沈黙の春 світло
コンドルズ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/04/07 (金) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#CHAiroiPLIN
#チャイロイプリン
#しょくたく
#ダンサーのための芝居
#柏木俊彦 #鳥越勇作
#小林らら(敬称略)
なんとも可愛らしく愛おしい。それなのに……それだから……大好きな人に久しぶりに会った時の嬉しさとその後に襲われる寂しさに似た、訳もなく涙が込み上げるような切なさを味わった。
観ながら、昨年、三鷹で再演された『あたま山』を思い出していた。ケチ兵衛を想う娘の悲哀が蘇った。
二組の皿と箸。そこに加わる小さめの皿と小さめの箸。子どもはみんな、親から箸の持ち方を教えてもらうに違いない。
成長していく子どもは、楽しい経験を重ねながら時を過ごしていく。やがて長い人生を歩んで、順番にその時を迎える。自分を大切にしてくれた人が逝き、自分を守ってくれていた人のいない寂しさや孤独をフワリと纏う。きっと役割を交代して、自分が新しい生命を守り育てて、その長い人生を豊かに生きるサポートをすることだろう。しているのだろう。
ただ、幾歳になろうとも親の子であり続ける。
みんなそれぞれの時間を持ち寄り交錯する食卓。優しさと愛情を山盛りによそって味わう食卓。
笑いとペーソスが散りばめられたま〜るい時間を堪能した。
それにしても、小林ららさんの体幹の強さ、バランスの良さに改めて驚かされた。そして美しかった。
沈黙の春 світло
コンドルズ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2023/04/07 (金) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日。
未見だったコンドルズ。
カッコ悪さがカッコいい。正直さがきっと自分らしさで、自分らしさはカッコ悪いのかもしれないけれど、それを受け止めて正直に生きるとカッコ良さに変換されることを目の当たりにした気分。
そして紛れもなく、カッコよく生きる方法は必ずあるのだと教えられて、それを探しながら生きようと思わせてもらえた。勇気を与えられた気がしている。
次回の埼玉公演は、妻の誕生日。連れていきたいな。
ナイゲン(にーらぼ版)
24/7lavo
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/04/08 (土) 14:00
価格3,800円
今年観劇の8本のお芝居の中で、1番!良かったです
演目選びはジャケ買いなところがあるので、大当たりというところでしょうか
劇場のキャパが100名で、土曜日ということで満員でした
何度も上演されている作品らしいですが、脚本シナリオが、恐ろしく練られてますね
ネットに大まかなあらすじが掲載されてますが、ほぼどうでもいいソースです
観られる年代で見方は変わりますが劇場に足を運んで頂かないと、真相は絶対見えません!
【追記】終演後、演者さんに声掛け出来るお時間があるので、シャイじゃない方は演者さんに一言掛けてお帰り頂くことも可能です
「キムンウタリOKINAWA1945」「OKINAWA1972」【4月6日(木)19時の回の公演中止】
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「OKINAWA1972」
素晴らしい脚本に唸った。
まさかの実録ヤクザもの。中島貞夫の『沖縄やくざ戦争』と松尾昭典の『沖縄10年戦争』を観ておいた方が楽しめる。笠原和夫の危な過ぎて映画化されなかった『沖縄進撃作戦』という脚本も御薦め。「これを製作したら俺が殺される」と東映の岡田茂社長がストップを掛けたガチ実録。この辺りの映画は、抗争を煽るとして当時沖縄では公開出来なかった。
伝説の空手家兇暴ヤクザ、新城喜史(よしふみ)、通称“ミンタミー”(目ん玉)。映画では千葉ちゃんが大友勝利まんまで演じた。とにかくヤマトンチュー(本土の人間)が大嫌い。「タックルせえ!タックルせえ!(叩き殺せ)」。
今作では甲津拓平氏が演ずる。
同じく伝説の空手家ヤクザ、又吉世喜(せいき)、通称“スター”(仇名のシターが訛ったものとされる)。未だに尊敬を集める男の中の男、リンチを受け生き埋めにされても自力で這い出して生き延びるなどのエピソードが多数、“不死身の男”と呼ばれた。Vシネでは小沢仁志が演っていた。
杉木隆幸氏が演ずる。
内部抗争の末、本土の山口組と手を組まざるを得なくなる上原勇吉。上原組は50〜60人、対する旭琉会は800人。勝負にならない戦いだが、延々と地獄の抗争を繰り広げた。映画では松方弘樹が踏ん張る。
演ずるは龍昇氏。
主人公的な立ち位置にいる語り部は日島稔。『海燕ジョーの奇跡』という小説、映画にもなった。演ずる五島三四郎氏は石森太二と町田町蔵をMIXしたような魅力。喋り口が朴訥で好感を持つ。上原組のヒットマンとして名を残した。
亀頭をペンチで捻り上げ切断されると云う、未だに誰の心にも残るトラウマリンチを受けた日島稔の弟分。演ずるは工藤孝生氏。やけに明るく能天気でこの地獄をエンジョイしてみせる。
この修羅地獄を生き延びてみせたのは富永清。演ずるは浅倉洋介氏。金城正雄の要素も混ぜているのかも。
