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Letter2022

Letter2022

FREE(S)

ザ・ポケット(東京都)

2022/09/13 (火) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

『カセットテープ・ダイアリーズ』という映画がある。1987年、イギリスで暮らすパキスタン移民一家の青年が主人公。差別にがんじがらめにされ、抑圧と偏見に踏み躙られる日々。ある時知人が貸してくれたブルース・スプリングスティーンのカセットテープ。夜、部屋で何となく聴いた瞬間、人生に電撃が走る。目が醒めるような衝撃。居ても立っても居られなくなり、世界が一変していく興奮。人気ジャーナリストの自伝の映画化。ロックの魅力が詰まっていた。

今作にもそんなシーンがある。現在から戦時中にタイムスリップしたバンド青年。「どんな歌を歌っていたのか?」とせがまれて、渋々ミスチルの『終わりなき旅』を歌ってやる。その歌に衝撃を受けた若き兵隊が“生きる為”に脱走を決意する。ロックには力があり、人の生き方を変えられる。目を醒ましてくれるのかも知れない。洗脳を解く鍵になる。

主演の松田将希氏がフルポンの村上みたいなふざけたチャラ男で戦時中の緊迫した空間を掻き回す。ヒロインの市瀬瑠夏(いちせるな)さんはなかなかいない不思議なキャラ。オープニングの大久保銀河氏のブレイクダンスは恐れ入る程凄まじい。特攻隊員の予備要員(?)の華本みなみさんが何故かやたら目立った。

ロシア・ウクライナ戦争の勃発で、戦時中の話がかなり現実的に感じられる昨今。時代は変わろうとも人間の本質は変わることはない。

ネタバレBOX

粗をつつけば切りがないが、そういう作品でもない。オープニングの『千本桜』が良かったので、二つの時代を同時進行に描く手もあった。(『永遠の0』とかそうだった)。ラストを8月15日にはしないで、特攻せざるを得ない物語を組み立てるべき。観客に「これは自分でも行く」と思わせたら、現代のエピローグに繋がる。
Letter2022

Letter2022

FREE(S)

ザ・ポケット(東京都)

2022/09/13 (火) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

はじまりのダンスからグっとひきこまれました。

ネタバレBOX

熱のこもったこころに響く芝居でした。最後は奇跡が起こるハッピーエンドになるのかと予感しましたが、そうとはならなかったものの、ほろ苦くしっくりとくるラストでしたね。タイムスリップするタイミングが絶妙に感じました。後ろの映像が効果的に映えてましたね。
笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

座席から向かって左が漁師さんらの部屋で
右が開始当初は空き部屋な介護老人の入居する部屋となります
まーレトロでよく作り込まれていましたー
中央は間仕切り壁ですが筒抜けしてまする

なんか生活観の表現がすさまじくて
本当に人の人生を覗き見ている感じが凄かった2時間の作品

ネタバレBOX

ネタバレは
ずばり=メシテロ話です!
リアルに飲み食いして料理作ってます=両部屋
腹がすいてる時に見てはいけません(^-^;)
あーそれと
禁煙とかされてる方にも毒です
=漁師さんらがスパスパしてるから~デス(^-^;)

作中は11月でストーブが各部屋で灯っていました
コロナの影響も無くて誰ひとりマスクもせずに
口角泡を飛ばしても気にしない感じが
まさにレトロ観高いですー

OPの飯から幕が下りての暗転からー
船長さん=主人公のモノローグで
知らぬうちに隣に認知症の母親をかかえた役場の中年さんが
娘を手伝いに引っ越してきます・・・・
海が見たいと母親が言うので海の近くの
この部屋に越してきたのですが・・
認知症が進んでしまい一人息子の顔も忘れてしまって
せっかく海が見れると越してきた部屋からも
家に帰りたいと泣いてしまう母親に・・・
結局OPのモノローグの繰り返しで
船長さんの知らぬうちに
再び引っ越してしまい空き部屋になります
ラストは桜咲く春に
大漁の船盛りを前に
抜けた先輩の穴をバイトとして入っていた元学生さんが
新規の漁船メンバーに加入してのENDなのですが
ラストの演出で中央の壁が分かれてスキマを見せてのワンシーンがあり
いろいろと考えさせられる話となっておりました

