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九十九龍城

九十九龍城

ヨーロッパ企画

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2022/02/19 (土) ~ 2022/02/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ヨーロッパ企画 さんとしては2年ぶりの本公演となる今回の作品は九龍城ではなく #九十九龍城 って少しそんな世界を感じる世界観
現実に香港にあった九龍城砦って移民や貧困層や犯罪者によって混沌としたカオスな感じのイメージ
そんな感じの場所を舞台にこの物語は繰り広げられていく
そんな中の少しばかりイメージが違うものが警察が作り出したもの凄い斬新なシステム…このあたりが #ヨーロッパ企画 さんらしい
そんな混沌とした世界の中で生きていく個性的なキャラの登場人物たち
このあたりの絡みもほんと魅力的な作品をさらに作り出していってる印象なんですよね
そしてそんな世界観からさらにラストに向けて世界観が変化していくんですよね
このあたりの流れもほんと見事な印象なんですよね
今回はチケットもギリギリまで取れなかった感じで、最初は京都でと思ったのはチケット取れずの人気ぶり
なので作品の素敵な世界観は体験できたもののあの大きな #シアター・ドラマシティ だと役者さんの表情までは…残念…
アフターイベントの #おまけトークショー もあって満足でしたが
ヨーロッパ企画 さんは当然良かったんですが、やはり気になったのは #藤谷理子 さんの演技
動きもいいんですがセリフの感じも魅力的やったんですよね
だからこの人の表情は観たかったなって印象やったんです
たぶん?間違いなくいい表情されてた予感しかしない魅力的な女優さんやった印象

君といつまでも 痴人の愛・現代篇

君といつまでも 痴人の愛・現代篇

BALBOLABO

シアターOM(大阪府)

2022/02/18 (金) ~ 2022/02/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

この作品の原作は #痴人の愛 って #谷崎潤一郎 さんの1925年ぐらいに書かれた作品
タイトルにもある通りにその現代編って感じに、そしてそんな作品が原作とは思えない仕上がり
あまり大きいとは言えない #シアターOM さんのステージ
元々感染対策をめいっぱいされた空間にさらに座席の間隔を空けるってこれ以上はってぐらいの徹底したコロナ対策
そして3人芝居ってのがこの空間をめいっぱい使うにはいい感じやったりするんですよ
そしてこの作品ならではって演出も
どんな感じに現代編なのかは観てのお楽しみなんですが、世界観から全く違うんですが元々のテイストは残ってると言うより間違いなくそのままにって感じです
そのあたりはやはり気持ちの移り変わりや思いって感じなんですが、そのあたりは役者さんの作り出す空気感から伝わって来る感じかな
#河野奈々帆 さんの謎めいた空気感がいい感じ
色々書きたいところですが…このあたりまでかな、やはりキレは見惚れる感じかな
そして #滝川楓 さんが魅力的な雰囲気を作られてるんですよね
振り幅もなかなか、他の雰囲気も観たくなるそんな魅力的な存在でした
セリフもほんといいですね

MARIONNETTE

MARIONNETTE

劇団The Timeless Letter

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/02/11 (金) ~ 2022/02/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

会場に入ってまず目に飛び込んでくるのはかなり作り込まれたセット
これから始まる舞台に期待が高まる
久しぶりにここまで作り込んだセットかもしれない
世界観は20世紀初頭のロンドン
雰囲気はシャーロックホームズっぽいんだが、中心にはスコットランドヤードってこれも魅力的な世界観が膨らむ感じ
そして次々と起きていく殺人、その犯人は…そしてその動機はって魅力的なストーリーは進んでいく
かなり複雑なんだが巧みな物語
怪しい感じの登場人物も多いんだが、なかなかその真相がわからない作りは見事としか言いようがないかな
そして主人公、その周りのキャラがいいんですよね
そしてその捜査と並行して流れていくストーリーも無駄がなく魅力的な世界をさらに膨らませていく感じ
テンポもいいですね
そしてさらに後半の展開もいいんですよね
なかなかに見事な予想外の展開をみせていくストーリーは時間を忘れて引き込まれていく感じ
トリプルキャストなので他のチームやと全く違う雰囲気を楽しめそうな気がする
しかし根底には見事な物語が楽しませてくれる感じは間違いない
teamBLUEの主人公のスミスを演じるのは #三浦求 さん
やはりこの人いい雰囲気を作られますね
セリフの雰囲気もいいんですが表情もいい
そう言えばこの舞台ダンスでもみせてくれるんですが、そのあたりのキャストさんのお名前どこかに?
ダンスもほんとこの世界観を盛り上げる
そしてこのチームをチョイスしたのは #杉崎おと さんのご出演ってのがあったんですよね
序盤はおしとやかで控えめな先生
しかし中盤からの変化が見事すぎるんです
そしてラストあたりの空気感はほんとに見事で引き込まれる
やはりいい女優さん
他のチームの雰囲気も観たかった作品

without SUN

without SUN

ステージタイガー

近鉄アート館(大阪府)

