最新の観てきた!クチコミ一覧

11241-11260件 / 185112件中
DAYS-文化部青春協奏曲(コンツェルト)-

DAYS-文化部青春協奏曲(コンツェルト)-

HOKOHOKO

シアターOM(大阪府)

2023/01/19 (木) ~ 2023/01/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/01/21 (土)

役が変わると際立つよう創られ
各々のキャラの愛らしさに癒される
物語のロジックは証明済み
後はその流れに載せるか乗せるかで変わる。見事に体現されている演者さまはこちらの痒いところに手が届く

無償の愛

無償の愛

Orgel Theatre

東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 極めて詩的な作品。

ネタバレBOX

 奥中央に衝立を立て袖として用いる。下手壁に沿うように長方形の台、載せてあるのは奥から白っぽいトートバッグ、赤いトートバッグ、ペンギンのぬいぐるみ、ノート。台の前に紙コップと水の入った容器を載せた机、衝立の手前客席側にベンチとテーブル、上手には斜めに設えられたベッドがある。因みにベッドのあるエリアは、狭い小屋なので部屋の仕切り迄は作れないものの病室を表している。後で説明するようにこの病室である事件が起こるのを遮蔽物なしに見ることができるので却って効果的ですらある。(他にもイツキの娘の部屋になったりするシーンもある。)
 物語は病院の従業員休憩室で出会った2人の女性を中心に展開する。1人はイケメンだと直ぐついて行き、遊ばれては捨てられるという経験をしてきた掃除婦・イツキ、もうすぐ10歳になる娘・サラが居るが産み落とした時以来会わせて貰えない。サラは現在イツキの母が育てている。
 もう1人はミヅキ、現在は看護助手だが、看護師になる為の勉強をしており、この道を取るか偶然イツキの娘と同名の恋人サラを取るかで紛糾、結局同棲していたLの連れ合いと別れてしまった。
 この2人各々の最も大切な人それぞれに対する愛が中心となって展開するが、イツキは自称・バカで読み書きも苦手だが丁度山下清が精神薄弱児とされながら実に本質的に物事を観ていたような鋭さを持つ。彼女は今、数日後の娘の誕生日に最高のパーティー、最高の贈り物をする為に現金が欲しいのだが生憎経済的にはかなり厳しい。そんな折、病室の年老いた患者から頼み事をされた。老婆は、既に筆記する力も無いから娘への伝言をノートに書きとって欲しいというのであった。老婆はその言葉を言い終えると息を引き取ってしまった。ベッドの脇に老婆のバッグがあった。何気なくそれをみると中には現金が入っていた。イツキはそれを盗む。
 暫く経ってイツキは娘の誕生日に実家を訪ね娘にプレゼントを渡したものの娘は余り喜ばなかった、既に似た物を持っていたからである。だが、娘はペンギンの話をした。何でもペンギンは自分の連れ合いが死ぬと生涯その亡骸を保持し死骸と性行為迄するというのである。
 さて、娘の誕生日が終わった後休憩所で再び会ったイツキとミヅキだったが、互いにいつもと違う。ミヅキは何があったかを尋ねるが、イツキは互いの秘密を共有することを提案した。ここに至ってイツキが老婆から124万円入りのバッグを盗んだこと、然し娘の誕生日にはその金に手を付けなかったこと、遺言を書いてくれと頼まれたことを話す。ミヅキは自分がレズでパン職人で恋人のサラと別れたこと、経緯を話した。その上で老婆が言い残そうとしたことをイツキが娘に対して述べたいことに置き換えて創作しようと2人で文面を作成してゆくのだが、この文面が当に詩として昇華されたものになっている、殊にその前半は完全に詩である。
 ところで、詩に迄昇華したこの文章は、ラスト イツキが破り捨てる。
 その意味する所は明らかである。様々な困難や思うようには回らない人生に怖気をふるい落ち込んで人生から降りて仕舞わず、それらを総て引き受けて生きてゆく態度表明である。
 ところでパン職人のサラが随所に登場するが、イツキの反応がグー。パン屋の匂いの心地良さを子供同様に喜んだり、知恵遅れとされる子供たちのように五感を用いて興味を持った対象に積極的にアプローチしてゆく仕草が、我々頭でっかちになりすぎた凡庸な人間に多くの可能性の扉を拓いてくれるからである。
ザ・ビューティフル・ゲーム

