DAYS-文化部青春協奏曲(コンツェルト)-
HOKOHOKO
シアターOM(大阪府)
2023/01/19 (木) ~ 2023/01/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/01/21 (土)
役が変わると際立つよう創られ
各々のキャラの愛らしさに癒される
物語のロジックは証明済み
後はその流れに載せるか乗せるかで変わる。見事に体現されている演者さまはこちらの痒いところに手が届く
無償の愛
Orgel Theatre
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
ザ・ビューティフル・ゲーム
東宝
梅田芸術劇場メインホール(大阪府)
2023/02/04 (土) ~ 2023/02/13 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/02/06 (月)
小瀧望(ジャニーズWEST)さん主演。
時代に翻弄される青春を鮮やかに描き出す。戦争という答えのない正義は伝染病のように若者の善意と正直さを捻じ曲げる。
それは天秤にかけるものが愛であってもだ。
大劇場の戦争を描く演出はあれ以上のグロさは無理なところまで攻める
コウセイ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/26 (日) 13:00
千穐楽を観劇。全席自由席で受付開始は開演の45分前だというので、1時間前に劇場に行ったのだったが、既に6人ほどが並んでいた。さすが「今池袋で最も売れかけている劇団」(劇団説明文の一節)だけのことはある(笑)。
ラビット番長といえば将棋・介護・草野球が三本柱だが、昨年のグリーンフェスタではこれらとは異なる路線とは異なった作品を上演する予定だったのに、コロナで残念ながら公演中止に。昨秋の池袋演劇祭参加公演では将棋に戻ってしまったので、残念に思っていた。個人的には15年春の「白魔来る」のようなスプラッター気味のドロドロとした作品を観てみたいのだ。
ということもあって、今回の「コウセイ」は将棋・介護・草野球とは違ったものになりそうで期待していたのだった。
(以下、ネタバレBOXへ)
沙也可~海峡を越えた愛~
吉本興業
ABCホール (大阪府)
2023/02/16 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/02/18 (土)
以前、京都にて耳塚に行った事がある。
掲げられた看板から漏れ出る陰鬱さはこの物語の肝なる部分。
だがそれらを優しい風に包んだ作演さんのチカラと脇を固める手練れの役者陣に力一杯の拍手を送りたい。若いチカラが弾けている姿に涙が出た。
支えるとは生きること。誠に有難う御座いました。
罪と罰
突劇金魚
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/03/05 (日) 11:00
ピロシキ組
三時間の大作。
関西小劇場の底力を目の当たりにし次の組を観る為にクールダウンを要す。
原作を全て網羅する事は難しい。
だから演技の馬力と禍々しき妖異を取り入れた演出が冴える。
山田さんの圧倒力に野村さん澤井さんの圧力も含め周りを一丸にさせたサリngROCK様剛‼️
幽霊塔と私と乱歩の話
木村美月の企画
小劇場 楽園(東京都)
2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
他の方同様、木村美月さんを目当てに行った部分も有るので、それなりに満足はしているが肝心のお芝居の方は面白みを欠いていたように思う。最後まで物語の入り口からその先に入っていけなかった。
幽霊塔と私と乱歩の話
木村美月の企画
小劇場 楽園(東京都)
2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/03/02 (木) 19:30
木村美月が好きな土地で好きな人と、好き勝手に演劇をする企画の第二弾だという。それにしても、なんと魅惑的なタイトルであることか。乱歩と「幽霊塔」、そこに私という存在が加味されているのだ。が、多少期待外れに終わった感は否めない。10年前のちょっと奇妙な話という非日常感はあるものの、展開にメリハリが欠けていてハラハラドキドキしない。
まあ、木村美月がカワイ~から許しちゃうけど(笑)。
あと劇場だが、下北沢の楽園よりは池袋のGEKIBAの方が立教大学のすぐ近くなので、はるかに良かったのでは…。好きな土地が「下北沢」なのかもしれないが、そういうロケーションの選択も大切だと思う。殊に「ちょっと下北ふらふらして帰ろうかって道すがら、幽霊塔があるような気がしてくる、そんな帰り道をお渡ししたいです。」とまで書いているのだから。
カミサマの恋
ことのはbox
萬劇場(東京都)
2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
なるべく派手な服を着る
MONO
吉祥寺シアター(東京都)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
『おそ松くん』の亜種みたいな喜劇。増築を繰り返したせいで迷路のように入り組んだ家。茶の間の押し入れの隠し通路を通らないと台所にまで辿り着けない。父が危篤で六人兄弟が久方振りに揃う。長男だけが書道家の父の跡を継いで実家暮らし。
上の四兄弟は四つ子、五男は存在感がなく誰も思い出さない。六男は養子で四人の兄にとっては可愛くて仕方ないマスコット的存在。
次男の内縁の妻、四男の内縁の妻、五男の彼女も連れて来られる。
奇妙な味わいの作風、謎ルールに縛られた家。全員妙にキャラが立っている。早逝した母親への愛慕。
家族が他人になっていく瞬間、他人が家族になっていく瞬間、言語化出来ない人と人との感覚。空間と時間の共有、優しさの共有。手触りで相手の存在を確かめ合い心を許し合う。階段の隅で誰にも気付かれずずっとそこに居た、ラストの五男の涙が美しい。
キーワードは「おひおひ」「オロロンロン」。
天使は毘沙門天に射貫かれる
劇的☆爽怪人間
ウイングフィールド(大阪府)
2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇
引きこもり、性に忠実、金に目が…
不良の様で実は超~真面目なモンちゃんに寄ってくる面々。
破天荒な感じから、悶々なラストへの落差、劇的☆爽怪人間さんらしい公演!
