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推しのためなら死ねる!!

推しのためなら死ねる!!

guizillen

萬劇場(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/10 (金) 13:00

Bチームを観劇。実は初見のユニット。面白い。112分。
 コメディかと思ったら、ちょっとディストピア風味もあり、面白い芝居になっていた。推しに全財産を残す「保険」ができたという設定で、推しを応援するために自殺する人が増えて…、の物語。冒頭でラストを示唆する…、と思わせて肩透かし的に物語が動く辺りが特に面白い。推しの(流石に死ねませんが…(^_^;))藤真廉は保険会社の責任者をクールに演じ、もう一人の推しの井本みくにもさまざまな役割をしっかり演じてた。推しを持つ人をヲタクと認識する、というのはチョット違う気がする。

推しのためなら死ねる!!

推しのためなら死ねる!!

guizillen

萬劇場(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Bチーム観劇。当日パンフにも事前にシーンタイトル等の記載がありますが(過度なネタバレは無いです)、展開が早く実にスピーディな舞台。基本コメディですが、幾つかのメッセージ性も感じ、楽しめました。「推し保険」が想像以上に在りそうで怖くもなりました(笑)

愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
サスペンス・ミステリー風であり、再々演を考慮して、あらすじではなく概要だけにする。本作は、劇団の旗揚げ<6年前>作品の再演だという。当日パンフに甲斐マサキ氏が「それゆえに劇団の世界観が最も色濃く反映した作品にもなっている」と記している。続けて 大きく改訂してほとんど新作とあるが、自分は未見のため どこが変わったのか分からない。

6年という歳月は平成から令和へ、そしてコロナ禍を経験している。この状況を物語に取り込んでいたのだろうか、少なくとも台詞にはなかった。一方、甲斐ファクトリーらしい描きーー苛めという心身の痛み、見下しながらも見下されているような捻じれーーそれがリアルに立ち上がってくる。変わる環境(状況)、変わらない関係(愛情)が、何か目に見えない うねりによって軋み崩壊していくようだ。

物語は、現在と過去が並列して紡がれる。勿論、演劇的には交差させ、重層的に観せている。
家庭を築きながらも家族としての温もりが得られず、もがき続ける鈴木一家。一方、興味を持ちつつ客観を決め込む隣家の佐々木夫婦。鈴木一家に個人の観点を、そして佐々木夫婦に社会(世間)という観点を担わせているようだ。物語に潜む不気味で得体の知れない怖れは、捉(抑)えようがない人の感情であり、不寛容な社会状況によるものか。
何らかの「家族のかたち」を求めて生きようとするが、いつの間にか正常と狂気の境が崩れて…。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術は、二層で上部は道であり蔦草が垂れている。上手にドア(鈴木家の玄関)、玄関灯 そして数個の箱馬があり場面に応じて配置を変える。二層の上から滑り台のように傾斜した道ー坂道を表している。この高さの上り下りによって会話だけではなく、単調になりがちな日常<生活>にアクセントを付ける。

凡庸で不器用な中年男が、高嶺の花の女性(20歳も年下)と結婚し子供(女の子)が生まれる。その際、英国の諺にある「犬を飼うこと」にした。幸せを絵に描いたような…しかし妻は結婚前から異性関係にだらしなく、子はあるコンプレックスを抱くことになる。思春期になり、娘は美しい母に嫉妬し自身と比較し悲観する。それが「ママは本当にきれいだね。死んでしまえばいいのに」。一方 友達からの苛めもあるが…。

夫は妻に見下されながら、実は内心 見下しているような捻じれた自尊心が垣間見える。それが洗濯物を仕舞ながら ほくそ笑む表情。日常の不満、偽善に鬱屈しながら家族ごっこをする。そんな仮面家族を”普通”の家族へ、そんな当たり前の気持と行動が…。このへんの描きは、甲斐ワールドらしい。
さて、コロナ禍で労働環境も激変し、テレワーク(自宅での業務)が増えた。夫婦間の物理的距離は近くなったが、一方 精神的な隔たり煩わしさが増したとも聞く。この鈴木家に当てはめてみた時、初演時と今作品との間で変化があったのか否か。