2022/01/29 (土) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

そんなに先ではないんだけど、今とは違う世界観
その世界は人工知能、AIの技術が進んでおりアンドロイドが実用化されてる
新しい進歩にはどうしても超えないといけないハードルがあるってのも常なのかもしれない
それは精神的、肉体的な機械と人の共存って感じなのかもしれない
そんな世界では労働としては疲れも知らない機械が優位、それにより仕事を奪われる人が増加
このあたりは行政ってか国なんかが破綻してる気もするんだが、あっても不思議ではない
そんな中から生まれる感情も想像の範囲内
そんな中で知り合う職につけない女性と同い年ぐらいのアンドロイド
この2人を中心にした物語はやはりステタイさんらしく、熱い人間関係が描かれていく印象
このあたりの人の心の動きであったり思いってものの描き方がほんと巧みで引き込まれていく
そしてラストに向かう疾走感
主役の #関愛加 さんほんといい雰囲気で、さらに #上西秋穂 さんが盛り上げる
#生田朗子 さんのアンドロイドが口は悪いんだけど、その心は熱い思いがって感じも良かった
そしてやはり良かったのが #有元はるか さんなんですよね
最初の少し悪役ポジションからのふたりの心の動きに触れて変わっていく感じが見事
そしていいところで笑いももっていくんですよね

abc赤坂ビーンズクラブ -side2-

abc赤坂ビーンズクラブ -side2-

エヌオーフォー No.4

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

クリスマスシーズンに相応しく、今回も華やかなレビューショウを楽しませて頂いた。演劇、コント?、歌唱、ダンスと盛り沢山ではあるが、やはりダンスが特に圧巻でした。今回が2回目の公演ですが、3回、4回と続けて欲しい公演だと感じました。

YELL

YELL

N-Trance Fish

ABCホール (大阪府)

2022/01/28 (金) ~ 2022/01/31 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ダンスパフォーマンスで紡ぐひとりの男の物語
何の変化もない日常を繰り返す中で起きる誰にでも起きるかもしれない情報社会の怖さ
そしてそんな中からの立ち直り
そんな感じを描き出してるのかなって感じた舞台
SNSの何の根拠もない情報に多くの人が踊らされていく
そんな感じさえ見事なダンスパフォーマンスで描き出してた印象
音、光、映像、そして見事なダンスで描き出していく世界観はパワーがあって見事な作品に仕上がってた印象なんですよね
やはりこのぐらいの人数のダンスは迫力が凄い
そしてそれぞれのダンサーさんのポテンシャルも高いので見るものを引き込む感じなんですよね
その見事なパフォーマンスを魅力的な役者がさらに世界観を盛り上げてた印象
かなり独特な世界観なんですが明確にストーリーが見えてくるあたり見事
物語の中心には #浅雛拓 さんが存在する
ラーメン屋さんなんですが風評被害で自殺までも考える
そんな流れを見事に描き出してた
そしてもうひとりが #早川丈二 さん
その存在は案内人って雰囲気なのかな?って印象
基本的にセリフがあるのはこのふたり
しかし伝わるストーリーは見事ですね

マザー4

マザー4

サヨナラワーク

劇場HOPE(東京都)

2022/12/20 (火) ~ 2022/12/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ミステリー的な始まりで、謎が徐々に解明されていく感じが好きで、中盤から後半のスピード感が楽しい。ただ、その分序盤部分がやや単調で長すぎたように感じられてしまい、その点が少し残念に感じてしまった。

R/J + 眼帯のQ

R/J + 眼帯のQ

ウーテレ合同会社

CCO クリエイティブセンター大阪(大阪府)

2022/11/13 (日) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

なんとも感想の難しい作品
ストーリーを楽しむというよりダンス(動き)を盛り込んだパフォーマンスを楽しむ作品
皆さんしっかりと力強く演じていたので最後まで楽しめたクールなお芝居

The Birthday Party

The Birthday Party

CEDAR

新宿シアターモリエール(東京都)

2022/12/17 (土) ~ 2022/12/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

不思議な劇でした。観た人それぞれに感想を委ねるような。しかし後半はかなり物語に引き込まれて行きました。観に行く方はアフタートークショーも必ず参加してほしい劇です!

