最新の観てきた!クチコミ一覧

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2222年の雨宿り

2222年の雨宿り

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

本筋の内容は200年後じゃなくても成り立ちそうでしたが、これはこれで懐かしさを感じさせてくれました!

ASAKUSA THUNDER GATE

ASAKUSA THUNDER GATE

妖精大図鑑

浅草九劇(東京都)

2022/11/25 (金) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ポップでカラフルなヲタクSFコメディ。いや~これは楽しい。パロディにも笑える。

「新・楽屋」「三通の遺書」

「新・楽屋」「三通の遺書」

CANプロ

スタジオCAN(東京都)

2022/11/27 (日) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

30分程度の小編2本立て。1本目はあの「楽屋」の上演前の楽屋が舞台のホラーコメディ。元ネタを知っていると、結構笑えます。2本目は山小屋が舞台のサスペンスコメディ。ゆるく楽しめました。

クリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル

アーティストジャパン

あうるすぽっと(東京都)

2022/11/29 (火) ~ 2022/12/01 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

team REDを観劇。この演目、リーディングでの公演は初めてでしたが、いい雰囲気でしたね。クリスマスソングのピアノの生演奏もいい。

遥かな町へ

遥かな町へ

文化庁・日本劇団協議会

シアターX(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

フランスからの逆輸入ということでしたが、意外に違和感は感じませんでした。原作を読みたくなりましたね。

ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

LOGOTyPEプロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

久しぶりにアヴァンギャルドな舞台を観せてもらいました。正直言って、理解できないところが多いですが、圧倒されます。ラストのスピリチュアルな感じはいい。

Flamenco Caleidoscopio

Flamenco Caleidoscopio

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

よみうり大手町ホール(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/03 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

この躍動感。やっぱりフラメンコはライブで楽しまねば。

建築家とアッシリア皇帝

建築家とアッシリア皇帝

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2022/11/21 (月) ~ 2022/12/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

第一幕85分休憩15分第二幕70分。
但し休憩の間に成河(ソンハ)氏が役のまま、ステージ上の小道具を片付ける。ファン必見。

飛行機が墜ち、無人島に流れ着いた岡本健一氏、そこには先客の土人、成河氏がいた。二年掛けて言葉を覚えさせた岡本氏、自身をアッシリアの皇帝と信じ込ませている。成河氏は何故か建築家に憧れて、建築学をねだる。言葉によってやっと意思の疎通が図れる筈が逆に難解になる二人の会話。この辺は『アルジャーノンに花束を』的。「早く幸せになる方法を教えてよ」。

岡本氏の衣装がナチスの高官っぽい。
成河氏は野生動物みたいな動き。次に何をするか目を離せない。ファンの気持ちが分かる。人間ではなく“役者”という生物。
この長丁場、時には一人芝居で全く退屈させないのは凄い。

不条理劇の大家とされるフェルナンド・アラバールの代表作。1967年パリで初演。1974年日本初演では山崎努氏が皇帝役を演った。余りにも肉体的に激しすぎる為、相手役は二人降りたという。山崎努氏も幕間で医者に注射を打って貰っていたそうだ。

岡本健一氏と成河氏の魅力で成立させている世界。裸や女装のシーンも多く、華奢でか細く美しい肉体。グロテスクなシーンもコミカルでポップに味付けされており、不快感は沸かない。成河氏の要求に度々応える裏方。(『できるかな』っぽい)。壮大な「ごっこ遊び」に皆が付き合わされていく。
逆に女優二人でこの作品を観たいと思った。どう映るだろうか?

ネタバレBOX

映画向きのネタだと思う。マーロン・ブランドとジョニー・デップでどうだろう。訳の分からない独白に必死に付き合う建築家。フランシス・フォード・コッポラかベルナルド・ベルトルッチ。莫大な製作費を掛けた思わせ振りなシーンの連続で中身は空っぽ。そんな空虚な映画を観たい。

背景にビラビラした黒いビニールシートの海。海の上では戦車が流れ戦闘機が飛ぶ。どこかで戦争が行われているようだ。
建築家は動物や自然を自在に操るシャーマン、太陽を沈ませ山を動かす。2000年近く生きている超自然的存在。
皇帝はエディプス(オイディプス)・コンプレックス〈父を憎み母を我がものとせんとする無意識の欲望〉の権化。第二幕、手作りの仮面を使った裁判ごっこで己の罪を暴かれる。母親をハンマーで叩き殺し、犬に食わせたことを告白する。建築家からの死刑宣告に対し、同じくハンマーで殺されることを希望。建築家は「これはただの裁判ごっこだ」と拒むが皇帝の本気に押し切られる。
建築家は彼の遺言通り、母の形見のコルセットと服を着て皇帝の死体を食べていく。脳味噌をストローで吸い取る。どんどん失われていく建築家の超自然的な力。最後まで食べ尽くすと建築家の姿は皇帝になってしまう。そこに飛行機が墜ち、皇帝の格好をした建築家が助けを求めて現れる。劇の冒頭のシーンが配役を入れ替えて繰り返し。