ひたすら飲んで食ってモクやって
ドタバタと生きてる漁師さんらと対照的に
暗い感じの介護部屋は
いろいろと身につまされました

始終不機嫌で父親に反発しつつ
渋々祖母の介護を手伝っていた感じの娘さんが
学校を休学しても介護手伝おうかと言ってきたのには
家族だなぁ~と思えたデス

ちなみにチラシは船長さんですね-コレ
豚と真珠湾

豚と真珠湾

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/09/09 (金) ~ 2022/09/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

敗戦直後の1945年11月から1950年の朝鮮戦争激化までの、石垣島の群像を描く。登場人物は13人だが、一人一人が背負っているものが違い、かなり濃い存在なので、非常に多く感じる。元転向の傷を持つ八重山のインテリ、比嘉長輝を演じた矢野貴大が存在感があった。若いのに見事な老けメイクで好演。駐在巡査演じた船津基は、虎の威を借る小心ぶりが笑いを誘った。

最初は八重山言葉が目立って分かりにくいが、次第に方言は減っていく(ように感じた)。八重山が、沖縄の中でもまた状況が違っており、知らないことばかりだった。米軍軍政がウチナーグチの教科書作りを命じたが、長輝が「方言は文化だが、共通語は文明」と、反対したのは、言葉を巡る複雑さを考えさせる。
小作人組合を作るための芝居が成功して、小作人が「団結」して地主と交渉し、小作料を三分の一にする要求が通ったというのも小気味良い。日本から切り離された沖縄で、農地改革がなく、地主制がのこったというのも盲点だった。

舞台の背景に、南北を逆にして石垣島を中心にした東シナ地域の地図がずっと掲げられていた。いかに東京は遠く、台湾、中国上海はすぐそこか、一目でわかる。そういう場所での歴史と人間たちということで、東京からでは見えないものがある。
劇の後半、日本や政府、日本人に問いかけるセリフを、相手役ではなく、あえて客席に向けて語っていた。どきりとする演出だが、論点が多く、残念ながら覚えていない。
2時間半(休憩15分込み)

ネタバレBOX

実はこの芝居の人物たちは、見えない血縁で結ばれている。いわば出生の秘密。日系米兵のダンは、料理屋の女主人ナベの、ハワイに徴兵忌避で逃げた夫の息子で、英文の異母弟にあたる。ダンがナベに素性を明かす場面はどきりとさせてよかった。妹タマの父は台湾人のリンだが、これはサラッと触れるだけ。それを兄妹は知っているのだろうか?

いくつものカップルが生まれ、それが芝居を活気づける。タマと桑原(桑原は言い寄られたのに、結局振られる)、長輝と女密輸業者のアサコ、キクノとダン。

若い珍吉が、突然BC級戦犯で米軍に連行される。巣鴨に移送されて裁判にかけられる。こんな日本の端っこで、そんな下っ端まで死刑にしようとするとは。やり過ぎに感じた。
実際にそういう例があったのかもしれないが。復讐心は怖い。

「ふるさとを愛するのはいい。ふるさとは人を殺さない。国は人を殺す」のセリフはドキッとした。
「奴隷よりも土人がいい。土人は戦争しない」のセリフも記憶に残る。いずれも長輝のセリフだ。
夜鳴く鳥は朝に泣く

夜鳴く鳥は朝に泣く

吉祥寺GORILLA

王子小劇場(東京都)

2022/09/07 (水) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/09 (金) 14:00

電車ホームからの転落事故で弟を喪った警察官、同日に踏切事故で大学同期の友人を喪ったライター、その二人が調査/取材の果てにたどり着いた真相は……というサスペンス系。
このテの型式に詳しくなくても楽しめるだろうが詳しいと逆に「ひっかける」トラップがあったり「それは反則!(笑)」でありながら「ヤラれたぁ……」と納得させる(私見)オチだったりでより楽しいかも?
また、2時間超の作品が多かった昨今、100分余という上演時間も心地よかった。
あと、全体としてはダークあるいはダウナーな物語ながら、それを緩和するパートを配したのはそこのキャスティングも含めて上手い。
なお、終盤の展開に「サスペンス映画の巨匠」と言われる有名監督の作風も想起。

