最新の観てきた!クチコミ一覧

13901-13920件 / 183036件中
きゃんと、すたんどみー、なう。

きゃんと、すたんどみー、なう。

やしゃご

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

開場時から舞台上には役者さんが配され
軽~トークなどもしておりまして
早めの入場をと勧めますね~♪

重たい話と
生きるのが辛そうな方々が多いかなぁーと思える話でしたが
笑いも多めに取り込まれてて
バランスが良かったかしら~と感じた2時間超える作品
=開場時からを入れると2時間半だねぇ

終演から5分後にスタートした
アフタートークはゲスト:松本哲也さん(小松台東 主宰)でして
作・演出:伊藤毅氏が司会(風)の
ふたりトークが25分程でした=割とグダグダ感(失礼)な
トークタイムでした=満席でしたがアフターには8割ほどの方々が残ってましたわ
初演とか他作とか本書きとかのネタバレ的な話は
割と面白く聞けました~♪

ネタバレBOX

関東圏郊外。三人姉妹が住む一軒家。
舞台セットは10畳の和室=居間を中心に奥に縁側~庭~勝手口が配されてます
長女は、知的障がい者である。=作中では話の進行で半ばまではわからないデス
親はもう亡く、主に三女が家を仕切っている。=というのも
何となくでしか作中は伝わってこなかったー
次女が結婚し、夫と建てた新居への引っ越し日。=とも最初は
よくわかんなかったー
引っ越し業者とともに作業をするつもりの姉妹たち・・・・。
であったが何かゴタついてるらしく業者の男女が
舞台奥の縁側で2時間以上待たされてて。
居間の手前のトコには姉妹を手伝うつもりで来た漫画家さんが寝て待ってる状態。
開場時の設定ですねー
ゼロアワーで諸注意アナウンスが入って
そのまま段々と客席照明が暗くなって舞台スタートです!

いろいろと詰め込まれた設定が徐々に開示されて
生き辛そうな登場人物たちが
それでも生きてく様子を覗き見るような芝居でありました

後半に出てくる次女の夫の研究室助手さんが説明する
生命は最初に口と肛門ができる管状態でー
食べて排泄するのが基本と言うのが
なんか作者の言いたいコトかなぁ~とか思えたデスよ
いろいろと考えさせられた舞台でした

ちなみに長女の結婚相手も施設で出会った知的障害な男性で
役者さん演技上手やわぁと思ったデス
とりあえず説得されて直ぐに結婚とかは無しにというので
次女の夫くんが彼の自宅に送る最中に
車道に飛び出して車に跳ねられたという連絡を次女が受け
次に鳴った電話を取れずに問題を先延ばしにする間は巧かったー
彼氏の生死は・・とオープンエンドで結末は観客の想像に任せて
舞台上では長女の結婚に姉妹が賛成して
次女が喜ぶ長女に綺麗に化粧をしてあげるシーンで終演です
暗転も無しでアナウンスでの終演でしたが・・
いろいろと続いてゆくのがあるんだろうなーと思わせての話ですよねー
う~む姉妹側だけでこの長文

引っ越し業者側も いろいろあるんだが・・・
ランボルギーニに乗って

ランボルギーニに乗って

劇団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

ランボルギーニに乗って

ランボルギーニに乗って

劇団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/07/13 (水) 14:00

とても鹿殺しらしさで笑ったり驚かされたり面白かった。生身な感じがガンガン伝わってきたし、小道具1つにも手作り演劇感たっぷりで、やっぱりいい味出してる。準劇団員谷山さん大活躍で満足。
そしてマイケルの正体には驚いた。河内さんの時代が本当に始まってますね。髭生やした中学生でもかっこ良かった。

きゃんと、すたんどみー、なう。

きゃんと、すたんどみー、なう。

やしゃご

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

障害を持つ役の役者さん二人が、熱演でビックリしました。
本当にそうなのでは、と思えた。
暗いテーマなので、明るく笑いが入りほっとしました。
隣の席の女性が、涙をボロボロこぼし泣いていました。
結婚出来ないというところで。
私には、全く知らない障害者家族の苦悩...
こんなに大変なのか、ほんのわずかだが、はじめて知りました。
これからは、障害者のかたに少しでも思いやりを...と思いました。
とても素晴らしい作品でした。
本当に観てよかったです。