エロい巨乳がいるな、と思ったら福井夏さん。流石に場をさらっていく。
佐藤栄作(塩野谷正幸氏)と若泉敬(里見和彦氏)が沖縄返還を巡り、ニクソン配下のハルペリン、キッシンジャーと極秘会談を続ける描写がサイドストーリー。
フィリピン人にレイプされて孕んだ子供を必死に育てた母親役、かんのひとみさん。彼女がある意味、今作の要。縫いぐるみの猫との遣り取りは美しい。読み書きが出来ない為、必死に勉強して字を覚えていく。
凄く好きなドラマ。こういう作品にこそ、神が宿る。
是非観に行って頂きたい。
ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
約2時間45分休憩15分含む。超面白かった。俳優がきびきび、伸び伸びと柔軟に交流し意味も思いも自然に立ち上がる。機知に富む長台詞もユーモアも夢見心地で堪能。緊張と弛緩も良い塩梅で、緻密な会話劇の鑑賞体験として最高。
理論に実践を伴わせること、言動に道徳的責任を負うこと、正しさ(正確性、正義)は絶対ではないこと…私もこの矛盾とジレンマを抱え続けなければ。抽象美術と具象の道具のバランス、人物をくっきり彩る上品な衣装も素晴らしい(美術・衣裳:山本貴愛)。暗転、転換も好みだった(演出:稲葉賀恵)。
「朱の鴉」+「月を殴れ」
ネコ脱出
新宿シアタートップス(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
人情味のある作品でしんみり心に刺さる作品でした。主役の女の子がやる気に満ちたポジティブシンキングな役の演技が上手く役者さんと噛み合っていて、とても素敵な役者さんでした。
班女
餓鬼の断食
The SITE(京都府)
2023/04/08 (土) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
満足度★★★
予約の客がまだ来てないから開演を伸ばしますというのは…結局来なかったし…時間どおりに来てる人に配慮はないの?最近なかっただけに、残念な開始
演目はかなり多くの劇団もやっているし、あまりにもランタイムが…コスパは悪い
前回までが良かったために、残念感が残った
「キムンウタリOKINAWA1945」「OKINAWA1972」【4月6日(木)19時の回の公演中止】
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/04/07 (金) 19:00
『OKINAWA1972』を観た。面白い。(3分押し)109分。
2016年に初演された作品を手直しして上演。初演も観ているのだが、初演とは違った面白さ、というか、初演より面白く感じた。沖縄返還前後の沖縄ヤクザのあれこれと返還に伴う「密約」という政治的側面を並行して描く。関連を示す、というのではなく、沖縄返還の2つの面を描いたという印象で、初演よりも整理されている感じを持った。妻役の伊東弘子の佇まいが印象に残る。
前日にもう1作の初日が役者の怪我で中止になり、本作の初日を迎えた。
紙は人に染まらない
藤一色
OFF OFFシアター(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
ゆみこ、千里を駆ける
あサルとピストル
小劇場 楽園(東京都)
2023/04/05 (水) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜
劇団6番シード
六行会ホール(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
しっかり編集した映像と生の舞台ではかなり違った感じになる作品かな。それぞれ面白いと思える。逆に定点映像はかなりな大画面でない限りちょっと残念な感じになるかな。
雰囲気が好きな作品。正直細かい整合性とかは考えるだけ野暮な気がする
Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜
劇団6番シード
六行会ホール(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
ヴォイツェク
せんすtheatre
AI・HALL(兵庫県)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/08 (土)公演終了
満足度★★★★
キレキレのダンスで始まる
ミュージカル的な要素を抱えながら、物語は進む
愛だけでは生きていけないし、かといって…世の中無情さを訴えていたような…
バランスが大切だけど、それもまた難しいこと
まだここは
劇団CLOUD9
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
特別な事でも何でもない何気ない日常が実は様々に入り組んだご縁のもとに成り立っているということを改めて感じたお芝居でした。
ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
最近では、暗号解読がらみの作品は、パラドックス定数の
『Nf3Nf6』以来。今回の作品は、昨年、リバイバル上演された
『M.バタフライ』とモチーフ的に相通じるものがある。また、
舞台作品ではないが、サイエンスがらみでは、タイトルが似ている
『コード・ブレーカー 生命科学革命と人類の未来』は、