リーディング&シネマ 「川端康成 葬式の名人 」

リーディング&シネマ 「川端康成 葬式の名人 」

株式会社ムーブマン

シダックス・カルチャーホール(東京都)

2022/12/22 (木) ~ 2022/12/22 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 パート2で川端が卒業した現在の茨木高校(川端在学時は旧制中学・大阪にある学校である)も協力した映画をも併映。

ネタバレBOX

 上演は2パートに分かれパート1では川端の短編、日記、エッセイ等の朗読がエレクトーンやチェロの生演奏を伴って行われた。開始早々の伴奏は「アヴェマリア」をアレンジした演奏から始まった。エレクトーンによる演奏だが、上手い。10分の休憩を挟んでパート2は、朗読と大いに関係のある内容を盛り込んだ映画上映。
 私自身の好みとしては、映像化されると朗読で自由に羽搏かせることのできたイマジネーションが狭められ、映画はパート1程酔うことはできなかった。だが、映画のラストで用いられている曲が矢張り「アヴェ・マリア」でこちらは録音の再生だが通常聴くアヴェ・マリア」を用いて全体をサンドイッチにしつつ、変化を付けるという悪戯をも加味している。途中休憩10分を挟み実質18時50分開演の約2時間35分から40分の作品。
あと9秒で

あと9秒で

ももちの世界

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/12/16 (金) ~ 2022/12/20 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日観劇。これまでのピンク地底人3号氏の作風とはガラッと変わった印象。何より、死者が出てこない(笑)ボクシング演劇と言いながら一人の難聴者の生き直しを描いたような作品だった。
芝居の最初、主人公とその友人の会話があまりにも棒読みというか、有り体に言うと下手くそで、これを2時間見せられるのかと驚いたのだが、慣れなのかなんなのか、すぐ気にならなくなった。しかし、耳のほとんど聞こえない人があんなにスムーズに声で会話できるものだろうか。と思っていたら、最後にネタばらしがあった。
最後に込めたメッセージは素晴らしい。しかし、途中の映画の話はどうにもモヤモヤした。聞こえないことを隠して合格しようとすることと、「IDを買う」ことを比較するには無理がある。聴覚障害者が聴覚テストのパターンを学習していい数字を出すのは、舞の海関が頭にたんこぶを作って身長制限を突破したのと基本的には変わらない。一方で「IDをかう」のは免許証偽造のようなものだ。それをあえて並べて比較した意図は?
そして、母親の感情がこの芝居にどう絡んでいるのかがいまいち分からなかった。クリスチャンの女性も、結局なんだったのだろう……という気がする。恋愛が描かれたわけでもなければ、それほど主人公に強い影響を与えたようにも見えなかった。主人公の内面はよく描かれていたが、周りの人物が浅かった。
いい作品だっただけに、もっと作り込めたらよかったのにという感じ。

ホーム!ホーム!!ホーム!!!ホーム!!!!ホーム!!!!!

ホーム!ホーム!!ホーム!!!ホーム!!!!ホーム!!!!!

えーびーがた

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2022/01/27 (木) ~ 2022/01/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

喫茶店のコンセプトは我が家
そんなお店を切り盛りするのは息子と2人の娘をもつ母親
その人生の物語って感じかな
この作品ある意味でその描き方が独特って印象
これに最初少し戸惑うんだが、途中からその独特な流れに気持ちをグッと引き込まれていく感じ
ほんと上手い演出してるなって印象なんですよね
そしてもうひとつ変わったアプローチがあるなってのが個人的な感覚かな
それは明確なキャラ設定があるんですが、気がつくとそのキャラを他の人が演じてたりする、そんな感覚なんですよね
このあたりも楽しめるポイントかもしれないですね
最初のシーンから少し変わった世界観を作り出してる印象はあるんですよね
そしてそのシーンの布石は誰にでも完全にわかる感じでは回収してないかな
そのあたりは見た人それぞれが気持ちの中で色んな解釈をって感じなのかもしれませんね
そう言う見せ方もほんと上手いなって印象でした
それぞれのキャラクターもいいんですが、ほんと時間の流れ方が見事すぎる作品
そしてそれぞれのキャストがその時間を見事に生きてるなって印象なんですよね
ご出演者さん皆さんいいんですが、やはり #真壁愛 さんがいいキャラなんですよ
そして #石井テル子 さんの振り幅も見事すぎます
振り幅と言えば #大江雅子 さんも凄い雰囲気変わるのが見事すぎるって印象
今回ほんといいなって思ったのが #椎木ちなつ さんやったんですよね
このメンバーであの存在感、そしてあの輝き方は見事すぎ
この女優さんは他の感じも見たいな
この作品リピートすると見え方めっちゃ変わりそう