ネタバレBOX

終盤でライターとその取材対象をよく似た衣裳で登場させ「もしや別人格の同一人物では?」とミスリードを誘う演出にヤラれた……(笑)
また、作風を想起した監督はアルフレッド・ヒッチコック。
笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
舞台は、京都から3時間余りの漁港町にある平屋アパートの隣り合う部屋。物語は何か事件が起きるわけでもなく淡々と日常の光景が描かれる。いや 物語を紡ぐというよりは生活の断面、もっと言えばその瞬間の出来事を切り取ったもの。だからこそ、そこに現実が立ち上がってくる。そこには家族を中心に、少子化、高齢化・介護といった現在の日本が抱える問題が潜んでいる。もちろん説明にある地元の漁師たちが寝食を共にし住み込んでいる、それも家族の一形態として捉えている。

隣り合う部屋を見比べながら、敢えて違う人間関係を見せることで、問題の広がりや複雑さを浮かび上がらせる。観せ方は、何となく部屋を覗いているような感覚、だから過度な感情移入はしないのではないか。そこは計算ずくかもしれない。

地元の漁師たちの動的な賑わい、一方 認知症患者を持つ家族の静的な佇まいが対照的に描かれるが、それを体現する役者の演技が実に自然体で良い。ラスト、季節の移ろいが人の心情に重なるという巧い演出、見事だ。
(上演時間2時間 途中休憩なし) 

ネタバレBOX

舞台美術は、隣り合う部屋であるから同じ構造(対称)ー台所・換気扇、トイレの位置や押入れ等、細密に作り込んでいる。違うのは生活感の有無、例えば漁師たちが暮らしている下手の部屋は薄汚れた壁や換気扇、一方 上手は冒頭 誰も住んでいないから きれいなまま。庭へ出るガラス戸(木枠だけ)を開けると縁側、下手には外水栓や漁の道具、そして一本の木。上演前にはカモメの鳴き声。

物語は、漁師3人が飲み食い、そして笑いあう賑やかさの中に穏やかな暮らしが観て取れる。暗転し舞台幕に主人公・蘆田剛史<53歳>(緒方晋サン)のプロフィールが映される。そこへ1か月間だけのバイト・山下大吾<22歳>がやってくる。そして隣の部屋に認知症の女性・藤田瀧子<86歳>が住み、その介護をする息子・勉<55歳>、孫娘・さくら<21歳>が出入りするようになる。一見 対照的な動・静の生活感を観せるが、そこに潜む人間の寂しさや弱さが浮き上がる。

剛史の部屋に 弟分というか弟子のような2人、沖本亮太<42歳>、佐藤健二<35歳>が出入りする。長年の付き合いのようだ。年齢層をばらけ各年代が抱える問題を考えさせる。そして家族、例えば勉や亮太は一人っ子で、親の面倒を見るといった事情を描く。勉は町役場勤務の傍ら母親が暮らし始めた部屋に通い、娘にも手伝わせている。亮太は、母親が余命半年で 父親だけに介護を任せられないと 北海道に帰郷してしまう。家族同然の仲間が去り、縁側に座って剛史が叫ぶ「一人って寂しいに決まっている!」はジーンと心に響く。さくら も一人っ子でいずれ勉の面倒を見ることになると…。

物語の季節感は藤田家のカレンダーが11月。そして両方の部屋にストーブ、漁師の部屋には炬燵、TVが置かれている。部屋の設備は同じでも、家具等は異なり、藤田家にはベットやポータブルトイレが置かれている。そして何度か 食事の場面が描かれるが、そこに 生きる(暮らす)といった人間の営みを表現する。料理に湯気が立ち、洗濯物を干したたむといった日常のリアル光景が描かれる。日常の断面を切り取り、それを結び繋げることで展開していく物語。

季節は春先になったようで、一本ある木に梅か桜(区別出来ない)が咲いている。バイトだった大吾が第二金剛丸と書かれたジャンパーを着る。一方、藤田家は引っ越し空室になっている。母親の認知症が進み施設へ入所させたか、それとも…。隣り合う部屋で描かれた光景は、日本のどこかで見かける家族。とても滋味溢れる公演、観応え十分であった。
次回公演も楽しみにしております。
笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/15 (木) 15:00

130分。休憩なし。

真っ赤なブルー

真っ赤なブルー

U-33project

王子小劇場(東京都)

