最新の観てきた!クチコミ一覧

11601-11620件 / 182966件中
喜劇 余命2ヶ月と言われて30年

喜劇 余命2ヶ月と言われて30年

劇団ズーズーC

鶯谷ズーズーC劇場(東京都)

2022/11/05 (土) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

鑑賞日2022/11/13 (日) 17:00

みてきた

ネタバレBOX

余命2ヶ月と宣告された1人の男と妻、娘といいなづけの彼氏の芝居。1人の男がひたすら喋りまくって、3人がどんどんリアクションをしていくスタイルなのだが、うーん。。いかんせん長かったな。主役の男は身体を動かし、いろいろやってるんだが、空気が変わらない。そこに3人は予定調和のリアクションをするので噛み合わない。主役の人がセリフを覚えてないせいもあったか。後主役と妻の関係も夫婦に見えなかった。稽古不足。後演出と主役を兼ねるのはやめたほうがよい。芝居のできを客観的にみれなくなる。初回観劇の客の料金を無料、アンケートのWEB公表など意欲的な取組がみられたが。
私の一ヶ月

私の一ヶ月

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/11/02 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんとも不思議な魅力を持った作品。よくこんな構成を思いつくものだ。あらすじの前知識なしで観劇した。最初、物語がよく見えて来ないし、コンビニで買い物を延々繰り返すシーンはいったい何なのか、と不思議だったが・・・。現実感がなく、どこか幻想的で、でも気づいたらいつの間にか登場人物の心の奥底に入り込んでいた、というような。

ジャガーの眼

ジャガーの眼

東京倶楽部

すみだパークシアター倉(東京都)

2022/11/19 (土) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

演出は菅田俊氏。宇梶剛士(たかし)氏と菅原文太氏の付き人(用心棒)を務め、仮面ライダーZX(ゼクロス)でもあった名俳優。

蝋人形サラマンダ役の佳村さちかさんが偉く美形だった。
扉役・森了蔵氏はジャンポケ斉藤に似た風貌の気が違ったテンション、舞台中で喚き散らす。

マルセル・デュシャンの墓碑銘、「されど、死ぬのはいつも他人ばかり」は寺山修司の大のお気に入りの言葉。
「死ぬのは皆他人、生きるのも皆他人、愛するのも皆他人」がテーマか。人が皆持つ埋められない心の隙間(存在としての寂しさ)を、他人を使って埋めようとする。ほんのひと時それが埋められたように錯覚するが矢張り寂しい隙間風が吹いていく。

理屈や論理を無視して作中人物が必死になって訴えるある種のロマンチシズム、つかこうへい的な昂揚こそが見所。うえのやまさおりさんの熱演でしんいちの心が絆されるシーンが印象に残る。うえのやまさおりさんは素晴らしい女優だ。

寺山修司の愛用したデニム地のサンダル(今回は違った)を移動探偵社と称して、寺山がかつて覗きで捕まった町内に現れる探偵田口(永倉大輔氏)。転がる林檎を追ってきた。
そこに現れるのは前の探偵事務所の社長である扉(森了蔵氏)と蝋人形のサラマンダ(佳村さちかさん)。かつて田口はサラマンダと愛し合っていた。
事故死した恋人の移植された角膜を追うくるみ(うえのやまさおりさん)は、結婚直前のサラリーマンしんいち(贈人〈ぎふと〉氏)に付きまとう。その角膜には印象的な傷があり、“ジャガーの眼”と称されていた。

ネタバレBOX

唐組では40分✕三幕だったが、今回は120分一幕。何故かそれでもダイジェストのように感じてしまった。唐十郎作品には無駄なエネルギーが必須。どうでもいいことに命懸けになる“こだわり”に客は惹き付けられる。「何でこんなことにここまでこだわるのか?」、幾ら考えても理解不能。それこそが作品を引き摺るパワーの源なのだが、美術や小道具がイマイチ振るわない。
ラストの屋台崩しをどうするのか気になっていたが、セットが横にずれ、奥からスモークが焚かれSF調の半機械化したしんいちが帰ってくるもの。右眼から赤いライトの光を放ちながら。