贅沢と幸福

贅沢と幸福

オパンポン創造社

調布市せんがわ劇場(東京都)

2022/05/27 (金) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大阪と東京で観劇。東京では最前列と後列で観劇。千秋楽の中川さんは覚醒したな。高橋さんとの絡みながら、どんどんと闇中に入って行く。そんな中でも全体に静かな中に耳に入ってくる音楽は不思議と場面としっくりとハマり、演技の邪魔をしなかった。

京の園

京の園

Nakayubi.

京都芸術センター(京都府)

2022/01/13 (木) ~ 2022/01/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ある頭の回転がいい大学卒業を控えた芳明って青年を中心に描かれる物語
1965年って時代の呉服って世界の微妙に変わっていく存在をひとりの青年を中心に語られていく感じの物語
そして京都って独特の地域、そこに住む人々の考え方なんかも描き出していってる感じの世界観やったりする
そしてこの主人公は個人的に最初は頭の回転が良すぎて鼻につく感じ
ある意味では嫌なやつって印象やったんですがラストまで観て振り返ると逆の印象になるって気がしたんですよね
この感覚伝わるといいんですが見え方が180℃変わるような気がしたんですよね
これはある意味ほんと凄いこと
嫌な感じのことを言うな、嫌な言い方をするなって思ってたことが実はピュアな素直な思いから出ている言葉やったと感じる
とは言えこの主人公ピュアに昔から付き合ってる彼女の本心を確認しながらも東京では次の恋を始めてる?
このあたりはピュアな様でそうでないのかもしれないですね
ブライドの高い美人さんがハマってた印象なのが #幻灯劇場 さんの #橘カレン さん
やはり表情がいいですね
そしてセリフの感じも素晴らしい
そしておばあちゃんって年代を見事に演じられてたのが #中野劇団 さんの #延命聡子 さん
やはりこの女優さんほんと上手いなって印象でした
そしてやはり良かったのが #土肥希理子 さんやったんです
この人の役の振り幅ってどんだけ広いんだろう?って毎回思わせられる
今回の役はかなり上ですね
しかしそれに違和感を感じるどころか、そんな雰囲気に見えてくる
お面を被ってるのとの振り幅も
そしてピアノも上手かったんですね
この回にはアフタートークが設定されててそのゲストが #ルドルフ さんの #筒井加寿子 さんでした
去年の年末の #その犀はひとり行く が素敵やった脚演さんですね
今回の舞台の脚演さんの #神田真直 さんとのトークは少し脚演ってことに対する考え方の違いが?
本音は一緒かもですが

大大阪舞台博覧会 2022

大大阪舞台博覧会 2022

大阪市立芸術創造館

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/01/15 (土) ~ 2022/01/15 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

生で見た分の感想が見つからなかったんだが…
生では見られなかった分の感想
その中でも見逃してどうしても観たかった作品が #ツレヅレ さんの『(オー)テレキャスター』
脚本 #田宮ヨシノリ さん
演出 #渡邉素弘 さん
出演
#香川由依 さん
#増田知就 さん
バットの快音と鈍く何かに物が当たる音、そこからの明転
そこで観えるのはバッティングセンターらしい光景
しかし違和感は女性はバットではなくエレキギターを振り回している
それで球を打とうとしてるんだが…
やはり #香川由依 さんがいい雰囲気作られてるんですよね
理不尽な状況での怒りからの…ほんといい表情されますね

班女

班女

モトキカク

Bodaiju Cafe(大阪府)