鈴木家の夫:イチロー(トラ丸<伊藤順サン>)の卑小で無様な中年男の哀しみ、妻:カオリ(安藤紫緒サン)の自尊心が高く、厭らしい女性、娘:レイコ(辻村妃菜サン)の激情・激昂する感情。三者三様の迫真ある演技が素晴らしい。勿論、鈴木家以外の登場人物も熱演、全体のバランスは言うまでもない。

舞台技術ーピアノ演奏による音響効果、照明はピンスポットによる心情効果、階調による情景変化、そして ラスト映像による回想シーン〈伏線があり見事な回帰⇨幼い頃 娘のビデオ鑑賞〉が登場しない父の慟哭を表すようだ。
隠れテーマとして、当たり前の日常を生きようとする人々への人生賛歌かも知れない。
次回公演も楽しみにしております。
対話

対話

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2023/02/10 (金) ~ 2023/02/24 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観客と非常に近接した演技空間で、あれほど緊迫したドラマを演技できる俳優たちの力量に舌を巻いた。
サイコパス的な性犯罪者をめぐる加害者側家族と被害者側家族の対話で、最後はやや都合よく物語がまとめられてしまうきらいがあるが、登場人物たちが対話の果てに事実と自分の後悔や責任に向き合っていく模様が描かれる。第1弾のときほどマニングは誘導的でない。

運動会をやりたくない

運動会をやりたくない

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

駅前劇場(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

客入れSEがandymori。「モンゴロイドブルース」なんかいい感じ。「都会を走る猫」のメロディーが耳に残る。「ベンガルトラとウィスキー」なんてカッコイイ。

友田宗大氏の降板の為(理由は未公表)、初日と二日目のマチネを中止。二日目のソワレから作・演出の川口大樹氏を代役として開幕。全く先月の艶∞ポリスと同じ展開。

しかしこれが面白かった。ネタとしては『ナイゲン』+アンジャッシュの勘違いコントなのだが、人の描き方に感心した。

福岡の寂れたシャッター商店街。そこに新たに店をオープンする脇野紗衣(さえ)さん。地元の町内会に手厚く歓迎される。この脇野紗衣さんのキャラが面白い。読めそうで読めない。掴めそうで掴めない。波風立たない静かな田舎町に落とされた、誰にもコントロールの効かないインフルエンサー。
ここから町の何かが狂い出す。
会長代理のスポーツ用品店の石井実可子さんと文房具屋の野間銀智(うち)さんの幼馴染みコンビが実質観客目線を担う。こういうところが巧い。
和菓子屋の椎木樹人(しいきみきひと)氏、居酒屋の杉山英美(えみ)さん、ガラス屋の川口大樹氏、カフェの千代田佑李さん、コンサルタント業の澤柳省吾氏は竹内涼真っぽい。

ありふれているようでありふれていないキャラクターの織り成す独特な喜劇。

ネタバレBOX

クライマックスの運動会の構成がイマイチ、テンポが悪い。あれよあれよと畳み掛けてカオスに導いて欲しい。
野間銀智さんのデザイン画のエピソードが秀逸。

※4月8日に劇団からアナウンス。友田宗大氏の降板理由が、公演初日に問題行為が発覚した為とのこと。一体、何が起きたのか?
愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

衝撃の展開でした。

ネタバレBOX

いくつかの節目での衝撃的な場面で深く多くのことを考えました。登場人物の複雑な人間関係が、いっそう、人が感じる幸せには、いろいろな形があること、そして、生き方にも多くの道があること、どんな状況に見舞われようとも人生は流れていくこと、を熟考しました。きれいごとやハッピーエンドでない展開に、この物語の奥深さ、渾身の力で込められたメッセージを感じずにはいられません。
ストリッパー物語

ストリッパー物語

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

里中満智子さんがチラシのイラストを描いていることの不思議。
昨年10月に観た『酒乱お雪』、主演の藤田怜さんにやられた。元男装アイドル『風男塾』で藤守怜生として活躍。ルックス、演技、バレエ・・・、全てが揃った完璧(パーフェクト)超人。今回は主演の安藤瞳さんが体調不良の為、降板。急遽1月中旬から稽古に合流。その凄まじさは今作を観た人全員に焼き付いている筈。つかこうへいが原稿用紙に刻み込んだ情念の陽炎が鬼火となって立ち昇り実体化したような存在。

