最新の観てきた!クチコミ一覧

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コウセイ

コウセイ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今年初めての観劇。このような素晴らしい芝居に出会えてとても嬉しい。
ラビット番長さんの定番の芝居ももちろん好きであるが,「虹の人」のようにラビット番長さんの別の顔を観れたようで,幅広く奥が深い劇団さんと,改めて感心させられました。
まず井保さんの脚本が良い。問題提起した視点が良いし,重くなりすぎず適度な人の温かさが保たれ,観劇後感も心地よい。そして役者さんの表情や演技も素晴らしい。もうケチをつける余地なんてないんじゃないかと思えるほどでした。総じて,安心して観劇出来,期待以上の満足感を得られた芝居。
やはりラビット番長さん,この劇団,この芝居は絶対おススメである。

点と線のオブリビオン

点と線のオブリビオン

9-States

駅前劇場(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前回作品に続き拝見。とても面白かったです。セットもしっかりしていて。モニターの使い方も良いですね。前回は少し戸惑いましたが今回は、慣れました。内容もとてもドラマチックで、見ごたえがあり2時間があっという間でした。役者の皆さんの演技も素晴らしかったです。次回も期待です

15 Minutes Made in本多劇場

15 Minutes Made in本多劇場

Mrs.fictions

本多劇場(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/24 (金) 19:00

 15 Minutes Made(フィフティーン・ミニッツ・メイド)はMrs.fictions(ミセス・フィクションズ)が2007年の旗揚げ当初から継続的に開催しているオムニバスイベント。
 6つの団体(Mrs.fictions含む)がそれぞれ約15分ずつの短編作品を一挙に上演することで、多様な舞台表現をより身近に、手軽に楽しんでもらいたいというコンセプトの元、これまでに東西ツアー等を含め延べ17回開催されているということで、今回は、このイベントの主催劇団も含めて6団体が参加しており、そのなかには緒方恵美が設立した声優事務所や、女性お笑い芸人を迎えての劇団など特殊な団体も混ざっており、それぞれの個性が存分に発揮されていて、全体として良かった。

 最初のロロという劇団による『西瓜橋商店街綱引大会』という劇では、よくありそうな平凡なタイトルとは裏腹に、実際には寂れた商店街の端から端までを使って行う綱引大会というぶっ飛んだ設定の上に、俄然乗り気の中年夫婦の夫モダが綱を引っ張ると、綱を引っ張り合う相手がなぜかエイリアンで、しかもグイグイと捕食しようとしてくる上に、その状況の中でゆったりと妻ずみがしょうもない理由で離婚を切り出してきたりと、奇想天外で、不条理で、ブラックユーモアに富んでいて、ポップでサブカルな要素もあって、大いに笑え、時に背筋が凍りつき、気付くとそのどこか噛み合わない世界観に引き込まれていた。
 モダ役の亀島一徳さんとずみ役の望月綾乃さんの絶妙に噛み合わない会話と独特な喋り方、身振り手振りに強烈な個性を感じ、これから俳優としてもっとグレードアップしていけると感じた。

 演劇集団キャラメルボックスは、芥川龍之介作の『魔術』を息のあったボディーパーカッションと、台詞をもあくまで語り手の延長線上で話していく実験的な朗読劇の手法をとっていて、『魔術』という妖しくも摩訶不思議な掴みどころのない作品に合っていて、聴き惚れ、その完成度の高さに眼を見張りました。

 ZURULABOという団体の『ワルツ』という作品では、最初のうちは交通事故で亡くなった父親が娘のピアノの発表会に行って娘に会いたい未練を謎の声が叶えてくれる所までは、どこかの少し不思議で最後は幸福になれる感動話として、映画や演劇、小説などでよくありがちだ。しかし、そこから先が予想を遥かに裏切って、露骨な下ネタ満載、余りにくだらなく、しょうもなく、シュールな内容に、思わず吹き出し、少し考えさせられた。


 休憩明けは、声優緒方恵美が設立した声優事務所BreatheArtsによる朗読劇『真夜中の屋上で』から始まった。
 声優さんたちだけあって朗読劇が下手ではないのだが、演劇的要素0で、声優が生で朗読している感が強かったのが非常に残念だった。つまり、キャラに特化しすぎていて、更に内容が少し不思議ではあるが、ボーイミーツガール感が露骨過ぎるのも気になった。