ザ・ビューティフル・ゲーム

東宝

梅田芸術劇場メインホール(大阪府)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/13 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/02/06 (月)

小瀧望(ジャニーズWEST)さん主演。
時代に翻弄される青春を鮮やかに描き出す。戦争という答えのない正義は伝染病のように若者の善意と正直さを捻じ曲げる。
それは天秤にかけるものが愛であってもだ。
大劇場の戦争を描く演出はあれ以上のグロさは無理なところまで攻める

コウセイ

コウセイ

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/26 (日) 13:00

千穐楽を観劇。全席自由席で受付開始は開演の45分前だというので、1時間前に劇場に行ったのだったが、既に6人ほどが並んでいた。さすが「今池袋で最も売れかけている劇団」(劇団説明文の一節)だけのことはある(笑)。

ラビット番長といえば将棋・介護・草野球が三本柱だが、昨年のグリーンフェスタではこれらとは異なる路線とは異なった作品を上演する予定だったのに、コロナで残念ながら公演中止に。昨秋の池袋演劇祭参加公演では将棋に戻ってしまったので、残念に思っていた。個人的には15年春の「白魔来る」のようなスプラッター気味のドロドロとした作品を観てみたいのだ。
ということもあって、今回の「コウセイ」は将棋・介護・草野球とは違ったものになりそうで期待していたのだった。

(以下、ネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

ストーリーは1949年(昭和24年)に発覚した岡田更生館事件をほぼなぞっている。
これは岡山県吉備郡岡田村(現:倉敷市真備町岡田)に存在した浮浪者収容施設・県立岡田更生館で起きた組織的な監禁・暴行傷害・殺人事件であり、施設収容者の一人(詩人を自称していた北川冬一郎)が脱走して毎日新聞大阪本社にリークしたことを契機に、同社社会部の記者であった大森実(懐かしい名前だ)と小西健吉が浮浪者に変装して施設に潜入取材した結果、社会的に知られることとなったものだ。
その後の調査で犠牲者は開設から2年余りで76名にものぼったが、館長や県職員らへの判決の罪状は業務上横領ないし私文書偽造であり、殺人・暴行は含まれていない(ここいらにも何かキナ臭い背景がありそうだが)。

劇中で登場人物が語る施設の内情はほぼ事実のままである。だが、ここに将棋を絡めてくるのがいかにもラビット番長らしい。
将棋の部分でモデルとなっているのは将棋史上初の三冠王となった升田幸三名人だろう。升田(劇中では増山)がGHQから名指しで呼び出され、数名の将官と将棋について議論したエピソードもその内容が伝えられている通りに(チェスに比べて将棋ははるかに民主主義的なゲームであり、レディファーストの精神にも適っている)再現されている。もっとも、前述のように北川がリークしたのは毎日新聞、升田とGHQを取り持ったのは朝日新聞なのだが、劇中では同じ新聞社になっている。
増山がいつも月を見ているのは、升田が戦地で食糧不足に悩みながらもライバルの木村義雄のことを思い出し「月が通信してくれるなら木村と将棋が指したい」と涙に暮れたというエピソードを反映したものだろう。

この更生館と将棋の2つの道が終盤で交差する点は実に見事なのだが、そこまでのほとんどがネットでも調べられる事実を単に並べただけという感じであり、その点がいまひとつ掘り下げが物足りない。チョコレートケーキやJACROWといった社会派といわれる劇団との違いをはっきりと感じさせる。
ただ収容者の最期の言葉「にいさん」が実は「2三と」だったというのはラビット番長の面目躍如。

増山の妻を演じた江崎真澄がここ数作、本当に良くなってきた。
またいつものラビット番長では登場しない悪役での野崎保も印象的だった。
沙也可~海峡を越えた愛~

沙也可~海峡を越えた愛~

吉本興業

ABCホール (大阪府)

2023/02/16 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/02/18 (土)