これも人生、短気は損気、真っ直ぐ生きて損なら仕方なし、と自己納得!
カレーと村民
ニットキャップシアター
吹田市文化会館 メイシアター・中ホール(大阪府)
2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
吹田公演千秋楽観劇。
戦死者出しつつ日露戦争勝利に沸き、揺れる吹田村。
昔の私の実家もこんな感じだったかも?
この時代の人達が日本の事·家の事·これからの事、真剣に考え、一生懸命生きた姿がありあり!
温故知新を感じつつ、愉しく面白く、〆の吹田公演拝見!
雨の壜(アメノビン)
空の驛舎
布施PEベース(大阪府)
2023/02/17 (金) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
楽日観劇。
生死と背中合わせの非日常が、日常化する病院、との境目。
待合室で交わされる…
看護師、患者、面会者の会話。
気遣い·心配·不安、打ち寄せ帰す様々な壜の中の想い。
父、祖母、義父…
様々な大切な人達とのお別れが思い出され涙が溢れた!
良かった。
記憶
劇団The Timeless Letter
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
team記 初回観劇
本当に大切な人達が思い出され、頭の中をグルグル駆け巡った。
(隣の方は早くから号泣😭)私もつられてウルウルウル…
そして終盤、涙が次から次と溢れて😢
どの役者さんも良い味出されてました。
ダンスも良かった。
team想も観たい!
三文姉妹
T-works
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
大阪千秋楽観劇
徐々に明かされる3姉妹そして父との関係や想い…
女優3人、是常祐美、丹下真寿美、原田樹里 さんの演技が絶品!
幼子のじゃれ合いから、年月匂わす大人を垣間見せる感じ、素晴らしい。
ただ設定が複雑な割に、本のメリハリが少々抑え気味で、少しもったいない感じ…
楽しめたが期待が大きい分、今回は辛口の★3つにしておきます。
次回も楽しみにしてます。
ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)
大阪市立芸術創造館
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2023/02/04 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Fブロック3劇団、千秋楽観劇
■にほひ:海へゆく花筏
兄の死を受け入れられない恋人と妹…
2人の距離感の移ろいが良い。
■THE GO AND MO'S:黒川の煙
漫談講談も良いが、2人コントが好きかも!
■ノラ:澄
叙情の様で叙事的?
台詞の脈絡は??でしたが、とても幻想的だった。
6人の悩める観客
壱劇屋
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演者も観客も、裸の王様になっていませんか?
ワクワクするお芝居でいいじゃないですか、面白かった、シェイクスピアの暴れっぷりで、全部持っていってしまったね。
お芝居観られてありがとう♬♬!
僕と私の奇妙な文通-演人的短編集-
演人の夜
シアターシャイン(東京都)
2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
最終日を観劇してきました。
演人の夜の作品を見るのは、コメフェスの「もしも生殺与奪の権を私が握ったら」以来です。
今作は主宰さんが述べられているとおり、シンプルで分かりやすいお話がギュッと詰め込まれた印象。
ザ・フラジャイル ライト/レフト
miuna
スタジオ空洞(東京都)
2023/02/28 (火) ~ 2023/03/05 (日)公演終了
しゃぼん玉の欠片を眺めて
TOKYOハンバーグ
駅前劇場(東京都)
2023/03/03 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/03/05 (日) 14:00
座席1階
かつて3人の子どもを育てた夫婦が建てた多摩川沿いの家に、今は年老いた母親が一人で住む。さして汚れも目立たないのに、母親は半年に1回だったハウスクリーニングを月に1回頼むようになり、さらに「次の日も来て」というようになった。家族経営で顧客が少なく、「お客が頼めば汚れが目立たなくても掃除をするのがプロだ」と言う社長。しかし、この母親がハウスクリーニングを頼むのには別の理由があった。
老親と子どもたちの擦れ違いは、お互いの事情を思いやる心から生まれているのではないか。今作も、「子どもには迷惑をかけず一人で暮らす」という母親に対し、3人の子は「いつ何時何が起きるか分からないから」と傘寿の祝いにかこつけて長女宅への同居を持ち掛ける。特に今回の夫婦の場合、夫が要介護となり施設に入居して死亡するという経緯をたどり、自宅で暮らせなかったという無念さが母親のかたくなさにつながっていると思われる。
どこにでもあるような親子の物語で、それぞれの事情を会話劇を通して浮き彫りにしていく。うまいと思ったのは、母親宅に入ってくるハウスクリーニング業者の視点でも語らせていることだ。実家に寄り付かない3人の子どもたちと対照的に、ハウスクリーニングに訪れる従業員たちがまるで実の子どもか、あるいはヘルパーさんのような立ち位置になっていて、親子のすきま風を際立たせる。
こうした親子の再統合の小道具がしゃぼん玉だ。ノスタルジーもあって、すこしほろりとさせられる。自分としては最後に描かれる母親の姿には残念な感じもしたが、劇中登場する喫茶店の名前が「家族」を象徴するところなどには少し、胸が熱くなった。