 オイスターズという劇団による、女性お笑い芸人を役者に迎えての『またコント』という劇では、職を失った会社員が無気力に踏切で飛び降り自殺しようとしているところへ、お笑い芸人を目指し、相方探しに邁進する素人の女と、あまり乗り気でない男が飛び込んできた。
 そして、その男と女に振り回され、自分が思い詰めていたことなんかどうでも良くなり、ひたすら慣れず息の合わないツッコミをし、多少滑っていることに気付かない元会社員の男とイビツで噛み合わないが、凸凹コンビで、女役の女性お笑い芸人安田遥香さんの軽妙だけれどマイペースで、鋭い毒のあるツッコミと大いに楽しめた。

 最後のMrs.fictionsによる劇『上手も下手もないけれど』では、どこかの国のどこかの街のどこかの劇場、楽屋の鏡前に座り化粧をする二人の男女という設定で、子役上がりの男優初舞台を控えた新人女優に訪れる開幕と閉幕を描いた物語。
 人生は演劇のようだとはいったもので、まさにこの劇を言い当てるのにぴったしな言葉だと感じた。最後、女優が舞台に向かって去っていく際に紙吹雪が飛んでくる辺り、人生の終着点と重ねているようにも思え、深く感動した。
 また清水邦夫の名作『楽屋』にインスピレーションを経て、またすごくリスペクトしてできた作品のようにも思えた。

15 Minutes Made in本多劇場

15 Minutes Made in本多劇場

Mrs.fictions

本多劇場(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

6団体それぞれの個性と持ち味があり、幕の内弁当的に楽しませてもらった。15分という区切りも飽きが来ずちょうどよい。

ネタバレBOX

個人的評価(★5個で満点)
①ロロ「西瓜橋商店街綱引大会」★★★★
ファンタジーと日常の混ざり具合が秀逸。あのエイリアンの衣装、どこから調達してきたのだろう?とてもリアルだった。

②演劇集団キャラメルボックス「魔術」★★
活舌は素晴らしいけど台詞が一本調子であまり内容が入ってこなかった。ドラムもさほどうまく機能していなかったように思う。

③ZURULABO「ワルツ」★★☆
アルコ&ピースのネタ「受精」を思い出した。わざとオフビートにしたのかもしれないけど今ひとつテンポが悪く間延びしていた気がした。

④BleatheArts「真夜中の屋上で」★★★☆
声優による朗読劇ということであまり期待していなかったけど思いのほかよかった。大林監督の「異人たちの夏」や「ふたり」を彷彿させる死者との束の間の邂逅にグッときた。

⑤オイスターズ「またコント」★★★★
ともすれば関西の大学生がコンパで「そこボケるとこやろー」とか「今のボケやねんからツッコめやー」などと言うような薄ら寒い「お笑い芸人ごっこ」に終わりそうなところ、ギリギリで回避しきちんと笑いに持って行っていた。女優さんの間とテンポが上手。

⑥Mrs.fictions「上手も下手もないけれど」★★★☆
トリにふさわしい盤石の内容と演技。ただ何度も再演しているので新鮮味には欠けた。別のお芝居も観たかった。

それぞれに十分楽しませてもらったけど、均衡を突き破るような爆発的な面白みを感じるお芝居も観たかった、というのは求めすぎだろうか。
どこにもいない

どこにもいない

啓蒙ヌードル

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2023/02/24 (金) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/24 (金) 19:00

85分。休憩なし。

コウセイ

コウセイ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/24 (金) 15:00

105分。休憩なし。

なるべく派手な服を着る

なるべく派手な服を着る

MONO

AI・HALL(兵庫県)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/02/24 (金) 19:00

初演(2008)で迷路の行き来が笑いを誘った記憶がよみがえってきます。2008年の舞台では、退団した西野千雅子さん、増田記子さんが在籍していればこの役をしていたなと思いながら当時観劇していました。
再演、良かったです。
家庭の団欒から崩壊そして再生、MONOらしい面白おかしく展開してあっというまの2時間でした。梢(立川茜さん)の存在感が光っていた。

ネタバレBOX

終盤、いつも忘れられていた五男を兄弟逹が名前で呼び当時のことを思い出し、そして恋人だった梢が声をかける場面は感動的でした。
時間よ止まれ

時間よ止まれ

東京タンバリン

小劇場B1(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

東京タンバリンさんは回転運動が好きですよね、小劇場のデ・パルマか。

点と線のオブリビオン

点と線のオブリビオン

9-States

駅前劇場(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃいい!演者も舞台美術も!アットホームドラマと思ったら、えっそーゆー感じ?お見事です♪