自分の好みではなかった。やっぱり演劇の本質と生来的に肌が合わないことを実感。多分人間が嫌いなんだろう。演劇とは本来「ごっこ遊び」で、それを観客が夢中になって観ることによって成立。観客も「観客ごっこ」役として参加する。「ごっこ遊び」の昂揚、宗教的祭祀、燔祭。神に捧げるのか、神を喚び起こすのか、神を実感するのか。この空虚さの共有。
河童と川邑家と何か

河童と川邑家と何か

劇団cMcc

千本桜ホール(東京都)

2022/12/01 (木) ~ 2022/12/05 (月)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

LOGOTyPEプロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2022/12/04 (日) 18:00

命がけでやっているような舞台を、なんの覚悟もなく呑気に見に行きぽかんとしていて関係各位に申し訳ないという気持ち。
特に主演の方が物凄いエネルギーを放っているのに、こちらに受け止める力が足りてないと思わされた。
戦後77年現在の日本の自然や風景の映像はこれだけで一つの作品、コーラスも音は確かにあるが乱れない、一つの演目になり得る。
どちらも静謐という言葉が思い浮かんだ。

ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

LOGOTyPEプロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

全てにただただ圧倒されました。
一人であのセリフの多さと体全体の表現は素晴らしかっです。
ただ凡人の私には悲しいことに理解が出来ませんでした。

無情

無情

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/07 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/12/04 (日) 14:00

2007年に初演、2016年に再演作の再々演で再演を観てる。素晴らしい!!(4分押し)109分。
 足から徐々に全身に麻痺が広がる病気にかかった女性とその周辺、目が見えないために他の人からヒドイことをされてしまう女性とその周辺、の2つの物語が交互に3場ずつ展開される。2人を襲う悲劇は確かにツライものなのだけれども、それを笑いに変えるセリフを書く櫻井が凄い。しかも、大笑いしていた観客を一瞬で凍り付かせるセリフのキレは見事。両者の関連は物語上は少ないのだけれど、交互に観ることである種の特徴が浮かび上がってはくる。
 再演を観たときの感想で、「セックスは」「できません」というセリフで爆笑させる櫻井は凄い、と書いているのだが、今回は笑える感じではなかった。何が変わったのだろうか。

Flamenco Caleidoscopio

Flamenco Caleidoscopio

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

よみうり大手町ホール(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/03 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

レストランでのフラメンコは経験があったけど、ステージでのフラメンコは初。
三味線とのセッションもあって、なかなか面白かったです。
個人的には女性の歌い手さんが凄くて、感激!
ダンス(身体)とギターと歌、ステップ音と手拍子、衣装の動き、全てがミックスされた総合表現=フラメンコってことなのかな。
観客席でじ〜っと見るよりも、レストランの席の合間を縫って魅せてくれるフラメンコ、また体感したいなぁ。