以前、京都にて耳塚に行った事がある。
掲げられた看板から漏れ出る陰鬱さはこの物語の肝なる部分。
だがそれらを優しい風に包んだ作演さんのチカラと脇を固める手練れの役者陣に力一杯の拍手を送りたい。若いチカラが弾けている姿に涙が出た。
支えるとは生きること。誠に有難う御座いました。

罪と罰

罪と罰

突劇金魚

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/03/05 (日) 11:00

ピロシキ組
三時間の大作。
関西小劇場の底力を目の当たりにし次の組を観る為にクールダウンを要す。
原作を全て網羅する事は難しい。
だから演技の馬力と禍々しき妖異を取り入れた演出が冴える。
山田さんの圧倒力に野村さん澤井さんの圧力も含め周りを一丸にさせたサリngROCK様剛‼️

幽霊塔と私と乱歩の話

幽霊塔と私と乱歩の話

木村美月の企画

小劇場 楽園(東京都)

2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

他の方同様、木村美月さんを目当てに行った部分も有るので、それなりに満足はしているが肝心のお芝居の方は面白みを欠いていたように思う。最後まで物語の入り口からその先に入っていけなかった。

幽霊塔と私と乱歩の話

幽霊塔と私と乱歩の話

木村美月の企画

小劇場 楽園(東京都)

2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/03/02 (木) 19:30

木村美月が好きな土地で好きな人と、好き勝手に演劇をする企画の第二弾だという。それにしても、なんと魅惑的なタイトルであることか。乱歩と「幽霊塔」、そこに私という存在が加味されているのだ。が、多少期待外れに終わった感は否めない。10年前のちょっと奇妙な話という非日常感はあるものの、展開にメリハリが欠けていてハラハラドキドキしない。
まあ、木村美月がカワイ~から許しちゃうけど(笑)。
あと劇場だが、下北沢の楽園よりは池袋のGEKIBAの方が立教大学のすぐ近くなので、はるかに良かったのでは…。好きな土地が「下北沢」なのかもしれないが、そういうロケーションの選択も大切だと思う。殊に「ちょっと下北ふらふらして帰ろうかって道すがら、幽霊塔があるような気がしてくる、そんな帰り道をお渡ししたいです。」とまで書いているのだから。

カミサマの恋

カミサマの恋

ことのはbox

萬劇場(東京都)

2023/03/01 (水) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

-Team箱-を観劇。
素晴らしい、あっという間の2時間余でした。

ネタバレBOX

カミサマの言葉は、冷静になれば当たり前の事ではあるが、当事者になればなかなかうまくいかないという感情を、良い方向に導く現代のカウンセラー・心理学者のようでした。
次々と訪れる人々…この先、どんなことが起こるのか?と心地良い緊張感を保ったまま、最後まで観劇できました。
科学技術だけでは推し量れない、『神降し』『仏降し』の場面は、とても印象的でした。
なるべく派手な服を着る

なるべく派手な服を着る

MONO

吉祥寺シアター(東京都)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

『おそ松くん』の亜種みたいな喜劇。増築を繰り返したせいで迷路のように入り組んだ家。茶の間の押し入れの隠し通路を通らないと台所にまで辿り着けない。父が危篤で六人兄弟が久方振りに揃う。長男だけが書道家の父の跡を継いで実家暮らし。
上の四兄弟は四つ子、五男は存在感がなく誰も思い出さない。六男は養子で四人の兄にとっては可愛くて仕方ないマスコット的存在。
次男の内縁の妻、四男の内縁の妻、五男の彼女も連れて来られる。

奇妙な味わいの作風、謎ルールに縛られた家。全員妙にキャラが立っている。早逝した母親への愛慕。
家族が他人になっていく瞬間、他人が家族になっていく瞬間、言語化出来ない人と人との感覚。空間と時間の共有、優しさの共有。手触りで相手の存在を確かめ合い心を許し合う。階段の隅で誰にも気付かれずずっとそこに居た、ラストの五男の涙が美しい。
キーワードは「おひおひ」「オロロンロン」。