日記

日記

カリンカ

OFF OFFシアター(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

プロマイドもっと買えば良かった

15 Minutes Made in本多劇場

15 Minutes Made in本多劇場

Mrs.fictions

本多劇場(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

緒方恵美が妖怪みたいだった

コウセイ

コウセイ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

岡田更生館事件を元にした話だが陰鬱な感じだけではなく、面白さと人の温かさを描いているのはさすがラビット番長。
見ごたえのある1時間40分でした。

15 Minutes Made in本多劇場

15 Minutes Made in本多劇場

Mrs.fictions

本多劇場(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

実に4年振りの観劇。面白く、楽しい2時間でした。

ネタバレBOX

① 今回の様な作風って初めて見た。ちょっと驚いた!
② 原作、読んでみたい。
③ いまいちストーリーが?出会いの大元って精子と卵子って事か。
④ リーディングだけどアフレコ風に見せて面白かった。
⑤ 良いですね。面白かった。オイスターズの公演観たい。
⑥ もう名作です。別格です。斉藤和義「さよなら」のイントロで泣けます。
  
日記

日記

カリンカ

OFF OFFシアター(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

自分には、演劇的な面白みを感じるよりも退屈が勝ってしまった。
仕事帰りで、ぐったりする体に鞭打って足を運んだが、当たり前の日常が別段新たな視点や活力を生むのでなく、ただ窮屈に感じた。

行きたい場所をどうぞ

行きたい場所をどうぞ

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2023/02/23 (木) ~ 2023/02/28 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/02/24 (金) 14:00

座席1階

ミナモザの瀬戸山美咲が書き下ろし、大谷賢治郎が演出。見事な舞台だった。脚本がとてもおもしろく、演出も独創的で見ている客席を飽きさせない。昨年青年劇場に入ったばかりという新人女優が、秀逸な熱演を見せた。

主役は何と人間そっくりのAIロボット「夕凪」。駅の待ち合わせ広場にいて、駅を訪れた人が生きたい場所を案内するのが仕事だ。なぜかスカートの短いJKなのだが、企画したのがおじさんたちだからこうなったというくだりは笑える。
広場に来た本物のJKの光莉に夕凪は声を掛けるが、光莉はぶっきらぼうに「ネラ」というところに行きたいという。AIの夕凪がいくら検索しても見つからないその場所。見つけられなくて悔しかったのか、AIロボットなのに職務を放棄して、夕凪は光莉の手を引っ張って旅に出る。
物語では、人間がAIロボットを酷使している会社なども描かれる。結構、現実味がある近未来の姿だが、演劇的なのはAIロボットが人間の姿であることだ。そのロボットが「人間になりたい」などと言ったり、過酷な労働に対して休息を要求したり、とても人間的なのだ。

演出もすばらしい。舞台には可動式の背の高い塔のようなものをいくつも配置。冒頭の場面などでは人間もAI人間も一緒になってパフォーマンスをしたり、舞台転換にもうまく使っている。
だから客席の目が離れることはなく、テンポよく物語をつないでいっている。ある意味シンプルな舞台装置なのだが、SF的な物語だということを踏まえ、脚本の色彩を絶妙に表現している。

中高生無料デーを設けるなど、若者をターゲットにした企画だと思うが、大人たちもいろいろ考えさせられる舞台に仕上がっている。一見の価値があると思う。

愛犬家

愛犬家

甲斐ファクトリー

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/02/08 (水) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

色々なところにダークな部分が潜んでいて、スッキリではないですが心にひっかかり、面白かったです!