2022/09/15 (木) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/15 (木) 14:00

2劇団のコラボ企画で短編を2本。面白い。(1分押し)43分(転換4分)45分。
 U-33projectとroute(C)の2劇団が、それぞれの作・演出が書いた作品を他方が演出して上演する企画。単なる短編コラボでないところが面白い。どちらも若さを感じる脚本だが、感触は大分違う。
『U』作:結城(U-33),演出:平安(route)
 自分の意見を持てない少女・正見が自分を客観的に見て分析しようとする物語。若さゆえの苦悩が巧く表現されているが、客観的に見る正見と見られる3人の正見という構造が抜群に面白い。オチと言うかエンディングも見事。
『愚者の恒心』作:平安,演出:結城
 一人称で「僕」を使う少女ペケの生き辛さを描く。ペケは屋上で真里恵ちゃんに出会うが教室では同級生に疎まれ…、の物語。本来なら嫌な気分になるはずのシーンが続くが、なぜかそんなに嫌にならない作りは、脚本の力か演出の妙か。ペケを演じる市原麻帆の佇まいが魅力的だ。平安の書くセリフがさまざまに美しい。

笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とてもリアルなセットに驚きです。水回りや台所とかすごいですね。その中で演じられる日常を切り取ったようなお芝居。とても面白かったし、所々ぐっと来ました。内容もリアルにでも、決して無理をしていない内容で素晴らしかったと思います。

プラズマ再臨

プラズマ再臨

無名劇団

萬劇場(東京都)

2022/09/14 (水) ~ 2022/09/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

高校野球地区予選決勝、ピッチャーのいずな(尾形大吾氏)は監督の指示通り、敵の四番にデッドボールを喰らわせた。顔面骨折の大惨事に怒号が飛び交う中、甲子園出場を決める。その後精神が崩壊したいずなは家に籠もり、野球部の練習にも出なくなる。家は両親が出払い、ずっとニートの兄との二人暮らし。チームメイトや恋人のほむら(中山さつきさん)が訪ねて来ても門前払い。そんないずなの前に不思議な少女が出現。かづち(島原夏海さん)と名乗るその娘は、夜の闇を炎で照らし出す遊びを教えてくれる。夜な夜な遊びに耽るいずな。そしてその町で起こる陰惨な連続殺人事件。

「何か関西の劇団ってこういうのが好きなんだな」と共通点を多数感じた。

ネタバレBOX

話が物足りないのは描くべき部分が違っているから。いずなは犯罪に憧れつつも、結局何も出来ない方が良い。別に存在している犯人に理想の自分を重ね合わせた方が厚みが出る。結局何一つ出来ずじまいで無力さに打ちのめされて欲しい。突然の兄弟愛で纏める話じゃない。不在の両親こそ、この物語に必要不可欠な存在。かづちの正体なんて実はどうでもいいことで、日々のなんてことはない野球部の日常こそが描き込むべき部分。警察の存在も全く必要がない。
ゴホン!といえば【7月9日公演中止】

ゴホン!といえば【7月9日公演中止】

わらび座

わらび劇場(秋田県)

2022/04/09 (土) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

わらび座では修学旅行生を受け入れたり、地元の農家さんと組んで、農業体験など色々と取り組みをしつつ、近年は、何かと美郷町さんと関わりがあるようで、町のイベント等の講師をわらび座が勤めているようですね!

今年のミュージカルのテーマはゴホン!といえばで有名な龍角散で、テレビCMで何かと話題の秋田とは深~い関係がある会社だと聞いていました。

藤井玄信が主人公の龍角散のルーツの物語ということで、マキノノゾミさんによる東京に憧れた浅い男が成長していく物語。笑いあり、感動ありで見ごたえがありました。藤井玄淵と千代夫妻という玄信の両親役の演技にも注目です!玄淵役の戎本みろさんは、玄信の息子の正亭治のキャラも演じていますが、しっかりとキャラを分けています。

本当の龍角散って、秋田の大曲にある古い薬店さんの先祖がオリジンだと聞いていましたが、あくまでも舞台の設定は美郷町の六郷でした。

笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前回観た時とは違った感覚で観た・・・♪
それは自身が介護する立場になっていた事・・・昨年親父は亡くなったが♪
なので今回は漁師側より介護側に目が行ってしまった・・・席が介護側だった事もあるかも知れないが・・・♪
相変わらずのセット創りには感心してしまう♪

ネタバレBOX

どうでもいい事だけど、冷蔵庫から出てくるビールや発泡酒がバラバラな所・・・♪
簡易トイレから出した物はお茶で黄色くしていたらよりリアルだったかも・・・♪
とりあって

とりあって

かわいいコンビニ店員 飯田さん

OFF OFFシアター(東京都)