2022/01/15 (土) ~ 2022/01/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

見た回のご出演は
#石井絵理佳 さん
#澤井里依 さん
#大塚宣幸 さん
入った瞬間からこの世界にすでに入ってる澤井さんがお出迎え
後からわかるんですがほんとにここからこの世界は始まってる感じなんですよね
お客さんはすでに駅にって感じなんですよね
他の回はどんな感じになってるのかも気になるところではある演出?サービス?なのかもしれない
そしてこの回は初っぱなから #石井絵理佳 さんがほんと熱のこもった演技を見せつけてくださる感じ
凄い熱量でこの作品に一気に気持ちをもっていってくださる
そして #大塚宣幸 さんの熱量も凄いんですよね
そんなふたりのシーンも引き込まれて目が離せなくなる感じなんですよね
さらに魅力的なのがやはり #澤井里依 さんなんですよね
やはりこの女優さんの演技ほんと魅力的で引き込まれる
そして表情がほんと魅力的
狂女ってワードをここまでみせる空気感の作り方は流石の一言
これは違う組み合わせもほんと気になる感じなんですよね
全く違う世界が広がる予感

風桶

風桶

梅棒

COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール(大阪府)

2022/01/07 (金) ~ 2022/01/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

梅棒さんは終わった後に残るものがすごく大きいんですよね
ずっとこの世界に浸っていたいって感覚にとらわれる
そんな印象を毎回受けるんですが今回も凄い
OPダンス前の導入部分ではセリフ?があるんですが一切のセリフなしで進んでいく舞台
これだけ書くと見たことない人やとノンバーバル?ってなるのかもですが、歌と言うか歌詞がセリフになり曲がダンスへさらに舞台を盛り上げる効果音でもあったりする
これはある意味で #梅棒 ってジャンルの作品
そんな雰囲気で作られる世界観は単調ではなく複雑
SFチックな世界観にさらに時代劇
そんな複雑そうなストーリーが結構細かく見るものに伝わってくる
そしてそれを見事なダンスパフォーマンスでさらに膨らませていく展開も見事すぎなんです
一度見たらリピートしたくなり前でって気持ちに
梅棒 さんはたぶん他の人がいっぱい上げられてるのであえてw
#まりゑ さんが凄いいい空気感
姉御って感じで良かった
そして相方 #松浦景子 さんとのコンビネーションも良かった
この人はバレエが得意?
#hirokoboogie さんは素敵なスパイスって印象やったかもしれません
このスパイスが効いてる
そして #渡辺みり愛 さんがいい
元 #乃木坂46 さんやったんですね
可愛さもありながら凄い表情も見せるほんと素敵な演技でした
やはりこの人のダンスいいなって思わせたのが #YOU さん
力強くてシャープなダンスは流石って感じ
ほんとこの人って魅力的なダンスをされるんですよ
梅棒 最高でした

「殺戮少女、ときどきオカンからのおっさん」

「殺戮少女、ときどきオカンからのおっさん」

お笑いサタケ道場

SPACE9(大阪府)

2022/01/08 (土) ~ 2022/01/08 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

キャストを変えながらかなり短い時間で雰囲気を変えていく感じの舞台
ランタイムは30分ぐらい
今回は次もあるので最初のひと組だけを見させていただいた
独特な世界観を持った作品の印象
かなり今がいつで、そしてほんとは誰なのかがわからなくなっていくような作品
パンドラの箱、シュレーディンガーの猫、そして浦島太郎
関係性がないようでそれでいて微妙な接点を持った感じのそれぞれのワード
この不思議な世界観にそれぞれが影響を与えていく感じ
ほんと不思議でいてそれでいながらも心地いい感じのテンポの世界
ご出演者さんはある意味で一発勝負
いい感じの緊張は初日ならではって感じ
その緊張が伝わってくるし、若いお二人だからこそ作れる空気感やった印象
少し危ういところも何箇所かあったけどそれも生の舞台の楽しさって感じでした
他の組み合わせも観たかったな

奇妙な果実

奇妙な果実

新宿梁山泊

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/12/15 (木) ~ 2022/12/21 (水)公演終了

実演鑑賞

シンガーソングライター趙博が書いた作品の梁山泊公演が定番となり脚本も堂に入って来た。「百年 風の仲間たち」、その改良版、「丹下作善」(未見)、そしてコロナに入って「百年」の続編「音楽劇『風まかせ 人まかせ』」(スズナリ)、翌年「娼婦 奈津子」(スズナリ)、そして今年「奇妙な果実」(シアターアルファ東京)。元々歌詞のある曲の作り手であり、音楽ライブがそのロゴスの世界を肥大させて生まれた徒花といった作風であったのが、「風まかせ」ではコロナで危機に瀕したライブハウスのドラマを描き、「奈津子」では一人の女のドラマ(ここには在日は弁護士の出自として登場するのみ)、今作では歴史上の人物に焦点を当てたとある「ライブもやるバー」を舞台としたドラマ。バックバンドが劇伴に徹した「奈津子」が圧巻であったが、今作でのリアル場面としてのライブのリハーサル及び本番演奏は劇伴効果も存分に兼ねた。「奇妙な果実」とはビリーホリデイの歌のタイトルであった。マルコムXに絡めており、金喜老の半生に影を落とす。
恵比寿の新劇場は三度目となったが、上手、ステージ近くの席は初めて、演奏も含めてビンビン響いて来た。

