永遠(とわ)に逞(うつく)しく
よせなべ
雑遊(東京都)
2023/01/26 (木) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
黒い湖のほとりで
文化庁・日本劇団協議会
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/01/27 (金) ~ 2023/01/31 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
二人の女優の狂気の殺し合い。
NOKKO+大竹しのぶの井上薫さん。『さんせう太夫』のカルマ全開の母親役が印象に残る山崎美貴さん。どちらに軍配が上がるか注視したが、二人共取っ組み合ったまま海に落ちて消えて行った。往年の怪獣映画を思わせるラスト。何か凄いものを目撃した感覚が残る。
巨大な紙で折られた小舟が舞台中央に吊るされて頭上をゆっくりと回転している。4年ぶりに再会する二組の夫婦。転勤ばかりの銀行員夫婦と、黒い湖のほとりに暮らす家業を継いだ地元のビール工場の経営者夫婦。どちらも4年前にこの湖で子供を亡くしている。
四人は初めて会った日のことを思い出し語り出す。四人で夜のボートに乗り込み子供のようにはしゃいで終いには転覆してしまったっけ。
銀行員ジョニー(沢田冬樹氏)、その妻で心臓の悪いエルゼ(山崎美貴さん)、娘のニーナ。
ビール工場の社長エディー(南保大樹〈なんぽひろき〉氏)、その妻のクレオ(井上薫さん)、息子のフィリッツ。
誰が誰の役を演っているのか混乱しながら観ていた。わざとそう演出しているような。心に空いた巨大な空虚が自分達の存在を不安にしていく。
みんな幸せ
TOMOIKEプロデュース
小劇場B1(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
サスペンスでしたー
資産家家族のキャラ付けがしっかりしており
理解しやすかった
なんか普通な感じの主人公
浅田氏が苦労していたなぁ と
セットはテーブルと椅子位で簡素ながら
情景などは想像し易く
なかなかに面白いなぁと感じた
105分の作品
が 開演10分前位には
主宰さん主導の前説がゲスト付きでやるので
早めの来場を勧めます
その時間は撮影OKでありますしー
俺は誰だ?
Offbeat Studio
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
俺は誰だ?
Offbeat Studio
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
説明文にあった「切なくも笑える少し奇妙な物語」の、その不思議度の部分に期待して(し過ぎて?)いたせいか、思ったよりもずっと真っ当なお話だったので、その点に関しては少々拍子抜けの感も。とはいえ、皆さん達者で気持ちのいい舞台。浅井が出会う人たちの中では、綿貫奈々さんがお気に入りでした。
渚にいちばんちかく
劇的集団まわりみち’39
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/01/27 (金) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
満足度★★★
金曜日の疲れはてたサラリーマンには…事前に役どころを理解しないとワケわからなくなると思う
演劇特有の時間シンクロで、これとこれがと考えている間に終焉でした…
わが町
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/02/08 (水)公演終了
俺は誰だ?
Offbeat Studio
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初演に行ってきました!
タイトルからどんな内容になるのかドキドキしながら、そんな展開かぁー!と、いい裏切られた感ありながら、納得する結末で、やっぱり舞台はいいなぁと。
難解なテーマではなく、コロナ禍明け(しそうな)のこの空白を埋めるには、丁度良い加減です。
自分の生き方や考え方にも、シンプルに刺さりました。まさしく、「俺は誰だ?」という問いに自分が当てはまる、心地よさが、今も残っています。
おすすめです。
いごっそうと夜のオシノビ
Nana Produce
サンモールスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
してやられた。
よく知らぬままチケットを買ってぼんやりと眺めていたら「ああ、本当に良い喜劇を觀た」満腹感に充足。寺十吾氏の名前があると何か観たくなる。山田洋次のテクニックに中崎タツヤのリアリティーを足した感覚。嘘臭さ(作り物)のラインを器用に飛び越えてみせる。それは『庭劇団ペニノ』の手触りと同じ。今生きて在る生活者と地続きの光景、地に足の着いた本物の実感。まさしく自分と周りの連中の物語。
①『夜のオシノビ』
舞台は寺十吾氏の経営する居酒屋「夜のオシノビ」。9年前に亡くなった彼女の命日に催される偲ぶ会。籍は入れていないが同棲していた。遺品になった生理用品さえ捨てられずトイレに置き続けている。最早、会に来てくれるのは彼女の古くからの友人、金子さやかさんだけ。手塚理美に似た雰囲気の美人。「もう次からは来ない。」と去って行く金子さやかさん。
翌年の十年目の命日、誰も訪れない筈の会に見知らぬ男性(浜谷〈はまや〉康幸氏)が訪ねて来る。
②『いごっそう』
高知県の寂れた田舎町の居酒屋「いごっそう」。“いごっそう”とは、土佐弁で「頑固で気骨のある男」の意。店主は妻に先立たれた加山徹(てつ)氏。加山雄三の息子!激しい雨が叩き付ける中、常連の四人が来店。町役場の独身三人組(鎌倉太郎氏、有川マコト氏、浜谷康幸氏!)と東京から赴任して来た既婚男性(泉知束〈ともちか〉氏)。町中の男達が憧れている美人店員、青山祥子(さちこ)さんは未だ外出中。「自転車なので酒は飲ませない!」と厳しい店主。おっさん達は仕方なくオレンジジュースを呷るのだが・・・。
「いごっそう」のメニュー、たこわさびが550円なのが気になった。他の物と比べて高くないか?高知県だからものが良いのか?