きゃんと、すたんどみー、なう。

きゃんと、すたんどみー、なう。

やしゃご

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

重い内容でしたが、笑いの場面も多く、観易かったです。
でも、やはり知的障害の家族がいるという事は、綺麗事では済まされないというリアル感があり、苦しくなりました。
登場人物達のそれぞれの考え方、それぞれの台詞が、ずしんと響きました。
役者さん達の演技は、皆良かったです。
色々な事を考えさせられる舞台で、とても良かったです。

畳屋のあけび

畳屋のあけび

CROWNS

シアター代官山(東京都)

2022/07/06 (水) ~ 2022/07/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

生まれる前の戦後が舞台なので、想像でしか感じられませんが、主人公の病気だけがメインではなく、その時代のいろんな想いも散りばめられていて良かったです
今でも答えのない認知症を取り巻く環境ですが、いい終わり方で良かったです

ランボルギーニに乗って

ランボルギーニに乗って

劇団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

妄想の冒険大活劇。いや~流石に鹿殺し、グッときますね。ランボルギーニはあららと妙に可愛く、ちょっと残念。

『いなほのしっぽ × 匿名劇壇』

『いなほのしっぽ × 匿名劇壇』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2022/07/12 (火) ~ 2022/07/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

匿名劇壇『放送部がつぐ!』観てきた。
めっちゃ面白かった〜!こういうシリアス×コメディ好き!ロコモコファイナンスのくだり最高。

ランボルギーニに乗って

ランボルギーニに乗って

劇団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

良く分からなくてもぶっ飛んでいるのがイイ、そっち系の公演かと思っていたらかなり違っていた。
ぶっ飛んでいるのはある意味違っていないけれど、しっかり揺さぶって来るナイスストーリーで真っ当に面白い!
心に巣食った闇とかショッキングな事件とか、中々のダークサイドはダークなままに、超エネルギッシュでスピーディー、妄想世界も良い感じで一緒に駆け抜けていく盛り沢山エンターテイメント。

バスケ部補欠の少年(やがて家の鉄工所が経営危機になる)とスクールカースト最底辺な少女との一風変わった友情。
一緒に事件を追っていく姿が微笑ましく、ちょっとサスペンスフルなところも良い。

観終わった後に広がるビジュアルイメージは黄色いランボルギーニ&ドライバー(もじゃもじゃ頭の)丸尾丸一郎さん、実に象徴的。

ネタバレBOX

たぶん2.5次元舞台ならバスケ試合シーンのボールはエアーになるであろうところ、本物のバスケットボールで演じられており、楽しませる事への実直さに感心。

フライヤー左に映っている怖い横顔の人、出てきた。
個人的に「緑髪の怪女」と命名、棲みつかれてしまったら…めっちゃ怖い。

誰かが想うよりも私は

誰かが想うよりも私は

努力クラブ

AI・HALL(兵庫県)

2022/06/04 (土) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽日観劇。
無茶苦茶良かった。
合田さんが描く女の子は毎回一癖あるが、とても魅力的。
今回怪物級に性格悪いが、とてもキュートな主人公をにさわまほさんが好演。
確か同志社小劇場で目につく女優さんと思った。

他の役者さんもとても良かった。
ドロドロの筈が、何故か可愛く感じた。凄っ!

罪人こぞりて

罪人こぞりて

座・一座

MOVE FACTORY(大阪府)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/04 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽観劇。
山﨑千惠子一座さんが座・一座 さんに改名されて、初の観劇。

今回は若手公演との事だが、なかなか面白い事件を扱われていて、興味深かった。

取り調べでの弁護士と刑事のやり取りが楽しく、告白回想時の犯人の言動は迫るものがありました。
有罪に一票。

愉快痛快ってもんよ、ううん、なんでもないわ

愉快痛快ってもんよ、ううん、なんでもないわ

松永企画

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2022/06/04 (土) ~ 2022/06/04 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

元カレとズブズブな関係が続く娘が書き綴る物語。
現実と非現実を行き来し、ワイルドな非現実では…

折り紙を使った演出が面白かった。
特に血しぶきは圧巻。
全体的にはとても楽しかったが、妙に間延びした所が少し気になった。

サラサーテの盤

サラサーテの盤

くじら企画

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

内田百閒の短編小説等を元にした、ウチダを取り巻く人達の日常が描かれた作品だが、皆が愉しそうで、ほのぼのした。
偏屈なウチダの周りには、何故か人が集まり、そして人が亡くなり、どこまでも人は優しく、人の出会いと別れに涙が…
今迄観た大竹野作品で一番好きかも!