ウォルター・アイザックソンによる、ゲノム編集技術クリスパー・キャス9の
開発に携わった科学者ジェニファー・ダウドナが主人公のノンフィクション。
辞書を引くと、"code"にはいろいろな意味があり、単に『暗号解読』
とはできないため、原題"BREAKING THE CODE"をそのまま邦題
『ブレイキング・ザ・コード』にしているのかもしれない。
アラン・チューリングはコード・ブレーカーとして描かれるわけだが、
"THE CODE"にメタファーとしてのコード破りの意味合いが
どれくらいの数込められているのかなども含め、観劇中でも観劇後でも
劇中に隠されたコード探しにトライしてみるのも一興。例えば、
"code"を"genetic code"ととれば、劇中に出てくるモミの実のかさの
螺旋の並びの数のパターンがフィボナッチ数になっている話も含め
生物の形態形成の話題や最後の場面にリンクするといった具合になる。
また、天井からつり下げられ規則的に並んだ直管蛍光灯(LED灯)は、
作動音も伴って適宜オン・オフすることで、第1世代(真空管式)
コンピューターの作動を連想させるだけでなく、電気信号が
脳内神経回路に流れることで生み出されるイメージが
寄木細工模様似のパネル等のセットを含む舞台上に次々と
投影されそれを観る者が目の当たりにしているという幻覚をも
抱かせる心憎い仕掛けとみることもできる(もちろん、
脳=コンピューターというたとえが必ずしもあっている
というわけではないが)。
ポーランドでマリアン・レイェフスキらが解読機ボンバを駆使して
軍の暗号解読機関ではじめてエニグマ暗号機の解読に成功したものの、
そのアップグレードに伴い予算と人手が不足をきたしてきたため、
連合国と協同で事に当たることになり、それまでに蓄積したエニグマの
解読技術などのデータがイギリスのGCCSに提供され、これをもとに
アラン・チューリングらのグループは、エニグマ・コードの解析を
行った経緯がある。
また、この作品で触れられていたか記憶が曖昧だが、
GCCSでは、他に、ローレンツ暗号を解読するための
電子式解読機『コロッサス』の開発なども行われていた
(エニグマ暗号では、機械式解読機『ボンベ』)。
情報機関絡み(これ見よがしに紙の空袋を二度も靴で踏みつぶす
ジョン・スミスはMI5か)なのもスパイ小説の本家のイギリスの
知識人階級好みな気がする。ただ、ドイツ軍が誇るエニグマ・コードを
いかにして解読したのか、スリリングで面白くなるはずの肝心な部分が
ほとんど拍子抜けの扱いで、これを知りたくて観に来た方は肩透かしを
食らう(これも、観客の予想期待を裏切るという意味では、コード破りの1つか)。
もっと知りたければ、例えば、ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
などを観てくれということなのかもしれない。
ところで、聴き違いなら大変申し訳ないが、確か、第一幕の
チューリングとノックスとの会話の場面での、チューリングのことば
「…物理学者が原子の分裂を発見したのと同じです。…」
での「原子」は「原子核」では?
ちなみに、いささか心もとないが、わたくしの記憶が確かならば、
『ブレイキング・ザ・コード』はセゾン劇場との提携で
劇団四季創立35周年記念公演の一環として地方公演も含め行われ、
再演もあったか。今回は新訳だが、翻訳は吉田美枝さん、
演出は浅利慶太さん、アラン・チューリング役は日下武史 さん、
パット(パトリシア)・グリーン役は五十嵐まゆみ(岡まゆみ)さん
だったような。翻訳、演出、主演は、上記の『M.バタフライ』
と同じ方々。
ナイゲン(にーらぼ版)
24/7lavo
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
3回目のナイゲンの観劇ですが、キャストが変わると観え方がこうも変わるのかと発見ができたので、次の公演も楽しみです。
舞台「性年バイバイ。」
ユーキース・エンタテインメント
オメガ東京(東京都)
2023/03/28 (火) ~ 2023/04/02 (日)公演終了
ナイゲン(にーらぼ版)
24/7lavo
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
お気に入りの劇場のミラクルでの二度目の観劇です。この作品は何回か拝見してますが面白いですよね。内容もだいたいわかってるのに、演出や役者の皆さんの演技で毎回新鮮に見ています。今回も3年生と委員長良かったです。違うバージョンも期待です
まだここは
劇団CLOUD9
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
満足度★★★
基本二人の会話劇
学校での友人 アルバイト先の先輩後輩 演者の男性と教師 自分自身の過去と未来 駅でたまたま会った二人 駅で偶然に会った先輩と後輩等々仕事帰りの疲れた😖💦頭にはこのシチュエーションは○○と理解する為に時間がかかるが、とても綺麗に時間が流れてゆく
今起こっていることは、人生の中で置かれている時間の一部でしかなく=まだここは 終着点ではないのだ
会話劇でテンポ良く進むが、何か物足りない
紙は人に染まらない
藤一色
OFF OFFシアター(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了