ストリッパーの明美(藤田怜さん)とヒモのシゲ(伊原農〈みのり〉氏)のつか流純愛劇。シゲが捨ててきた娘の美智子(星野李奈さん)が高校生になって巡業に訪ねて来る。

選曲のセンスが良い。定番「夜桜お七」から始まり、「イルカの日」のサントラ、「ホット・スタッフ」に「メモリー」、ビヨンセの「クレイジー・イン・ラブ」。暗いシャンソンからグラインドコアにテンポチェンジする曲なんか良かった。
脳梅にかこつけて、泉谷しげるの「おー脳!!」を歌う伊原農氏。
五十嵐明氏はルー大柴や“リーダー”渡辺正行を思わせる動き。
能面をかけて踊る椿紅鼓(つばきべにこ)さんの舞踏も印象的。
本職のストリッパーでもある若林美保さんの技、エアリアルフープ。もうエロスを超えた技術。これに挑む藤田怜さんの身体能力の高さ。

のぐち和美さん一座のショーとして完璧な出来。つかこうへい作品の正しい解釈。

ネタバレBOX

公演後、地元のヤクザやら議員やらに明美を要求され、車でホテルまで送り届けるシゲの述懐。車の中でことが終わるのを煙草を吸ってじっと待つ。明美の部屋に懐中電灯で合図を送るとSEX中の明美が窓越しに手を振る。懐中電灯によるモールス信号のメッセージに、明美はライターの火の点滅で返す。「愛してる」「私もよ」。
もの凄い詩だ。誰にも汚せない、二人にしか触れられない絆。

SION 「夜しか泳げない」
 夜しか泳げない魚は影を連れて歩かない
 だけど光だけが光じゃないことだけは太陽より知ってる
愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

何となくこの舞台はこれを伝えたいのかなと思ったが、自分の解釈は合ってるかな…。もう少しだけ短ければな。

ほどよく洒落たチョコレート

ほどよく洒落たチョコレート

劇団4ドル50セント

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

艶∞ポリスの岸本鮎佳さんが脚本、流石に面白い。三本のオムニバスなのだが、一本目のセンスにやられた。ずっとこれで通して欲しい位。トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』が大好きな人は劇場に足を運んで欲しい。こういう笑いのセンスこそが求められている。

石原さとみ似で話題になった安倍乙(おと)さん、エースの風格。
前田悠雅さんはすでにベテランの貫禄、首が長い。
岡田帆乃佳さんは総監督、たかみなの域。自分が何をすべきかが俯瞰的に見えている。

正統派アイドル劇団、ガチガチにシリアスな古典なんかを演って欲しい。

①「大友デパート地下食品売り場」
バレンタインデーの日に合わせ、デパ地下和菓子屋で「らぶらぶ饅頭」を販売することに。前日に追加の発注を掛けた筈が倉庫に在庫はない。

②「人生オーディション」
あるドラマのオーディション、監督の到着が遅れていて受験者達は控室で呼ばれるのを待っている。

③「男と女と犬と猫」
腹を壊した愛犬をペットクリニックに連れてきた女。そこに愛猫を連れて現れた男は、長年推し続けてきた人気俳優であった。

ネタバレBOX

前説は後藤めぐみさん。
スケッチ①浮気した彼氏の軽薄な言い訳にキレてボコボコにする女(吉川真世さん)。

①「大友デパート地下食品売り場」
2/13から2/14までの日々を何度も繰り返しループしてしまうバイトの安倍乙さんと店長の罍(もたい)陽子さん。安倍乙さんが営業の内田航(わたる)氏に告白された喜びで「らぶらぶ饅頭」を発注し忘れたのが原因と睨む。バイトの本西彩希帆(さきほ)さんの口が悪くて面白い。罍陽子さんは流石の貫禄、柴田理恵みたいなキャラで見事に笑わせる。メチャクチャ面白い。