BLOW & JOB

BLOW & JOB

劇団不労社

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2022/06/03 (金) ~ 2022/06/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日観劇。
超~ブラック企業の正規·非正規社員の悲喜交々!
現実味あるパワハラ·セクハラ·モラハラのオンパレードを迫真演技で、観てて苦しくなる程、圧倒された。

只、超ブラックでもそれはやり過ぎ、風営法にかかるだう的な所で、現実からの乖離を感じ、少し熱が冷めた。

対岸は、火事。

対岸は、火事。

餓鬼の断食

ウイングフィールド(大阪府)

2022/05/27 (金) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽観劇。
若者のやり取りや反応がとても新鮮で、愉しかった。
(我が娘の思考も時々???なのだが、この感じなのか?)
それでも其々に問題を抱え、悩み、真剣に考えている姿に、とても好感を持った。
良かった。

私も昔に戻って青春したい!
この後日談が気になる。

『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』

『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2021/07/10 (土) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

BSで放送していた映像を視聴。

「桜嵐記」
楠木三兄弟という一般的に知名度が低いと思われる題材を取り上げるところに、チャレンジ精神を感じる。物語を維持しながら、時代背景と登場人物、敵味方の関係図などを分かりやすく伝えるのは難しい。しかし、見せ場となるシーンを厳選してダイジェストのように見せることで、上手く解決できたように思う。多少唐突に感じる部分もあったが、全体的にまとまりのある良作だった。

「Dream Chaser」
あまり宝塚を見ない自分でも「これぞ宝塚だな」と思うくらい、歌ありダンスありの華やかな王道を感じるショーだった。特にこの作品で退団した珠城りょうさんの力強さと色気は別格。久しぶりに見た宝塚がこの作品でよかった。

JACROW#28『鶏口牛後(けいこうぎゅうご)』

JACROW#28『鶏口牛後(けいこうぎゅうご)』

JACROW

座・高円寺1(東京都)

2022/06/23 (木) ~ 2022/06/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/06/17 (金) 14:00

当日パンフレットにある通り、ある分岐点で異なる道を選択したら?な往年のドラマ「if もしも(1993年)」を想起させる構造だが、ラストの「え、どゆこと!?」からの「あ、そういうことか」な展開がM.C.エッシャー「邂逅」を想起させて(ってか「実演版」みたいな?(笑))見事。
また、ちりばめられたユーモアも楽しく、ともすれば重くあるいは暗くなりかねない部分さえも娯楽性たっぷりに描くのはJACROWの真骨頂か?
後半で短い回想を挟む時の川田さんの出ハケまど楽しかったな。
ところで時折、視野の片隅にユースケ・サンタマリア(ってか「パンドラの果実」の長谷部勉)がいたような……いや、ちゃんと見ると小平さんなんだが。(笑)

abc♢赤坂ビーンズクラブ

abc♢赤坂ビーンズクラブ

エヌオーフォー No.4

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

お洒落で素敵なshowでした。歌もシリアスなお芝居も、オチのあるコントのようなお芝居もどれもよかった。その上ダンスはすごい。何回もみたくなる舞台です。お勧めです。

かつてサジェを悩ませた幾つかの難題

かつてサジェを悩ませた幾つかの難題

演劇企画 heart more need

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/07/06 (水) ~ 2022/07/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/07/09 (土) 13:00

 話を引っ張る主人公や、わかりやすい悪役がいる訳じゃないのに世界観にグイグイ引っ張られた。演出も役者さん達も見事なお仕事だったと思う。役者さんに関しては全員が主役であり全員が脇役なところがあるので極端に前に出ないようにしつつ、でも各役者の魅力は出し惜しみしないチームプレーがお見事でした。

 細川さんのオカルト系舞台の中ではかなり優しい世界でなにかしらポジティブなリターンが帰ってきていました。考えてみると過去作品のようなヤクザや新興宗教といった強欲な場合は因果応報的な激しいリターンが帰ってくるのですがw、今作の一般市民のささやかな欲にはこういうリターンになりますね(でも少し宗教系の話であったり不倫願望を入れたりする「毒」を入れてきたのは上手い)。