2022/09/08 (木) ~ 2022/09/14 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「かわいいコンビニ店員」などというイメージで明るく楽しい作品を期待していた自分が馬鹿だった。
この作品はハラスメントとは何かということで、簡単に解決しない問題をリアルに誠実に描いている。
この作品中、誰も悪い人はいない、他の社員からやり玉にあがった女性社員さえ僕は過酷な職場環境の産物だと思えた。
全ての人が被害者であり、加害者ともなる。これが現実だ。
責任者役の男性がみんなをまとめようと開いた会議のシーンが圧巻。きれいごとを言いながら、みんなの意見を吸い上げるようなことを言いながら、でも誰も発言できない空気を作る。
ああ、こんなシーン、現実でいっぱい見てきたなあと思いながら胸が締め付けられた。
ひとつの演劇作品として今の時代を象徴する作品であり、役者陣の演技は見ごたえがあった。拍手を送りたい。

笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

独特の劇空間を見せてくれるぺニノの公演。期待を裏切らない本年屈指の舞台だった。
今回はリアルな僻地の漁村のアパートの二部屋が舞台で、その日暮らしの漁民たちと、認知症の親を抱えた父子家庭が登場する。幕開き、漁から上がってくる小さな漁船の、船長(緒方晋)と弟子二人(野村真人・井上和也)。漁師らしい大声の遠慮のないやり取りで、現代のその日暮らしのありようも見えてくる。しばらく見ない間にこういう現実的な生活描写、会話の台詞がすごくうまくなっている。以前アパートの一室でミニマリズムでやっていたころは頭で考えた世界だったが、ここではリアルに日本の肉体労働者の生活を掴んでいる。開幕の時は空室だった隣り部屋に認知症の老母(百元夏江。埼玉芸劇の老人劇団の俳優で、日本舞踊のお師匠さんだった由、よく見つけてきたものだ。これだけでもびっくり)を抱えた地方公務員の父子家庭が転居してくる(この設定もうまい)。この親子も典型的な設定なのだが、実直に見えて何もできない父親(たなべ勝也)や、世間をすでに投げているような娘(坂井初音)が、それでも老親を中に家族からは逃げられないところなどうまいものだ。五年前に、岸田戯曲賞を受賞したのも肯ける。
漁師となる若者〈FOペレイラを宏一郎〉預かることになる、とか、接点のない二つのグループが初対面の挨拶で悩むとか、日常的な些細な事柄の中で、寒い冬の日々の三日ほどの時間が過ぎていくのだが、このどーしよーもない出口のない生活は確かにこの国のどこにでも形を変えて存在する。そこで生きて行くにははもう、テレビで見るマカロニウエスタンや文庫本の「老人と海」の助けなんかは役立たず、只、食って笑って生きていくしかない。「寂しい」と言う言葉の実感に老いの見え始めた船長が戸惑うところなど絶品。言葉では表現できないところが芝居になっている。キャストは関西の小劇場を中心に組まれているらしく、知っている俳優は一人もいなかったが、実にリアルである。とても地ではできない役ばかりだから、よほど稽古がうまくいったのだろう。あるいはキャスティングがうまいのか。これだけでも評価できる。
舞台は細かいアパートの飾りや、あまりなじみのない俳優たちの熱演でドラマチック空間になっている。この作者は宗教的な絶対的存在に関心があるらしいが、この貧しい部屋にこそ神宿る、と言う感じなのである。フランスでの公演を終えて、最終公演の由。若い観客も多く九分の入り。
蛇足だが、席ビラを作るなら、ぜひ配役表を配ってほしいものだ。折角俳優の名前をお馴染にしようとしても五十音順の俳優の一覧だけではとっかかりがない。配役を調べるだけでもずいぶん時間を要した。



旅に出る。

旅に出る。

ソラカメ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

小学生高学年の難しい年頃の懐かしいだけでない想い出をめぐる旅、そういう想い出は誰にでも一つくらいはあるはずで、そんなことを思い出させてくれる舞台でした

笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

隣り合った二つのアパート部屋。
ストーリーが展開するというより二つの生活そのものが営まれていたと言った方が全然しっくりくる演出。
しかもストーリーよりもずっと強く感情を揺さぶってくるのだから凄い、何なんだこれは!という感じ。

生活の匂い、凍える寒さにとる暖、無遠慮な会話、人と、家族と生きていくという事・・・
観進めるほどに五感が研ぎ澄まされていく様で、皮膚感覚ごと舞台世界へと引き込んでいくなんて相当。