スケッチ②男との飲みの席でドン引きされる女(吉川真世さん)。

②「人生オーディション」
売れない女優(前田悠雅さん)、少し業界に顔が利く女優(宮嶋璃乃さん)、かなり売れている女優(國森桜さん)などの人間模様。他には前田悠雅さんの元彼(宮地樹氏)、場違いな劇団員(辻本耕志氏)、猛烈に腹を下している中村碧十(みんと)氏。この6人が何かの手違いで外から鍵を掛けられてしまい密室に閉じ込められる。
一人だけ世界観の別な辻本耕志氏の味が効く。都合いい便失禁ネタなど後半が雑な展開。宮嶋璃乃さんの脚が長い。

スケッチ③わがままな夫との結婚生活。全く趣味嗜好が合わず、うんざりする妻(吉川真世さん)。

③「男と女と犬と猫」
岡田帆乃佳さんのキャラが秀逸。愛犬あずき(小谷皐月さん)への粗雑な扱いがいい。ドMのイケメン俳優(瀬谷直矢)と愛猫チョコ(田中音江さん)。岡田帆乃佳さんのおばさん演技が場内を沸かせる。
矢張り、後半の展開が雑なのが勿体無い。
磁界

磁界

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

重い。
見応え十分。
見て良かったと思える劇。

ザッツワンスモールステップ

ザッツワンスモールステップ

完全右脳アルコロジー

上野ストアハウス(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃよかったー!台詞がぜつみょーわらったー!おすすめです。

生活と革命

生活と革命

マチルダアパルトマン

OFF OFFシアター(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

短編が5つ、どれも若い男女の関係がベースである点は共通するが、それぞれの話に特に関連はない。池亀三太さんの頭に浮かんだあれこれを何となく並べた作品群だ。どれも厳しさも深みも熱量もないがそのホンワカ感がこの劇団の特徴なのだ。
私はもっと振れ幅の大きなものが観たい。最後の作品だってもっとアクロバティックにあるいはピタゴラスイッチ的につながってほしかった。まあこれは好みの問題なので「嫌なら観るな」ってことで終了。

ストリッパー物語

ストリッパー物語

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/02/10 (金) 14:00

つかこうへい作「ストリッパー物語」大いに楽しめた。ストリッパーたちとそのヒモたちの物語。演出金守珍構成水嶋カンナの効果大。唐版のような演出、水嶋カンナを思わせる藤田怜の演技、色々な踊りが更に舞台を盛り上げる。プロジェクト・ニクスらしい演劇でした。

ストリッパー物語

ストリッパー物語

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/10 (金) 14:00

座席1階

「飛龍伝」よりもずっとプロジェクト・ニクスらしい舞台。美女劇の冠がぴったりで、今回はせりふにぴったりはまった選曲、切れのいいダンス、そして何よりも「きれい」という形容詞で表すのが一番な舞台を楽しんだ。

地方を行脚するストリップ劇団員たちの群像劇。踊り子とヒモのペアがそれぞれユニークで楽しめる。微妙な力関係、恋愛感情の交錯、そして近いようで遠い普通の結婚。舞台はダンスと音楽で楽しいのだが、何となく哀愁が舞台を流れていくのもいい感じだ。
暗幕への映写をうまく使って最初に出演者の紹介があるのがおもしろい。ラストシーンも劇団員の行く末を記した字幕で結ばれる。

ストリッパーの踊りというと「淫靡」と連想するが、今回登場する女優たちは鍛え抜かれた身のこなしで新体操選手並みの華麗な演技を展開する。2021年にストリッパー物語を上演した中野の「満天星」より「スズナリ」の方が舞台が若干大きいこともあって、ダンスの切れが余計にさえて見えたのかもしれない。とはいえ、今回の舞台も男性陣の殺陣などが入ると役者同士の間隔の余裕があまりなく、あれだけ激しく動いて衝突しないかとドキドキした。

東京に大雪が降った日だがスズナリは満席。客席の拍手も大きかった。

ゲマニョ幽霊〜本公演〜

ゲマニョ幽霊〜本公演〜

おぼんろ

ゲマニョの芝居小屋(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

試験公演からさらに、小屋を包む空気感や芝居の密度がより濃くなっていました。
事前情報やタイトルだけでは想像もつかないような
おぼんろの、そしてラマエの物語が、
あの芝居小屋のすべてに満ちています。

すべては真摯にこの翻訳劇に挑むおぼんろに対し、
真摯に誓約を交わす参加者が集うからこそ成立する呪法。

この公演の存在を知り、おぼんろに参加できるなんて、
今を生きるあなたはなんて幸運。
ぜひ唯一無二を味わってください!
予約した瞬間からはじまり、参加し終えた後も続く物語なんて、きっとみんな大好きでしょう?