矢張り唐十郎作品はそんなに好きになれない。寂しくて寂しくて堪らない人々が他人に無い物をねだっていくメルヘン。
プラネタジャッジR

プラネタジャッジR

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2022/11/15 (火) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白い内容でした。とても上手く作られた内容で、あっという間に終わってしまいました。
役者の皆さんの演技も心情の変化を上手く表現されていて、素晴らしかったです。初めて拝見した団体さんですが、次回も気になりました。楽しみにしています

妖話会

妖話会

遊戯空間

プロト・シアター(東京都)

2022/11/19 (土) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

実は三島由紀夫作品も読んだことなく伺ってしまいましたが、冒頭から迫力のある語り口、とても引き込まれました。情景が浮かぶ朗読で、役者さんの力量の確かさを感じました。とても良かったです。チェロの演奏も良かったです

となりの田中さん

となりの田中さん

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。セットもよかった。集合住宅に住んでいると特にありそうなお話をとても分かりやすく心情豊かに演じられていてとてもよかったです。各田中さんの今後はどうなるのかなと、お芝居なのに心配になりました。

触れただけ

触れただけ

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本団体さんもよく拝見するのですが、今回も面白かったです。いつも、丁寧にお芝居に向き合って演じられている印象がありますが今回はより感じました。本団体さんの短編は初めてでしたが、少しずつ繋がっていて、さすがだなあと思いました。とても面白かったです。次回も楽しみにしています

ジャンキー・チエの木人件

ジャンキー・チエの木人件

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この団体さんは本当に期待を裏切らないです。新撰組に関するシリーズを拝見していて、今回は違うのでどんなのかと思っていましたが、内容も、役者さんのお芝居も最高でした。いつも通りセットもしっかりしていて良かったです。次回も楽しみです。

王国

王国

少女東京奇襲

スタジオ空洞(東京都)

2022/11/18 (金) ~ 2022/11/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#髙橋咲貴子 #荒牧奈津希
#石田茜子 #横手慎太郎
#花岡美月(敬称略)
剥き出しの感情に、剣山で皮膚を引っ掻かれたような痛みを感じる。夫婦でも分かり合えないことはある。いやむしろ、分かり合えないことばかり。それを飲み込んで苦しむのか、苦しいけれど吐き出すのか。躾も教育も優しさや思いやりを美徳とし、他人の身になって考えることや、他人の気持ちを考えること、そして他人に迷惑をかけるなと教え諭す。言わなきゃわからない。そして、言ってもわからない。それが人間で、言わなきゃわからないと言う相手と、随分とハッキリ言う相手とのミスマッチは、なかなかにしんどい。人間関係は第三者が鍵を握っていたりするモノ。二人の第三者が、片や大きく片やさりげなく揺さぶりをかける。
人は誰もが関わり合って変化しながら生きている。そんなことを改めて考える濃密な時間を堪能した。

ジャンキー・チエの木人件

ジャンキー・チエの木人件

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 配信もあるそうである。生舞台を観劇できなかった方々は是非この傑作を観るベシ! 華5つ☆