86歳認知症役の女優さんがカーテンコールでシャンとした立ち姿だったのに何だかホッとなる。まるで別人。
フライヤーの人がリリー・フランキーぽいと思っていたけれど、やっぱりちょっと似てた、と言うかちょっとフランキー似の本物の漁師にしか見えなかった。
これは全ての役者さん然りで「あてがき」なんていうレベルを超えていたのも凄いと思った。

コラソンのかぎしっぽ

コラソンのかぎしっぽ

コラソンのあんよ企画

APOCシアター(東京都)

2022/09/09 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

休憩は場面転換風に語りで繋いでのー
休憩ではなかった=感じ的には
主宰さんが説明した通りに
あなたの知らない世界のストーリーテラー的な世界観でした

猫だし短編だしと甘く考えていたら
ものすごく深くてシリアスな展開される話たちでした・・・
2時間でしたなー

ネタバレBOX

OPの猫写真にはBGMがトラブルで付かなかった

#1 騙されてAVに出てしまった姉のせいで
誹謗中傷が向けられた家族に人の良い父が連帯保証人で借金を負わされ
崩壊しているんだが結婚報告で父の元を久しぶりに訪れた姉と
いろいろと許せない長男との関係を描いた話
・・・重いなぁ・・暗いなぁ・・・悲しいなぁの
3拍子揃った暗めの話でした
後天的に曲げられた猫の尻尾話ということなのかなぁ・・

#2 高齢になり結婚に不安を持つものの
式場などを選ぶのに親友と待ち合わせしていた女性が
カフェネコにて大声で言い争い→プロレスに発展しつつ
なんとか収まる話~突然のプロレス技の応酬と背景に
技の説明が写真付きで投影されるのが大変面白かった~♪
キャットファイトの表現かしら?

#3 顎鬚の立派なクオーターさんが
拾った財布で知った同名のリーマンさんと掛け合いする
会話劇=実はリーマンさんは自殺しに来たんだが・・・・・
明るく再会を約束して去ったクオーターさんにラストはからまず
無事?に首を吊れたんだが・・・枝が折れて失敗したよとラスト!
でも またやるかはオープンエンド=観客の想像にまかせますってデス
途中に言い争いで
再びプロレス技展開になるのだがー
自分的には続けて同じ感じにするのではなく
やるなら相撲とかボクシングとかテコンドーとか
別種の格闘技とかにして欲しかったかなぁ と希望
笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

まず映画のセット並みの舞台装置が凄い。
音響効果も見事としか言いようがない。
舞台上にマイクなかったけど、袖にあったのかな?
あの劇場だと、マイク使うはずだけど、俳優の声が電気的な増幅が感じられないほど自然でした。
かなり腕の良い音響さんみたいですね。
照明も見事。
時間帯がいつだかわかるあの照明は、映像作品的でもあると感じました。

ネタバレBOX

おでんの匂いがしてくるところは、人間が実演する演劇ならではのもの。
映像作品では無理ですものねえ。
Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/09/08 (木) 14:00

漫才を創作することを愉しんでいる社宅住まい夫婦が隣に大阪から転勤してきた夫婦の普通の会話の面白さにショックを受けて……ということを軸に社宅・社内とその周辺の人々を描く。
社宅ベランダでの夫婦漫才から始まり「ショートコント○○!」と宣言して始めるスキットの積み重ねで環境・状況設定を示してその後もスキットのコラージュで物語を進めるアイデアが独特にして巧み。
また、事前情報から客席に入ってすぐに「あ、なるほどね」と納得した背景・前景やキャスターを付けるなどで出ハケを容易にした椅子・机などを駆使してスピーディーな場転を可能にした舞台美術も見事。
なお、大半の人物が会社員であること、劇中での生歌が状況や人物の心情を表すことなど、少し前に観た他の公演と通ずるものがあり、小劇場シンクロニシティがここでも……。

VAMP SHOW【8月8日~15日公演中止】

VAMP SHOW【8月8日~15日公演中止】

パルコ・プロデュース

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

久しぶりに森ノ宮ピロティホールで、久しぶりに三谷幸喜作のコメディを鑑賞。森ノ宮ピロティは9年前の11月以来で、この時は中谷美紀さん主演の「ロスト・イン・ヨンカーズ(Lost in Yonkers)」。ニール・サイモン(Neil Simon)の作品で三谷さんの上演台本・演出だった。