孤独の後始末

孤独の後始末

海ねこ症候群

中野スタジオあくとれ(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。初日観劇、ほぼ満席。
現代的で話題性もある内容を、結婚式場で働く人々の観点で描いた物語。そのテーマ性と着眼点、描き方の発想・柔軟性に驚かされる。ただ掘り下げが浅いような気がして、その点が惜しい。

当日パンフに 脚本担当の坪田実澪さんが、別の意で「何故こんなに傷つけ合い、貶し合わなければならないのか。逃げてしまえば楽な生き方なんかいくらでもあるのに、何故向き合う方を選ぶのか」と記している。この文章と同じことを、劇中の父と娘に負わせることが出来れば、もっと深みや滋味ある内容になったと思う。結果、無難に まとめた といった印象になったのが勿体なかった。

年の瀬に、また若くて 力 を感じさせる団体「海ねこ症候群」に出会えたことを嬉しく思う。
既に第3回本公演の予定があるという、その伸びしろに期待するところ。
(上演時間1時間25分 途中休憩なし)【Aチーム】

ネタバレBOX

舞台美術…冒頭はスタッフルーム。後景は暗幕、柱(細長い白色衝立)のようなものが 横にほぼ等間隔で並んでいる。2つの長テーブルと椅子6脚、中央のモニター(額縁)に結婚式の写真が見える。場景に応じてテーブルや椅子を移動 変形させ時間と状況等の変化を表す。照明の諧調によって後景の衝立らしきものが高層ビル群に見えたり、鯨幕のような不吉な雰囲気を漂わす。ラストは式場。赤いバージンロード、参列者の椅子に白ベールと花飾り。白色衝立にも花輪。スタッフルーム(事務所)と式場内という違いを丁寧に演出する。

次の依頼は 同性婚(女性同士、登場はしない)、ウエディングプランナー・木嶋綾乃は戸惑うスタッフに引き受けたことを告げる。同性婚という話題性、それを結婚式場のスタッフというバックヤード的な立場で順々に描く。そこに気持(感情)と仕事(役割)という適度な距離感をもって描くところが上手い。また結婚式という期限がある設定は、それまでに何らかの結果というか結論を出すため、テンポよく展開していく。

同性カップルの1人が、この式場のマネージャーの娘である。その事を隠して綾乃は準備を進めており、マネージャー・上原正道も同性婚に賛意を示していたが、娘となると話は別らしい。建前と本音、自分に関係なく仕事であればなんでも受け入れるが、親の立場になれば激怒し反対する。綾乃は云う、娘さんと向き合ってと。またスタッフの1人、パティシエ・倉持春子が同性愛者のような描き。この2人が激情して言い争うようになるが、居合わせたスタッフが止める。娘が登場しないことから、春子を介して上原と本音を語り合わせてほしかった。日本における同性婚、その法的制約、その実態である子や遺産等の当人の問題や好奇という世間、その社会的偏見の問題に もう少し触れてほしいところ。

綾乃は、スタッフのドレスコーディネーター・師岡拓真と付き合っている。しかし2人の気持は結婚に踏み切れない。どちらかと言えば、綾乃はキャリア志向のように思えるが、そこに拓真が気後れしているような。拓真 曰く、「幸せに出来るか自信が…」云々は、昔ながらの性差意識の囚われか。男らしさ女らしさ、という何が「らしさ」なのか曖昧な感情に縛られていることも描く。
公演説明は、同性婚を示唆しているようだが、もう少し広く「結婚」という男女意識を描いているかも知れない。上原は云う、結婚する相手とは壊れ(喧嘩し)ても、再生(仲直り)して乗り越えられるらしい。
さて、先の当日パンフの文章には続きがあり「演劇というある種『逃げられない世界』に憧れを抱いている」とある。同性婚の問題にもう少し踏み込んで と期待するのは、この強い気持に伸びしろを感じるし、次回公演も楽しみにしているからである。

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