遥かな町へ

遥かな町へ

文化庁・日本劇団協議会

シアターX(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

映像にて鑑賞。シアターXで上演というとつい1ランク上に注目し、劇場観劇は叶わなかったから配信を観た。大昔の新宿梁山泊以来久しく見なかった近童弐吉を劇団印象「瘋癲老人日記」で目にして今回二度目になるが、自分が目にしていなかっただけで役者稼業は続けていたようで(結構ニアミスで見逃していた舞台も..)。本作では近童氏のみ中原博史(現代及び中学時代)一人を演じ、他大勢は役及びコロス、またはコロスのみ(パンフにはカラスと書いてある)。主要な役として中学時代の父、母、祖母、妹、ポチ、同級生の島田、クラスのマドンナ永瀬智子、彼をライバル視する男子や漫画家志望の浜田。他のエピソードとして父が見舞いに行っていた幼馴染みの女性、父の戦友で母の許婚であった青年など。現代には妻と子ども二人がいるが、冒頭の紹介以降ラストまで登場しない。コロスたちはクラスメートを演じたり、博史の代わりを演じたりする。その時弐吉は自分を客観視する立ち位置にいる。
谷口ジローと言えば作関川夏央/絵谷口の「「坊ちゃん」の時代」が思い出されるが、今作は谷口氏が自らの故郷を舞台に時間を遡る物語。ドキュメントなタッチにほんのりフィクショナルな風合い。導入は山田太一の「異人たちとの夏」のようなリアルな感覚を引き摺りながら事態を受け入れて行く過程が良い。14歳の自分に48歳の自分が遠慮なく混じり込んで14歳を満喫しているのも新鮮で、48歳の頭脳が若い身体を動かすのだから当然だが本人の自覚なくして成績良く英語ペラペラ、スポーツも優秀、達観した言葉を吐いたりするので、本当の14歳時代には言葉すら交わさなかった永瀬さんと親しくなり、恋心を打ち明けられてあたふたしたり。過去の時間のそうした「変化」を認識する中で、彼はこの旅の無意識レベルでのきっかけであった「母」の人生、その苦労を決定付けた「父」の失踪に思い至り、父が失踪した日が近づくにつれ、父の失踪を防ぐ事が自分の旅の目的だと思い定める。そしてついにその日を迎える。全てにおいて塩梅よく仕上がったストーリーで、成熟社会となった日本の「現代」の生の課題を掬いとる着地になっている。
ただ、原作コミックが発表されたのが1998年、失われた二十数年の起点となり派遣労働の規制緩和、自殺率の上昇、日本型新自由主義によって今思えば組織防衛のために成長の契機を摘みにかかった時期で、政治を含めた社会の先行きが当てを失って彷徨い始めた頃である。今、見えてきた日本の構造的な課題は、「諦め」の深化との相殺で変化の契機になっていないが、「見える」段階に入って来たとすれば、この作品のトーンは「見えない」自分の現在地を過去に遡り、父の人生を見つめる事を通して発見しようとするファンタジーである。社会云々と書いたが最も生々しく己れの生のありかを定める父という存在(女性にとっては母、あるいはそれぞれ逆の場合、他の存在もあるかもしれない)に、気づかせる。
2010年ベルギー、仏独の製作で映画化。谷口ジロー作品は仏で評価されているらしく、それが今回の共同制作に繋がったようである。舞台処理は欧州のクリエイターらしく機能的で生演奏の音楽、効果、奏者も芝居に加わり、コロスの細やかな動き、ちょっとした憎い演出が全編に効いている。例えば博史が公園のベンチで寝ている所へクラスの永瀬智子がやって来て二人して話し込む、という場面は空からの視点で観客は見る事になるが、見事に錯覚させる。
弐吉の物語を総員で作り上げる「形」の中に演劇に対する演出家の思想を読み取るのは気が早いか。座高円寺の企画に参加しているイタリア人演出(これまで「ピノキオ」他三四作を演出)にも近い印象を持った。

瞬きと閃光

瞬きと閃光

ムシラセ

シアター風姿花伝(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/12/04 (日) 13:00

座席1階B列

価格4,000円

過去と現在を‘繋ぐ’素敵な作品でした。

回人回 父母と三姉妹

回人回 父母と三姉妹

回人回製作所

シアターウィング(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

未見の団体、初めて行った会場…期待と興味を持って観劇した。公演は「物語」と「パフォーマンス」で構成しているが、その融合性が感じられなかったのが残念。表層的な観せ方には拘りを感じるが、物語で描こうとしている内容と パフォーマンスが どう関連しているのかが分からない。
公演は同調性を意識しているようで、それは登場人物の名前や衣装等に観てとれる。しかし 繰り返しになるが、物語とパフォーマンスは必ずしも同調しているとは思えない。
パフォーマンスが何を表現していたのか、それを解き明かす鍵が 当日パンフに記されていた。

物語は、時事ネタかと思える新興宗教、その教えに従い家族を護っていると思っている母、家庭内を顧みず社会(外)にばかり関心を持つ父、そんな両親から自立を…。バラバラになるのではなく、親の子離れと 子の自立(巣立ち)を描いている。劇中の台詞にある「徐々に、すこしづつ、段々と」は物語の展開そのものを表している。それでも自立を表明する子供たちの行動は唐突感があった。もう少し丁寧に描いていれば、もっと面白くなるだろう。
(上演時間1時間) 22.12.6追記

ネタバレBOX

紗幕で囲い、四角形の舞台上に周回と対角(✖)を結んだ線がある。パフォーマーはその線の上だけを歩く、その決まりきった動きが家庭内での行動とも言える。外にはみ出させない制約、それによって内向的になった姿を連想するが判然としない。