森ノ宮ピロティホールは大阪市の中央区森ノ宮、1997年に閉場され取り壊された日生球場(日本生命球場)の東隣りの北側に、大阪市こども相談センター(当時は大阪市立労働会館)に併設する形で1979年に建てられた多目的ホール。大阪市の財政改革の一環で市の施設としては2008年3月末に閉館し、その後イベント興行会社のキョードー大阪が定期建物賃貸借契約を結び、2010年に再オープン。

敷地の周辺一帯にある森ノ宮遺跡の保存のために、特殊梁による高床式(ピロティ)構造を採用した珍しい建築様式でホールの名前の由来にもなっている。収容人員は1036人で、コンサート、オーケストラ、演劇、落語などのイベントが開催されている。2020年4月から改修工事が行われ、2021年9月にリニューアルオープンした。

今回の公演はパルコ・プロデュース2022の作品。パルコ・プロデュース作品はパルコがPARCO劇場を中心に、全国の劇場で演劇、ミュージカル、ダンスなどのプロデュース公演を展開しているもので、2020年には25作品の公演を行っている。

パルコは国内外の主に大都市中心部でファッションビル「PARCO」などを展開する日本の企業。1957年開店の池袋の東京丸物を前身として、1969年に1号店の池袋PARCOを開店し、現在は18店舗を有する。かつては旧セゾングループ(西武流通グループ)の一員だったが、現在は百貨店の大丸と松坂屋が経営統合したJ.フロントリテイリングの100%子会社。

PARCOはイタリア語で公園を意味し、「人々が集い、時間と空間を共有し、楽しんだりくつろいだりする場(空間)」と云うことから名付けられた。

パルコは文化・ソフト事業も幅広く手がけており、その一つが渋谷パルコにあるPARCO劇場。1973年に西武劇場として開場、1985年に現名称に改称した。現在の劇場は2020年1月に建て替えられた渋谷パルコに再オープンしたもの。旧劇場の約1.5倍となる636席を有する。建て替え前の劇場に1回行ったことがある。

さて、今回公演の「VAMP SHOW」は1992年に鴻上尚史主宰の劇団、第三舞台などを運営するサードステージのプロデュース公演として新宿のスペース・ゼロで初演された三谷幸喜作のホラー・コメディ。2001年にパルコ&サードステージ提携プロデュースとしてPARCO劇場と大阪梅田のシアター・ドラマシティでキャストを一新し再演され、今回21年振りに復活した。上演時間は前半が1時間5分で、20分休憩の後1時間10分の合計2時間35分。

三谷さんは、今年(2020年)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本を担当している売れっ子劇作家、脚本家、演出家。映画監督も務めるほか、自身が俳優やコメディアンも務め、最近は情報番組のメインキャスターも担当している。

1961年7月生まれ、東京都世田谷区出身で世田谷学園高校を経て日大藝術学部演劇学科を卒業。大学在学中の1983年、劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成。その後劇団と並行して放送作家としても活躍、1989年から放送されたフジテレビ系のコメディドラマ「やっぱり猫が好き」の脚本で注目を集め、1994年のフジテレビ系のドラマ「古畑任三郎」でブレイクした。以後、多くの舞台、テレビドラマ、映画などで活躍されている。

1997年には映画「ラヂオの時間」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞、2017年には紫綬褒章を受章している。1995年に女優の小林聡美と結婚したが、2011年に離婚、2013年に元女優yumaと再婚し、2014年に男児を設けている。

私は彼の作品は結構好きで、大した本数ではないけど10本以上は見ているが、このところはちょっとご無沙汰で、2014年4月に見たシアター・ドラマシティの「君となら」以来。ああ、竹内結子さん・・・

なお、この作品はオーストリア(Austria)のミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア(Tanz der Vampire)」に触発されて書いたものとしている情報もあるが、その初演は1997年で三谷作品より遅く、もしも影響されてるとしたらその元となった1967年公開のロマン・ポランスキー(Roman Polanski)監督作品「吸血鬼(The Fearless Vampire Killers)」か?

