っている私ですが、新橋演舞場の3階左右席も行かないことにしよう。
3階左右席は「舞台がほとんど見えない」と公表しておいて欲しいです。

猫、獅子になる

猫、獅子になる

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2022/11/04 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ちと問題の焦点がボヤけてたかな。色々盛り込み過ぎたのかも。俳優陣は良かったので星3つ。

『黄泉の国でも愛してる』

『黄泉の国でも愛してる』

縁劇ユニット 流星レトリック

ザ・ポケット(東京都)

2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

親子、兄弟姉妹の思いやり…泣けました。生演奏も、良かったです。

会議は踊る、されど進まず

会議は踊る、されど進まず

リンクス

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/11/10 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

テンポの良い会話劇。めっちゃよかったです。

花を灯す

花を灯す

劇団水中ランナー

駅前劇場(東京都)

2022/11/11 (金) ~ 2022/11/14 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

水中ランナーは前に観た時と同じく一風変わった設定でありながらとても温かい
癌が分かって病院から帰って来てお母さんが「6秒だけ」と言って泣くシーンは周囲ですすり泣き、こちらも涙腺ゆるんだ
ここだけでなくお母さん役の織田あいかの表情が素晴らしかった
次の場面のキャストが舞台上の別の場所に現れていて、ライティングで切り替えるため、テンポが良かった
最も印象に残ったのは先のお母さんのシーンと長男、次男とその妻たちなどそれぞれの会話がシンクロするシーンだった
開演早々は発声に?と思ったけど、初日ゆえか直ぐに改善された
あとは皆なかなかの好演だった
主宰の堀之内良太は相変わらず
フラワーロックがうまくメタファーに使われていた
しかし、こんなお父さんお母さん最高‼️
お父さんみたいに「楽しかった」って言って死にたい(今のところ大丈夫、ただし家族ではなく〜苦笑)

「潜水艦とクジラと・・・」

「潜水艦とクジラと・・・」

椿組

雑遊(東京都)

2022/11/10 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 美術は加藤ちかさん。基本的に板上は素舞台であるが袖を付けて一方の出捌けとした下手上がり口、その対角線上の角を少し開けて出捌けとした他は、四周を高さ二尺三寸、厚み七寸程のグチャグチャにたぐね皺だらけにした布のような素材で囲う。土嚢を積んだ土塁のようにも、塹壕から見上げたその上部のようにも、或いは戦争で破壊された建物の残骸を道路の端に集めた残骸の集積のようにも見える。要は観客の知識や想像力、スタンスで見える物が変わるような美術、色は照明効果も用いてのことであろうが薄い黄土色という印象を持った。(追記後送)

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