コウセイ

コウセイ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今まで観てきた王道ストレートプレイと違いましたが、とても素晴らしかったです。
ラビット番長の新しい側面が観れて楽しかったです。
こういう問題提起的な作品は、個人的には好きです。
又、こういうタイプの作品が是非観たいです。
貧困施設の悲惨さがリアルで、スゴかったです。
衝撃的な事実が次から次へと出てきて、アッという間の100分でした。
どんどん引き込まれ夢中で観てしまいました。
老婆役の役者さんの演技は、見事でした。
内容はシリアスなのだが、井保さんの明るいキャラで、笑えておもしろかった。

点と線のオブリビオン

点と線のオブリビオン

9-States

駅前劇場(東京都)

2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

脚本が素晴らしく、見ごたえがあります。

ゲマニョ幽霊〜本公演〜

ゲマニョ幽霊〜本公演〜

おぼんろ

ゲマニョの芝居小屋(東京都)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2月に入ってから2回参加しました。
怪しさ満載の「ゲマニョ幽霊」でしたが、
いざ勇気を出して参加してみたらすっかり虜になりました。情報量が多くて頭がパンパンになりながらも込み上げてくるモノがあり、思い出すと涙が溢れて止まりませんでした。
楽しく切なく深く重くて貴重な作品に出会えて良かったです。
ゲマニョ幽霊とおぼんろの沼にハマりました。1月も行けば良かったなと思いました。

ネタバレBOX

ゲマニョ幽霊はドッキリでした。初参加時は終演後も謎だらけでした。2回目の参加でやっとその意味が分かり涙しました。
嘘が現実見を帯びていくという恐ろしさを感じたのと同時に人の事を想った嘘には愛を感じました。ラストのゲマニョ幽霊とダマエへ捧げる朗読劇のシーンでああ、もうすぐ終わってしまうと寂しくなりました。
とんとマル

とんとマル

東京AZARASHI団

サンモールスタジオ(東京都)

2023/02/21 (火) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2年振りの新作。待った甲斐は充分あった。今作は古参にも新規にもお勧め。サービス全開、豪華な女優陣。作演出の穴吹一朗氏も相変わらずの好き放題、腕は落ちていない。聖地サンモールスタジオにはこんな喜劇こそよく似合う。プロレスの聖地・後楽園ホールにて相も変わらず鶴田軍対超世代軍の6人タッグ(鶴田田上渕対三沢川田小橋)に熱狂していた頃のような気分。

全国チェーンを展開している大型スーパー『ミカズ』。この町のフランチャイズ店のオーナー兼初代店長は既に故人。現在の二代目店長はその娘と結婚した迫田(さこた)圭司氏。妻を亡くしJKの娘(空みれいさん)と二人暮らし。副店長には初代の息子であり、義理の兄となる渡辺シヴヲ氏。パートの魚建氏、本部職員のスーパーバイザー・北原芽依さん、万引きで捕まった穴吹一朗氏。

おっさん四人とべっぴん二人の人情喜劇。かなり面白いし、人間ドラマとして観ても深く沁みる。
空みれいさんがメチャクチャアイドル顔で、よくこんな娘をブッキングできたなと感心。スターダストプロモーションの現役か元だろうと推測。(寺沢美玲としてモデルで活躍していたらしい)。若い頃の遠野なぎこみたいな目力。多分どこからも引っ張りだこになるだろう。
北原芽依さんもビビアン・スーと飯島直子を足したような美人。
こんな綺麗所に囲まれても、演ることといえばおっさんの加齢臭まみれ全開ギャグ!!魚建氏は流石に見事。
凄く楽しい気分で帰れるので是非足を運んで頂きたい。
渡辺シヴヲ氏の画集も販売中。

ネタバレBOX

ベタな笑いを並べつつ、かなりシリアスなドラマも描かれる。迫田圭司氏と空みれいさんの父娘の確執。迫田氏は義理の兄で部下でもある渡辺シヴヲ氏に裏切られ、本音をぶち撒けられる。「お前は相手の気持ちを聞かないで勝手に決め付ける。人の気持ちを理解出来ないまま、自己本位で何でも判断してきた。」
ショックを受ける迫田氏。合格した大学に行かずに漫才師になると言い出した娘は「お父さんは私の気持ちを分かっていない。何も私の話を聞いてくれないのに、勝手に分かっているように決めつける!」
これは物凄く深い話。自分が相手の為に思い遣ってしたことが、向こうには全く見当違いで不快に受け止められることは多々ある話。迫田氏の自分なりに正しく生きてきた自信の基盤が足元から崩れ落ちる衝撃。相手の話に耳を傾けるしかない。自分の判断を絶対だと妄信しないこと。

オチは大金持ちの権力者の孫が金で全てを解決するような『こち亀』エンド。それすらも清々しく感じた。

魚建氏の芸名はクリストファー・ウォーケンから来たと読んだ記憶があるが、定かじゃない。

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