いずれにせよ、吸血鬼が出てくるコメディーと云うことしか共通点はない。ちなみにタイトルのVAMPはVampire(吸血鬼)のことと思われるが、魔性の女(妖婦)と云う意味に使われたこともあり、それも意味深。

主演(最後の挨拶が彼だったし)の島寿男役の岡山天音(あまね)君は1994年6月東京国立市生まれ。2009年にNHKの中学生日記シリーズで俳優デビュー以来、個性的な顔立ち、優れた演技力により、数多くの作品に出演している。私が最近見たドラマでは菅田将暉君主演の「ミステリと言う勿れ」の下戸陸太役は印象に残っている。この役は初演では京晋祐さんが、再演では堺雅人さんが演じた。

リーダー的役割の坂東正勝役は平埜生成(ひらの きなり)君。1993年2月生まれ、東京出身。2007年の日本テレビ系のドラマ「セクシーボイスアンドロボ」でデビュー(懐かしいわ、このドラマ。彼のことは全く覚えてないが)。2021年度下半期のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で、最後のひなた編に登場した映画村の社員でひなたの友人の一恵(三浦透子演)と結婚した榊原役は注目を集めた。この役は初演では西村雅彦さんが、再演では佐々木蔵之介さんが演じた。

一番賑やかし的役割の丹下和美役の戸塚純貴君は同じ学年の1992年7月生まれ。盛岡中央高校を卒業後第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて「理想の恋人賞」を受賞し、芸能界入り。2011年フジテレビ系のドラマ「花ざかりの君たちへ」で俳優デビュー。現在(2020年9月)放送中のテレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」で刑事役を演じている。この役は初演では古田新太さんが、再演では橋本潤さんが演じた。

一番落ち着いた感じの佐竹慎一役の塩野瑛久(あきひさ)君は1995年1月生まれで神奈川県相模原市出身。2011年のジュノン・スーパーボーイ・コンテスで、審査員特別賞およびAOKI賞を受賞、2012年のフジテレビ系ドラマ「GTO」で俳優デビュー。彼の出演ドラマの中には見たものあるが、彼は全然覚えてない。この役は初演では池田成志さんが、再演では河原雅彦さんが演じた。

数字やルールに細かい野田英介役は尾上寛之さん。彼はちょっと年で、1985年7月生まれで金光大阪高校出身。1994年にはNHKの朝ドラ「ぴあの」で子役として俳優レギュラーデビュー。もう中堅なので出演作はムチャクチャ多いが、うちでは彼が出る作品では多くの人が死ぬと認識されている。2018年のTBS系のドラマ「アンナチュラル」の犯人役はえげつなかったし、同年フジテレビ系のドラマ「モンテ・クリスト伯」も続いたしね。この作品でも・・・ この役は初演ではまつおあきらさんが、再演では今は亡き伊藤俊人さんが演じた。

彼らが駅で出会う少女、小田巻香役は久保田紗友さん。彼女は若い。2000年1月生まれで札幌出身。2013年のBS-TBSのドラマ「神様のイタズラ」の主演に抜擢され、2017年には映画「ハローグッバイ」で初主演。最近私が見たドラマでは今年(2020年)1月の永瀬廉主演のNHKドラマ「わげもん」を覚えてる。この役は初演では藤井かほりさんが、再演では松尾れい子さんが演じた。

そして駅員役の菅原永二さんは1974年10月生まれで東京都出身。元劇団「猫のホテル」「表現・さわやか」メンバーで多くの舞台作品に出演されている。2020年のNHK朝ドラ「エール」にも出てたんだ。全く覚えてない。この役は初演では三谷幸喜さん本人(一橋壮太朗名義)が、再演では手塚とおるさんが演じた。

演出は河原雅彦さん。1969年7月生まれで、福井市出身。北陸高校から明治大学文学部を卒業。元嫁はともさかりえで、現在は女優の安藤聖と再婚し、女の子の双子がいる。前回の公演(2001年)では佐竹慎一役を務めた。テレビでも2000年のTBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」などに出演している。2002年から多くの作品で舞台演出も手掛け、2014年の林遣都主演テレビ東京系ドラマ「玉川区役所 OF THE DEAD」も監督している。

ストーリーはうっそうとした森に囲まれた山間の寂れた駅で、5人の青年と1人の女性が出会うことから始まる物語。明るく楽しい旅行者の青年たちが実は吸血鬼で・・・って話。いい加減な駅員としりとり歌合戦をする5人が登場し、だんだん正体が明らかになって行く。後半には次々と・・・。ホラーと云うほどの怖さはなく、全編にわたって楽しく見ることが出来る。岡山君に戸塚君、尾上さん、ピッタシのイメージやわ。紗友ちゃんは、実は・・・ それが一番怖い!


以上

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