ネタバレBOX

長男の奥村泰彦氏はジャンポケ太田っぽい。過去に強盗殺人事件の容疑者として誤認逮捕されたことを引きずっている。
次男の水沼健氏はトランプの新しいゲームを次々と開発するが難解で不条理なルールが不評。長男になることに憧れている。
その内縁の妻、石丸奈菜美さんは西山喜久恵っぽい。二面性が強く、男性がいない席では山賊みたいな振る舞い。兄弟の亡き母にどこかしら似ているらしい。
三男の金替康博氏は著名なカメラマン。モロ師岡っぽい。
四男の土田英生(ひでお)氏は体格がよく妻を何かと怒鳴り散らす。学校に行ってなかった為、ものを知らない。作・演出も兼ねている。
四男の内縁の妻、高橋明日香さんはドMで罵倒され叱られることで自分の中の不安感をかき消している。SKE48の荒井優希と森下愛子を足したような美人。
五男の尾方宣久氏はやたら派手な服装で木下ほうかっぽい。誰の記憶にも残らず、誰もが存在をすぐに忘れ去ってしまう。六男が可愛がられているのを見て、養子に憧れている。
五男の連れて来た彼女は立川(たつかわ)茜さん。清潔感のある美人。四男のカメラマンの写真集をコンプリートする程のファン。
六男の渡辺啓太氏は大柄な体格だが未だに子供扱い。兄ちゃん達に任せておけば大丈夫と絶大な信頼を寄せている。

各キャラ設定が細かく描き込まれている為、至る所で「てんどん」(リピート・ギャグ)が繰り返される。五男を無視、六男に夢中、妻を叱り付ける四男、台所に辿り着けない女性陣、次男の妻の豹変。

死の床にあった父親が六男だけではなく、全員養子だったことを明かす。五男だけ母親とケーキ屋の爺さんの子供。全く血の繋がっていない子供達を本当の子供として育ててきた父親の凄さ。母親は男にだらしない性分だったらしい。それを知って家族というものの括りが壊れてしまい、何となく皆他人行儀になっていく。変わらないのは五男の寂しさだけ。

帰りの電車で荻窪駅周辺がカオス。右翼の街宣車が大音量で中核派の杉並区議会議員・洞口朋子のデモ行進を邪魔しに襲来。警官隊が集結で厳戒態勢。一瞬、洞口依子かと思って驚いた。
天使は毘沙門天に射貫かれる

天使は毘沙門天に射貫かれる

劇的☆爽怪人間

ウイングフィールド(大阪府)

2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽観劇
引きこもり、性に忠実、金に目が…
不良の様で実は超~真面目なモンちゃんに寄ってくる面々。

破天荒な感じから、悶々なラストへの落差、劇的☆爽怪人間さんらしい公演!
これも人生、短気は損気、真っ直ぐ生きて損なら仕方なし、と自己納得!

カレーと村民

カレーと村民

ニットキャップシアター

吹田市文化会館 メイシアター・中ホール(大阪府)

2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

吹田公演千秋楽観劇。
戦死者出しつつ日露戦争勝利に沸き、揺れる吹田村。
昔の私の実家もこんな感じだったかも?

この時代の人達が日本の事·家の事·これからの事、真剣に考え、一生懸命生きた姿がありあり!
温故知新を感じつつ、愉しく面白く、〆の吹田公演拝見!

雨の壜(アメノビン)

雨の壜(アメノビン)

空の驛舎

布施PEベース(大阪府)

2023/02/17 (金) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽日観劇。
生死と背中合わせの非日常が、日常化する病院、との境目。
待合室で交わされる…
看護師、患者、面会者の会話。

気遣い·心配·不安、打ち寄せ帰す様々な壜の中の想い。

父、祖母、義父…
様々な大切な人達とのお別れが思い出され涙が溢れた!
良かった。

記憶

記憶

劇団The Timeless Letter

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/02/18 (土) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

team記 初回観劇
本当に大切な人達が思い出され、頭の中をグルグル駆け巡った。
(隣の方は早くから号泣😭)私もつられてウルウルウル…
そして終盤、涙が次から次と溢れて😢
どの役者さんも良い味出されてました。
ダンスも良かった。
team想も観たい!