登場人物は5人…父・母・三人姉妹で夫々の内向性をそれとなく紹介していく。父(尾関良介サン)は縞模様、母(辻川幸代サン)は真っ白、長女・松子(水沼小百合サン)は緑、次女・梅子(松丸あやサン)は橙、三女・桜子(丹澤美緒サン)は桃という名前と色彩の衣装で、家族という同調性を表現する。母はラブナム教という新興宗教を信仰しており、家族を守るという名目で子供たちを外出させない。世間(社会)から見れば引き籠りといったネガティブな捉え方に見える。父は薄目を開けて家族(全体)を見たくない、一方 目を見開き社会(世間)の出来事には関心を示す。そんな家族一人ひとりの様子を描いていく。

子供たちは、それぞれ自立を宣言する。竹子は好きな人と結ばれること、梅子は放浪の旅へ出ること、桜子は食べること、と言った自立をする。その展開が唐突であった。
演技は、基本的にはパフォ-マーと同様、線上を歩いている。小物(折り紙等)を使い引き籠り生活を表現する。尾関さんのミニ拡声器を使った街頭演説、辻川さんのラブナム(=love南無?)教を唱える仕草が、坐禅を組み 両手で大きく弧を描き指先でハートマークを作る。その2人の姿が可笑しくも悲しく観える。

この回人回(カイジンカイ)という造語は、作・演出の木嶋美香さんの頭の中のグルグルー矛盾や疑問を表現するのにピッタリと思ったからだという。
このタイトルから パフォーマンスは、三姉妹<衣装の色彩>を表現しているのか。当日パンフから 振付の市松さんへは、サミュエル・ベケットの「Quad」をヒントに依頼しているらしい。その作品は観たことがないため、この表現の意図が分からない。物語とパフォーマンスが上手く連携していたのか、自分には別々の演目を観ているような気がした。
次回公演も楽しみにしております。
ハムレットマシーン

ハムレットマシーン

LOGOTyPEプロデュース

吉祥寺シアター(東京都)

2022/12/02 (金) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんかものすごいものを観たという確かな感触はある
演技も演出も
濃密な時空間だが、いったい何だったんだろう
頭の中はグシャグシャで疲労困憊
寝不足で疲れた身には集中力が続かなかった
久し振りに観た難解な舞台
心に残りそうなセリフなどもあったが、もはや言葉のるつぼに消えた
途中ひとり芝居と言っていい時間が長かった
肉体を駆使し台詞の洪水
ひたすら圧倒されて観ていた
感覚的には勅使川原三郎や田中泯のコンテンポラリーダンスを観た時のよう
カラスの合唱がRIASかなんかのようでぴったり一致して素晴らしかった
ともかく役者も観客も極限状態に置かれる舞台
たまにはいいが日々こんなものを観たらこちらも狂気の世界に引き込まれそうだ

夜明けの寄り鯨

夜明けの寄り鯨

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/12/01 (木) ~ 2022/12/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

天井の鏡はこの演出のためだったのか、と。
この作品では、あえて何かを裁いたり、あるべき理想を示したり、白黒つけたりはしない。そこが気になるという人もいるだろうが、そういう決着のない曖昧さを受け入れられればまあまあ味わいのある芝居だと思う。役者たちは、主役をはじめみんな好演で、観るに値する。

マジの宅急便

マジの宅急便

カラスカ

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

笑いに特化した純コメディ(笑劇と呼ぶんでしょうか)。
笑うことありきの演劇としては突き抜けた感があって、良かったと思います。

令嬢ジュリー Miss Julie

令嬢ジュリー Miss Julie

もぴプロジェクト

ギャラリーCASA TANA(東京都)

2022/12/01 (木) ~ 2022/12/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/12/04 (日)

価格4,000円

4日18時開演の千穐楽の舞台を拝見。

夏至の夜、ふとしたきっかけから生じた軋みが、やがて相手を、更には自身を切り刻んでいく剃刀の刃となって…。
平体まひろ、萩原亮介、堀口紗奈のお三方が魅せる、ある意味、リズミカルでさえある熱い感情のうねりに、ただただ圧倒された、ザ・新劇テイストな90分。

なお、会場であるギャラリーCASA TANAの佇まい、適宜、背景に映し出される映像、そして照明等が、この演劇作品を盛り上げるのに大いに効果的だったことも強調しておきたい。

【配役】
伯爵令嬢ジュリー(父母それぞれに対して複雑な思いを抱いているものの、実生活では天真爛漫・自由奔放。なお、近頃、婚約が解消された)
…平体まひろさん
下男のジャン(伯爵とその令嬢には従順だったが、ふとしたきっかけで、それまで抑えていた野心が鎌首をもたげる)
…萩原亮介さん
召使いのクリスティン(ジャンの婚約者。敬虔なキリスト教信者だが、ジャンに裏切られたため…)
…堀口紗奈さん

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