ネタバレBOX

 福島県の豪雪地帯に位置する九段町は近隣4町村と合併することとなり、人口僅か6000という規模に過ぎないにしても来年には自治体としての歴史を終え消滅の憂き目をみる。住民にとっては自らの故郷を失いアイデンティティが曖昧化することを意味する。そこで町役場では、最後の華を飾ろうと東京から歌手や劇団を呼んでフェスティバルを開催することとした。然し担当が演ずる劇団を2団体頼んでしまった。予算は1団体分しかない。だがダブルブッキングしてしまったのである! おまけに当の担当者はその事実に気付いたのであろう出演者がやって来る本番前日から行方を晦まし何十回留守電を入れても返事が無い。担当を代行したのは役場の若手女子と担当の上司である。然し2人共、東京の演劇事情に関してはずぶのトウシロウである。約束通りやって来た2つの劇団は、タイプが全く異なる。1つは若手劇団で結成して日も浅いエンタメ指向。対してもう一方の劇団はメンバー既に人生の半ばを終えたような30年も夢に縋っている人々で所謂アングラ。で、ずぶのトウシローである役場の女子が演劇だけで食べているのか? 問われると、アルバイトをし乍らとの答え。このように建前と本音というより、夢を追い続ける実際の小劇場演劇集団メンバーの生活と日本という国で実際に起こっている事実との対比が、ド素人の発する忌憚のない質問という形を通して明らかになってゆく。而もこれだけでも凄いのにかつて一世を風靡したデンスケによく似たキャラが登場して当に飛び道具として大活躍。これでもか! と謂わんばかりの箍外しをやってのけるから堪らない。観客は単なる笑いや苦笑いでは無い面白過ぎると同時に痛烈な泣き笑いという極めて複雑な感情を呼び覚まされ、且つその感情の波に洗い流される。全編、このノリであるから、観た者は唯唖然とするほかは無い。
ジャンキー・チエの木人件

ジャンキー・チエの木人件

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったあ。
実際には不可能だということは私にも分かりますが、それを越えて面白かった。

ネタバレBOX

エピローグがまた良いなあ。
このエピローグ込みてで好きだなあ。
チラシを見た時は単なるパロディなタイトルだと思ったのですが、タイトルにちゃんと意味があったんだあ。
感心。
去年の「マツバラQ 」で気になった、生声とP.A.を通した声の差問題(といっても少し気になった程度ですが)。見事に解消。
全く違いを感じませんでした。
触れただけ

触れただけ

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「触れただけ」と言うのが、具体的に触れた(そう言うシーンは確かにある)ことを言っているのか、心情的にそうなのか微妙な感じがしました。噛み合わない会話の中で、でもある瞬間その心に触れることができたと思えたのだけれど、それ以上は進展しないような歯痒い感じ。おかしいような悲しいような。
ラスト、暗転するとちょっと大きな音がしてその後息を呑みました。美しく寂しい景色でした。

われらの狂気を生き延びる道を教えてください

われらの狂気を生き延びる道を教えてください

コンプソンズ

浅草九劇(東京都)

2022/11/10 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/11/16 (水) 14:00

確かに事前告知の通り「元アイドルの営むラーメン屋での騒動」ではあるが、日常コメディ的に始まりながらもそれに続く時を遡った場面が単なる回想ではなく「現在」の人物がそこに登場する時間ものSF風になりさらに複数の異なったタイプに変容していくさまはエッシャーの「メタモルフォーゼ」の如し。
そして基本的にはナンセンスコメディっぽいが、ブッ跳んだりバイオレンスだったりもありつつ世相への皮肉/揶揄も盛り込み終末世界SFな展開を経て「そう来たか!」で落とすのがr巧み。
いやぁ、面白かった♪

プラネタジャッジR

プラネタジャッジR

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2022/11/15 (火) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

法螺噺 アオイトリ

法螺噺 アオイトリ

ツツシニウム

上野ストアハウス(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演者がいい!ダンスも静止のシーンもスゴイ。見応えあり!

○

劇団ひよこぼうと

Social Kitchen(京都府)

2022/11/18 (金) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待していたが、コロナで中止…。気に入った劇団だったので、再度旗下げを実施して欲しい。

プラネタジャッジR

プラネタジャッジR

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2022/11/15 (火) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ笑ったー!最後まで釘づけ!楽しかったー

デッドマンは四度死ぬ

デッドマンは四度死ぬ

劇団 気晴暮らし

SPACE9(大阪府)