三文姉妹

三文姉妹

T-works

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/02/09 (木) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

大阪千秋楽観劇
徐々に明かされる3姉妹そして父との関係や想い…

女優3人、是常祐美、丹下真寿美、原田樹里 さんの演技が絶品!
幼子のじゃれ合いから、年月匂わす大人を垣間見せる感じ、素晴らしい。
ただ設定が複雑な割に、本のメリハリが少々抑え気味で、少しもったいない感じ…
楽しめたが期待が大きい分、今回は辛口の★3つにしておきます。
次回も楽しみにしてます。

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

ぱくっと! 2023(パフォーミングアーツ&コンテンポラリーシアター大阪 2023)

大阪市立芸術創造館

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/02/04 (土) ~ 2023/02/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Fブロック3劇団、千秋楽観劇

■にほひ:海へゆく花筏
兄の死を受け入れられない恋人と妹…
2人の距離感の移ろいが良い。

■THE GO AND MO'S:黒川の煙
漫談講談も良いが、2人コントが好きかも!

■ノラ:澄
叙情の様で叙事的?
台詞の脈絡は??でしたが、とても幻想的だった。

6人の悩める観客

6人の悩める観客

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演者も観客も、裸の王様になっていませんか?
ワクワクするお芝居でいいじゃないですか、面白かった、シェイクスピアの暴れっぷりで、全部持っていってしまったね。
お芝居観られてありがとう♬♬!

僕と私の奇妙な文通-演人的短編集-

僕と私の奇妙な文通-演人的短編集-

演人の夜

シアターシャイン(東京都)

2023/03/02 (木) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

最終日を観劇してきました。
演人の夜の作品を見るのは、コメフェスの「もしも生殺与奪の権を私が握ったら」以来です。

今作は主宰さんが述べられているとおり、シンプルで分かりやすいお話がギュッと詰め込まれた印象。

ネタバレBOX

一応メインストーリーはありますが、物語間の関連性はさほど無い。
最後の「親愛なる愛親」と「君の世界を素敵な色に染められたなら」の二つに多少ある程度。
舞台美術はほぼ無いが、壁に掛けられている絵の意味が最後に分かります。
ザ・フラジャイル ライト/レフト

ザ・フラジャイル ライト/レフト

miuna

スタジオ空洞(東京都)

2023/02/28 (火) ~ 2023/03/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

おもしろかったです。
屋代さんの脚本はヤクザ(関係者)登場率たかめですよね。

しゃぼん玉の欠片を眺めて

しゃぼん玉の欠片を眺めて

TOKYOハンバーグ

駅前劇場(東京都)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/03/05 (日) 14:00

座席1階

かつて3人の子どもを育てた夫婦が建てた多摩川沿いの家に、今は年老いた母親が一人で住む。さして汚れも目立たないのに、母親は半年に1回だったハウスクリーニングを月に1回頼むようになり、さらに「次の日も来て」というようになった。家族経営で顧客が少なく、「お客が頼めば汚れが目立たなくても掃除をするのがプロだ」と言う社長。しかし、この母親がハウスクリーニングを頼むのには別の理由があった。

老親と子どもたちの擦れ違いは、お互いの事情を思いやる心から生まれているのではないか。今作も、「子どもには迷惑をかけず一人で暮らす」という母親に対し、3人の子は「いつ何時何が起きるか分からないから」と傘寿の祝いにかこつけて長女宅への同居を持ち掛ける。特に今回の夫婦の場合、夫が要介護となり施設に入居して死亡するという経緯をたどり、自宅で暮らせなかったという無念さが母親のかたくなさにつながっていると思われる。
どこにでもあるような親子の物語で、それぞれの事情を会話劇を通して浮き彫りにしていく。うまいと思ったのは、母親宅に入ってくるハウスクリーニング業者の視点でも語らせていることだ。実家に寄り付かない3人の子どもたちと対照的に、ハウスクリーニングに訪れる従業員たちがまるで実の子どもか、あるいはヘルパーさんのような立ち位置になっていて、親子のすきま風を際立たせる。

こうした親子の再統合の小道具がしゃぼん玉だ。ノスタルジーもあって、すこしほろりとさせられる。自分としては最後に描かれる母親の姿には残念な感じもしたが、劇中登場する喫茶店の名前が「家族」を象徴するところなどには少し、胸が熱くなった。

このページのQRコードです。

拡大