 3つのエピソードのそれぞれの話はそれほど大きくないんだけれど(とはいえサジェの当時の環境を考えると実は大きい)、エピソード入れ替わりで退屈させず、いつの間に物語が積み上がってそしてひとつにまとまって…という展開。上演時間は90分だったんですがそうとは思えないボリュームだったなぁ。

 あとこれは個人的な好みになるけれど西宮チームの関西弁芝居が面白かったなぁ。演出の細川さんによる警備室からの声だけ出演も良かったし、チームの中では唯一の関西人では無い遠藤さんの芝居がまた良くて、フランキー堺さんの芝居を見ているかのようでした。

ハヴ・ア・ナイス・ホリデー

ハヴ・ア・ナイス・ホリデー

第27班

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

音楽自身が生む高揚を劇に包摂する舞台を作るユニット、と認識しているが、今回は演奏が一人、プラスαの趣向で、そこ一点突破な劇構造だったな、と一日置いた後思えて来た。そう考えて漸く、私にとっての「第27斑らしい」範疇に戻って来た。つまりは実際の舞台はその狙い通りには必ずしも行かなかった、という結論になるが...致し方ない。。
架空の設定の特区での若者たちの群像が描かれ、擬人化された存在も登場するが、「SFは設定が命」と最近よく思う通りで今作も些か詰めが甘い。話の舞台は不老薬が配られる「未来の村」という特区での設定で、畦道が伸びるだけの過疎地に人を呼び込む政策意図がありそうなのだが、薬は有料であるとか、だから仕事を(自力で)見つけなきゃならないとか、幾分無理が(説明し切れてなさが)ある。だが、移住してきた若者たち(背景はほぼ説明されない)にとってのアジール的空間がそこはかと立ちのぼりそうなのが良く、ブラッシュアップされた舞台をまた観たい世界であった。

ネタバレBOX

音楽的な高揚をそのまま劇的高揚とするのはミュージカルであるが、これは大がかりである。第27班のはそれとも違う音楽と劇の絡みがある。劇伴的に挿入する場合でも生であるだけに迫力があるが、所謂「劇伴を生でやる」定型とは異なる。真髄は音楽演奏が劇に生でピンポイントにハマる、これが快感である。今回はギター一本の弾き語りを村のラジオ放送局(空き家)を乗っ取って自分の曲を演奏し始めた移住者がやるのだが、音楽が作る本作のクライマックス場面は、同じく移住者である主人公が昔取った杵柄、ダンス、タップを訪れた放送局でDJに披露し、ギターとコラボをする、ここである。クライマックスを作れてはいなかったが・・。
本命がタップでその後にダンスもさらっとやるが、ダンスはやれてもタップは厳しかった。ダンスは音楽とのブレがあっても自由さが強調され、成立するが、タップはそうは行かない。身体の動きをオンタイムでコントロールする、という点では楽器の演奏の方が近い。しかも楽器は通常狙う場所までが近いのでスッと移動でき、狙う音が出せる。タップは右足か左足を体を支えるために用いつつ、音を出すために一度ジャンプしてその着地の瞬間にオンタイムで打音を出さねばならない。重力に任せる時間が生じるのだ。コントロールは(楽器のように)音を出す直前にその場所にスッと移動すれば良いのと違い、ジャンプする瞬間の力加減のコントロールが必要になる。言えばそういう事である。猛特訓をして漸く、劇的クライマックスを演出するレベルに到達するくらいのものではないか。
その結果、訓練したものを披露する、という舞台から現実に引き戻される時間が生じてしまう。
というのも、「昔やった」のなら、実際にやってる音がリズムからズレて来た時には「あ~」とか「あちゃ」とか、「うわ~ダメや」等の発語が思わず出ないのは、不自然なのである。「うまくやった体で」芝居を続ける(観てもらう)ことは、他の事ならともかく、第27班の音楽には難しい。音楽的高揚、音楽そのもののもたらす感動がそこに生まれなければ、それは第27班の芝居ではない。着想は良かったが、着想が狙っただろう形を、観ながら想像できたわけではない。

このページのQRコードです。

拡大