2022/11/19 (土) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

笑える場面が多数有り。ゲームは詳しくないので、わかればもっと楽しめたかな。
テンポがとても良かったし、カオス色も感じられました。

ぼくのはははははのはは

ぼくのはははははのはは

エムロック

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

物語は、人生で多く使うであろう言葉「ありがとう」と「ごめんね」、それを家族に向けて使わなければならない事情が本筋。多くの登場人物が織り成す人情豊かな下町風景を生き活きと活写するのが脇筋。公演は、本筋と脇筋が絶妙に絡み、銭湯を営む家族と常連客のドタバタ劇の中に、人の悲しさ切なさ、そして優しく労わるといった多くの感情を紡いでいく。

舞台美術は、銭湯の男女浴場へ通じる共用スペースをリアルに作り込む。久しく銭湯へ行っていないが、あぁこういう作りだったと懐かしく思えるほど よく出来ている。この場所だけで人の過去・現在そして これからも現している。太田勝版 人情劇は観応え十分だ。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし)【Bチーム】

ネタバレBOX

舞台美術は、上手に段差を設けた座敷にテーブル、中央は銭湯の出入り口の引き戸、下手奥は男・女浴室前の暖簾、客席側に番台(受付)がある。よく見かける扇風機、マッサージ機そして冷蔵庫が置かれている。

この銭湯は杉野家が営んでおり、祖母(志保子<秦 和子サン>)とその娘4人、そして男(光輝<水瀬元春サン>)、女(あい<遠矢ひこのサン>)の孫の計6人がいる。本筋は、孫の光輝から見た家族への わだかまり、その振る舞いに辟易している周りの人々の「ごめんね」の話であろう。一方、この銭湯へ通う個性豊かな常連客が巻き起こす騒動が脇筋として下町の光景を描き出す。
そして何故 光輝が反抗的な態度をとり続けるのかといった核心へ迫る。先に4人姉妹と記したが、光輝の母(登場しない長女)は幼い彼を残して自死した。その理由は明らかにされないが、彼にしてみれば何で母を守ってくれなかったのか、そのやり場のない憤りを家族(残りの3姉妹=叔母達)、特に祖母・志保子に向ける。この実孫との対比で、親の愛情を知らない養護施設育ちの篠崎咲花(空みれいサン)を登場させる。志保子が養護施設で働いていた頃、この子を引き取って育てた。今では志保子のことを「おかあさん」と呼んでいる。家族とは、血の繋がりとは、そんな問い掛けをしているようだ。咲花の志保子に対する思いが「ありがとう」である。

一方 脇筋は常連客の1人が、同じ常連客の娘と付き合い始めたことを言い出せないこと。何とか応援する人々、さらに怪しい占い師などが登場しドタバタ感が増していく。自信がなく気弱な男が、好きな人のために奮闘する姿、それを音楽等の雰囲気作りで応援する周りの人々の人情が滑稽に描かれる。常連客の1人がヤクザであり、その愛嬌ある顔の下に、別の顔ー凶暴性を秘めており 滑稽さの中に緊張感を出す、そんな演出も見事であった。

コロナでキャストの変更が相次ぎ、その手配は勿論、観客への連絡等 丁寧な対応をしてもらった。一時は上演も危ぶまれたようだが、自分が観劇した回は ほぼ満席だった。ダブルキャストの強みを生かした対処に感謝する。タイトルにある「はははははのはは」のような笑い事どころではなく、薄氷を履むような心境だったと推察する。勿論「僕の母は母の母⇒祖母」ということは理解している。その意は祖母と孫の関係がどうなったのかを容易に想像させる。
次回公演も楽しみにしております。
藤原さんのドライブ

藤原さんのドライブ

燐光群

AI・HALL(兵庫県)

2022/11/18 (金) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

ハンセン病とコロナの隔離をミックスさせていたような…(あってるかな)
その中で生じる差別、過去から受けてきた差別などの出演者が今まで感じてきたものをミックスし、今後どうすればを問い掛けていたのかな…
時間軸がわからなかった

このページのQRコードです。

拡大