末原さんの文脈で翻訳されるラマエの生み出した物語、
語り部の言葉で命を吹き込まれ紡がれる『ゲマニョ幽霊』。
おぼんろ第22回本公演、目撃せよ。です。

ストリッパー物語

ストリッパー物語

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/09 (木) 19:00

Project Nyx による、つか作品連続上演の2本目。いやー面白い。(4分押し)109分。
 地方のストリップ小屋を舞台に展開される、ストリッパーたちとヒモたちの物語。2013年に東京芸術劇場で同戯曲を観たときにはピンと来なかったが、本作は面白く切なく観ることができた。女性の見せ方を分かっているNyxならではとも言える。客入れから座長役の野口和美が舞台にいて開演を宣言する形も面白い。ストリップを模した(脱がない)踊りの場面が数々あるが、現役ストリッパーの若林美保の踊りは別格で、見せ場で思わず拍手をしたら周りの人も拍手してくれていた。推しのいまいゆかりは、元女子プロレスラーのストリッパー役で登場し、ダンスも見せるが、プロレス技が見事(^_^;)。スコーピオンズ・デス・ロックを技かける早さに(*_*)!

磁界

磁界

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

正義とは何か正しいこととは何かと改めて考えさせられる深い内容の舞台だった。
登場人物の設定が良い人、悪い人で簡単に区切ることができないところがまた
魅力的でした。

登場人物の心情が段々と変化していく過程の描き方も上手かったな。

こういう社会派演劇が好きなのでハマりました。
西尾さんの熱い会話劇やっぱり良かったな~。
警察の身内や大きな会社の役員の家族だとまた対応が違ってくるんだろうな~。

ネタバレBOX

101匹わんちゃんの台詞は笑わせようとして言ったのか
それとも自虐的な悲しさを含んだ台詞なのか、よくわからなかった。
あそこで笑いを取る必要は個人的にないと思ったので、あのシーンは、
少しだけ「?」になった。
結構熱い良いシーンだったのに、冷水をぶっかけられた感じ。

あともうひとつ気になったのは後輩がいきなり鬱になるのも
展開が早すぎて、え?ってなった。あぁ、でも何の前ぶりもなく
仕事のストレスで休むことは多いから今の時代ならありなのかな。
ゲマニョ幽霊〜本公演〜

ゲマニョ幽霊〜本公演〜

おぼんろ

ゲマニョの芝居小屋(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日に参加しました。
この公演の事を知った時点で観客は参加者となってしまう。
「ゲマニョ幽霊」「呪法劇」
本当に恐ろしいな、と感じました。

それと同時に
3階建ての廃工場を縦横無尽に語り部の皆さんが、
動いているのを観て、元来のおぼんろの姿を思い出し、
それだけでも、涙がでそうでした。

この時代にこんな公演をすると決断したおぼんろに
ある意味、恐怖し、
そして、
この公演をしてくれた事に、敬意と感謝の気持ちが芽生えます。

気になってしまった人は、
絶対に参加しないといけないと思います。
おぼんろがしてるとんでもないことは、
体感して、なお、その事が
とんでもないとわかります。

場所がわからないなどの色々とハードルが高いですが
劇団ホームページにも色々と場所のヒントがあります。

久しぶりに参加することのできた公演がこの作品で本当に良かったです。

磁界

磁界

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

警察組織内部を描いた、重厚で観ていて息苦しい程の舞台でした。脚本、キャストが素晴らしく実に見応えがありました。

ネタバレBOX

希望を抱いていた刑事の葛藤が伝わり、また被害者遺族の無念さも重なり、心を締め付けられました。
当たったらホームラン!

当たったらホームラン!

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

短編5作品を満喫。どの作品もカラーは異なりますが、味わいがあり楽しめました。個人的には、本公演のタイトルに近しい「バットは振らなきゃ当たらない」が秀逸でとても好きな作品でした。

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