もの凄い完成度の短編喜劇、松竹全盛期の映画館からの帰り道の気分。老若男女の胸が優しくあったまる。横山拓也氏に『男はつらいよ』を書いて貰いたい。
わが町
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/02/08 (水)公演終了
三文姉妹
T-works
「劇」小劇場(東京都)
2023/01/24 (火) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
寒波襲来のなか観に行ったこともあり、つい過剰な期待をしてしまったのが悪かったのか、まず冒頭のアレに個人的には全くノレず、またお隣さんのマスクごしに響く鼻息がやけに大きく、それが気になって舞台になかなか集中できなかったのも痛かった。三姉妹の皆さんは好演だったと思うが。
龍昇企画 父と暮せば
ストアハウス
上野ストアハウス(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
西山水木の演出が一々理に適っている。が、観ている間は役者に釘付け。井上ひさしの戯曲はディテイルが秀逸でこの戯曲にも各所に笑いと彩りを与え芝居をふくよかなものにしている。扱うテーマからの必然、原爆投下時の描写も作者は怠らないが、これを娘に台詞で、饒舌にやらせる、この部分が芝居的には峠であり役者的には難関であろうと想像される。
関根真帆(恐らく初)と龍昇という取り合せに惹かれて観劇したが予想通り、かつ想像を超えた優れた舞台。初日に漕ぎ着けた感を微かに感じたが、また見たいと思うシーンの断片がある。リアルにこだわった小道具、美術に役者自身が馴染み、どっぷり世界の住人となった頃合にまた観たい。(リピートするタイプの演目ではないが。。)
龍昇企画 父と暮せば
ストアハウス
上野ストアハウス(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
難しい芝居ですよね。方言に長台詞に心の叫び。龍昇さんは置いといて(笑)、関根さんの入魂の演技に感動しました。
ラブ・フォーティ
南森町グラスホッパーズ
中崎町ギャラリー&カフェ MATSURI(大阪府)
2023/01/23 (月) ~ 2023/01/24 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「ラブ·フォーティ」タイトルを見て、何がどうなるんだ。難しく考えて行くもコンパクトな空間がすんなりと話に入って行けた。久しぶりにお洒落な時間を過ごせました。
俺は誰だ?
Offbeat Studio
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
龍昇企画 父と暮せば
ストアハウス
上野ストアハウス(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
いごっそうと夜のオシノビ
Nana Produce
サンモールスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#青山祥子 #有川マコト
#泉知束 #浜谷康幸
#金子さやか #鎌倉太郎
#寺十吾 #加山徹(敬称略)
初日。脚本は大好きな #横山拓也 さん。短編2本で70分。尺としては物足りないのではという疑念は不要。2時間の上演を観たような充実感。しっかり建て込んだ美術に、テーブルを替えるくらいの変化で上演される2作品だけれど、豊かに別の物語が立ち上がった。寺十吾さんの演出らしい翳りのある暗い照明もマッチ。
特筆すべきは青山祥子さん。コメディエンヌとしての資質も素晴らしいのだけれど、今作の激情は絶品。過疎の村の中年男のマドンナを、明るさと哀愁の二刀流で見事に立ち上げた。彼女を観るだけでも劇場に足を運ぶ価値あり。
俺は誰だ?
Offbeat Studio
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
冴えないサラリーマンに魔界の案内人が差し向けてくる風変わりな面々
どの面々も奇抜なんだけれど誰もがしっかり芯のある存在感(演技力も確か)
そんな色んな個性から成る世界観が次々と楽しめる仕掛け、これって「星の王子さま」的面白さというか(もちろん旅人は王子さまではなく、冴えないサラリーマン!)
出会いのひとつひとつに やるせなさが含まれて妙に良い感じでした
魔界の案内人と冴えないサラリーマンとの掛け合いも格別に絶妙
凄味さえある「怖」が時々「笑」に転がっていく様は特に
そして最初から最後まで出ずっぱり、冴えないサラリーマン役の曽世海司さん
冴えない とはいえ愛すべきキャラクターを大大熱演
不思議な経験を経た彼が自身の運命をどっちに進めていくのか
最後の決断に固唾を飲んで見入ってしまいました
日本文学盛衰史
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2023/01/13 (金) ~ 2023/01/30 (月)公演終了
いごっそうと夜のオシノビ
Nana Produce
サンモールスタジオ(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了